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3 恥辱の行為

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ジャルミルは席を立ってエリアートのそばに行き、エリアートの緊張でこわばる細く薄い身体をそっと抱きしめる。

「そんなに怖がらなくてもいい。痛い思いはさせないから安心してほしい」
「……魔力回復されるんですよね。早くしましょう……」

エリアートはさっさと行為をして終わらせたくそう答えてしまう。執務室とドアで繋がっている仮眠室として使われている薄暗い部屋に案内される。仮眠室といっても、かなりの広さで大きいベッドが置かれていた。これから、あそこで自分は抱かれるのかと思うとエリアートは憂鬱になる。

「エリアート、服を脱ぎなさい」
「はい……」

ジャルミルに命令されてエリアートは恐る恐る着ている白いシャツとズボンを脱ぎ始める。少し離れた位置でジャルミルが鋭い目でエリアートが脱いでいくのを見つめているのがわかった。温厚そうな外見なのに獣のような獲物を狙う目で見つめていることにエリアートは内心恐怖し、服を脱ぐ手が震えてしまう。

「早く下履きも脱いで全てを見せるんだエリアート。手で隠すな」
「はっ、……はい、申し訳ありません……」

全てを脱ぎ終えたエリアートは手を後手に組んで全てを晒してしまう。

「思ったとおりだ。キレイな顔にキレイな肌をしているな。この薄暗い部屋の中でも白い肌が発光するように美しいのがわかるぞ」
「……うっ……」

全身を鑑定するかのように見つめられてエリアートは羞恥に震えてしまい、その場にしゃがみこんでしまう。ジャルミルはエリアートの前まで来て、自身のベルトを緩めて陰茎を取り出した。


「では早速しゃぶってもらおうか」
「っ?!」

目の前にいきり立ったジャルミルの怒張が晒されてエリアートは驚く。温厚そうなジャルミルの顔とは似ても似つかぬ凶悪な陰茎は怒張と言う名に相応しく、血管が浮き出て赤黒くなってこれからエリアートを容赦なく嬲るのを暗示していた。

『そんな……騎士のヨエルのよりも大きくて太い……私はこれで犯されてしまうのか……?』

「ひっ……!」
「フフフ、驚かしたか。君の恋人のヨエルにしているようにコレを舐めてほしいところだ」
「そんな……口ではしたことないですっ……」

エリアートはヨエルとは体を重ねてはいたが、二人とも性行為には真面目で口淫などはしたことがなかった。

「では、これから上手くなってもらわないとな。治癒魔法のために協力してもらわないと」
「はっ、……はい……わかりました……」

躊躇いながらもエリアートは怒張に舌をこわごわと這わせて舐め始めた。舌からは怒張の熱さが伝わり、ビクビクと脈動が伝わりエリアートは恐怖してしまう。

「もっと舌を強く押し付けるんだ。あと手でも擦りなさい」
「はい……」

言われるがままに怒張を根本から手で擦りあげるが、恐怖から上手く動かせずにぎこちなくなってしまう。

「ここまで下手だと、ひょっとしてエリアートはヨエルとは性行為はしてないのか?」
「ちっ、違いますっ……こんな……舌や手でこんなことはしませんっ……」
「フフフ。随分、真面目なことだ。まあ、だんだん上手くなっていけばいい」

エリアートの口から陰茎が離れると、唇から銀の糸が引いて怪しく光る。それを見てエリアートは泣きそうになってしまう。

『これはヨエルのためなんだ……我慢しないと』

「エリアート、ベッドに仰向けに寝なさい」
「……はい……」

エリアートはベッドに上がり仰向けに寝ると、質のいいシーツのひんやりとした感触が背中から伝わる。そこへジャルミルがエリアートに覆いかぶさり、口づけをしてきたのでエリアートは驚いて手で押しのけようとするが、ジャルミルの手に捉えられてしまう。

「あっ、いきなり何をするんですか!」
「何って性交をするんだ。忘れたのかい?君の恋人のために魔力の回復をしなければいけないんだよ」

淫靡な笑みを浮かべてジャルミルはエリアートの顔を見つめる。エリアートは覚悟を決めるしかなかった。

『ごめんなさい……ヨエル……あなた以外の男に抱かれるなんて……』

観念したエリアートはギュッと目を瞑った。それを見たジャルミルはにやりと笑いエリアートの唇にキスをして、口づけをのあわいから舌を差し入れてエリアートの口内を蹂躙した。舌先で歯列をなぞり、上顎を舌でつつき、なすがままにされているエリアートの舌を絡ませて根本から強く吸うと、エリアートの体がビクンッと反応した。口内をジャルミルの舌が蹂躙し口から離れた後、エリアートは息も絶え絶えになっていた。

