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婚約者殿
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屋敷に戻り、使用人の控室に寄り庭師のアーチにもお礼を伝えて、自室に戻ろうとした所で、お帰りなさいませというじぃの声が聞こえた。
ん?誰かな。お父様かしら、まぁいいわ
疲れたしお部屋にもどりましょう。
ビアンカは、お茶とお菓子の用意を先にしてもらいたいから別行動にしてもらった。
今は二匹とサイフォンと部屋に向う。
「サイフォン、飴欲しいときに言ってね、またあげるから。」
「ありがとうございますお嬢様!」
「僕も飴ほしいにゃん」
あ、そっかトパーズにはまだあげてなかったね。
「ト…」
「私にも飴ほしいにゃん」
ん????トパーズと言おうとしたら誰かの声が割って入ってきた。にゃん???
後ろをおそるおそる振り向くと…。
「セド!!」
「ふふっびっくりしましたかにゃん?」
何その…にゃん付きのその手を猫の手みたいにしたポーズ…。イケメンがやると破壊力が…。
「セド…そのにゃんは一体…」
「ビアンカにそこで会って、ティアが猫好きだと聞いたのでふふっ」
「猫すきだけど…。」
セドがトパーズを見て指さしながら聞いてきた。
「で、そこの可愛い猫ちゃんはどうしたのですか?猫じゃなさそうですけども」
お母様みたいにやっぱり分かるのね~。
どこからどうみても猫なのに…。
「後で話そうと思っていたの。お部屋でお話するのでもいい?喉が乾いちゃって」
「ええ、もちろんです。お部屋に移動しましょ」セドにしょいっと抱きかかえられてしまった。
「自分で歩けるよ?」
「いいんです、番は甘やかすと決まっているのですよ。」
「なるほど…。」
「嫌ですか?」首をコテンとするセド
「うっ…嫌じゃないデス。」
「ではこのままお部屋に行きましょうね」
「ハイ…」
セドに抱きかかえられながら、ちらっと
サイフォンが見えた。
あれ…なんか機嫌が悪そう??
どうしたのかしら…。
サイフォンの事が少し気になるけれど
そうこうしている間にお部屋に到着。
ソファーに下ろされて。セドは隣に座る。
ビアンカも戻ってきて、お茶とお菓子を
出してくれてセドがいるからか部屋から出ていった。
「で、その猫みたいなのはなんです?」
「うんと、セドから貰った指輪の石の精霊なんだって。猫なのは、私が猫が好きだからそれが具現化したんだって。」
「ほぉ~精霊ですか。分かりました」
「あと、はいこれ。」セドにセド用の飴と
竜王様達に渡す飴も渡した。
「これがティアが作ったという飴ですか?」
「そう、一個がセド用の、もう一個は竜王様達に渡して。」竜王様達用は一回り大きめの瓶にした。人数が多そうだからね。
「わざわざ父上たちの分までありがとう。ひとつ食べてみていいかな?」
「うん、もちろんどうぞ」ニコッ
パクッ
コロコロコロコロ
「わぁ、これは甘くて美味しいですね、マスカットの味でした。」
「ビアンカが色んな果物を持ってきてくれたので、色んな味ができましたの」
「いいですね、これは仕事中にも良さそうだなー」
「ふふっ、お母様とお父様も同じ様な事をおっしゃってました。」
「口寂しくなって、甘い物が欲しくなるんだよね~」
なるほど、そういうものなのか。
「なら定期的に作ってお配りしますね」
「それは嬉しいけど、無理はしなくていいからね!」
「はい、これは簡単なので大丈夫ですよ」
「あ、あと、これを」空間から、ボディクリームとヘアクリームをだした。もちろん容器に移したやつ。
「これは?」
「これは、ボディクリームとヘアクリームです。シャンプーのあとに、このヘアクリームをぬってから流すようにするとさらさらになるのです。ボディクリームは保湿効果が高いので乾燥する体のところにぬるといいですわ」
「ほぉぉぉ」
「あ、これはセドのではなくて、竜王国の王妃様にです」
「!!!!」
あれ…なんか私間違えた??なんかショックうけてるように見えるのは気の所為?
