最凶のダンジョンで宿屋経営

藤雪たすく

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お仕置きが気になる話

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朝食は取らずに城へ行くというアスを見送り……家でのんびり籠ってようと思ったけどヒュウガ心配してるよね……朝食を取ろうと冷蔵庫を開けかけた手を止めた。

今まで周りの人の心配なんてしない、他人とは関わらないようにしようって思ってたけど……あそこまで真っ直ぐに気持ちを向けられると、無碍にも出来ない。

溜め息を吐きながら面を着けて旅館に向かった。

タブレット情報ではリンフィはまだ旅館にいる。リンフィとは会いたくないなぁ……。


気配を探りながら、旅館の入り口からこっそり中を覗いてみる。

「お兄様っ!!」

「ひっ!!」

いきなりリンフィに捕まってしまった。

「お兄様……昨日はごめんなさい。お兄様……僕、お兄様にどこまでもついて行きます!!」

いや……ついてこないで?
お兄さんからお兄様に変化してる……。

「僕……あんなの初めてでした……お兄様ぁ……また僕の全てを奪ってください」

トロンとした目で見つめられ体を擦り寄せられリンフィの手がズボンの中に入ってくる……昨日あれだけぐったりしていたのに復活早いな。

美少女改め美少年は、か弱そうに見えてけっこう力が強く、その手を止める事が出来ない。

「にゃわっ!?」

触手がリンフィの体に巻き付いて情けない声と共にリンフィの体が床に転がった。
良かった。
触手も元気になったみたいだな。
……でも、アスに付いていかなくていいのかな?

「は~な~せ~!!お兄様ぁ!!」

もがけばもがく程、触手が絡まり……中味はアレだけど見た目は美少年なその姿の卑猥さに俺は思わず顔を隠した。

「おい……エルフ……また足りなかったみてぇだな?」

ヒュウガの声がした。

「ひっ!!」

顔を上げると真っ青な顔してリンフィが縮こまっている。

「僕は入れるのは好きだけど……あんなのは嫌い……」

……ヒュウガ……お仕置きって何をしたの?


リンフィはヒュウガに怯えながら宿泊代として200G招き猫へ入れてくれた。

「そんなに!?一人なのに?」

「お兄様の体の代金としては安すぎるくらいですよぉ……」

俺の体を指でついてくる。
やっぱりそう言うの込みなんだ……。

「ご宿泊いただき有難うございました!!」

ヒュウガに体を押されリンフィは慌てて出て行きながら振り向いて小さな袋を投げてきた。

「迷惑かけたお詫びと、気持ちよくさせてくれたお礼でぇす。大事に育ててね」

ウィンクをして明るく去っていった。
ヒュウガに怯えながらもリンフィはなかなか強い。


袋の中には何かの植物の種が入っていた。
???

鑑定してみると『エルフに貰った不思議な種』と書かれていた。
そんな事は鑑定するまでもなくわかっているのだが?
……ロクなものではなさそうだけど植物を育てるのも楽しそうだな……現実逃避には実に良さそうだ。


ヒュウガと朝食を食べた後、外に出て見ると旅館の脇にレンガで囲まれた小さな畑が出来ていたので種を埋めてみる事にした。

もし変な植物が育っても、俺の家の側じゃないからまぁ良いだろう。
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