「あぁっ……」
「キスも上手くないな。ヨエルはセックスについては淡白なのか?例えばこういうことはしないのかな?」

ジャルミルはエリアートの喉を舐め始め、エリアートは逃げようと身体をねじるがジャルミルにベッドに縫い付けられたかのように動けず、なすがままに舐められてしまっていた。

「いっいやだっ……やめてっ……あっ……」
「エリアートの肌は絹のような肌触りで気持ちいいな。今日は舌でエリアートの肌を堪能させてもらおうかな」
「やめてえっ……ああっ……助けてっヨエルッ……」

ジャルミルの肉厚の舌で獣のように胸や背中をしゃぶるように舐められてしまい、エリアートはずっと喘がされてしまった。獣のような激しい愛撫をうけて、次第に快楽に脳内が染まっていってしまう。

「ひいぃっ……やめてっ…こんな……ああっ……」
「フフフ、やめてといいながらもエリアートのペニスは勃っているぞ。エリアート、君らしい控えめなペニスだ」

そう言ってジャルミルは、エリアートのペニスを手で握り上下に容赦なくこすり始めた。

「ひっ!!!そこはぁっ!だめえっ!!やめてっ……」
「先走り汁がすごく出ている。そんなに全身を舐められて感じたのか君は。フフッとても敏感だな」
「ちっ違いますっ……ひいっ!ああっ……やめてえっ!!」

エリアートはペニスをジャルミルの逞しい手で擦られてしまい、無理矢理に快感を引き出されて射精をしてしまう。

「ああっ……だめぇ……こんなこと……」
「たくさん出たなエリアート。意外に濃い精子が出たな。溜まっていたのかな?」
「ち、違います!たまってなんてないですっ……やっ…何を」

エリアートは両足を拡げられて、日の当たらない部分を無理矢理にさらけ出されてしまう。部屋は薄暗いものの慣れてきた目にはしっかりとエリアートの秘所がジャルミルには見えていた。ジャルミルはエリアートの精がついた指でエリアートの窄まりにゆっくりと入れると、エリアートの身体が緊張で強張った。

「いっ……やっ……ぁっ……」
「初めてではないのに硬いね。ヨエルとは当分ご無沙汰のようだな。これは慣らすのに時間がかかりそうだ。」

指を何回か抽送して感触を確かめると、ジャルミルはベッド脇の上品な木製チェストから紙のようなものを取り出して、エリアートの腹の上に紙を置いた。

「なっ……何を?」
「動かないで。今から魔術式が刻まれた魔術紙で君に術をかけるんだ」
「えっ?何を……うわっ!!」

紙から魔法が発動し一瞬青白い光が部屋を照らして、エリアートの腹の上の紙は魔術紋の模様の光がエリアートの体内に沈んでいった。

「えっ……なんだったの……今のは……」
「今のは身体を変える魔術式の魔術紙だ。これで君はいつでもセックスできる身体になったんだ」
「えっ……一体どういうこと……ああっ!?」

エリアートは再び窄まりに指を入れられてしまい驚いてしまう。しかし、先程のとは違いエリアートの後蕾はすんなりと指を受け入れていた。

「いっ……あぁ……私の身体……どうして……?」
「さっきの魔術紙は、男の身体でも中が濡れるようになるんだ。エリアート、君が淫らになるための魔術だよ。高い金を払って買っておいたが無駄にならずに済んだ」
「そっ、そんなっ……あっ?!……あぁんっ?!」
「フッ、どうやら効き目が早いようだね。身体がもうメスになり始めている」

エリアートの体内に道を作るように指は中を抉り侵犯していく。ぬちゃぬちゃと淫らな水音がし始めて、部屋に響きエリアートは悲鳴をあげるがその声には快楽に抵抗する声が混じっていた。

「ひっ……ひうぅっ……だめっ……領主様っ……許してっ……ひいいっ!!」

体内のある箇所を指で責められて、エリアートは背中を浮かしてはしたない喘ぎ声をあげてしまう。エリアートのペニスは再び硬くなり淫らな汁を先端から垂れ流していた。

「魔術紙のおかげで、すっかりいやらしい孔になったな。もう入れてもいいだろう」
「えっ……あぁっ……?!」

エリアートは脚をジャルミルの肩に担がれて、秘所をさらけ出してしまい、そのまま窄まりに陰茎の先を当てられてしまう。

「あぁっ……許してください……お願いです……」
「言っただろう?性行為で魔力を回復すると。恋人を治したいんじゃないのかエリアート?」
「……っ……」

エリアートは恥ずかしい箇所をさらけ出し、恥辱に身も心も震わせる。しかし、愛する恋人のヨエルのためには、この温厚な外見とは裏腹に領主ジャルミルの獣のような性欲を相手にしなければいけないのだ。治癒魔法でヨエルを治すため……。

