69 / 142
お誕生日
しおりを挟む
後日
「お母様!!お誕生日おめでとうございます!!!!」
カシウス
近しい人だけ呼んでのお誕生日パーティーが開かれた。
もちろん前女王のお祖母様も来ている。
「あら、カシウス!大きくなったわねー」ニコッ
お祖母様
「お祖母様!!!お久しぶりです」
カシウス
久しぶりに会った祖母にぎゅっと抱きつくカシウス。
「ふふっ、カシウスの偉業は色々耳に入ってきているのよ?」
お祖母様
「え、偉業ですか?僕何もしてませんよ?」
カシウス
首をコテンと曲げるカシウスに
苦笑いを浮かべる祖母
「あら、甘味のお店達や、聖域やその他色々よ?」苦笑
お祖母様
「あーー、なるほど!!でもスィーツファクトリーは僕の趣味みたいな物ですので」
カシウス
そのカシウスの趣味で今やウロコニア公爵領の街はこの国で1.2を争うくらい賑わい、人気がある。
それはとても凄い偉業なのよ?と
祖母であるアミリアは心の中で
こっそり呟く。
しかしナルビアはどうしてあんな子に成長したのかしら……。
深いため息をはくアミリア
自分の息子はこんなに聡明なのに………陛下の血なのかしらね。
それに顔も陛下にそっくりになってきた。なぜか、シルビアにも似ているけれどそれは隔世遺伝ね。
我が子ながらナルビアに1つも似ていないのは救いだわ。
陛下に似ているのも、兄、前国王と私は兄妹なのだから隔世遺伝でおかしくわない。
こんなに可愛い孫息子を森に捨てるなど……。
ふつふつとナルビアに怒りが込み上がる。
もちろんシンシアも孫娘だ。
あの子は護衛騎士の娘だけれど
あの子なりに努力しているし、
頭もいい。
本当にナルビアに似なくて良かったわ。
「お祖母様、どうかなさったのですか?」
カシウス
「あら、ごめんなさい。つい考え事をしてしまったの」
祖母アミリア
「そうだ、お祖母様にも贈り物があるのです!!これ、うさぎもこもこ抱き枕とうさぎもこもこスリッパです!!」
カシウス
「あらまぁ!?可愛い!!!もこもこだわー」
祖母アミリア
お祖母様は可愛い物が実は大好きなんだよね~ふふ
「ここのうさぎのポケットにお湯を入れる入れ物があるので侍女に温かいお湯を入れてもらって下さい。そうすると冬にうさぎがぽかぽかして温かく気持ちがいいですよ」
カシウス
「まぁまぁまぁ!?ありがとうカシウス!!!」
祖母アミリア
アミリアは嬉しそうに受け取り
専属侍女に大切に保管しておくように手渡した。
「あら、お母様可愛いらしいプレゼントを羨ましいわ」
シルビア
「ふふっ、私のよ?」
祖母アミリア
「あ、お母様にはこちらのお誕生日プレゼントです」
カシウス
カシウスは少し大きい包装したプレゼントをシルビアに手渡した。
「まぁ!?開けてみても?」
シルビア
「もちろん」
カシウス
シルビアがカシウスから貰った包装を開けるとそこにあったのは……
この前のグールタイガーの毛皮で
作った可愛いポンチョだ。
ラビットファーみたいな毛並みで
白地に黒の水玉模様。
ポンチョの中央には黒いリボンで
前がしめられるようにしてある。
胸の高さくらいの可愛いポンチョだ。
「きゃーー!!!!なにこれ!!めちゃくちゃ可愛いわ!!」
シルビア
母様………そんな大声で叫んで…
ほら皆の視線が。
パーティーに来ていた客人の視線はすでにシルビアの手元のポンチョだ。
「母様、お声が…大きいですよ」
カシウス
「だって!!こんな可愛いの初めてみるわ!!つけてみても?」
シルビア
「もちろんです」
カシウス
着方が分からないシルビアには少し背をかがんでもらいカシウスが
つけてあげる。
ちょうど今日のドレスは無地のドレスだから合う。
「どう?似合うかしら?」
シルビア
「まぁ!?シルビアとても可愛いわよ」
祖母アミリア
「ふふっ、とてもお似合いですよ?」
カシウス
「ありがとうカシウス!!!最高のお誕生日だわ!」
シルビア
パーティーの客人があれはどこで
買ったのかな……とかざわざわしている。
もちろんこれも商品登録済みだよ!!
