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ずっとそばにいる
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頭に、ポンッと手がのった。いつもそうやってくれるお父さんの手とは違う。叔母さんの手は、細くて色白で、やわらかかった。
「いなくなったんじゃない」
叔母さんは続ける。
「ゆいにも、叔母さんにも、おばあちゃんたちみんなにも、『見えなくなった』だけだよ。見えなくなっただけで、そばにはいつもいるよ」
「……なら、いなくなってはいないの?」
ほほえみながら、首を縦に振る叔母さん。そういえば、同じことをマシューも言ってたっけ。
「そう。ゆいのそばにいるんだよ」
「……ずっと?」
「ずっと」
ずっと、あたしのそばにいてくれるお父さんとお母さん。
夢で聞こえた、お父さんとお母さんの言葉と同じ。ずっとそばにいる。確かにそう言ってくれていた。
すると、マシューがふれたか、夢での感覚を思い出したか、肩のあたりがじわりとあたたかくなった。
「ゆい」
叔母さんはスッと立ちあがると、さらにあたしに近づいた。そのまま、あたしのすぐ手前まできて……。
あったかかった。気持ちよかった。そのままここで眠れるんじゃないかってくらいに。
両側から回された腕が、あたしの背中までしっかりと抱きとめてくれる。あたしがマシューを抱きしめるように、お母さんがあたしを抱きしめるように、叔母さんはあたしのことを、ぎゅっと包みこんでくれた。
「お父さんとお母さんが見えなくなった代わりに、私がゆいのそばにいる」
耳のそばで、はっきりと聞こえた。耳に入って心地よかった。
「叔母さん……」
「お父さんとお母さんの代わりになるかわからないけど、叔母さん、ゆいのこと大好きだから……」
そっと両肩に手をおいて、あたしの目をしっかり見つめてくれる。
「お父さんお母さんともいっしょに、叔母さんの家で一緒に暮らそう?」
「おじさん……私の旦那さんもそう言ってくれてるよ」
お父さんとお母さんもいっしょに。
「いなくなったんじゃない」
叔母さんは続ける。
「ゆいにも、叔母さんにも、おばあちゃんたちみんなにも、『見えなくなった』だけだよ。見えなくなっただけで、そばにはいつもいるよ」
「……なら、いなくなってはいないの?」
ほほえみながら、首を縦に振る叔母さん。そういえば、同じことをマシューも言ってたっけ。
「そう。ゆいのそばにいるんだよ」
「……ずっと?」
「ずっと」
ずっと、あたしのそばにいてくれるお父さんとお母さん。
夢で聞こえた、お父さんとお母さんの言葉と同じ。ずっとそばにいる。確かにそう言ってくれていた。
すると、マシューがふれたか、夢での感覚を思い出したか、肩のあたりがじわりとあたたかくなった。
「ゆい」
叔母さんはスッと立ちあがると、さらにあたしに近づいた。そのまま、あたしのすぐ手前まできて……。
あったかかった。気持ちよかった。そのままここで眠れるんじゃないかってくらいに。
両側から回された腕が、あたしの背中までしっかりと抱きとめてくれる。あたしがマシューを抱きしめるように、お母さんがあたしを抱きしめるように、叔母さんはあたしのことを、ぎゅっと包みこんでくれた。
「お父さんとお母さんが見えなくなった代わりに、私がゆいのそばにいる」
耳のそばで、はっきりと聞こえた。耳に入って心地よかった。
「叔母さん……」
「お父さんとお母さんの代わりになるかわからないけど、叔母さん、ゆいのこと大好きだから……」
そっと両肩に手をおいて、あたしの目をしっかり見つめてくれる。
「お父さんお母さんともいっしょに、叔母さんの家で一緒に暮らそう?」
「おじさん……私の旦那さんもそう言ってくれてるよ」
お父さんとお母さんもいっしょに。
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