「ジャ……ジャルミル様……わかりました……僕の身体で魔力を回復していただければ……」
「わかったエリアート。君の美しい身体で魔力を回復させてもらおう」

そういうとジャルミルは窄まりに怒張の先端をゆっくりと埋め込み、エリアートの体内を侵犯し中を押し拡げていくように挿入した。

「ひっ……いいいっ……あっ……いあぁっ……」
「エリアート、力を抜くんだ。それにしても君の中はとても具合がいい。感度良好でとてもいい中をしてるな。さあ動くよ」

怒張がエリアートの奥深く挿入され、ゆっくりと引き抜かれてまた奥深く挿入される。胎内の肉の圧迫感にエリアートは息を呑み目から火花が出るかのような衝撃を受ける。段々と怒張の抽送ペースが早くなり、結合からは卑猥な水音がし始めて、更にエリアートを責め立てるように辱める。

「ひぐうぅっ!!いやだっ……ヨエルっ……ごめんなさいっ………!ああっ!!」

エリアートは泣きながら犯され、顔は涙とよだれまみれで泣きながら喘いでしまう。エリアートは嫌がっていたが、エリアートのペニスは勃起し乳首も硬くなり感じているいたのを責めているジャルミルは見逃さなかった。

「エリアートのここはピンク色できれいだね」
「ひぎぃっ!!やめてぇっ!!」

中を怒張で犯されながら、しこりきった胸の先端を両方ジヤルミルの指でつねられてしまい、エリアートは悲鳴をあげる。硬度を増した乳首を確かめるように、ジャルミルの指が胸の先端を責めて、エリアートは更に喘がされてしまう。

「だっ、だめぇっ、そこはっ!!ゆるしてぇっ!」
「乳首を責めると中の肉が締め付けてるよ。本当は感じているんだろう?」
「ち、ちがうっ……んんあぁっ!!ひいっん!!」

責められた乳首をジャルミルの舌が甘噛みし、そのまま口に含まれ強く吸われてしまい、エリアートは顎をのけぞらせ勢いよく口の中の唾液を溢してしまう。激しい愛撫で脳が蕩けるような快美にエリアートは翻弄されていた。

『ごめんなさいッ、ヨエル……僕は……』

一際強く怒張を中に突かれて胎内に白濁を放出されてしまい、その精と肉の熱さでエリアートも射精してしまう。

「ひいいいっ!!!あああっ!!」

胎内に大量に精を出されてしまい、自身の射精の快感と相まって今までに感じたことのない絶頂を全身に浴びていた。足の先がピンと伸び、顎をのけぞらせたまま、絶頂の余韻を味わわされていた。

「あっ……ああっ……ぁっ……」

ヨエルとはしたことがない獣のような激しい性行為で、今まで感じたことがない絶頂を味わい、エリアートの頭の中はぐちゃぐちゃになっていた。そんなエリアートに構わず、ジャルミルは再びいまだ昂ぶったままの怒張を動かし始めた。

「えっ…なんで……まだ…」
「一回で終わるとは誰も言ってないぞ。私の限界までやらないと魔力が回復しないんだよ」
「そ、そんな……」

エリアートは青ざめた。こんな激しい性行為を続けたらエリアートの身体が持たない。そんなエリアートにジャルミルが優しく語りかける。

「さっきの魔術紙の魔術に、かけた者を性に積極的、早い話が淫乱にする効果ももあるんだよ。安心するといい」
「淫乱……?」

エリアートは青ざめるが、自身の膝を肩に押し付けられて、ジヤルミルから激しく胎内を陰茎で責められて泣かされてしまい、言われたことを忘れて喘がされてしまう。

「今日はたっぷりと魔力回復を手伝ってもらおう。それにしても、エリアートは身体の具合が抜群にいいな。とても素質のある淫らな身体をしてる」

ジャルミルの言葉がエリアートには聞こえず、魔力回復のための激しい淫靡の洗礼を受け、その行為は深夜まで続いた。

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【後書き】
お読みくださりありがとうございます。
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