この世界ポンチョってないみたいなんだよね~
「お母様!!お誕生日おめでとうございます!!!!」
カシウス
近しい人だけ呼んでのお誕生日パーティーが開かれた。
もちろん前女王のお祖母様も来ている。
「あら、カシウス!大きくなったわねー」ニコッ
お祖母様
「お祖母様!!!お久しぶりです」
カシウス
久しぶりに会った祖母にぎゅっと抱きつくカシウス。
「ふふっ、カシウスの偉業は色々耳に入ってきているのよ?」
お祖母様
「え、偉業ですか?僕何もしてませんよ?」
カシウス
首をコテンと曲げるカシウスに
苦笑いを浮かべる祖母
「あら、甘味のお店達や、聖域やその他色々よ?」苦笑
お祖母様
「あーー、なるほど!!でもスィーツファクトリーは僕の趣味みたいな物ですので」
カシウス
そのカシウスの趣味で今やウロコニア公爵領の街はこの国で1.2を争うくらい賑わい、人気がある。
それはとても凄い偉業なのよ?と
祖母であるアミリアは心の中で
こっそり呟く。
しかしナルビアはどうしてあんな子に成長したのかしら……。
深いため息をはくアミリア
自分の息子はこんなに聡明なのに………陛下の血なのかしらね。
それに顔も陛下にそっくりになってきた。なぜか、シルビアにも似ているけれどそれは隔世遺伝ね。
我が子ながらナルビアに1つも似ていないのは救いだわ。
陛下に似ているのも、兄、前国王と私は兄妹なのだから隔世遺伝でおかしくわない。
こんなに可愛い孫息子を森に捨てるなど……。
ふつふつとナルビアに怒りが込み上がる。
もちろんシンシアも孫娘だ。
あの子は護衛騎士の娘だけれど
あの子なりに努力しているし、
頭もいい。
本当にナルビアに似なくて良かったわ。
「お祖母様、どうかなさったのですか?」
カシウス
「あら、ごめんなさい。つい考え事をしてしまったの」
祖母アミリア
「そうだ、お祖母様にも贈り物があるのです!!これ、うさぎもこもこ抱き枕とうさぎもこもこスリッパです!!」
カシウス
「あらまぁ!?可愛い!!!もこもこだわー」
祖母アミリア
お祖母様は可愛い物が実は大好きなんだよね~ふふ
「ここのうさぎのポケットにお湯を入れる入れ物があるので侍女に温かいお湯を入れてもらって下さい。そうすると冬にうさぎがぽかぽかして温かく気持ちがいいですよ」
カシウス
「まぁまぁまぁ!?ありがとうカシウス!!!」
祖母アミリア
アミリアは嬉しそうに受け取り
専属侍女に大切に保管しておくように手渡した。
「あら、お母様可愛いらしいプレゼントを羨ましいわ」
シルビア
「ふふっ、私のよ?」
祖母アミリア
「あ、お母様にはこちらのお誕生日プレゼントです」
カシウス
カシウスは少し大きい包装したプレゼントをシルビアに手渡した。
「まぁ!?開けてみても?」
シルビア
「もちろん」
カシウス
シルビアがカシウスから貰った包装を開けるとそこにあったのは……
この前のグールタイガーの毛皮で
作った可愛いポンチョだ。
ラビットファーみたいな毛並みで
白地に黒の水玉模様。
ポンチョの中央には黒いリボンで
前がしめられるようにしてある。
胸の高さくらいの可愛いポンチョだ。
「きゃーー!!!!なにこれ!!めちゃくちゃ可愛いわ!!」
シルビア
母様………そんな大声で叫んで…
ほら皆の視線が。
パーティーに来ていた客人の視線はすでにシルビアの手元のポンチョだ。
「母様、お声が…大きいですよ」
カシウス
「だって!!こんな可愛いの初めてみるわ!!つけてみても?」
シルビア
「もちろんです」
カシウス
着方が分からないシルビアには少し背をかがんでもらいカシウスが
つけてあげる。
ちょうど今日のドレスは無地のドレスだから合う。
「どう?似合うかしら?」
シルビア
「まぁ!?シルビアとても可愛いわよ」
祖母アミリア
「ふふっ、とてもお似合いですよ?」
カシウス
「ありがとうカシウス!!!最高のお誕生日だわ!」
シルビア
パーティーの客人があれはどこで
買ったのかな……とかざわざわしている。
もちろんこれも商品登録済みだよ!!
この世界ポンチョってないみたいなんだよね~
483
あなたにおすすめの小説
婚約破棄され、平民落ちしましたが、学校追放はまた別問題らしいです
かぜかおる
ファンタジー
とある乙女ゲームのノベライズ版悪役令嬢に転生いたしました。
強制力込みの人生を歩み、冤罪ですが断罪・婚約破棄・勘当・平民落ちのクアドラプルコンボを食らったのが昨日のこと。
これからどうしようかと途方に暮れていた私に話しかけてきたのは、学校で歴史を教えてるおじいちゃん先生!?
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
義弟の婚約者が私の婚約者の番でした
五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」
金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。
自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。
視界の先には
私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
王家も我が家を馬鹿にしてますわよね
章槻雅希
ファンタジー
よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。
『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる