78 / 105
幸せな日々って、多分こういうこと
閑話 黒龍の血の杖は、龍族の長の証〜壊したくなるぐらい貴女が愛おしい〜 2
しおりを挟む
「クラウス。これ、戻してきてくれない?」
過去の偉人に通ずる湖の前で、レティシアが黒龍の血の杖を使ったのはそれからすぐのことだった。
杖を通して力を注げば、古の人物から知識を得られる湖。相当な力が必要なことと、龍自身の寿命が長く知識を蓄えられる時間があるからか、滅多に誰も使うことがない。そんな湖のほとりでレティシアが得たものは、やはりロイエンタール家のためのもの。
力を注ぎすぎたせいで、ふらつく体を壁にもたらせてレティシアがクラウスに渡したのは、黒龍の血の杖。
「かしこまりました」
そう言って受け取った杖が、今クラウスの手元にある。壊したくて、なくしたくて仕方なかったものが、手の中にある。その幸運をどう使おうか。クラウスの頭の中は、今すぐにでもそれを破壊したい衝動でいっぱいだった。
杖と共にこのまま逃げ出すこともできた。火を吐いて、燃やすこともできた。
だが、クラウスは杖が保管されていた部屋まで戻り、その床に杖を叩きつけた。わざとらしくなく杖を破壊するには一番良い方法だと思った。杖を壊してしまっても、わざとじゃなければ、今後もレティシアの側から離れる必要はないと、そんな打算が働いた。
「やっぱり、壊したかったのね」
クラウスの計画は上手くいくと、そう信じてやまなかった。レティシアの、その美しい声が後ろから聞こえてくるまでは。
「レティシア様……」
「そんなことじゃあ、その杖は壊れないわよ。どれだけ高いところから落としても、龍の姿で踏みつけても平気なんだもの」
「……」
「まただんまり? かわいくないわよ」
「……」
可愛くないと言われても、何を言えば良いかわからなかった。杖を破壊しようとしてることがバレた。それも、レティシア本人に。
「あなたのものになるって言ったのに、我慢できなかったの? 壊してしまいたくなるぐらい、それが欲しかった?」
「欲しくなど……ありません」
「あら? それじゃあ何で?」
何故かと聞かれれば、それはレティシアを長の立場から引き離したいからで。だけど杖を壊したからといってそれが実現するはずもなくて。気持ちの糸はクラウス自身もどう扱って良いかわからないぐらいに絡み合って、解くことはできない。
「……」
自分の中でこんがらがってしまったモノを、説明などできるわけもなく、レティシアの追求を前に、やはり黙り込んでしまう。
「困った子ね」
レティシアがため息と共にこぼした言葉は、クラウスのことを子供扱いしていて、そう言われても仕方ない現実と、言われたくない自尊心がまた新たに糸を絡ませる。
「黒龍の血の杖がなくなったとしても、私が長を辞めることはないわ。あれは、ただのおまけみたいなもので、それ自体に価値はないもの」
「……」
わかりきった事実を、もう一度レティシアの口から聞かせられた。クラウスのやったことは意味のないものだと、改めて突きつけられる。
「そんなに、長になりたかった?」
「違う!」
長になりたいわけではない。レティシアを長じゃなくさせたいだけだ。そのために、クラウス自身が長になれば良いと、そんな短絡的な考え。
「そう? 長の座はいいわよぉ。全ての龍たちが私の前で頭を下げる。私の指図で皆が動くわ……なんて。クラウスは、私に長を辞めさせたいのよね」
「気づいて?!」
「まぁね。これでも長生きしてるもの。黒龍を前に、盾になるのがイヤ? 魔獣の討伐に行くのがイヤ? それとも、私に指図されるのがイヤなのかしら?」
クラウスが床に叩きつけてもなお、傷一つつかなかった黒龍の血の杖を、結界の中に戻しながらレティシアがクラウスに問う。
その声は雪がやんだ後の空気の様に透き通って、その中に感じられる陽だまりの様に穏やかだった。
「貴女が、傷つくのが嫌なんです」
レティシアの声に導かれる様に、クラウスも自分の気持ちを素直に口にする。
「傷つかない……とは言えないわねぇ。そんな約束出来やしないし」
「……」
魔獣の討伐に行けば傷つくこともあるだろう。黒龍を前にすれば、傷つくだけでは済まない。
「仕方ないわね。長、辞めるわ」
「え?!」
