転生幼女の愛され公爵令嬢

meimei

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午後は

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ん~ロゼット可愛かったなぁ~

さて、ローズヒップティーを作ろうかな~!!

ローズヒップをクリーン魔法で
きれいにしてから実を半分に切る。
種を取り除き、乾燥魔法で乾燥させたら出来上がり~!!んー簡単!!

これを滅菌瓶に入れてと!!
完成~!!!!!

さ、入れて飲んでみよう…

ローズヒップティーを入れたけども…
アイスティーが飲みたいので…
魔法で冷やして、氷をコップに出して移すと完成!!アイスローズヒップティー!!

少しお砂糖を入れてと

コクン

「んーー、さっぱりしていて美味しい!!!!」

ローズヒップは美肌と免疫力アップがあるから定期的に飲みたいお茶よね~。

しかし…やっと明日は土日……
あと2日で学園に帰れる!!!!
療養生活長かった!!!!!!!

カリンはちゃんと課題しているかしら……。
今日はもう授業はないはずだわ

ちょっとなら…大丈夫よね???

一応紙にカリンの様子を見てきたらすぐ帰りますと紙を残した。

パッ

「わっ!?ティア!!もう大丈夫なの!?」

「うん!すっかり良くなったけど…」

今…何か隠したのよね………嫌な予感がする…。

ひょいと覗き込むと、あぁ…やっぱりティアナ姫ゲーム!?

並ばないと買えないのに…どうやって
ゲットしたのよ…カリン。


「カリン……そのゲーム買ったのね」

「お」

「お?」

「お姉様が自分用と私の分と買ってくださったの!!ふふふっ」

くあぁぁぁぁ…ビアンカかぁ~!!!

「そ、そう…楽しい??」

目をキラキラさせてカリンは頷く

「もう!!ティアは天才よね!本当に!!!これは革命的よ!」

「ふふ、ありがとう。所で……課題はその…もちろんやっているのよね??」

「…………………」

「カリンちゃん?」
ティアナの圧がカリンにかかる。

「…………その」


「その?」

「ゲームしてて…まだ全然…昨日の分も出来てないかも?」

そんな可愛く首を曲げても私には通用しないわよ………。

「カリン…もうすぐ夏よ」

「そうね!!楽しみね!!アニーマル王国!」

「ええ…でも…」

「でも??」

「課題も終わらす……テストの結果も悪かったらカリンは留守番になるわよ……」

「!?」

「成績が悪いものは夏休み返上で学習会になるのよ……」


「えーーーーーーー!!!!」


「それと…クラス落ちもするわよ」

「………ゔっ……」


「それでもいいの??あと2か月もないのよ……」

「良くないわよね……」


「そうね、私はカリンと夏休み沢山遊びたいわ」ニコッ


「ぐぬぬぬぬぬぬ………課題しっかりやります!!!テスト対策の勉強もするっ!」

「ええ、頑張って!!!私も来週から学園に戻るし」

「うん!!!頑張る!!!」

「じゃ…信じて屋敷に戻るわ。カリン頑張ってね!」

「うん、ありがとう!!またね!」

パッ

「ふう………まさかビアンカが渡してるなんて……不覚だったわ」


「まさか…カリンがゲームを手にしたのか?」

ビクッ

「びっくりしたぁ…もうシュウ…驚かせないで!!!!」

「ごめん……」

「ビアンカが並んでカリンの分も買って…プレゼントしたみたいなのよ…」


「なんと…………そこは想定外だったな」

「ええ…でも夏の旅行に行きたいなら課題とテスト勉強頑張らないと夏休み返上で毎日学習会よって話したら、課題と勉強をするって約束してくれたわ…」

「どこまで……持続するかだな…」

「月曜には戻るし、なんとか…なるわよ」

「ああ……」

「学習会はシュウが担当なの??」

「いや、俺じゃないな。俺は今回はティアナ達とアニーマル行く予定だし」

え!?そーなの!?

「それ聞いてないけど?」

「言ってないけど、許可が必要か?」

「いいえ…問題ありません!はい!」

シュウがいると…保護者ぽいのよね~


「所でさ、月曜からいい加減ティアナも生徒会室に来いよ」

「は?なんで?」
ミオルとは…和解しつつあるけど、
やっぱり生徒会室にはまだ嫌悪感が残っている。

「なんでって…ティアナは次期生徒会長だろ?」

「…………仕事はこなしているし、生徒会室にいく必要ないでしょ?」

「そうだが…」

「なら、この話はこれで終わりね」

「分かったよ……」

シュウががっくり肩を落として出ていった。

パタン

生徒会の仕事はきちんときっちりこなしているし何も問題ないのよ!!

それに、放課後はカリンの勉強も見ないとだし、夕食の用意はあるし
暇じゃないのよ!!!!!

