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第二区画
107. 思い出のコロッケ ※一部桃乃視点
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気づいたらいつのまにかコロッケを作り終えていた。完成したら体は自由になるが、それまでは常に動き続けてしまうようだ。
途中にサラダや他のものを作ろうとしても、同時処理が出来ないため場合によっては便利なスキルなんだろうが、しばらく料理は封印することにした。
ちなみにそんな俺の動きを読んで桃乃姉妹は、コロッケ以外を作ってくれた。デザートは花梨さんが硬めのプリンを合間に用意していた。
あれ?
プリンってそんな合間にできるものなのだろうか。
「じゃあ、席について食べましょうか」
俺達は四人掛けのテーブルに座る。桃乃姉妹が隣同士に座っている姿を見ると、本当に姉妹だとしっくりする。
二人とも顔は似ているが、姉は可愛い系で妹は綺麗系だ。
そんな中に俺が混ざっていて大丈夫なのだろうか。
「美味しいかわからないけど……いただきます」
俺は手を合わせてから、コロッケをお皿に取り分けた。
外はサクッとして、中はホクホクだったがどこか足りない気がした。
初めてにしては美味しかったが、おばさんに聞いた通りに作ったはずがどこか味が違う。これが長い主婦歴の差なんだろう。
「やっぱりうまくないな」
目の前で食べている二人に声をかけると、どこか彼女達は震えていた。
震えるほどそんなに不味かったのだろう。
もしくは通称"自動料理生成"で何か毒でも入れたのか、俺は心配になり頭の中のレシピと、さっきまで作っていた手順を頭の中で見直す。
それでも何か食べてはいけないものを入れた記憶はない。
「おっ、おい大丈夫か?」
急いで二人に駆け寄り、桃乃の顔を覗くと目からは涙を流していた。
「そんなにまずいなら食べなくていいからな? 俺が食べるか捨てるから――」
二人のお皿を取り下げようとすると、同時に俺の手を掴んだ。
「ヒイィィ!?」
急に掴んだためついつい声が出てしまった。
「食べるから大丈夫です」
「美味しいです」
二人はその後も一言も話さずに泣きながらコロッケを食べていた。
そんなに不味いなら我慢しなくても良いのに、本当に性格が良い人達だ。
「お姉ちゃん……懐かしいね」
「うん。久しぶりだね」
不味くて震えていると思っていたが、どうやら何か懐かしい味がするらしい。これも何かスキルが関係しているのだろうか。
俺としてはおばさんと同じ味が再現出来なくて、負けた気分だ。
「先輩、ありがとうございます。本当にありがとうございます」
「ああ、そんなに感謝されるもんでもないからな」
俺達は他の料理も食べ終わるとお皿を片付けることにした。
その後は花梨さんが作った美味しいプリンを食べて俺はまた新たにプリンのレシピを手に入れた。
それにしても美味しいプリンで俺は大満足だ。
「じゃあ、あまり長居するのも悪いから帰るな」
「あのー、よかったらまた服部さんのご飯が食べたいです!」
「えっ?」
俺は花梨さんが何を言っているのかわからなかった。
頭の中で何度も考えたが、俺には良いことにしか聞こえない。
しかも、先輩さんから服部さんへ昇格している。
「俺で良ければいつでも作りますよ」
「やった! お姉ちゃんよかったね」
どうやら花梨さんではなくて桃乃が食べたかったらしい。
浮かれていた俺が馬鹿のように感じた。
椅子から立ち上がると二人も玄関まで見送ってくれた。
忘れて物がないかテーブル周囲を見渡すと、なぜか桃乃姉妹が座っていたところだけ古びていた。
そして、俺が座っていた場所だけは綺麗になっていた。
♢
「お姉ちゃん、服部さんってすごい人だね」
「そうだね。流石に私も今日のコロッケを食べたら涙が止まらなかったよ」
あまりにも懐かしいコロッケの味にいつのまにか涙を流していた。
お店のような豪華な美味しさはないが、どこか素朴な味の中にしっかりと芋の味がした母の味。
もう二度と食べられないと思っていた母が作ったコロッケと同じ味がした。
「私もお母さんが戻ってきたのかと思ったよ」
「やっぱり花梨もそう思ったよね」
「しかも、服部さんが座った席がちょうどお母さんの席で……急に寂しくなってきちゃった」
花梨は私にもたれかかり、昔の出来事を思い出しているのだろう。会いたくても、もう会えない母。
「私があの時コロッケを食べたいって言わなければ……」
私はあの時の出来事がフラッシュバックしてくる。母は私が小学生の時に、コロッケを食べたいと言ったらすぐに材料を買いに行ったきり帰って来なかった。
やっと家に帰ってきた母は全身冷たく動かなくなっていた。
「お姉ちゃん! もうそれは仕方ないの……今は私と二人しか桃乃家にはいないよ。あの男は関係ない!」
花梨は私の肩を強く掴みこちらを見ていた。
私達には母と再婚したばかりの父もいたが、彼は今もどこにいるのかもわからない。私は義理の父親に何年も暴行されていた。
「ああ、それはわかってるよ。もう私は大丈夫だから」
「もう、お姉ちゃんはひとりじゃないんだよ」
「ははは、いつもご迷惑おかけしてます」
学生の時も社会人になってからも私の心の支えは唯一の家族である花梨だけだ。
「最近やっと精神的に安定したと思ったのに……また何かあったら言ってね?」
「ありがとう」
私は花梨の髪がくしゃくしゃになるぐらい頭を撫でた。
「お姉ちゃんやめてよー」
そんな私を嫌がらずに笑っている花梨の姿を見ると、今日も私の心は落ち着きを取り戻す。
私が先輩と異世界に行って求めたスキル。
――精神耐性
私はあの時の忌々しい記憶から逃げるために、スキルを求めた。
お金が欲しいと先輩には伝えたが、一番欲しかったのは自分の心を強くすることだった。
少しずつ心も成長してきているとわかっていたが、今回のコロッケでまだまだ己の弱さを知ることとなった。
途中にサラダや他のものを作ろうとしても、同時処理が出来ないため場合によっては便利なスキルなんだろうが、しばらく料理は封印することにした。
ちなみにそんな俺の動きを読んで桃乃姉妹は、コロッケ以外を作ってくれた。デザートは花梨さんが硬めのプリンを合間に用意していた。
あれ?
プリンってそんな合間にできるものなのだろうか。
「じゃあ、席について食べましょうか」
俺達は四人掛けのテーブルに座る。桃乃姉妹が隣同士に座っている姿を見ると、本当に姉妹だとしっくりする。
二人とも顔は似ているが、姉は可愛い系で妹は綺麗系だ。
そんな中に俺が混ざっていて大丈夫なのだろうか。
「美味しいかわからないけど……いただきます」
俺は手を合わせてから、コロッケをお皿に取り分けた。
外はサクッとして、中はホクホクだったがどこか足りない気がした。
初めてにしては美味しかったが、おばさんに聞いた通りに作ったはずがどこか味が違う。これが長い主婦歴の差なんだろう。
「やっぱりうまくないな」
目の前で食べている二人に声をかけると、どこか彼女達は震えていた。
震えるほどそんなに不味かったのだろう。
もしくは通称"自動料理生成"で何か毒でも入れたのか、俺は心配になり頭の中のレシピと、さっきまで作っていた手順を頭の中で見直す。
それでも何か食べてはいけないものを入れた記憶はない。
「おっ、おい大丈夫か?」
急いで二人に駆け寄り、桃乃の顔を覗くと目からは涙を流していた。
「そんなにまずいなら食べなくていいからな? 俺が食べるか捨てるから――」
二人のお皿を取り下げようとすると、同時に俺の手を掴んだ。
「ヒイィィ!?」
急に掴んだためついつい声が出てしまった。
「食べるから大丈夫です」
「美味しいです」
二人はその後も一言も話さずに泣きながらコロッケを食べていた。
そんなに不味いなら我慢しなくても良いのに、本当に性格が良い人達だ。
「お姉ちゃん……懐かしいね」
「うん。久しぶりだね」
不味くて震えていると思っていたが、どうやら何か懐かしい味がするらしい。これも何かスキルが関係しているのだろうか。
俺としてはおばさんと同じ味が再現出来なくて、負けた気分だ。
「先輩、ありがとうございます。本当にありがとうございます」
「ああ、そんなに感謝されるもんでもないからな」
俺達は他の料理も食べ終わるとお皿を片付けることにした。
その後は花梨さんが作った美味しいプリンを食べて俺はまた新たにプリンのレシピを手に入れた。
それにしても美味しいプリンで俺は大満足だ。
「じゃあ、あまり長居するのも悪いから帰るな」
「あのー、よかったらまた服部さんのご飯が食べたいです!」
「えっ?」
俺は花梨さんが何を言っているのかわからなかった。
頭の中で何度も考えたが、俺には良いことにしか聞こえない。
しかも、先輩さんから服部さんへ昇格している。
「俺で良ければいつでも作りますよ」
「やった! お姉ちゃんよかったね」
どうやら花梨さんではなくて桃乃が食べたかったらしい。
浮かれていた俺が馬鹿のように感じた。
椅子から立ち上がると二人も玄関まで見送ってくれた。
忘れて物がないかテーブル周囲を見渡すと、なぜか桃乃姉妹が座っていたところだけ古びていた。
そして、俺が座っていた場所だけは綺麗になっていた。
♢
「お姉ちゃん、服部さんってすごい人だね」
「そうだね。流石に私も今日のコロッケを食べたら涙が止まらなかったよ」
あまりにも懐かしいコロッケの味にいつのまにか涙を流していた。
お店のような豪華な美味しさはないが、どこか素朴な味の中にしっかりと芋の味がした母の味。
もう二度と食べられないと思っていた母が作ったコロッケと同じ味がした。
「私もお母さんが戻ってきたのかと思ったよ」
「やっぱり花梨もそう思ったよね」
「しかも、服部さんが座った席がちょうどお母さんの席で……急に寂しくなってきちゃった」
花梨は私にもたれかかり、昔の出来事を思い出しているのだろう。会いたくても、もう会えない母。
「私があの時コロッケを食べたいって言わなければ……」
私はあの時の出来事がフラッシュバックしてくる。母は私が小学生の時に、コロッケを食べたいと言ったらすぐに材料を買いに行ったきり帰って来なかった。
やっと家に帰ってきた母は全身冷たく動かなくなっていた。
「お姉ちゃん! もうそれは仕方ないの……今は私と二人しか桃乃家にはいないよ。あの男は関係ない!」
花梨は私の肩を強く掴みこちらを見ていた。
私達には母と再婚したばかりの父もいたが、彼は今もどこにいるのかもわからない。私は義理の父親に何年も暴行されていた。
「ああ、それはわかってるよ。もう私は大丈夫だから」
「もう、お姉ちゃんはひとりじゃないんだよ」
「ははは、いつもご迷惑おかけしてます」
学生の時も社会人になってからも私の心の支えは唯一の家族である花梨だけだ。
「最近やっと精神的に安定したと思ったのに……また何かあったら言ってね?」
「ありがとう」
私は花梨の髪がくしゃくしゃになるぐらい頭を撫でた。
「お姉ちゃんやめてよー」
そんな私を嫌がらずに笑っている花梨の姿を見ると、今日も私の心は落ち着きを取り戻す。
私が先輩と異世界に行って求めたスキル。
――精神耐性
私はあの時の忌々しい記憶から逃げるために、スキルを求めた。
お金が欲しいと先輩には伝えたが、一番欲しかったのは自分の心を強くすることだった。
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