クラウスが望んだはずの言葉だった。ただ、あまりに呆気なく告げられたその言葉に、耳を疑う。
杖を戻し終わったレティシアが、クラウスの方を振り返って続けた。
「もちろん、すぐには辞めないわよ。次回の選定で、私を倒してちょうだい。そして、貴方がこの杖の所有者になるの。それが条件」
レティシアを倒せば、レティシアの意思に関係なく長は辞めさせられるはずだ。条件などと言えば聞こえは良いが、レティシアはただ当たり前のことを口にしているだけ。
「それは……」
「ね。そうしたら、辞めてあげるわ」
「貴女を傷つけたくはないのですが」
「あら。それなら、いつまで経っても私が長を辞めることはないわね。クラウス以外の誰かに倒されるか、黒龍にやられるんだわ」
「そんなことは!」
「私が引導を渡しても良いと思ったのはクラウスだけよ。でもね、私、自分よりも強い相手に会いたいの。それまでは辞められない」
レティシアの紅い唇から告げられる言葉はクラウスの耳から入って、その頭を、心を揺さぶる。
もう何十年もの間、龍族の中で最も強い地位を維持し続けたレティシアよりも強くなること。それはクラウスだけじゃなく、多くの龍達の目標で。それを求められているのならば、応えないわけにはいかない。
「わかりました。必ず、その杖の所有者になってみせます」
レティシアが望むままに、言葉を紡ぎ出すクラウスは、どこか操られているようにも見えて、それでもそれはきっとクラウスにとって幸せなことで。
「約束ね。楽しみにしてるわ。その時は、人間相手の恋もやめて、龍族の中で相応しい相手を見つけられそう」
レティシアの言葉は、クラウスが以前放ったもの。レティシアに勝てもしないくせに何を言っているんだと、羞恥心が全身を襲う。
「申し訳ありませんでした」
「んふふ。それまでは、私が傷つけられないように、側にいてくれるんでしょう?」
クラウスが聞いたこともないようなレティシアの甘い声が、見たこともないような魅惑的な視線が、クラウスの気持ちを絡めとっていく。
「お側に、います。いつ、いかなる時も、貴女の側に」
「貴方が、杖を手に入れるまで」
杖を手に入れるまでだなんて冗談じゃない。その後は、側に仕えるのではなくて、隣に寄り添って。
「その後は!」
離れたくなんか、離されたくなんかない。そんな思いが、レティシアの白くて細い腕を掴んだ。
「その後も、側にいて良いですか」
「ふふ。それはその時にならないとわからないわね」
(この方は、どれだけ俺を惑わせれば気が済むんだ)
「側にいることを、認めていただきますから」
「待ってるわ。クラウスのこと」
いつか、レティシアのことさえも圧倒して、黒龍の血の杖を手に、大勢の龍の前に立つ。
その日は多分、遠くない未来で。そうなってもなお、レティシアに頭が上がることはないだろう。
憧れ続けたその人は、きっといつまでも美しく居続ける。
そんなレティシアの横に並ぶことができれば。
「クラウス。今年も魔獣の討伐の時期が来たみたい。行くわよ」
だが、今はただ、その若草色の翼をはためかせ、先頭を飛んでいく姿を追いかける。
目眩を起こしそうなぐらい眩しい未来図が、実現する日を待ち望みながら。
過去の偉人に通ずる湖の前で、レティシアが黒龍の血の杖を使ったのはそれからすぐのことだった。
杖を通して力を注げば、古の人物から知識を得られる湖。相当な力が必要なことと、龍自身の寿命が長く知識を蓄えられる時間があるからか、滅多に誰も使うことがない。そんな湖のほとりでレティシアが得たものは、やはりロイエンタール家のためのもの。
力を注ぎすぎたせいで、ふらつく体を壁にもたらせてレティシアがクラウスに渡したのは、黒龍の血の杖。
「かしこまりました」
そう言って受け取った杖が、今クラウスの手元にある。壊したくて、なくしたくて仕方なかったものが、手の中にある。その幸運をどう使おうか。クラウスの頭の中は、今すぐにでもそれを破壊したい衝動でいっぱいだった。
杖と共にこのまま逃げ出すこともできた。火を吐いて、燃やすこともできた。
だが、クラウスは杖が保管されていた部屋まで戻り、その床に杖を叩きつけた。わざとらしくなく杖を破壊するには一番良い方法だと思った。杖を壊してしまっても、わざとじゃなければ、今後もレティシアの側から離れる必要はないと、そんな打算が働いた。
「やっぱり、壊したかったのね」
クラウスの計画は上手くいくと、そう信じてやまなかった。レティシアの、その美しい声が後ろから聞こえてくるまでは。
「レティシア様……」
「そんなことじゃあ、その杖は壊れないわよ。どれだけ高いところから落としても、龍の姿で踏みつけても平気なんだもの」
「……」
「まただんまり? かわいくないわよ」
「……」
可愛くないと言われても、何を言えば良いかわからなかった。杖を破壊しようとしてることがバレた。それも、レティシア本人に。
「あなたのものになるって言ったのに、我慢できなかったの? 壊してしまいたくなるぐらい、それが欲しかった?」
「欲しくなど……ありません」
「あら? それじゃあ何で?」
何故かと聞かれれば、それはレティシアを長の立場から引き離したいからで。だけど杖を壊したからといってそれが実現するはずもなくて。気持ちの糸はクラウス自身もどう扱って良いかわからないぐらいに絡み合って、解くことはできない。
「……」
自分の中でこんがらがってしまったモノを、説明などできるわけもなく、レティシアの追求を前に、やはり黙り込んでしまう。
「困った子ね」
レティシアがため息と共にこぼした言葉は、クラウスのことを子供扱いしていて、そう言われても仕方ない現実と、言われたくない自尊心がまた新たに糸を絡ませる。
「黒龍の血の杖がなくなったとしても、私が長を辞めることはないわ。あれは、ただのおまけみたいなもので、それ自体に価値はないもの」
「……」
わかりきった事実を、もう一度レティシアの口から聞かせられた。クラウスのやったことは意味のないものだと、改めて突きつけられる。
「そんなに、長になりたかった?」
「違う!」
長になりたいわけではない。レティシアを長じゃなくさせたいだけだ。そのために、クラウス自身が長になれば良いと、そんな短絡的な考え。
「そう? 長の座はいいわよぉ。全ての龍たちが私の前で頭を下げる。私の指図で皆が動くわ……なんて。クラウスは、私に長を辞めさせたいのよね」
「気づいて?!」
「まぁね。これでも長生きしてるもの。黒龍を前に、盾になるのがイヤ? 魔獣の討伐に行くのがイヤ? それとも、私に指図されるのがイヤなのかしら?」
クラウスが床に叩きつけてもなお、傷一つつかなかった黒龍の血の杖を、結界の中に戻しながらレティシアがクラウスに問う。
その声は雪がやんだ後の空気の様に透き通って、その中に感じられる陽だまりの様に穏やかだった。
「貴女が、傷つくのが嫌なんです」
レティシアの声に導かれる様に、クラウスも自分の気持ちを素直に口にする。
「傷つかない……とは言えないわねぇ。そんな約束出来やしないし」
「……」
魔獣の討伐に行けば傷つくこともあるだろう。黒龍を前にすれば、傷つくだけでは済まない。
「仕方ないわね。長、辞めるわ」
「え?!」
クラウスが望んだはずの言葉だった。ただ、あまりに呆気なく告げられたその言葉に、耳を疑う。
杖を戻し終わったレティシアが、クラウスの方を振り返って続けた。
「もちろん、すぐには辞めないわよ。次回の選定で、私を倒してちょうだい。そして、貴方がこの杖の所有者になるの。それが条件」
レティシアを倒せば、レティシアの意思に関係なく長は辞めさせられるはずだ。条件などと言えば聞こえは良いが、レティシアはただ当たり前のことを口にしているだけ。
「それは……」
「ね。そうしたら、辞めてあげるわ」
「貴女を傷つけたくはないのですが」
「あら。それなら、いつまで経っても私が長を辞めることはないわね。クラウス以外の誰かに倒されるか、黒龍にやられるんだわ」
「そんなことは!」
「私が引導を渡しても良いと思ったのはクラウスだけよ。でもね、私、自分よりも強い相手に会いたいの。それまでは辞められない」
レティシアの紅い唇から告げられる言葉はクラウスの耳から入って、その頭を、心を揺さぶる。
もう何十年もの間、龍族の中で最も強い地位を維持し続けたレティシアよりも強くなること。それはクラウスだけじゃなく、多くの龍達の目標で。それを求められているのならば、応えないわけにはいかない。
「わかりました。必ず、その杖の所有者になってみせます」
レティシアが望むままに、言葉を紡ぎ出すクラウスは、どこか操られているようにも見えて、それでもそれはきっとクラウスにとって幸せなことで。
「約束ね。楽しみにしてるわ。その時は、人間相手の恋もやめて、龍族の中で相応しい相手を見つけられそう」
レティシアの言葉は、クラウスが以前放ったもの。レティシアに勝てもしないくせに何を言っているんだと、羞恥心が全身を襲う。
「申し訳ありませんでした」
「んふふ。それまでは、私が傷つけられないように、側にいてくれるんでしょう?」
クラウスが聞いたこともないようなレティシアの甘い声が、見たこともないような魅惑的な視線が、クラウスの気持ちを絡めとっていく。
「お側に、います。いつ、いかなる時も、貴女の側に」
「貴方が、杖を手に入れるまで」
杖を手に入れるまでだなんて冗談じゃない。その後は、側に仕えるのではなくて、隣に寄り添って。
「その後は!」
離れたくなんか、離されたくなんかない。そんな思いが、レティシアの白くて細い腕を掴んだ。
「その後も、側にいて良いですか」
「ふふ。それはその時にならないとわからないわね」
(この方は、どれだけ俺を惑わせれば気が済むんだ)
「側にいることを、認めていただきますから」
「待ってるわ。クラウスのこと」
いつか、レティシアのことさえも圧倒して、黒龍の血の杖を手に、大勢の龍の前に立つ。
その日は多分、遠くない未来で。そうなってもなお、レティシアに頭が上がることはないだろう。
憧れ続けたその人は、きっといつまでも美しく居続ける。
そんなレティシアの横に並ぶことができれば。
「クラウス。今年も魔獣の討伐の時期が来たみたい。行くわよ」
だが、今はただ、その若草色の翼をはためかせ、先頭を飛んでいく姿を追いかける。
目眩を起こしそうなぐらい眩しい未来図が、実現する日を待ち望みながら。
22
あなたにおすすめの小説
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
婚約破棄で追放されて、幸せな日々を過ごす。……え? 私が世界に一人しか居ない水の聖女? あ、今更泣きつかれても、知りませんけど?
向原 行人
ファンタジー
第三王子が趣味で行っている冒険のパーティに所属するマッパー兼食事係の私、アニエスは突然パーティを追放されてしまった。
というのも、新しい食事係の少女をスカウトしたそうで、水魔法しか使えない私とは違い、複数の魔法が使えるのだとか。
私も、好きでもない王子から勝手に婚約者呼ばわりされていたし、追放されたのはありがたいかも。
だけど私が唯一使える水魔法が、実は「飲むと数時間の間、能力を倍増する」効果が得られる神水だったらしく、その効果を失った王子のパーティは、一気に転落していく。
戻ってきて欲しいって言われても、既にモフモフ妖狐や、新しい仲間たちと幸せな日々を過ごしてますから。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
婚約破棄され森に捨てられました。探さないで下さい。
拓海のり
ファンタジー
属性魔法が使えず、役に立たない『自然魔法』だとバカにされていたステラは、婚約者の王太子から婚約破棄された。そして身に覚えのない罪で断罪され、修道院に行く途中で襲われる。他サイトにも投稿しています。
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
【完結】婚約者と仕事を失いましたが、すべて隣国でバージョンアップするようです。
鋼雅 暁
ファンタジー
聖女として働いていたアリサ。ある日突然、王子から婚約破棄を告げられる。
さらに、偽聖女と決めつけられる始末。
しかし、これ幸いと王都を出たアリサは辺境の地でのんびり暮らすことに。しかしアリサは自覚のない「魔力の塊」であったらしく、それに気付かずアリサを放り出した王国は傾き、アリサの魔力に気付いた隣国は皇太子を派遣し……捨てる国あれば拾う国あり!?
他サイトにも重複掲載中です。
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる