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繋がる体と心の真実の話

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「……あぁ……アス……」

アスの指が俺の中をかき混ぜていく……。

「男に抱かれてきたばかりか?こんなに固くして……」

敏感になった箇所を、擦られ揉まれ、激しい快感が体を、頭を支配していく。
爺さんに散々付き合わされ体力も限界だった筈なのに……。

「あぁんっ!!あっ、あっ、やぁっ!!」

「これなら直ぐに挿れても大丈夫そうだな」

アスが自身のモノを取り出すと俺の穴へ宛がった。
ゴクリと喉が鳴り心臓の鼓動が早まる。
ゆっくりと浸入してくるモノに心はざわめく。

「あ、あ、あ、はっ……はぁ……ん」

「この短期間で随分と経験を積んだようだな……俺でも溺れてしまいそうだ……」

余裕の無い紫色の瞳がゆらゆら揺らいでいる。
綺麗な色……その瞳を見つめていると心が熱く焼きつく様に……燃え上がった。

「アス……好き……ん……んぁ……はん……ん」

ねだる様にキスをすると口の中も丁寧に愛撫をしてくれる。

「全く……こんなに好きだ、好きだと甘えてきていたのに……逃げられるとは思わなかったぞ」

俺の中をアスのモノで抜き差しされて俺のモノも先から透明な液が垂れ始める。

「ん?早いな……あまり出させて貰えなかったのか?」

アスの手が俺のモノを握りこんだ。

「やっ!!触っちゃ駄目!!あっ、や、達っちゃう……から!!……まだ嫌……アスと一緒にもっと……!!」

アスは全く……と、ため息をつくと大きく腰を動かした。
長いストロークで俺の中を刺激をしてくる。
奥を突かれてビリビリとした刺激が脳まで伝達して体を仰け反らさせた。

「あはっ……アスのが……奥まで入ってる。俺の中アスのでいっぱい……あ……あぁっ!!」

奥を何度も激しく突かれて、その度に高い甘い声が漏れてしまう。

「気持ちいぃ……気持ちいいよぉ……アス……大好き……あっ、あぁあぁぁっっっ!!」

突かれながら、揺らされながら射精した俺はみっともなく周囲に精液を飛び散らした。

「で……出ちゃった……アスと……もっと感じてたかったのに……」 

涙をアスの舌が舐めとって行く。

「そんなに煽るな……可愛いヤマト。他の奴等に抱かれてレベルが上がったかと思うと面白くないが……ヤマト?お前の心は誰のものだ?」

「アスの……アスのもの!!アスだけだから……こんな心が悦ぶの」

「お前は俺が喚んだ俺の嫁なのだから、お前が俺に惹かれる事はお前の力で抗えるものではない」

そういったアスの顔は……寂しそうにも苦しそうにも見える。

アスが俺を喚んだってどういう事?
どうして俺を……。

ガクガクと激しく揺さぶられて、もう何度も達ってるのに俺のモノはまた緩く勃ちあがる。

「こっちのレベルも上がってるみたいだな」

クスリと笑われて、カッと顔が熱くなる。

「望み通り、俺が達くまで何度でもお前を愛そう……」

重い、熱い刺激を体の奥に何度も受けながら前を手で刺激される。

「はっ、はっ、はっ、あはあぁぁぁ……!!」

俺のモノがビクビクと震えながら精を吐き出した時、俺の中にもじんわりと暖かいものが広がっていった。
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