転生幼児は夢いっぱい

meimei

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大人達

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「こ、これはお忍びに最高だな、カシウス!!!」
リュート陛下


「わぁ~私一度ピンクの髪色になってみたかったのよ~」
シルビア



「水色の瞳………このまま生きたい」
カイシス


大人3人はそれぞれカシウスの作った薬品に夢中で変身中だ。


まるで玩具をみつけた子供の様な顔をしている。

カシウスは大人達はそっとしておき

自分は新たな薬を作っていた。

実は気になっていた髪の毛ハエールだ。

こっそり作り終えて、ネームラベルを貼りしまう。

もしかしたらこの先必要な人がいるかもしれないもんね。


「所でこの薬はカシウスが作ったのだよな?」
リュート


「はい、そうですよ」
カシウス

 

「この薬はどうやって作ったのだ?」
リュート



「え、本を読みながらですが…」
カシウス



「「「本!?」」」


え……僕変な事言ってないよね???

薬作るのに……本を見ながらって普通でしょ??


「はい……薬師本をこの前古本で購入しましたので」
カシウス



「その本を見せて貰えるか?」
カイシス



「ええ、もちろん」
カシウス


カシウスは空間から薬師本を取り出してカイシスに手渡した。


カイシスは昔実は薬師の勉強もしていた。


「この本は初めてみる……。相当歴史がありそうだ。見たこともない薬しかない」
カイシス

うんうん、僕もそう思う

だって、この本相当古いものね………

ただ本自体にも魔法がかけられていて破れたり、破損は自動修復機能で
直っているみたい。


「カシウス、この本借りてもいいかい?ゆっくり読んでみたい」
カイシス


「ええ、僕はもう読みましたから」
カシウス


だいたいはもう頭に入ったし

お父様はルンルンで両手に本を持って自分の執務室に向かった。


「本当カイシスは相変わらず本の虫なのだな……」苦笑
リュート


「ええ、そうよ?暇さえあれば本を読んでいるのよ」
シルビア


え!!!確かに書庫は図書館並に本が凄いなとは思っていたけど、お父様って本がそこまで好きだったんだ!

知らなかったな~~~


実は僕と趣味合いそう………


「ところで、私が楽しく読めそうな本はある?」
シルビア



「お母様も読むのですか?んーー、では魔法書にします?」
カシウス


「あら!!!この魔法書も古いのね!!!初めてみたわ!!」
シルビア



「そちらの本は魔法で複製した物なのでお母様に差し上げますね」
カシウス


複製という言葉に目をパチパチするシルビア


「え……この本をカシウスが増やしたの?どうやって??」
シルビア


「複製という魔法ですよ?その本にも書いてあります。空間魔法の一つみたいですよ」
カシウス



「新たな魔法!!!楽しみだわ、カシウスありがとう」
シルビア


シルビアもルンルンで戻っていった。


ちらっとみればリュートだけポツンと座っている。


「あの……父上も何か読まれますか? 」
カシウス


ピクッと肩が揺れたリュート



「その……何かあるか?」
リュート


父上に合う本ね~~~。んーーーー


あ、そうだ。


「では、こちらの僕が描いた絵本はどうでしょう?」
カシウス


そう、昔ばなしを異世界風にアレンジした絵本だ。


「カシーが作ったのか!!!なら借りて行く!!!」
リュート


リュートが大切そうに絵本を持ち部屋を後にする……その後ろを側近の人が連なるが後ろを振り向き、カシウスに一礼してから出ていった。

やっと静かになった………つかれたー
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