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第二部 二人の帝位継承者
第七話 聖者の暗躍 1
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まだ年末を迎えるには少しばかり早い、エルムド帝国の帝都の西側。
そこを流れるシェス大河と外界との境に、ブルングド大公家の治める中洲、ブルングド島が存在する。
元ルサージュ侯爵令息だったシェイルズが数々の武勲を立てた証として、子爵位から大公位へと躍進を遂げてこの地をその手中に収めていた。
世間ではグレン皇太子殿下が崩御され、ハーベスト大公家長女のユニスが女大公となり三国同盟を成したのがつい先月の事。
ユニスはハーベスト大公家を異母妹のエイシャへと譲り、現在は王国から亡命してきたエイシャの元夫、シルドがハーベスト大公を名乗っていた。
ユニスとグレンはエシャーナ公領の奥深くで、今後十年は密やかに生きること。
帝国皇帝の下した命ではあったが‥‥‥。
どうやら、帝国の白い鳩はまだまだ、落ち着きがないようで自分から戦いに身をとうじようとしていた。
それがつい先日、結婚式を挙げたばかりの妻に知られないようにと、シェイルズ以下、男性陣がこそこそとやっているのを、ユニスはまた何か悪いことをしているわね。
そんな感じで見ていたが、敢えて踏み込むことを控えていた。
なぜなら、シルド夫妻を試すような形で申し訳ないが、シェイルズの妻、ライナと共同で帝国の内部をかき乱すような策動を始めていたし‥‥‥。
「まあ、あの方々は全部知られていないと思っているようですから。
ほっておきましょう、ね?」
「はあ。
ですが、宜しいのですか、奥様?」
「だって、わたしの侍女を勝手に使おうとしているんだもの。
イズバイアには、毎晩、泣いて貰いますけど」
何をどう泣いてもらうのが怖かったから質問は控えたが、ユニスの側でアンリエッタは冷や汗をかいていた。
スパイならぬ、二重スパイ。
もはや、この帝国の若手において、ユニスを出し抜ける者などいなかったのである。
「奥様、しかし、良かったのですか?」
「なにかしら?」
「ですから、ルサージュ公やエシャーナの大旦那様がこれまで温めてきた。
黒い牙や青い狼の精鋭をそのまま譲り受けるなど。
それは、シェイルズ様や旦那様にお渡しした方が良かったのでは?」
ああ、それね。
と、ユニスは傍らでシェイルズやグレンたちと密談をしていたそれぞれの軍の代表者と再度、顔を合わせていた。
「だって、シェイルズにはライナ様のほうがあるでしょ?
蒼狼族なんて海外の勢力、わたしには手に負えないもの。
でも、イズバイアはその全てを手中にして動けるほど器用じゃないから。
ユンベルトおじさまほど、才覚があれば別だけど」
「奥様!
人が聞いています!!」
各師団の代表が、苦笑せざるを得なかった。
そのうちの一人が口を開く。
「まあ、深慮すべきは枢軸と‥‥‥」
「ハーベスト大公家。
シルド殿でしょうな、ユニス様」
二人の若いとは言い難い、中年の騎士がそうぼやくように言う。
シルドの存在は、この帝国でもそれなりに問題となっていた。
「確かにそうですね。
王国の第四王子の船団をたった一人で沈めた魔導の腕前といい、あの晩餐会では帝国も王国側も、彼の智謀にあっさりと騙されました。
あの人は稀代の大魔導士だし、ある意味、ペテン師だわ。
イズバイアもあれほどに、世間の波にもまれてくれていればいいのに」
「奥様‥‥‥では、シルド様を側室にでも為さいますか?」
両陣営の話をうまく伝えてくれる侍女が言う嫌味に、ユニスは頬を赤らめた。
「そんなこと‥‥‥。
それこそ、エイシャが本物の真紅の魔女になって反乱を起こすわ。
シルド様がどちらに付かれるかは、明白でしょ?
それに王国の大元帥殿の尽力もあるようだし」
「そうですな、ユニス様。
いずれは王国も、我らが陥落させたあのエニシス半島を取りに来るやもしれません」
「いいえ、青の狼の。
それはありませんわ。
旦那様たちが深慮している枢軸連邦のあまりにも広域すぎるこの現状。
帝国と王国が手をつながなければ‥‥‥この西の大陸も東の大陸も。
いずれは枢軸連邦の手に落ちるでしょう。
なぜここまで広がる前に誰も手をうたなかったのでしょうか?」
青の狼と黒き牙の騎士たちはそれは、と言いづらそうにする。
その背後にあるのは、太陽神アギトの神殿。
信仰する民の多さが、そのまま枢軸連邦の加盟国を押しひろげたのだ。
「本当に聖者サユキ様はこのような戦争が起こる世の中を望まれたのかしら。
時々、疑ってはいけないのだけど。
そう、考えてしまいます。
まるで‥‥‥」
「聖者の手のひらの上で踊らされているよう、ですか?」
「‥‥‥ええ。
いけないとは思っても、そう思ってしまう時があるわ」
両師団の騎士たちにしてみれば、ユニスの手のひらで王国も帝国も踊らされているようにしか見えないのだが、いまはそんなことは口が裂けても言えない。
「とりあえず、我らはこの現状打破を試みることにしましょう。
ところで、何故、ライナ様は蒼狼族の策を考えつかれたのですか??
