195 / 250
5章 エルフの森
とうとう来ちゃったかー
しおりを挟む
「この後入水させればよいのだったかな?」
「やめてくださいしんでしまいます」
パールに簀巻にされ、ひょいと担がれた。
簀巻の状態というのは、見た目ではわからないが、全体をもぞもぞさせる以外に身動きがとれない。
冗談で水に放り込まれたら確実に窒息してしまうだろう。
パールの知識が俺の記憶であるのならば、正しく理解していればガチで危険であることを知っていると思うが、もし白塗りのお馬鹿な殿様が出てくるコメディ番組とかからだけ得た知識だとしたら、軽い気持ちでドボンとされる可能性もある。
ちょっと本気で抜け出さないとヤバイかもしれない。
「おっと、これだけではご主人様は簡単に脱出してしまいそうだな」
「ギッチギチに縛っといて、脱出なんかできんわ!」
「そう言って奇想天外な方法で逃げ出すのがご主人様という人なのだろ? ふむ、縦にも縛っておくか」
「いだだだだ、エビ反りになってる! そんあに背中曲がらないから!」
まるで新聞紙や雑誌まとめるかのごとく、縄を横だけでなく縦にも巻いき、エビ反り状態で車輪状に結ばれてしまった。
ヤベえコレ逃げられねぇ……。
外の様子も全くわからなくなってしまったので、どこに持って行かれているのかもわからない。
キーボード操作を必要とするチートツールはこの状態では使う事が出来ないし、全力で力んでみてもビクともしない。
思わぬチートツールの弱点に焦りつつも、何とか脱出する方法は無いかと考える。
ドラゴンパワーで縛られているとはいえ、所詮は藁等に材質で出来ているのだから、アイテムボックスから剣でも取り出せば、拘束はひとまず解けるかと思い、手頃な剣をアイテムボックスから取り出す。
「いてぇ!?」
刃物というものは押すか引くかしなければ早々切れない。
それにギッチギチに締められている間に剣など出したら自分が痛いに決まっていた。
実際に切れたりはしていないが剣がザックリと自分にめり込んだダメージが半端なく痛い。
慌ててアイテムボックスに収納した。
適当な剣だったからこの程度で済んだが、もしツムガリ出していたらヤバかったかもしれない……。
ツムガリは片刃なので、うまく刃が外向ききなれば良いが、万が一ということもある。 ちょっと怖くて使えない。
鎧を取り出して体積を増やすとか……。
ダメだ、自分を中心に装備状態になるように取り出せたとしても、簀巻の外側に鎧が装備されて益々脱出困難になってしまいそうだ。
対人用のポーション類もドラゴンであるパールには効かないだろう。
何だこれ、ボスモンスター何かよりも身内に簀巻にされる方がよっぽどピンチな状態になってるじゃないか……。
「背に腹は変えられないか……」
「ん? ご主人様よ、何か言ったか?」
「木っ端微塵隠れ、パート2!」
「うおっ!?」
自分を中心にむしろを吹き飛ばし、俺自身も爆風に巻き込まれ投げ出され、何度かバウンドして転がった。
むしろを吹き飛ばす為と、逃走の為につい先程逃走に使用した物と、純粋な爆弾あわせてアイテムボックスから取り出して起爆する。
剣よりもよっぽどダメージがでかいのだが、剣と違って痛いのは一瞬で済むし、時間をかければパールは魔法で防いでしまいそうなのでこの方法を選んでみた。
それにドラゴンであるパールなら至近距離で爆発が起こっても対したダメージにはならないだろうしな。
もっとスマートな脱出方法がイロイロあったかもしれないが、もたもたしていられなかったので仕方がない。
「げふっ!」
俺は吹き飛んで転がった先にあった、程よい太さの木に激突して止まった。
なんか覚悟を決めたデカイダメージより、こういう不意で地味なダメージの方が痛いような気がするのはなぜだろう……。
「HPを上げていなかったら即死だった……」
爆風と音にやられて若干耳も聴こえが悪いが、なんとか無事(?)簀巻から脱出できた。
周囲を見回すと、今まで居た街並ではなく、何やら広い洞穴チックな場所になっていて、ほのかに緑色に光る泉が見えた。
危なかった、本当に水に放り込まれるところだったようだ。
パールにはフィクションというものを懇切丁寧に教えてやる必要がありそうだ。
「っと、いかんパールはどこだ?」
また簀巻にされるのは勘弁してほしいので、パールの姿を探すと、少し離れた位置で、ボロ雑巾のようになったパールがうずくまっていた。
耳から血も出ているし、腕とか変な方に曲がっている。
や、ヤベえやり過ぎたか!?
「く、いきなり攻撃をされるとは……。 完璧な変装だと思ったのだが、よもや見破られるとはな!」
慌ててチートツールでHPの回復をしてやろうと思ったが、パールの様子が何かおかしい。
よくよく考えれば、パールが着ているメイド服は、俺が渡した課金で手に入れるアバター装備であり、耐久値が存在しない為に破壊不能となった服なのである。
まあ限界を試していないので本当に破壊不能であるのかは不明であるが、ドラゴンのパワーにも耐えているので、爆風程度でボロボロになってしまうという事は無い。
それに文字通りに桁違いのHPをもつパールが、俺が死なない程度の爆風で深刻そうなダメージを受けていると言うのもおかしい。
俺は久しぶりに解析ツールを起動して、ボロ雑巾パールを解析する。
最近使っていなかったのは、飽きてきたから……ではなく、女神であるリーラ様に俺をこの世界に呼んだのが、邪神ではないかというので、この怪しさ満点のスキルを使い続けると何かあるのでは?と疑っのだ。
疑い出すと、スキルの仕様で酷い目にあっていること全てが邪神のせいに思えて、なんとなくではあるが極力使わないようにしていたのだ。
チートツールの方は散々使っているので、気分の問題でしかないのだが……。
「まあ、この状態で使わないって選択肢はないか」
解析ツールを起動してターゲットウインドウをボロ雑巾パール向ける。
------------------------------------------------------------
名前:万面のカーミラ
種族:シェイプシフター
年齢:28歳
レベル:102
HP:21/4360
MP:4688/8947
スタミナ:825/3201
筋力:1287
敏捷:1784
知力:2652
器用:1198
体力:1574
魔力:3271
頑健:1583
精神:3157
物理攻撃力:965
魔法攻撃力:3176
物理防御力:860
魔法防御力:2772
称号:邪神の使徒 万の姿を持つもの 狡猾 ダンジョンマスター 献身
スキル
パッシブ:共通語
:魔法障壁 LV2
:物理障壁 LV1
:HP自動回復 LV1
:MP自動回復 LV1
:聞き耳 LV4
:気配遮断 LV3
:読心 LV4
アクティブ:シェイプチェンジ LV 10
上級魔法 LV3
中級魔法 LV6
初級魔法 LV10
各種コード
・
・
・
------------------------------------------------------------
うわーエルフの国に着いてまだ1日経ってないのに、ココで邪神の関係者が来ちゃったかー……。
神の使徒なドラゴンと比べれば、大分弱い印象だが、パールそっくりに化けていたあたり、直接的な戦闘を行う要員ではないということなのだろう。
簀巻にして池に放り込むという、地味ではあるが俺をいきなり殺しに来たってことは、やっぱり敵ってことだよな。
既に死にかけてるケド……。
「やめてくださいしんでしまいます」
パールに簀巻にされ、ひょいと担がれた。
簀巻の状態というのは、見た目ではわからないが、全体をもぞもぞさせる以外に身動きがとれない。
冗談で水に放り込まれたら確実に窒息してしまうだろう。
パールの知識が俺の記憶であるのならば、正しく理解していればガチで危険であることを知っていると思うが、もし白塗りのお馬鹿な殿様が出てくるコメディ番組とかからだけ得た知識だとしたら、軽い気持ちでドボンとされる可能性もある。
ちょっと本気で抜け出さないとヤバイかもしれない。
「おっと、これだけではご主人様は簡単に脱出してしまいそうだな」
「ギッチギチに縛っといて、脱出なんかできんわ!」
「そう言って奇想天外な方法で逃げ出すのがご主人様という人なのだろ? ふむ、縦にも縛っておくか」
「いだだだだ、エビ反りになってる! そんあに背中曲がらないから!」
まるで新聞紙や雑誌まとめるかのごとく、縄を横だけでなく縦にも巻いき、エビ反り状態で車輪状に結ばれてしまった。
ヤベえコレ逃げられねぇ……。
外の様子も全くわからなくなってしまったので、どこに持って行かれているのかもわからない。
キーボード操作を必要とするチートツールはこの状態では使う事が出来ないし、全力で力んでみてもビクともしない。
思わぬチートツールの弱点に焦りつつも、何とか脱出する方法は無いかと考える。
ドラゴンパワーで縛られているとはいえ、所詮は藁等に材質で出来ているのだから、アイテムボックスから剣でも取り出せば、拘束はひとまず解けるかと思い、手頃な剣をアイテムボックスから取り出す。
「いてぇ!?」
刃物というものは押すか引くかしなければ早々切れない。
それにギッチギチに締められている間に剣など出したら自分が痛いに決まっていた。
実際に切れたりはしていないが剣がザックリと自分にめり込んだダメージが半端なく痛い。
慌ててアイテムボックスに収納した。
適当な剣だったからこの程度で済んだが、もしツムガリ出していたらヤバかったかもしれない……。
ツムガリは片刃なので、うまく刃が外向ききなれば良いが、万が一ということもある。 ちょっと怖くて使えない。
鎧を取り出して体積を増やすとか……。
ダメだ、自分を中心に装備状態になるように取り出せたとしても、簀巻の外側に鎧が装備されて益々脱出困難になってしまいそうだ。
対人用のポーション類もドラゴンであるパールには効かないだろう。
何だこれ、ボスモンスター何かよりも身内に簀巻にされる方がよっぽどピンチな状態になってるじゃないか……。
「背に腹は変えられないか……」
「ん? ご主人様よ、何か言ったか?」
「木っ端微塵隠れ、パート2!」
「うおっ!?」
自分を中心にむしろを吹き飛ばし、俺自身も爆風に巻き込まれ投げ出され、何度かバウンドして転がった。
むしろを吹き飛ばす為と、逃走の為につい先程逃走に使用した物と、純粋な爆弾あわせてアイテムボックスから取り出して起爆する。
剣よりもよっぽどダメージがでかいのだが、剣と違って痛いのは一瞬で済むし、時間をかければパールは魔法で防いでしまいそうなのでこの方法を選んでみた。
それにドラゴンであるパールなら至近距離で爆発が起こっても対したダメージにはならないだろうしな。
もっとスマートな脱出方法がイロイロあったかもしれないが、もたもたしていられなかったので仕方がない。
「げふっ!」
俺は吹き飛んで転がった先にあった、程よい太さの木に激突して止まった。
なんか覚悟を決めたデカイダメージより、こういう不意で地味なダメージの方が痛いような気がするのはなぜだろう……。
「HPを上げていなかったら即死だった……」
爆風と音にやられて若干耳も聴こえが悪いが、なんとか無事(?)簀巻から脱出できた。
周囲を見回すと、今まで居た街並ではなく、何やら広い洞穴チックな場所になっていて、ほのかに緑色に光る泉が見えた。
危なかった、本当に水に放り込まれるところだったようだ。
パールにはフィクションというものを懇切丁寧に教えてやる必要がありそうだ。
「っと、いかんパールはどこだ?」
また簀巻にされるのは勘弁してほしいので、パールの姿を探すと、少し離れた位置で、ボロ雑巾のようになったパールがうずくまっていた。
耳から血も出ているし、腕とか変な方に曲がっている。
や、ヤベえやり過ぎたか!?
「く、いきなり攻撃をされるとは……。 完璧な変装だと思ったのだが、よもや見破られるとはな!」
慌ててチートツールでHPの回復をしてやろうと思ったが、パールの様子が何かおかしい。
よくよく考えれば、パールが着ているメイド服は、俺が渡した課金で手に入れるアバター装備であり、耐久値が存在しない為に破壊不能となった服なのである。
まあ限界を試していないので本当に破壊不能であるのかは不明であるが、ドラゴンのパワーにも耐えているので、爆風程度でボロボロになってしまうという事は無い。
それに文字通りに桁違いのHPをもつパールが、俺が死なない程度の爆風で深刻そうなダメージを受けていると言うのもおかしい。
俺は久しぶりに解析ツールを起動して、ボロ雑巾パールを解析する。
最近使っていなかったのは、飽きてきたから……ではなく、女神であるリーラ様に俺をこの世界に呼んだのが、邪神ではないかというので、この怪しさ満点のスキルを使い続けると何かあるのでは?と疑っのだ。
疑い出すと、スキルの仕様で酷い目にあっていること全てが邪神のせいに思えて、なんとなくではあるが極力使わないようにしていたのだ。
チートツールの方は散々使っているので、気分の問題でしかないのだが……。
「まあ、この状態で使わないって選択肢はないか」
解析ツールを起動してターゲットウインドウをボロ雑巾パール向ける。
------------------------------------------------------------
名前:万面のカーミラ
種族:シェイプシフター
年齢:28歳
レベル:102
HP:21/4360
MP:4688/8947
スタミナ:825/3201
筋力:1287
敏捷:1784
知力:2652
器用:1198
体力:1574
魔力:3271
頑健:1583
精神:3157
物理攻撃力:965
魔法攻撃力:3176
物理防御力:860
魔法防御力:2772
称号:邪神の使徒 万の姿を持つもの 狡猾 ダンジョンマスター 献身
スキル
パッシブ:共通語
:魔法障壁 LV2
:物理障壁 LV1
:HP自動回復 LV1
:MP自動回復 LV1
:聞き耳 LV4
:気配遮断 LV3
:読心 LV4
アクティブ:シェイプチェンジ LV 10
上級魔法 LV3
中級魔法 LV6
初級魔法 LV10
各種コード
・
・
・
------------------------------------------------------------
うわーエルフの国に着いてまだ1日経ってないのに、ココで邪神の関係者が来ちゃったかー……。
神の使徒なドラゴンと比べれば、大分弱い印象だが、パールそっくりに化けていたあたり、直接的な戦闘を行う要員ではないということなのだろう。
簀巻にして池に放り込むという、地味ではあるが俺をいきなり殺しに来たってことは、やっぱり敵ってことだよな。
既に死にかけてるケド……。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる