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第一部
未遂と恋人ごっこ
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出版局から帰ってきたフェイ様は、珍しく上機嫌だった。
普段ならすぐに書斎に引きこもってしまう彼が、その日に限っては目を輝かせて私に話しかけてきたのだ。
「今回の原稿が出版局内でとても評判が良かったんだ。ラストのキスシーンの余韻が素晴らしい、とか、主人公の感情の揺れがとてもリアルだ、とか……。ああ、そうそう。担当編集者なんて“早く続きを読みたい”とまで言ってくれたんだ」
言葉が止まらない。
ひとつひとつを確かめるように思い出しながら、まるで子どものように表情を変えていく。
普段は冷静で抑制的な人なのに、こんな風に心を隠さず見せるのは珍しい。
「――これは全部、君のおかげだ」
そう言って差し出されたのは、白い箱に入った小さなケーキ。
「……あ、ありがとうございます!」
胸がきゅっと締め付けられる。
研究対象としての私に、こうして感謝を示されると……ますます断れなくなる。
ただの“資料提供者”であるはずなのに、こういう瞬間だけは、まるで大切にされているような錯覚を覚えてしまうから。
その夜。
就寝の準備をしていると、部屋の扉が控えめに叩かれた。
「はい、どうぞ」
振り向けば、そこには真剣な表情のフェイ様が立っていた。
いつもの穏やかな調子じゃなくて、強い意志を湛えたまなざし。
「今日は……実際に行為をしながら反応を記録したい」
ベッドに腰掛け、落ち着いた声で告げられた言葉に、背筋がぴんと伸びる。
「……っ」
予感していた日が、とうとう来てしまった。
けれど頭で理解するのと、実際にその場に立たされるのとではまるで違う。
胸の奥で、鼓動が不規則に跳ねる。
「今書いている物語のクライマックスに必要なんだ」
まっすぐな眼差し。
そこには冗談なんて一切ない。
その真剣さに触れるほど、こちらの心はかえって乱れていく。
仕事、なんだから……。
主人であるフェイ様の意向に応えなきゃ、そう思えば思うほど身体は重く固まって動かない。
緊張で喉が乾いて、寝間着の裾を無意識に握りしめる。
「……リズ?」
フェイ様が心配そうに私の顔を覗き込んだ。
真剣さと、わずかな不安が混じった表情。
「も、申し訳ありません、その……心の準備ができていなくて」
ようやく絞り出した私の声は、震えていた。
フェイ様はしばし黙って私を見つめ、そして静かに言った。
「……そうか。無理はさせられない。君の心が決まるまで待とう」
柔らかな表情で私の頭をなでる。
「けれど、この物語を完成させるには君の協力は絶対に必要なんだ。それだけは、分かってほしい」
切実な言葉。
私の心は、まだ揺れ続けている。
“作家の助手”として引き受けるべきか、ひとりの女として拒むべきか。
その境界が、夜の静けさの中でぼやけていく。
私は力なく笑いかけることしかできなかった。
結局その夜は、布団に並んで横になるだけで終わった。
けれど眠りにつくまで、彼の言葉の余韻が胸の内で幾度も反響していた。
翌日から、フェイ様の態度は少しずつ変わっていった。
肩に手を置く、頭を撫でる、手を取る――。
ことあるごとにスキンシップをはかってくるのだ。
「ど、どうしたんですか……?」
問いかけると、彼はいつもの調子で答える。
「心理的な障壁を取り除くためだよ。普段から恋人のように過ごせば、負担も減るんじゃないかと思ってね」
目をぱちぱちさせせていると、そこにカメラのシャッター音が重なる。
「もちろん、描写の引き出しを増やすのにも役立つし」
……やっぱり魂胆はそこか。
内心呆れつつも実際その効果は絶大で、気が付けばフェイ様に触れられることに慣れてきている自分がいる。
いや、なんならもっと触れてほしい、なんて思ったり。
その数日後。
朝食を終えると同時に、フェイ様はごく自然にこう言った。
「今日は取材だ。外に出よう」
「しゅ、取材ですか……?」
まだ片付け途中の食器を抱えたまま、私は首を傾げる。
「恋人同士の休日の擬似体験をしてみようと思う。たとえば……市場に出向くのはどうだろうか」
「擬似体験……」
……恋人同士の休日。
あまりに堂々とした言い方に、抗弁する余地が見つからない。
結局その日は、フェイ様の指示に従って町に出かけることになった。
「人がたくさん……」
通りに並ぶ菓子屋や露店の前。
普段からにぎやかな場所だけど、今日は一段と人通りが多い気がする。
「今日は遠くの国から商人が集まっているそうだよ」
そのせいじゃないかな、と微笑むフェイ様。
たしかに、露店に並ぶ品々は異国情緒たっぷりで、普段はお目にかかれないものばかりだ。
干した果実の山、宝石のような砂糖菓子、色鮮やかな布地。
どれも目移りするほど眩しくて、私は思わず歩みを止めてしまう。
――にしても。
「人が多すぎて、はぐれてしまいそうですね」
まっすぐ歩くのにも苦労するレベルの人波。
思わず苦笑いしたその瞬間、突然左手に柔らかな熱が触れた。
「だったら手を繋ごう。……これならはぐれないし、デートらしさも増すだろう?」
フェイ様が優しく微笑む。
その笑顔がまぶしくて、私は思わず目をそらした。
通りを歩けば、彼は自然に歩幅を合わせ、私が立ち止まれば足を止める。
気づけば荷物はすべて彼が持っていて、私の両手は空っぽのまま。
――まるで本物の恋人みたい。
「少し休もうか」
フェイ様の提案で、本通りを抜けて静かな脇道に入る。
表の喧騒が嘘のようにしんと静まりかえっていて、時折吹き抜ける風が心地いい。
「リズ、これはどう?」
差し出されたのは焼きたての菓子パン。
湯気がほわりと漂い、思わず「美味しそう」と漏らした。
「じゃあ、半分こしよう」
そう言って口元に差し出してくるものだから、私は顔を真っ赤にしながらかぶりついた。
甘いクリームよりも、彼の視線のほうがよっぽど甘ったるい。
「……リズ、こっちを向いて」
「へ?」
顔を向けると、鼻の頭にそっとキスが降ってきた。
「ひゃっ!!?」
「クリームが付いていたよ。……かわいい」
フェイ様がクスリと笑う。
その瞳の奥には妙に熱っぽいものが宿っているように見えた。
「……本当にかわいい」
「フェイ様……あっ……」
私が言葉を発するよりも早く、唇が塞がれる。
表通りの喧騒がさっきよりずっと遠くなっていくのを感じた。
ずっと続けばいいのに。
そんなことを考えていると、誰かがこちらに歩いてくる気配。
慌てて離れた私たちを、通りすがりの人は気にも留めず通り過ぎて行く。
残されたのは、熱を帯びた沈黙と、お互いの視線だけ。
「……これは資料になりますか?」
小声で問いかければ、彼は満足げに頷いた。
「もちろんだ。細かい反応ほど、物語に命を吹き込むからね」
その後も、服飾店で「君に似合いそうだ」とスカーフを選んでくれたり、香料屋で小瓶を手に取り「この香りはリズに似合う」と囁かれたり。
並んで歩いているときにそっと手を取られるたび、胸の奥では別の感情が渦を巻いていた。
――これは恋人という役割を演じているだけ?
それとも……?
答えを確かめる勇気はなくて、私はただ心臓の音をごまかすように、明るい声で返事を続けるしかなかった。
「今日はありがとう」
帰り際、フェイ様が柔らかく微笑みながら言った。
「い、いえ、こちらこそ! とても、楽しかったです」
すると「ああ、そうだ」と思い出したように、彼が懐から小さな箱を取り出す。
「僕から、リズにプレゼントだ」
「私に、ですか?」
箱を開けると、中には真鍮細工の髪留めが収まっていた。
「露店で見かけたとき、君の顔が浮かんだんだ。きっと似合う」
そう言ってフェイ様が私の髪をそっと掬い上げ、試すように差し込む。
自然で、当たり前のようなその仕草があまりにもかっこよくて――私は言葉を紡ぐことができずにいた。
家に着くなり、フェイ様はいそいそと書斎に閉じこもってしまった。
その背中を見送ってから、私は台所へと向かう。
夕飯の支度をしながら、私は胸の奥に小さな空洞が生まれているのを感じていた。
ついさっきまで隣にあった温もりも、髪をかすめた指先の感触も、ぜんぶ幻みたいに消えていく。
これは束の間の役割。
また何もなかったようにもとに戻るだけ。
わかっているのに――どうして、こんなに寂しいんだろう。
普段ならすぐに書斎に引きこもってしまう彼が、その日に限っては目を輝かせて私に話しかけてきたのだ。
「今回の原稿が出版局内でとても評判が良かったんだ。ラストのキスシーンの余韻が素晴らしい、とか、主人公の感情の揺れがとてもリアルだ、とか……。ああ、そうそう。担当編集者なんて“早く続きを読みたい”とまで言ってくれたんだ」
言葉が止まらない。
ひとつひとつを確かめるように思い出しながら、まるで子どものように表情を変えていく。
普段は冷静で抑制的な人なのに、こんな風に心を隠さず見せるのは珍しい。
「――これは全部、君のおかげだ」
そう言って差し出されたのは、白い箱に入った小さなケーキ。
「……あ、ありがとうございます!」
胸がきゅっと締め付けられる。
研究対象としての私に、こうして感謝を示されると……ますます断れなくなる。
ただの“資料提供者”であるはずなのに、こういう瞬間だけは、まるで大切にされているような錯覚を覚えてしまうから。
その夜。
就寝の準備をしていると、部屋の扉が控えめに叩かれた。
「はい、どうぞ」
振り向けば、そこには真剣な表情のフェイ様が立っていた。
いつもの穏やかな調子じゃなくて、強い意志を湛えたまなざし。
「今日は……実際に行為をしながら反応を記録したい」
ベッドに腰掛け、落ち着いた声で告げられた言葉に、背筋がぴんと伸びる。
「……っ」
予感していた日が、とうとう来てしまった。
けれど頭で理解するのと、実際にその場に立たされるのとではまるで違う。
胸の奥で、鼓動が不規則に跳ねる。
「今書いている物語のクライマックスに必要なんだ」
まっすぐな眼差し。
そこには冗談なんて一切ない。
その真剣さに触れるほど、こちらの心はかえって乱れていく。
仕事、なんだから……。
主人であるフェイ様の意向に応えなきゃ、そう思えば思うほど身体は重く固まって動かない。
緊張で喉が乾いて、寝間着の裾を無意識に握りしめる。
「……リズ?」
フェイ様が心配そうに私の顔を覗き込んだ。
真剣さと、わずかな不安が混じった表情。
「も、申し訳ありません、その……心の準備ができていなくて」
ようやく絞り出した私の声は、震えていた。
フェイ様はしばし黙って私を見つめ、そして静かに言った。
「……そうか。無理はさせられない。君の心が決まるまで待とう」
柔らかな表情で私の頭をなでる。
「けれど、この物語を完成させるには君の協力は絶対に必要なんだ。それだけは、分かってほしい」
切実な言葉。
私の心は、まだ揺れ続けている。
“作家の助手”として引き受けるべきか、ひとりの女として拒むべきか。
その境界が、夜の静けさの中でぼやけていく。
私は力なく笑いかけることしかできなかった。
結局その夜は、布団に並んで横になるだけで終わった。
けれど眠りにつくまで、彼の言葉の余韻が胸の内で幾度も反響していた。
翌日から、フェイ様の態度は少しずつ変わっていった。
肩に手を置く、頭を撫でる、手を取る――。
ことあるごとにスキンシップをはかってくるのだ。
「ど、どうしたんですか……?」
問いかけると、彼はいつもの調子で答える。
「心理的な障壁を取り除くためだよ。普段から恋人のように過ごせば、負担も減るんじゃないかと思ってね」
目をぱちぱちさせせていると、そこにカメラのシャッター音が重なる。
「もちろん、描写の引き出しを増やすのにも役立つし」
……やっぱり魂胆はそこか。
内心呆れつつも実際その効果は絶大で、気が付けばフェイ様に触れられることに慣れてきている自分がいる。
いや、なんならもっと触れてほしい、なんて思ったり。
その数日後。
朝食を終えると同時に、フェイ様はごく自然にこう言った。
「今日は取材だ。外に出よう」
「しゅ、取材ですか……?」
まだ片付け途中の食器を抱えたまま、私は首を傾げる。
「恋人同士の休日の擬似体験をしてみようと思う。たとえば……市場に出向くのはどうだろうか」
「擬似体験……」
……恋人同士の休日。
あまりに堂々とした言い方に、抗弁する余地が見つからない。
結局その日は、フェイ様の指示に従って町に出かけることになった。
「人がたくさん……」
通りに並ぶ菓子屋や露店の前。
普段からにぎやかな場所だけど、今日は一段と人通りが多い気がする。
「今日は遠くの国から商人が集まっているそうだよ」
そのせいじゃないかな、と微笑むフェイ様。
たしかに、露店に並ぶ品々は異国情緒たっぷりで、普段はお目にかかれないものばかりだ。
干した果実の山、宝石のような砂糖菓子、色鮮やかな布地。
どれも目移りするほど眩しくて、私は思わず歩みを止めてしまう。
――にしても。
「人が多すぎて、はぐれてしまいそうですね」
まっすぐ歩くのにも苦労するレベルの人波。
思わず苦笑いしたその瞬間、突然左手に柔らかな熱が触れた。
「だったら手を繋ごう。……これならはぐれないし、デートらしさも増すだろう?」
フェイ様が優しく微笑む。
その笑顔がまぶしくて、私は思わず目をそらした。
通りを歩けば、彼は自然に歩幅を合わせ、私が立ち止まれば足を止める。
気づけば荷物はすべて彼が持っていて、私の両手は空っぽのまま。
――まるで本物の恋人みたい。
「少し休もうか」
フェイ様の提案で、本通りを抜けて静かな脇道に入る。
表の喧騒が嘘のようにしんと静まりかえっていて、時折吹き抜ける風が心地いい。
「リズ、これはどう?」
差し出されたのは焼きたての菓子パン。
湯気がほわりと漂い、思わず「美味しそう」と漏らした。
「じゃあ、半分こしよう」
そう言って口元に差し出してくるものだから、私は顔を真っ赤にしながらかぶりついた。
甘いクリームよりも、彼の視線のほうがよっぽど甘ったるい。
「……リズ、こっちを向いて」
「へ?」
顔を向けると、鼻の頭にそっとキスが降ってきた。
「ひゃっ!!?」
「クリームが付いていたよ。……かわいい」
フェイ様がクスリと笑う。
その瞳の奥には妙に熱っぽいものが宿っているように見えた。
「……本当にかわいい」
「フェイ様……あっ……」
私が言葉を発するよりも早く、唇が塞がれる。
表通りの喧騒がさっきよりずっと遠くなっていくのを感じた。
ずっと続けばいいのに。
そんなことを考えていると、誰かがこちらに歩いてくる気配。
慌てて離れた私たちを、通りすがりの人は気にも留めず通り過ぎて行く。
残されたのは、熱を帯びた沈黙と、お互いの視線だけ。
「……これは資料になりますか?」
小声で問いかければ、彼は満足げに頷いた。
「もちろんだ。細かい反応ほど、物語に命を吹き込むからね」
その後も、服飾店で「君に似合いそうだ」とスカーフを選んでくれたり、香料屋で小瓶を手に取り「この香りはリズに似合う」と囁かれたり。
並んで歩いているときにそっと手を取られるたび、胸の奥では別の感情が渦を巻いていた。
――これは恋人という役割を演じているだけ?
それとも……?
答えを確かめる勇気はなくて、私はただ心臓の音をごまかすように、明るい声で返事を続けるしかなかった。
「今日はありがとう」
帰り際、フェイ様が柔らかく微笑みながら言った。
「い、いえ、こちらこそ! とても、楽しかったです」
すると「ああ、そうだ」と思い出したように、彼が懐から小さな箱を取り出す。
「僕から、リズにプレゼントだ」
「私に、ですか?」
箱を開けると、中には真鍮細工の髪留めが収まっていた。
「露店で見かけたとき、君の顔が浮かんだんだ。きっと似合う」
そう言ってフェイ様が私の髪をそっと掬い上げ、試すように差し込む。
自然で、当たり前のようなその仕草があまりにもかっこよくて――私は言葉を紡ぐことができずにいた。
家に着くなり、フェイ様はいそいそと書斎に閉じこもってしまった。
その背中を見送ってから、私は台所へと向かう。
夕飯の支度をしながら、私は胸の奥に小さな空洞が生まれているのを感じていた。
ついさっきまで隣にあった温もりも、髪をかすめた指先の感触も、ぜんぶ幻みたいに消えていく。
これは束の間の役割。
また何もなかったようにもとに戻るだけ。
わかっているのに――どうして、こんなに寂しいんだろう。
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