ユニス様?」
「ライナ様?
ああ‥‥‥それですか。
当てつけ、でしょうね。
殿下を、夫を姉上の本当ならば妻となるべきだったニーエ様から奪われ、私が正妻になりましたから。
エリオス様もまた、帝位継承の座を自ら降りました。
そのすべての元凶は、このユニスめに。
そう、お考えなのでしょう」
騎士の一人が歎息する。
「そうは言われましても、ライナ様は我が黒の牙騎士団の師団長であり、ブルングド大公になられたシェイルズ様の正妻。
高家の一姫君から、いきなりの大公妃へとなられたのに。
望みすぎというものではありませんか‥‥‥」
「その後ろめたさもあるのでしょう、多分。
ニーエ様は伯爵位を賜り、あのブルングド島の一角にエリオス皇子と住まわれていますが、ここ最近は御機嫌が悪く伏せていらっしゃるとか。
後々、禍根にならなければいいのですが‥‥‥」
「なるほど。
そして、ユニス様に直接の恨みを晴らすには至らないから‥‥‥シルド殿夫妻にその役割が行ったと。そういうことですか」
「ええ」
ユニスは悲し気に、そして、妹の大変さを思いながらうなづいた。
不思議とあのシルドという義弟なら、どうにか解決しそうだという、妙な確信も胸内に秘めながら。
その数日後。
件のブルングド島の一角。
島の小さな湾内に隣接するようにして、その館があった。
母娘二人と、使用人が十数名にも満たない、狭い所帯の子爵家では、ラズの双子の華と呼ばれた一人、ニーエとその息子、エリオスが静かに息を潜めるようにして、生活をしていた。
母親はそう思いこんでいるのか、いつか、シェイルズかグレンが自分を殺害しに来ると信じてやまない。
原因は帝室の人間にしか持つことの許されない、エリオスの銀髪と紅眼だった。
それが目に入ると、彼女は息子を抱きしめてこの世の終わりのような声を上げて泣き、産んだことへの詫びをずっと言い続ける。
しかし、エリオスが日に数度、その顔を見せないと誰かにさらわれたかもしれないと、発狂したかのように騒ぎ出す。
明らかに精神を病んでいた。
「いつも‥‥‥ああなの、か?」
「シェイルズ小父様。
ええ、ここのところ。
特に殿下にお会いしてからはーそう、ですね。
正妃になれなかったことも、あるかもしれません」
「エリオス。
ユニス様は、お前が望めばその座から消えるだろう。
今すぐにでも、な?」
「いいえ、小父様。
ユニス様は、もう‥‥‥。
たくさん苦しまれました。
今は殿下との幸せを、望んでいます」
「そうか‥‥‥」
そんな会話が交わされた後、公子エリオスはいずれブルングド大公位を継ぐことを確約してシェイルズを見送った。
「でも、その時まで。
母は壮健ではありませんよ、小父様」
エリオスはまだ幼いその背に何か大きなものを背負い、そして母親の待つ部屋へと歩を進めた。
相変わらず、自分を見て泣き許しを乞う母を見て‥‥‥少年はもういいだろう。
そう、どこかで思ってしまった。
「母上、冬はまだ近いようで遠い。
ですが、二人。
静かに去るにはいいと思いませんか?」
「エリ‥‥‥オス?
お前、何を?」
「どうですか、母上?
もう、静かな世界に行きませんか?
わたしは疲れました。もう、帝位など要りません。
この帝国も、爵位も。
静かに眠りたい」
息子がバルコニーに続く扉を見、その向こうにあるのが何かを知って。
ニーエは、やせ細ったその顔でそうね、と静かに呟いた。
あの向こうには、あの日。
始まりの夜に、グレンとユニスが飛び込んだ大河がある。
もう、静かに去ってもいいだろう。
そう決めた母娘が、使用人の目を盗んで大河に身を投じた時。
はるか天空でその様を見て、
「大丈夫ですよ。
まだあなたたちの、人生には光がありますからね」
そう、静かに微笑む一人の黒髪の少女がいることを知る者は誰もいなかった。
そこを流れるシェス大河と外界との境に、ブルングド大公家の治める中洲、ブルングド島が存在する。
元ルサージュ侯爵令息だったシェイルズが数々の武勲を立てた証として、子爵位から大公位へと躍進を遂げてこの地をその手中に収めていた。
世間ではグレン皇太子殿下が崩御され、ハーベスト大公家長女のユニスが女大公となり三国同盟を成したのがつい先月の事。
ユニスはハーベスト大公家を異母妹のエイシャへと譲り、現在は王国から亡命してきたエイシャの元夫、シルドがハーベスト大公を名乗っていた。
ユニスとグレンはエシャーナ公領の奥深くで、今後十年は密やかに生きること。
帝国皇帝の下した命ではあったが‥‥‥。
どうやら、帝国の白い鳩はまだまだ、落ち着きがないようで自分から戦いに身をとうじようとしていた。
それがつい先日、結婚式を挙げたばかりの妻に知られないようにと、シェイルズ以下、男性陣がこそこそとやっているのを、ユニスはまた何か悪いことをしているわね。
そんな感じで見ていたが、敢えて踏み込むことを控えていた。
なぜなら、シルド夫妻を試すような形で申し訳ないが、シェイルズの妻、ライナと共同で帝国の内部をかき乱すような策動を始めていたし‥‥‥。
「まあ、あの方々は全部知られていないと思っているようですから。
ほっておきましょう、ね?」
「はあ。
ですが、宜しいのですか、奥様?」
「だって、わたしの侍女を勝手に使おうとしているんだもの。
イズバイアには、毎晩、泣いて貰いますけど」
何をどう泣いてもらうのが怖かったから質問は控えたが、ユニスの側でアンリエッタは冷や汗をかいていた。
スパイならぬ、二重スパイ。
もはや、この帝国の若手において、ユニスを出し抜ける者などいなかったのである。
「奥様、しかし、良かったのですか?」
「なにかしら?」
「ですから、ルサージュ公やエシャーナの大旦那様がこれまで温めてきた。
黒い牙や青い狼の精鋭をそのまま譲り受けるなど。
それは、シェイルズ様や旦那様にお渡しした方が良かったのでは?」
ああ、それね。
と、ユニスは傍らでシェイルズやグレンたちと密談をしていたそれぞれの軍の代表者と再度、顔を合わせていた。
「だって、シェイルズにはライナ様のほうがあるでしょ?
蒼狼族なんて海外の勢力、わたしには手に負えないもの。
でも、イズバイアはその全てを手中にして動けるほど器用じゃないから。
ユンベルトおじさまほど、才覚があれば別だけど」
「奥様!
人が聞いています!!」
各師団の代表が、苦笑せざるを得なかった。
そのうちの一人が口を開く。
「まあ、深慮すべきは枢軸と‥‥‥」
「ハーベスト大公家。
シルド殿でしょうな、ユニス様」
二人の若いとは言い難い、中年の騎士がそうぼやくように言う。
シルドの存在は、この帝国でもそれなりに問題となっていた。
「確かにそうですね。
王国の第四王子の船団をたった一人で沈めた魔導の腕前といい、あの晩餐会では帝国も王国側も、彼の智謀にあっさりと騙されました。
あの人は稀代の大魔導士だし、ある意味、ペテン師だわ。
イズバイアもあれほどに、世間の波にもまれてくれていればいいのに」
「奥様‥‥‥では、シルド様を側室にでも為さいますか?」
両陣営の話をうまく伝えてくれる侍女が言う嫌味に、ユニスは頬を赤らめた。
「そんなこと‥‥‥。
それこそ、エイシャが本物の真紅の魔女になって反乱を起こすわ。
シルド様がどちらに付かれるかは、明白でしょ?
それに王国の大元帥殿の尽力もあるようだし」
「そうですな、ユニス様。
いずれは王国も、我らが陥落させたあのエニシス半島を取りに来るやもしれません」
「いいえ、青の狼の。
それはありませんわ。
旦那様たちが深慮している枢軸連邦のあまりにも広域すぎるこの現状。
帝国と王国が手をつながなければ‥‥‥この西の大陸も東の大陸も。
いずれは枢軸連邦の手に落ちるでしょう。
なぜここまで広がる前に誰も手をうたなかったのでしょうか?」
青の狼と黒き牙の騎士たちはそれは、と言いづらそうにする。
その背後にあるのは、太陽神アギトの神殿。
信仰する民の多さが、そのまま枢軸連邦の加盟国を押しひろげたのだ。
「本当に聖者サユキ様はこのような戦争が起こる世の中を望まれたのかしら。
時々、疑ってはいけないのだけど。
そう、考えてしまいます。
まるで‥‥‥」
「聖者の手のひらの上で踊らされているよう、ですか?」
「‥‥‥ええ。
いけないとは思っても、そう思ってしまう時があるわ」
両師団の騎士たちにしてみれば、ユニスの手のひらで王国も帝国も踊らされているようにしか見えないのだが、いまはそんなことは口が裂けても言えない。
「とりあえず、我らはこの現状打破を試みることにしましょう。
ところで、何故、ライナ様は蒼狼族の策を考えつかれたのですか??
ユニス様?」
「ライナ様?
ああ‥‥‥それですか。
当てつけ、でしょうね。
殿下を、夫を姉上の本当ならば妻となるべきだったニーエ様から奪われ、私が正妻になりましたから。
エリオス様もまた、帝位継承の座を自ら降りました。
そのすべての元凶は、このユニスめに。
そう、お考えなのでしょう」
騎士の一人が歎息する。
「そうは言われましても、ライナ様は我が黒の牙騎士団の師団長であり、ブルングド大公になられたシェイルズ様の正妻。
高家の一姫君から、いきなりの大公妃へとなられたのに。
望みすぎというものではありませんか‥‥‥」
「その後ろめたさもあるのでしょう、多分。
ニーエ様は伯爵位を賜り、あのブルングド島の一角にエリオス皇子と住まわれていますが、ここ最近は御機嫌が悪く伏せていらっしゃるとか。
後々、禍根にならなければいいのですが‥‥‥」
「なるほど。
そして、ユニス様に直接の恨みを晴らすには至らないから‥‥‥シルド殿夫妻にその役割が行ったと。そういうことですか」
「ええ」
ユニスは悲し気に、そして、妹の大変さを思いながらうなづいた。
不思議とあのシルドという義弟なら、どうにか解決しそうだという、妙な確信も胸内に秘めながら。
その数日後。
件のブルングド島の一角。
島の小さな湾内に隣接するようにして、その館があった。
母娘二人と、使用人が十数名にも満たない、狭い所帯の子爵家では、ラズの双子の華と呼ばれた一人、ニーエとその息子、エリオスが静かに息を潜めるようにして、生活をしていた。
母親はそう思いこんでいるのか、いつか、シェイルズかグレンが自分を殺害しに来ると信じてやまない。
原因は帝室の人間にしか持つことの許されない、エリオスの銀髪と紅眼だった。
それが目に入ると、彼女は息子を抱きしめてこの世の終わりのような声を上げて泣き、産んだことへの詫びをずっと言い続ける。
しかし、エリオスが日に数度、その顔を見せないと誰かにさらわれたかもしれないと、発狂したかのように騒ぎ出す。
明らかに精神を病んでいた。
「いつも‥‥‥ああなの、か?」
「シェイルズ小父様。
ええ、ここのところ。
特に殿下にお会いしてからはーそう、ですね。
正妃になれなかったことも、あるかもしれません」
「エリオス。
ユニス様は、お前が望めばその座から消えるだろう。
今すぐにでも、な?」
「いいえ、小父様。
ユニス様は、もう‥‥‥。
たくさん苦しまれました。
今は殿下との幸せを、望んでいます」
「そうか‥‥‥」
そんな会話が交わされた後、公子エリオスはいずれブルングド大公位を継ぐことを確約してシェイルズを見送った。
「でも、その時まで。
母は壮健ではありませんよ、小父様」
エリオスはまだ幼いその背に何か大きなものを背負い、そして母親の待つ部屋へと歩を進めた。
相変わらず、自分を見て泣き許しを乞う母を見て‥‥‥少年はもういいだろう。
そう、どこかで思ってしまった。
「母上、冬はまだ近いようで遠い。
ですが、二人。
静かに去るにはいいと思いませんか?」
「エリ‥‥‥オス?
お前、何を?」
「どうですか、母上?
もう、静かな世界に行きませんか?
わたしは疲れました。もう、帝位など要りません。
この帝国も、爵位も。
静かに眠りたい」
息子がバルコニーに続く扉を見、その向こうにあるのが何かを知って。
ニーエは、やせ細ったその顔でそうね、と静かに呟いた。
あの向こうには、あの日。
始まりの夜に、グレンとユニスが飛び込んだ大河がある。
もう、静かに去ってもいいだろう。
そう決めた母娘が、使用人の目を盗んで大河に身を投じた時。
はるか天空でその様を見て、
「大丈夫ですよ。
まだあなたたちの、人生には光がありますからね」
そう、静かに微笑む一人の黒髪の少女がいることを知る者は誰もいなかった。
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第二部完結で言うのもなんだけど『甘々』←このタグ、エイシャとシルドにもついてるはずなんだけど初心者には難し過ぎない?(;꒪ㅿ꒪)フタリノジャレアイハジョウキュウシャムケ?
ぐっ汗
もっと甘くしたいけど寸止めが可哀想で涙。