転生幼児は夢いっぱい

meimei

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お昼

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お昼、お昼、お昼ごはーーん


「食堂行こう」
カシウス


「うん!」
クルト


「おう」
シバル


何を食べようかなー。

ここの学園は色んな国から魔術師が集まるから色んな料理がある。


本日のオススメはA定食だ。

オーク煮込みと、サラダ、キッシュのセット。


ん~~キッシュって気分じゃないな~。


「僕はAセットにする」
クルト


「俺はCセット」
シバル


んCセットってなんだっけ?


Cセット
コカトリスの照り焼き、サラダ

パン


お、いいじゃん!!


「僕もCセットにするよ」
カシウス


「え!!!!カシウスもC……ぐぬぬぬ。じゃぁ…僕もCにしようかな」
クルト


結局クルトはシバルと僕と同じCセットにした。

カシウスは席につくと、まずパンの真ん中に切れ込みを入れて、
レタス、コカトリスの照り焼きを挟み、自家製のマヨをかけてサンドウィッチにした。

がぶっ……んー!!!美味しい~

照り焼きサンド!!!


「なにその……食べ方。僕もやりたい!!!」
クルト


「俺も!!!」
シバル


「はい、これ自家製マヨ」
カシウス



「「ありがとう!!」」

二人は同じように作りかぶりつくと目を見開いた。



「「美味しい!!!!」」



「でしょー、照り焼きとマヨは相性抜群なんだよね」
カシウス


なんか……横から熱い視線を感じる…………。


恐る恐る横をむくと………そこにいたのは可愛い金髪の女の子。


「あの……なにか?」
カシウス


「…………それ気になる」


それ???このマヨのこと?

よく見るとその女の子も同じC定食だった。


「同じようにしてみる?」
カシウス


コクコク頷く女の子

よく見ると同じローブの色に同じ
紋章。


「あ、同じクラスのダリアちゃん」
クルト


クルトがヒョイッと身を乗り出して彼女を見た。



「ダリア嬢だな」
シバル


え………みんなクラスメートの名前覚えてるの?すごっ……



「同じにしたい」
ダリア


「じゃ、パンを半分にして、はきこれパンナイフ。半分にしたら照り焼きとレタスを挟んでマヨかけてまたパンのせて終わりだよ」
カシウス


「ありがとう!!!」
ダリア

ダリアは目をキラッキラさせながら言われたとおりに作りかぶりついた。唇の端にマヨをつけながら…



「美味しい~!!!!」
ダリア


うっとりかぶりついたパンを見ながら惚けているダリア



「ふふっ……美味しいよね」
カシウス


「「うんうん」」
シバル、クルト


カシウスは無意識なのかハンカチでダリアの口の端のマヨを拭き取る。


「うん、これでよし」ニコッ
カシウス


かあぁぁあ……と顔を真っ赤にした
ダリアにクルトとシバルは苦笑する。

カシウスは無意識にいつもまわりを魅了するからだ。


クルトとシバルは内心、あ~あ。またやっちゃったよ、カシウスと
心の中で呟いた。


「……カシウス様。その…ありがとうございます」
ダリア



「ふふっ、同じクラスメートなんだから様はいらないよ。じゃぁ、君でいいかな」
カシウス


「カシウス……君?」
ダリア


「うん」ニコッ
カシウス



「じゃ、僕達は食べたしもう行くね。またねダリアちゃん」
カシウス


「はい、また…カシウス君」
ダリア


3人は席を立った後も……しばらくダリアは放心状態だったとかどうとか…。

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