【完結!】冤罪かけられて、流刑になったから流刑先の都市を最高にしたいと思います

2キセイセ

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第二章 魔術事変

原因

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「了解!」

そして、皆は別々の方向に向かった。

俺はというと……

「楽遊団の方も、騎士団に入りませんか?」

「いえ、私達は遠慮しておきます、人々に笑顔になってもらうのが私達の仕事、魔物討伐はその延長ですよ」

「そうですか……」

まあ、そりゃそうか。

そして、1時間が経ち……

「グレイさん!もうみんなで全部探し終わったよ!」

「早すぎないか!?」

アイの報告によると、魔物の集落は………無かったらしい。

「はい、本当にありませんでした」

「う~ん……じゃあなんだったんだろうな……」

俺は考える。

「魔物の集落がないとすると……一体何が魔物の大量発生の原因なんだ?」

俺はさらに考え込む。そして、ある結論にたどり着いた。

「まさか…地下にあるのか?魔物の拠点が!」

「えっ!?」

「よし、探すぞ!リリア、一緒に来てくれないか?」

「すみません…もうすぐサーカスの準備があるので…」

「わかった!じゃあ俺たちが探しておくよ!」

こうして、俺とアイで洞窟を探すことになった。

「さあ!行きましょう!市民の皆さんを守るために!!」

「いつもと違って乗り気だな、アイ」

こうして俺らは洞窟を探し始めた。


ーーーーーー


おっ…この洞窟か?いかにも怪しいぞ……

「どうしたんですか?グレイさん?」

「いや、なんでもないよ」

俺は誤魔化す。そして奥深くに入った。

すると、そこには……大量の魔物がいた。

「うわぁ!魔物がいっぱいいる!」

「これはまずいですね、発生原因でしょうか?」

「多分そうだな………」

俺達は戦う準備をする。

「じゃあ、戦闘開始です!」

………魔物は洞窟の奥にいたのに…なぜ地上に来た?集落の拡大なら…洞窟の中をもっと広げるはず…

「アイ!一旦下がって!!」

「はいっ!」

よし、俺なりの考えをまとめよう。

「とりあえず、今の状況を整理しましょう」

「はい!この集落に魔物が沢山いて、マッタンに来てます!」

「ああ…だが、別の原因かもな…」

「どういうことですか?」

「例えば……どこかの誰かが、魔物の発生装置のようなものを作ったとか……」

「そんなことが……できるんでしょか?」

「無理だな……考えにくい、魔物が身を隠しながらたくさんいる場所…洞窟もあるが…それならさっき見つけているはずだ………まさかっ!」

そして俺は、一つの仮説を立てた。

「疑いたくはないが…もし魔術で魔物を収納できたら…どうなる?」

「あっ……確かに……でもそんな魔法使える人いますかね……」

「疑いたくないが…いる…一人だけ」

「!?」

「リリアが唯一、大量発生の筋が通る」

「そっそんな!だってあの人は市民に笑顔を届けるために……!」

「俺も信じたい、だが、状況的に見ても、疑わないわけにはいかない」

「くぅ……!じゃあ、その証拠を見つければいいんですよね!」

「ああ、そういうことだ」

「わかりました!」

「まあ…とりあえず、あの集落からやるか!」
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