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冗談通じない男
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結果……ハイ…ロアンナのご両親はまともなご両親でした。
手紙を読むと怒り心頭で丁重に婚約破棄したそうです。
だよね、「コレ」はないわ。
それと卒業後の私の専属侍女も
とても感謝された。隣国とはいえマジックリサール家は公爵家で有名だから箔が付くし、箔が付けばまともな求婚者も現れるはず!!
「ううっ……フローラ本当にありがとう」
「どう致しまして、卒業後も宜しくね」
「うん!!!専属侍女頑張る!!」
「所で「コレ」はどうなったのかしらね?」苦笑
「ああ……なんか…家で泣きじゃくって…大変だったらしいわよ」
「はぁ???子供か!?」
「ああ…なったのも親の責任だもの。おじさまとおばさまがなんとかするしかないわよね」
「そうよね……」
「さっ!!気持ちを切り替えて食堂行く?」
「あ!本当ね!!もうお昼じゃない!行こう」
「うん!!」
「リレイとクレイもいくでしょ?」
「護衛なのでもちろん」苦笑
リレイ
「お腹すいた~」
クレイ
「クスクス じゃ食べに行こう」
「おい…クレイ話し方!!」
「えーいいじゃん…仮にも婚約者なんだし……」
「オンオフの切り替えは大事だ!!!」
「フローラ、リレイが頭かたいーーうざいー」
「クスクス リレイは大昔からそうだからきっと死んでも治らないわよ?諦めて」苦笑
「なっ!?フローラ様まで!!」
「なるほど……大昔からか。なら諦める」
「ええ、その方が無難よ?」苦笑
「ぐぬぬぬ……ララ」
眉間にしわが寄るリレイ
「なぁに?クリス」
「俺ってそんなに頭堅いか?」
「え~自覚ないの??」苦笑
「分かった……もういい」
あらら……落ち込んじゃった。
もう……クリスって冗談通じないのよね。
「リレイさんってさ冗談通じないの?」
「……………」
「ロアンナ、リレイは真面目だから冗談通じないのよ」
「なるほど~~」
「………………」
「でも真面目だからこそ頼れるけどね」ニコッ
少しリレイの肩がぴくっと動いた。
「それにとても強いから守ってもらえて安心だわ」
「……………ララ」
「ん?なぁに?クリス」
「ありがとう……」
真っ赤な顔をして俯くリレイ
うん……可愛い。うさみみ……
照れるリレイ。
さり気なく……尻尾をさわさわと触ると……
「んっ!?」
ピクピクっと……
「ふふ、お腹すいた~早くいこっ」
「うん!!」
パタパタと女子2名で走る背中を真っ赤な顔をしながら追いかける……護衛2名。
「フローラ様って…たまに」
クレイ
「みなまでいうな…見た目は子供でも中身はララ様だからな」
「俺ララ様しらないもーん」
「そ、そうだよな……」
んーーー、あの方が大人になったらララ様のようになるのだろうか……。
手紙を読むと怒り心頭で丁重に婚約破棄したそうです。
だよね、「コレ」はないわ。
それと卒業後の私の専属侍女も
とても感謝された。隣国とはいえマジックリサール家は公爵家で有名だから箔が付くし、箔が付けばまともな求婚者も現れるはず!!
「ううっ……フローラ本当にありがとう」
「どう致しまして、卒業後も宜しくね」
「うん!!!専属侍女頑張る!!」
「所で「コレ」はどうなったのかしらね?」苦笑
「ああ……なんか…家で泣きじゃくって…大変だったらしいわよ」
「はぁ???子供か!?」
「ああ…なったのも親の責任だもの。おじさまとおばさまがなんとかするしかないわよね」
「そうよね……」
「さっ!!気持ちを切り替えて食堂行く?」
「あ!本当ね!!もうお昼じゃない!行こう」
「うん!!」
「リレイとクレイもいくでしょ?」
「護衛なのでもちろん」苦笑
リレイ
「お腹すいた~」
クレイ
「クスクス じゃ食べに行こう」
「おい…クレイ話し方!!」
「えーいいじゃん…仮にも婚約者なんだし……」
「オンオフの切り替えは大事だ!!!」
「フローラ、リレイが頭かたいーーうざいー」
「クスクス リレイは大昔からそうだからきっと死んでも治らないわよ?諦めて」苦笑
「なっ!?フローラ様まで!!」
「なるほど……大昔からか。なら諦める」
「ええ、その方が無難よ?」苦笑
「ぐぬぬぬ……ララ」
眉間にしわが寄るリレイ
「なぁに?クリス」
「俺ってそんなに頭堅いか?」
「え~自覚ないの??」苦笑
「分かった……もういい」
あらら……落ち込んじゃった。
もう……クリスって冗談通じないのよね。
「リレイさんってさ冗談通じないの?」
「……………」
「ロアンナ、リレイは真面目だから冗談通じないのよ」
「なるほど~~」
「………………」
「でも真面目だからこそ頼れるけどね」ニコッ
少しリレイの肩がぴくっと動いた。
「それにとても強いから守ってもらえて安心だわ」
「……………ララ」
「ん?なぁに?クリス」
「ありがとう……」
真っ赤な顔をして俯くリレイ
うん……可愛い。うさみみ……
照れるリレイ。
さり気なく……尻尾をさわさわと触ると……
「んっ!?」
ピクピクっと……
「ふふ、お腹すいた~早くいこっ」
「うん!!」
パタパタと女子2名で走る背中を真っ赤な顔をしながら追いかける……護衛2名。
「フローラ様って…たまに」
クレイ
「みなまでいうな…見た目は子供でも中身はララ様だからな」
「俺ララ様しらないもーん」
「そ、そうだよな……」
んーーー、あの方が大人になったらララ様のようになるのだろうか……。
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