内心少しイライラしているティアナ…

むぅ~ずっと屋敷に籠もっているし…
ストレス溜まってるのに、シュウのせいでさらに…ストレス溜まったわ。

何か作ろう………無心で作ろう。

そうね……私くらいの年齢でもおかしく無い可愛いデザインの腕時計にしよう。
鉱石から出た宝石はまだ沢山残っているし。私の空色の宝石を羅針盤の
12と3と6と9に使おう。
そうね、ブルートパーズにしよう。
形はハート型、金属はプラチナにしよう。
魔力を練り上げて想像をする。
そこに置いたブルートパーズが宙に浮いて魔力に舞いはめ込まれていく。

よし!!出来た!!!

「ん~可愛い!!いい感じだわ」

時計が出来たことで少し気分が晴れてきた。

次は何を作ろうかな~ふふふん

そうだ、ホームベーカリーがほしいかも。これがあれば学校で自分で毎朝焼き立てのパンが食べられるし
ピザ生地も楽に作れるわ。

前世で使っていたホームベーカリーの機能を付けて作り上げた!
よし!!!空間にしまっておこう。
見つかる前にいそいそとしまう。

んー、後は………。
砂漠の国で買い込んだ色々な色の
生地を何かに使いたいのよね~

あ!?ウェストゴムにして簡単なスカート作ろうかな。ふわっとする感じの!上はTシャツ作ろう!!半袖の!ワンピースとドレスもいいけど、さらっとした服は涼しくてすぐ着替えられていいのよね~!

スカートは、ピンクと赤と白と黒の
4色!Tシャツは白、ピンク、赤、
淡い水色にした。
あの作ったサンダルとも合いそうだしいい感じ!!!

それもいそいそと空間にしまった。

ちょっとした夏の用意である。


あ!?夏といえば!

できたーー!!!!

かき氷機~!!!しかもふわっふわのかき氷が作れるやつ!!!!

シロップもほしいわよね……

いいや!!錬金しちゃえ!!

錬金釜をクリーンしてから、
ベリーの果実と砂糖シロップと水とベリーのジャムをいれて錬金する!

出来た!!!!わぁーい!!
滅菌瓶に移してと!!

食べてみよう!

氷を魔法で出してかき氷機ボタンポチ!!

ふわっふわの氷がお皿にのっていく。
それに出来立てのシロップをかけてと。

いただきまーす!!!

パクっ

「ん~~おいしぃぃぃ最高」

パクパク

トントン

「ティア………ってそれ!!かき氷!!うぐっ」

ティアナが響介の口を手で塞ぐ

「声がおっきいのよ!!!小声で話せる?」ギロッ

うんうんと頷く響介

「まず、部屋に入って」

「うん……」

パタン

「今はみんなが集合する気分じゃないのよ!!シュウのせいでイライラしたからネッ!」

「そ、そうか…」

「で、かき氷たべる?」

「食べる!!!!」

響介にもかき氷を作ってあげると嬉しそうに食べている。

「ん~久しぶりのかき氷!!しかもこれふわっふわのかき氷だな!」

「そうよ、ふわっふわのかき氷を作れるように魔導具を作ったの」

「天才だな!!!」

「ふふ、早く食べないと溶けるわよ」

「うん!!うまい~」

トントン

「響介、ティアに聞けたのか?って…」

シオンとラサムに響介とティアナは
口に人差し指を立てて静かにしろのポーズを取る。
この二人なら意味が通じるからだ…

意味を察した二人は静かに部屋に入る。

パタン

「それ!!かき氷!!」

「食べたい!!!」

「ふふ、座って今作るから」

二人とも素直に座りコクコクと頷く

「はい、どうぞ。で聞きたい事は何?」

「うまぁ~!!あっそうそう、夏休みアニーマル国に行くんだろ?」

「うん、4日くらいだけどね」

「夏休みってひと月近くあるからさ!俺たちともどこか行かない?」

「転生組ね、いいわね!行く行く!」

「どこ行くか??」

「夏だし水だろ!!」

「水ね~うーん…あっ!水に浮かんだ国に行ってみる??」

「「「いいねそれ!!」」」


「じゃ、決定ね!!皆がお父様に許可を取っておいてね!」

「「「了解!!!」」」

「あ!?やばい溶ける!」

「うわっ、ホントだな…」

「ん~おいしぃぃぃ」

「響介って昔からかき氷好きよね~」クスクス

「好きだ!!かき氷!!」

「「知ってる」」
ラサムとティアナが同時に答える

「息が合いすぎだろ」クスクス
シオンが苦笑いしている。

「ごちそうさま~」

「ごちそうさま!」

「美味しかった~ごちそうさま!」

「お粗末様でした!じゃお父様に宜しくね、楽しみにしているわ」

「「「任せとけ~」」」

パタン

少しゆっくりしてから食堂で食事を取り、お風呂に入りベットに入った!
あと…2日で学校に戻れる……

カリンの課題のことを考えながら
眠りつくのだった。

カリン……課題…ちゃんとやって……
むにゃむにゃ………


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