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エピローグ
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多分、聖女なんて存在はこの世の女の子のなれる職業の中で、一番、不幸な仕事だと思う。
彼女‥‥‥ミンザ共和国の議会長カルロス家の長女ハンナはそうぼやいていた。
十六歳。
世間では、まあ‥‥‥十二歳が結婚適齢期だから。
行き遅れなんて言われているのは理解していた。
そんな中で、嫁に貰ってくれるのは――喜ぶべきことなんだろう。
女としては。
しかし、いまは少しだけ事情が違った。
目の前にいるのは、俺は常に正しい。
俺が王国そのものである。
そんな権威を嵩に着て生きているような、隣国のラズ王朝の第一王子。
わがままで思いやりが無くて、自分勝手が皮を被ったようなそんな人間の彼がハンナは苦手だった。
ハンナの記憶は少しばかり過去にさかのぼる。
ここはミンザ共和国。
東に人類国家のラズ王朝、西に魔王リクトの支配するグレム魔王国と二大国家に挟まれてどうにか中立を保って細々と生きてきた多民族他種族国家。
結婚も、就職も、独立も、自分のことは自分で決めていいある程度の自由が保証されている国だ。
だから、ハンナはそんな自由な気風を受け継いで生きてきた。
そんな彼女からしたら、お貴族様で独善的で、あまりにも自分のことだけしか考えないリード第一王太子殿下の行動も言動も、まったく好きになれない。
それでも父親が言う、
「この国の為なのだ。
我慢しなさい。
お前の肩に、この国の未来がかかっているのだ。
自分の意思など、無いものと思いなさい」
この押し付けがましい意見にも、黙って従うことにしたのだった。
それが、約三か月前。
王国側からの求婚が出ると同時に、魔王国からも来た求婚は却下された。
それはそれで、ハンナは胸を撫でおろしたものだ。
見知らぬ魔族‥‥‥いや、魔族も共和国には住んでいたけど。
まさか、魔王様直々に正妃になんて求められても自分には荷が重すぎる。
何より、やはり魔族。
その王。
偉大なる神々とも覇を競うことのできる程に強いと謳われる闇の支配者。
これにはこれで、困ることもあったのだ。
何故ならハンナは子供の時分からこの共和国が崇める大地母神ラーディアナ様の神殿に上がっていた。
一年ほど前に見習いだが神官になれて、さあ、これからという時に両国からの求婚。
そういう意味で、魔王に嫁ぐのはいささか、ハンナにとっては心苦しいものがあった。
さらに事態が悪いのか良いのか理解に苦しむ方向に急展開する。
崇める大地母神様が降臨するなんて、共和国数百年の歴史上、ただの一度もなかった。
そして、これまでどこかの大陸で選ばれていたエスト神の聖女に‥‥‥自分が認定されるなんて。
それも、神による直々の。
自分が神様から直々に名指しで聖女に指名された時、ハンナはこれは悪い夢だと気を失った。
そして――
そして、今。
「聖女って、本当に損な役回りだわ‥‥‥」
聖女認定から約二週間後。
祝いだのなんだのと周辺各国から使者が神殿に訪れて、昼夜を問わない儀礼祭が行われていた。
そんなめでたい席の期間中は、当然、魔王国といえども静かにせざるを得ない。
ラズ王朝からは婚約者であるリード王太子殿下が。
魔王国からは、なんと魔王リクトがやって来た。
そして、婚約者なら花や宝石の一つも持参して祝ってくれるかと思えば――
「子供を産んだら聖女の価値が消えるじゃないか。
こんな婚約は破棄させて貰うぞ!」
なんて愚かな一言を言うんだ、あなたは。
自分より年上のはずの背の高い婚約者を仰ぎ見て、ハンナはあっけにとられた。
ついでに、何故だか知らないけれど我慢してきた。
鬱屈した何かが心の関を切って怒涛の波のように押し寄せてきた。
「女は‥‥‥」
「何!?
何だ!
言いたいことがあるならはっきり言え!!」
どこまでも図体がデカいだけのダメな男のくせに。
何よ、その態度!!
ああ、言ってやるわよ、この大事な式典の空気も読めないロクデナシ!!
クズ王子!!
