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当たり障りない
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シンシアSide
私は王家の血筋に必ず出る
瞳ではない。
物心ついた頃に偶然?故意?
にかその話を立ち聞きした。
多分……お母様が不貞をした結果がわたくしなのね……。
だってお母様の護衛騎士の瞳とわたくしの瞳の色は同じなのですもの。
でも不思議なのよ?あの護衛騎士わたくしにはとても優しくしてくれるのに、お母様にはとても……嫌そうな顔をして話すの。
本当はお母様が嫌いなのではないかしら…。
多分実子ではないわたくしの事も陛下は優しくしてくださるわ。
でもあの方の所に陛下は
遊びに良く出向くらしいの……。
あの方……わたくしが想い愛しいお方……。カシウス様の所に
カシウス様の瞳は陛下の瞳の色と同じなの。覚醒遺伝なのかしら……。
なら想い愛しいあの方とわたくしが婚姻すればまるく収まるのではないかしら……。
でも何故かわたくし嫌われているみたい…。
理由は分からないの……。
それでもわたくしは、勉強に励み、淑女としてあの方の隣に相応しいように努力するわ!!!
カシウスSide
ゾワッっとカシウスの背筋を
何かが走った。
「!?」
カシウス
「どうしたの?カシー」
クルト
「なんか今ゾワッとした…」
カシウス
「風邪?」
シバル
「嫌、多分違う気がする」
カシウス
もしかしてシンシア姫かな……
姫様は別に可愛いし、性格も問題ないと良く耳にするけど。なぜか僕の第六感??がやめとけ
センサーが発動しているんだよね。
それに王妃様はあまりいい事聞かない。母様と双子みたいなのに……。仲良くなさそうだし
あの優しい淑女の鑑のような母様に嫌われるってよっぽどだと思うのだよね。
「そう言えばお店いつオープンするのです?」
カミル
「来月予定。ディナからデザインは届いたから今それを職人達に作らせているとこ。飴類もだいぶ作って在庫増えてきたしね!」
カシウス
「それはとても楽しみです!」
カミル
「ん?」
カシウス
窓をカンカンと魔法手紙の鳥が突っついている。
シバルが窓を開けて手紙を受け取りカシウスに手渡す。
「ありがとう、ディナからだ」
カシウス
「何かあったのかな~?」
クルト
手紙を読み進めていくカシウスの眉間にシワがよる。
「どうしたの?カシー」
クルト
「何かあったのか?」
シバル
「………ディナ達がシンシア姫に友達になってと頼まれたらしい…。けど距離をおくようにするって…」
カシウス
「姫?カシウスが嫌ってるあのしつこい姫か…」
シバル
「こらっ!シバル不敬になるよ!」
クルト
「大丈夫だよ、僕の結界張っているから。」
カシウス
カシウスは、すぐさまありがとう、あまり接触しないようにと手紙に書き手紙を出した。
「でもさーカシーに嫌われるなんてよっぽどだよね」クスクス
クルト
「本当になー」
シバル
「…………」
カシウス
どうかあの三人が当たり障りない距離感をとれますように…。
私は王家の血筋に必ず出る
瞳ではない。
物心ついた頃に偶然?故意?
にかその話を立ち聞きした。
多分……お母様が不貞をした結果がわたくしなのね……。
だってお母様の護衛騎士の瞳とわたくしの瞳の色は同じなのですもの。
でも不思議なのよ?あの護衛騎士わたくしにはとても優しくしてくれるのに、お母様にはとても……嫌そうな顔をして話すの。
本当はお母様が嫌いなのではないかしら…。
多分実子ではないわたくしの事も陛下は優しくしてくださるわ。
でもあの方の所に陛下は
遊びに良く出向くらしいの……。
あの方……わたくしが想い愛しいお方……。カシウス様の所に
カシウス様の瞳は陛下の瞳の色と同じなの。覚醒遺伝なのかしら……。
なら想い愛しいあの方とわたくしが婚姻すればまるく収まるのではないかしら……。
でも何故かわたくし嫌われているみたい…。
理由は分からないの……。
それでもわたくしは、勉強に励み、淑女としてあの方の隣に相応しいように努力するわ!!!
カシウスSide
ゾワッっとカシウスの背筋を
何かが走った。
「!?」
カシウス
「どうしたの?カシー」
クルト
「なんか今ゾワッとした…」
カシウス
「風邪?」
シバル
「嫌、多分違う気がする」
カシウス
もしかしてシンシア姫かな……
姫様は別に可愛いし、性格も問題ないと良く耳にするけど。なぜか僕の第六感??がやめとけ
センサーが発動しているんだよね。
それに王妃様はあまりいい事聞かない。母様と双子みたいなのに……。仲良くなさそうだし
あの優しい淑女の鑑のような母様に嫌われるってよっぽどだと思うのだよね。
「そう言えばお店いつオープンするのです?」
カミル
「来月予定。ディナからデザインは届いたから今それを職人達に作らせているとこ。飴類もだいぶ作って在庫増えてきたしね!」
カシウス
「それはとても楽しみです!」
カミル
「ん?」
カシウス
窓をカンカンと魔法手紙の鳥が突っついている。
シバルが窓を開けて手紙を受け取りカシウスに手渡す。
「ありがとう、ディナからだ」
カシウス
「何かあったのかな~?」
クルト
手紙を読み進めていくカシウスの眉間にシワがよる。
「どうしたの?カシー」
クルト
「何かあったのか?」
シバル
「………ディナ達がシンシア姫に友達になってと頼まれたらしい…。けど距離をおくようにするって…」
カシウス
「姫?カシウスが嫌ってるあのしつこい姫か…」
シバル
「こらっ!シバル不敬になるよ!」
クルト
「大丈夫だよ、僕の結界張っているから。」
カシウス
カシウスは、すぐさまありがとう、あまり接触しないようにと手紙に書き手紙を出した。
「でもさーカシーに嫌われるなんてよっぽどだよね」クスクス
クルト
「本当になー」
シバル
「…………」
カシウス
どうかあの三人が当たり障りない距離感をとれますように…。
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