「母上にまで、ありがとう。でも…」
「でも??」
「私のかと思って…嬉しかったから…」
モジモジ
「セドも使いたいのですか?」
「うん!!!ティアが作ったものは試してみたい」
大人なのに…メンドクサイ…。欲しいなら素直に欲しいといってほしい…。
年齢差あるのに…ティアナの方が上に見えるのは前世が17歳だから?それとも、セドの精神年齢が…。
ん?誰かな。お父様かしら、まぁいいわ
疲れたしお部屋にもどりましょう。
ビアンカは、お茶とお菓子の用意を先にしてもらいたいから別行動にしてもらった。
今は二匹とサイフォンと部屋に向う。
「サイフォン、飴欲しいときに言ってね、またあげるから。」
「ありがとうございますお嬢様!」
「僕も飴ほしいにゃん」
あ、そっかトパーズにはまだあげてなかったね。
「ト…」
「私にも飴ほしいにゃん」
ん????トパーズと言おうとしたら誰かの声が割って入ってきた。にゃん???
後ろをおそるおそる振り向くと…。
「セド!!」
「ふふっびっくりしましたかにゃん?」
何その…にゃん付きのその手を猫の手みたいにしたポーズ…。イケメンがやると破壊力が…。
「セド…そのにゃんは一体…」
「ビアンカにそこで会って、ティアが猫好きだと聞いたのでふふっ」
「猫すきだけど…。」
セドがトパーズを見て指さしながら聞いてきた。
「で、そこの可愛い猫ちゃんはどうしたのですか?猫じゃなさそうですけども」
お母様みたいにやっぱり分かるのね~。
どこからどうみても猫なのに…。
「後で話そうと思っていたの。お部屋でお話するのでもいい?喉が乾いちゃって」
「ええ、もちろんです。お部屋に移動しましょ」セドにしょいっと抱きかかえられてしまった。
「自分で歩けるよ?」
「いいんです、番は甘やかすと決まっているのですよ。」
「なるほど…。」
「嫌ですか?」首をコテンとするセド
「うっ…嫌じゃないデス。」
「ではこのままお部屋に行きましょうね」
「ハイ…」
セドに抱きかかえられながら、ちらっと
サイフォンが見えた。
あれ…なんか機嫌が悪そう??
どうしたのかしら…。
サイフォンの事が少し気になるけれど
そうこうしている間にお部屋に到着。
ソファーに下ろされて。セドは隣に座る。
ビアンカも戻ってきて、お茶とお菓子を
出してくれてセドがいるからか部屋から出ていった。
「で、その猫みたいなのはなんです?」
「うんと、セドから貰った指輪の石の精霊なんだって。猫なのは、私が猫が好きだからそれが具現化したんだって。」
「ほぉ~精霊ですか。分かりました」
「あと、はいこれ。」セドにセド用の飴と
竜王様達に渡す飴も渡した。
「これがティアが作ったという飴ですか?」
「そう、一個がセド用の、もう一個は竜王様達に渡して。」竜王様達用は一回り大きめの瓶にした。人数が多そうだからね。
「わざわざ父上たちの分までありがとう。ひとつ食べてみていいかな?」
「うん、もちろんどうぞ」ニコッ
パクッ
コロコロコロコロ
「わぁ、これは甘くて美味しいですね、マスカットの味でした。」
「ビアンカが色んな果物を持ってきてくれたので、色んな味ができましたの」
「いいですね、これは仕事中にも良さそうだなー」
「ふふっ、お母様とお父様も同じ様な事をおっしゃってました。」
「口寂しくなって、甘い物が欲しくなるんだよね~」
なるほど、そういうものなのか。
「なら定期的に作ってお配りしますね」
「それは嬉しいけど、無理はしなくていいからね!」
「はい、これは簡単なので大丈夫ですよ」
「あ、あと、これを」空間から、ボディクリームとヘアクリームをだした。もちろん容器に移したやつ。
「これは?」
「これは、ボディクリームとヘアクリームです。シャンプーのあとに、このヘアクリームをぬってから流すようにするとさらさらになるのです。ボディクリームは保湿効果が高いので乾燥する体のところにぬるといいですわ」
「ほぉぉぉ」
「あ、これはセドのではなくて、竜王国の王妃様にです」
「!!!!」
あれ…なんか私間違えた??なんかショックうけてるように見えるのは気の所為?
「母上にまで、ありがとう。でも…」
「でも??」
「私のかと思って…嬉しかったから…」
モジモジ
「セドも使いたいのですか?」
「うん!!!ティアが作ったものは試してみたい」
大人なのに…メンドクサイ…。欲しいなら素直に欲しいといってほしい…。
年齢差あるのに…ティアナの方が上に見えるのは前世が17歳だから?それとも、セドの精神年齢が…。
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