だが、その言葉は言えなかった。
周囲は王太子の行動にあっけにとられ、唖然とし、王国の代表なんてことなんかそのすっからかんの頭の中から抜け落ちていることは知っている。
だけど、王国は王国で、王太子は王太子だ。
このバカ王子が‥‥‥
そんな侮蔑とこれからどうなるかを見たい好機の視線に晒されてまで、耐えられるほど強い心をハンナは持ち合わせてなかった。
唯一、言えたこと。
それは、
「あなたはもう少し王太子殿下としての自覚を持たれるべきです!!」
たった、それだけだった。
そして、いてもたってもいられずハンナは駆けだしてしまう。
群衆を、その場に集まった人々の壁を押し退けて、神殿の奥にある神の祭壇の前に気づいたら立っていた。
思いっ切り走り過ぎて、何がどうなったかなんか知るはずがない。
息が切れて、言葉を出すには苦しかった。
どうして。
どうして、わたしなんかを聖女に選んだのですか、ラーディアナ様!!
涙が止まらない。
だが、これは婚約破棄をされたことへのショックから来る涙じゃないことは理解していた。
あのリードへ。
なんの一矢も、平手打ち一つも食らわせられないまま、弱い自分のままで逃げ出したことへの怒りの涙だった。
しかし、神は答えない。
自分で見つけろ、そういわんばかりに彼は――大地母神は黙っていた。
しばらくした後。
どれだけ泣き明かしか分からない頃に、ハンナは彼の人影に気づいてしまう。
人のようで、人でない。
長身の、朱色の冠のような角を生やした偉丈夫。
魔王リクトが‥‥‥そこに立っていた。
冷たいようで深い青のその瞳には、リード王太子のような他人を侮辱する視線がないことにハンナは気づく。
ついつい、涙を拭くのも忘れて間抜けな質問をしていた。
「魔王‥‥‥なのに。
ここは聖域ですよ?
入って来ても大丈夫なの?」
彼は見ての通りだと、肩をすくめて見せた。
不用意に立ち入ろうとしない。
距離を置いて自分を見守っていてくれたんだ。
ハンナはそう気づくまでに時間がかかった。
多分、聖女なんて存在はこの世の女の子のなれる職業の中で、一番、不幸な仕事だと思う。
彼女‥‥‥ミンザ共和国の議会長カルロス家の長女ハンナはそうぼやいていた。
十六歳。
世間では、まあ‥‥‥十二歳が結婚適齢期だから。
行き遅れなんて言われているのは理解していた。
そんな中で、嫁に貰ってくれるのは――喜ぶべきことなんだろう。
女としては。
しかし、いまは少しだけ事情が違った。
目の前にいるのは、俺は常に正しい。
俺が王国そのものである。
そんな権威を嵩に着て生きているような、隣国のラズ王朝の第一王子。
わがままで思いやりが無くて、自分勝手が皮を被ったようなそんな人間の彼がハンナは苦手だった。
ハンナの記憶は少しばかり過去にさかのぼる。
ここはミンザ共和国。
東に人類国家のラズ王朝、西に魔王リクトの支配するグレム魔王国と二大国家に挟まれてどうにか中立を保って細々と生きてきた多民族他種族国家。
結婚も、就職も、独立も、自分のことは自分で決めていいある程度の自由が保証されている国だ。
だから、ハンナはそんな自由な気風を受け継いで生きてきた。
そんな彼女からしたら、お貴族様で独善的で、あまりにも自分のことだけしか考えないリード第一王太子殿下の行動も言動も、まったく好きになれない。
それでも父親が言う、
「この国の為なのだ。
我慢しなさい。
お前の肩に、この国の未来がかかっているのだ。
自分の意思など、無いものと思いなさい」
この押し付けがましい意見にも、黙って従うことにしたのだった。
それが、約三か月前。
王国側からの求婚が出ると同時に、魔王国からも来た求婚は却下された。
それはそれで、ハンナは胸を撫でおろしたものだ。
見知らぬ魔族‥‥‥いや、魔族も共和国には住んでいたけど。
まさか、魔王様直々に正妃になんて求められても自分には荷が重すぎる。
何より、やはり魔族。
その王。
偉大なる神々とも覇を競うことのできる程に強いと謳われる闇の支配者。
これにはこれで、困ることもあったのだ。
何故ならハンナは子供の時分からこの共和国が崇める大地母神ラーディアナ様の神殿に上がっていた。
一年ほど前に見習いだが神官になれて、さあ、これからという時に両国からの求婚。
そういう意味で、魔王に嫁ぐのはいささか、ハンナにとっては心苦しいものがあった。
さらに事態が悪いのか良いのか理解に苦しむ方向に急展開する。
崇める大地母神様が降臨するなんて、共和国数百年の歴史上、ただの一度もなかった。
そして、これまでどこかの大陸で選ばれていたエスト神の聖女に‥‥‥自分が認定されるなんて。
それも、神による直々の。
自分が神様から直々に名指しで聖女に指名された時、ハンナはこれは悪い夢だと気を失った。
そして――
そして、今。
「聖女って、本当に損な役回りだわ‥‥‥」
聖女認定から約二週間後。
祝いだのなんだのと周辺各国から使者が神殿に訪れて、昼夜を問わない儀礼祭が行われていた。
そんなめでたい席の期間中は、当然、魔王国といえども静かにせざるを得ない。
ラズ王朝からは婚約者であるリード王太子殿下が。
魔王国からは、なんと魔王リクトがやって来た。
そして、婚約者なら花や宝石の一つも持参して祝ってくれるかと思えば――
「子供を産んだら聖女の価値が消えるじゃないか。
こんな婚約は破棄させて貰うぞ!」
なんて愚かな一言を言うんだ、あなたは。
自分より年上のはずの背の高い婚約者を仰ぎ見て、ハンナはあっけにとられた。
ついでに、何故だか知らないけれど我慢してきた。
鬱屈した何かが心の関を切って怒涛の波のように押し寄せてきた。
「女は‥‥‥」
「何!?
何だ!
言いたいことがあるならはっきり言え!!」
どこまでも図体がデカいだけのダメな男のくせに。
何よ、その態度!!
ああ、言ってやるわよ、この大事な式典の空気も読めないロクデナシ!!
クズ王子!!
だが、その言葉は言えなかった。
周囲は王太子の行動にあっけにとられ、唖然とし、王国の代表なんてことなんかそのすっからかんの頭の中から抜け落ちていることは知っている。
だけど、王国は王国で、王太子は王太子だ。
このバカ王子が‥‥‥
そんな侮蔑とこれからどうなるかを見たい好機の視線に晒されてまで、耐えられるほど強い心をハンナは持ち合わせてなかった。
唯一、言えたこと。
それは、
「あなたはもう少し王太子殿下としての自覚を持たれるべきです!!」
たった、それだけだった。
そして、いてもたってもいられずハンナは駆けだしてしまう。
群衆を、その場に集まった人々の壁を押し退けて、神殿の奥にある神の祭壇の前に気づいたら立っていた。
思いっ切り走り過ぎて、何がどうなったかなんか知るはずがない。
息が切れて、言葉を出すには苦しかった。
どうして。
どうして、わたしなんかを聖女に選んだのですか、ラーディアナ様!!
涙が止まらない。
だが、これは婚約破棄をされたことへのショックから来る涙じゃないことは理解していた。
あのリードへ。
なんの一矢も、平手打ち一つも食らわせられないまま、弱い自分のままで逃げ出したことへの怒りの涙だった。
しかし、神は答えない。
自分で見つけろ、そういわんばかりに彼は――大地母神は黙っていた。
しばらくした後。
どれだけ泣き明かしか分からない頃に、ハンナは彼の人影に気づいてしまう。
人のようで、人でない。
長身の、朱色の冠のような角を生やした偉丈夫。
魔王リクトが‥‥‥そこに立っていた。
冷たいようで深い青のその瞳には、リード王太子のような他人を侮辱する視線がないことにハンナは気づく。
ついつい、涙を拭くのも忘れて間抜けな質問をしていた。
「魔王‥‥‥なのに。
ここは聖域ですよ?
入って来ても大丈夫なの?」
彼は見ての通りだと、肩をすくめて見せた。
不用意に立ち入ろうとしない。
距離を置いて自分を見守っていてくれたんだ。
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