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第五章
32.
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学校がおわると、あたしはお兄ちゃんのバイト先に向かった。お兄ちゃんがいたらラッキーだけど、今日はお兄ちゃんじゃなくて、あの人に会いにきたんだよね。
「加賀さん、こんばんは」
「……こんばんは」
どうやら加賀さんは察しがいいようだ。一目見て、あたしがお兄ちゃんではなく加賀さんに会いにきたんだと気づいたらしい。
加賀さんはあたしを店内の一番奥の席に案内すると、テーブルにあるメニュー表を開きながら、「本日はどのようなご用件でしょうか」と聞いてきた。
流石プロ。客と店員の距離感を弁えている。こういうタイプの人間ってむかつくんだよね。どうにかしてそのプロ意識を壊したくなってくる。
「……あたし、加賀さんのことが好きなんだけど」
さぁ、動揺しなさい。いくら貴方でもいきなりあたしに告白されるとは思ってなかったでしょう?
「そうですか、ありがとうございます。それではご注文はなにに致しますか?」
「……は?」
いや、なんだこいつ。あたしが好きだって言ってんのに、ありがとうございますで済ませやがって。
そうですかってなに?
好きだなんて言われ慣れてるから今更なんとも思わないって意味?
「……あたしの話、聞いてました?」
「はい、聞いていましたよ。それで、ご注文は?」
こいつ、全然あたしに興味ないんだ。興味ないから聞き流して、いつも通りに接客してる。
なんで?
あたし、女子高生だよ?
あんたみたいな年上は、女子高生と付き合いたくて仕方がないんじゃないの?
それともあたしがお兄ちゃんの妹だから、バイト仲間の妹には手がだせないってこと?
それとも年下には興味がないの?
「……加賀さんのおすすめで」
「かしこまりました」
男をその気にさせるのなんて簡単だと思ってた。それなのにあいつはなんなわけ?
もしかして女は恋愛対象に入らないの?
男が好きで。ううん、お兄ちゃんが好きで。だからあたしとは付き合えないの?
しばらくすると、加賀さんがホットココアを運んできた。どうして珈琲じゃないのと聞けば、「愛莉さんは甘党かと思ったので」と言われた。
狡い。なんでこのタイミングで愛莉さんなんて言うの。これが愛莉だったら恋に落ちていた。
だけどあたしは愛莉とは違う。絶対にこの男をあたしのものにして、ヘタクソダネと言って捨ててやるんだから。
あたしは席を立つと、加賀さんの腕を掴みながら顔を近づけた。
「……なん……で……」
キスしてやろうと思ったあたしの唇は、加賀さんの手によって塞がれていた。加賀さんの手の温もりが、あたしの唇に伝わってきて気持ち悪い。
「きみは愛莉さんではないよね?」
どうしてそれに気づいちゃうかなぁ。察しがよくて勘もよくて、ちっとも表情が崩れない大人の男。本当に胸糞悪い。
「……どうしてそう思うの?」
「愛莉さんはそんなふうに言わないんだ」
ちょっとしか喋ったことないくせに、なんでも知ってるみたいな顔してる。子供扱いしないでほしいと思うのに、上手く言葉がでてこない。こんな奴、好きにならなくて正解だ。
「あんたなんて大嫌い」
「……どうぞごゆっくり」
加賀さんがあたしに背中を向けて去っていく。あたしはテーブルの上におかれたホットココアを口にすると、「……甘い」と小さな声で呟いた。
あたしって振られたのかな。あたしはお兄ちゃんのことが好きだから、加賀さんに振られたって全然いいはずなのにどうしてだろう。胸の辺りがギュッとなる。
これも愛莉の感情なのかな。愛莉が傷づく度に、あたしの心が勝手に痛む。こんな機能、いらないんだけど。早くあたしだけの身体に戻ってほしい。時間が経つのを待つしかないの?
時間ってどのくらい?
しばらくすると、店内に男女のカップルが入ってきた。カップルだと思ったのは、二人が腕を組んでいたからだ。
もう用は済んだし、あたしもそろそろ帰ろうかな。なんて思っていると、聞き覚えのある声が上から降ってきた。
「愛莉?」
「え?」
ふと顔を上げると、そこにいたのはお兄ちゃんだった。隣には害虫が当たり前のようにお兄ちゃんと腕を組んでいる。
なんだ、カップルってこいつらだったんだ。
「お、お兄ちゃん……と、瑞穂さん」
落ち着けあたし。あたしはいま、愛莉なんだから。害虫に対して露骨に嫌な顔をしちゃだめ。
「……お兄ちゃん、今日はバイト?」
「いや、今日は違うよ」
バイトでもないのにわざわざ害虫を連れてバイト先にくるんだ?
ふうん……なんで?
「えっと、デート?」
「あ……うん」
「もう、わざわざ自分のバイト先にこなくたっていいじゃん」
「うん。でも、瑞穂がきたいって言ったから」
害虫のこと、瑞穂なんて呼ばないで。
そう言いたいけどあたしは愛莉になりきらないと。じゃないとお兄ちゃんがあたしからどんどん離れていくの。
お兄ちゃんはあたしを避ける。普通に接しているようで接していない。いつもあたしから目を逸らしている。
それが凄く嫌だった。まるであの日のことをなかったことにしたいみたいで。ううん、実際なかったことにしたいんだと思う。ていうか、なかったことにされた。あたしにとっては宝物でも、お兄ちゃんにとっては忘れたい過去。黒歴史。
そんな女の何処がいいのよ。趣味が悪いよお兄ちゃん。
そんなことを考えていると、害虫がお兄ちゃんに耳打ちをした。
は?
なに?
お兄ちゃんになにを言うつもり?
害虫がお兄ちゃんの耳元で囁くな。
なにを言われたのか知らないけど、お兄ちゃんは驚いた様子であたしの方をみた。
なに?
なんなの?
あたしの方をみるってことは、間違いなくあたしの話だよね。気になる。あんたいったいお兄ちゃんになんて言ったの?
「こんばんは、愛莉ちゃん。ね、隣座ってもいいかな?」
「え? あ、はい、どうぞ」
わざとらしく隣の席に座る害虫とお兄ちゃん。この女、いったいなにを企んでいるの?
「こないだはごめんね?」
「え?」
「ほら……あたし達、色々あったでしょう?」
「あ、ああ……いえ、あたしもその、ごめんなさい」
「もう大樹から聞いてると思うけど、あたし、もうすぐ大樹と結婚するの」
「……は?」
なにを言うのかと思えば、害虫がお兄ちゃんと結婚する?
そんなの一言も聞いてないけど。
お兄ちゃんの方をちらりとみても、お兄ちゃんは視線を下に向けたままじっとしていた。
「結婚したら、あたしが大樹の家に住んでもいいけど、どうしよっかって話してて。やっぱりこういうのって愛莉ちゃんの意見も聞きたいなって思ってたから、こうして会えてラッキーだったかも」
まてまてまて。話を勝手に進めるな。害虫がうちで暮らすとかまじ勘弁なんだけど。四六時中、おまえらのいちゃいちゃを目の前でみせつけられるとか本当にむり。同じ屋根の下で害虫とお兄ちゃんがヤッてるとか本当にむり。
ああそうか、柚留もこんなきもちだったんだ。あたしがお兄ちゃんとなんて、気持ち悪くて仕方がなくて。
だから家をでたんだ。きっとそう。そんな柚留のきもちを今度はあたしが味わうの?
そんなの、あたしに耐えられるわけないじゃん。
「う、うちには柚留ちゃんもいるから……あたしだけの意見じゃ、なんとも言えないかなぁ?」
「そうだよね。やっぱ柚留ちゃんにも聞いてみないとね。そうだ、このあとおうちに行ってもいいかなぁ? 柚留ちゃんにも話を聞きたいし」
「えっ……ゆ、柚留ちゃんは、その……部屋からでてこないと思うけど」
まずい。柚留は家にいないのに、いないことがばれたらこいつはきっと、「部屋が余ってるんだからいいよね?」とか言い始めるに決まってる。それだけは避けないと。
ていうかお兄ちゃんもさっきからなんで黙ってるわけ?
もしかしてこのまま害虫の好きなようにさせるつもり?
「でも、部屋に鍵がついてるわけじゃないんでしょ? だったらあたしが部屋に入ればいいよ。そうすれば嫌でも話さなくちゃいけなくなるもんね」
いや、待って。なんだこいつ。さっきから黙って聞いてれば、常軌を逸したことばかり言ってないか?
お兄ちゃんは本当にこんな女が好きなわけ?
頭おかしいよこいつ。それに人の部屋に勝手に入るのは不法侵入でしょ。警察を呼ばないと。
そうだ、警察に捕まればいいんだ。そうすればこんな女と結婚しなくて済むんだから。
「……か、勝手に入るのはよくないですよ。ちゃんと柚留ちゃんに許可をとってからにしてください」
「うん、わかった。じゃ、それ飲んだら行こっか」
あたしはちゃんと言ったからね。これでこいつが無理やり柚留の部屋に入ろうものなら、あたしがすぐに警察に通報してやる。
あたしはホットココアを飲み干すと、お兄ちゃん達と家に向かった。
「加賀さん、こんばんは」
「……こんばんは」
どうやら加賀さんは察しがいいようだ。一目見て、あたしがお兄ちゃんではなく加賀さんに会いにきたんだと気づいたらしい。
加賀さんはあたしを店内の一番奥の席に案内すると、テーブルにあるメニュー表を開きながら、「本日はどのようなご用件でしょうか」と聞いてきた。
流石プロ。客と店員の距離感を弁えている。こういうタイプの人間ってむかつくんだよね。どうにかしてそのプロ意識を壊したくなってくる。
「……あたし、加賀さんのことが好きなんだけど」
さぁ、動揺しなさい。いくら貴方でもいきなりあたしに告白されるとは思ってなかったでしょう?
「そうですか、ありがとうございます。それではご注文はなにに致しますか?」
「……は?」
いや、なんだこいつ。あたしが好きだって言ってんのに、ありがとうございますで済ませやがって。
そうですかってなに?
好きだなんて言われ慣れてるから今更なんとも思わないって意味?
「……あたしの話、聞いてました?」
「はい、聞いていましたよ。それで、ご注文は?」
こいつ、全然あたしに興味ないんだ。興味ないから聞き流して、いつも通りに接客してる。
なんで?
あたし、女子高生だよ?
あんたみたいな年上は、女子高生と付き合いたくて仕方がないんじゃないの?
それともあたしがお兄ちゃんの妹だから、バイト仲間の妹には手がだせないってこと?
それとも年下には興味がないの?
「……加賀さんのおすすめで」
「かしこまりました」
男をその気にさせるのなんて簡単だと思ってた。それなのにあいつはなんなわけ?
もしかして女は恋愛対象に入らないの?
男が好きで。ううん、お兄ちゃんが好きで。だからあたしとは付き合えないの?
しばらくすると、加賀さんがホットココアを運んできた。どうして珈琲じゃないのと聞けば、「愛莉さんは甘党かと思ったので」と言われた。
狡い。なんでこのタイミングで愛莉さんなんて言うの。これが愛莉だったら恋に落ちていた。
だけどあたしは愛莉とは違う。絶対にこの男をあたしのものにして、ヘタクソダネと言って捨ててやるんだから。
あたしは席を立つと、加賀さんの腕を掴みながら顔を近づけた。
「……なん……で……」
キスしてやろうと思ったあたしの唇は、加賀さんの手によって塞がれていた。加賀さんの手の温もりが、あたしの唇に伝わってきて気持ち悪い。
「きみは愛莉さんではないよね?」
どうしてそれに気づいちゃうかなぁ。察しがよくて勘もよくて、ちっとも表情が崩れない大人の男。本当に胸糞悪い。
「……どうしてそう思うの?」
「愛莉さんはそんなふうに言わないんだ」
ちょっとしか喋ったことないくせに、なんでも知ってるみたいな顔してる。子供扱いしないでほしいと思うのに、上手く言葉がでてこない。こんな奴、好きにならなくて正解だ。
「あんたなんて大嫌い」
「……どうぞごゆっくり」
加賀さんがあたしに背中を向けて去っていく。あたしはテーブルの上におかれたホットココアを口にすると、「……甘い」と小さな声で呟いた。
あたしって振られたのかな。あたしはお兄ちゃんのことが好きだから、加賀さんに振られたって全然いいはずなのにどうしてだろう。胸の辺りがギュッとなる。
これも愛莉の感情なのかな。愛莉が傷づく度に、あたしの心が勝手に痛む。こんな機能、いらないんだけど。早くあたしだけの身体に戻ってほしい。時間が経つのを待つしかないの?
時間ってどのくらい?
しばらくすると、店内に男女のカップルが入ってきた。カップルだと思ったのは、二人が腕を組んでいたからだ。
もう用は済んだし、あたしもそろそろ帰ろうかな。なんて思っていると、聞き覚えのある声が上から降ってきた。
「愛莉?」
「え?」
ふと顔を上げると、そこにいたのはお兄ちゃんだった。隣には害虫が当たり前のようにお兄ちゃんと腕を組んでいる。
なんだ、カップルってこいつらだったんだ。
「お、お兄ちゃん……と、瑞穂さん」
落ち着けあたし。あたしはいま、愛莉なんだから。害虫に対して露骨に嫌な顔をしちゃだめ。
「……お兄ちゃん、今日はバイト?」
「いや、今日は違うよ」
バイトでもないのにわざわざ害虫を連れてバイト先にくるんだ?
ふうん……なんで?
「えっと、デート?」
「あ……うん」
「もう、わざわざ自分のバイト先にこなくたっていいじゃん」
「うん。でも、瑞穂がきたいって言ったから」
害虫のこと、瑞穂なんて呼ばないで。
そう言いたいけどあたしは愛莉になりきらないと。じゃないとお兄ちゃんがあたしからどんどん離れていくの。
お兄ちゃんはあたしを避ける。普通に接しているようで接していない。いつもあたしから目を逸らしている。
それが凄く嫌だった。まるであの日のことをなかったことにしたいみたいで。ううん、実際なかったことにしたいんだと思う。ていうか、なかったことにされた。あたしにとっては宝物でも、お兄ちゃんにとっては忘れたい過去。黒歴史。
そんな女の何処がいいのよ。趣味が悪いよお兄ちゃん。
そんなことを考えていると、害虫がお兄ちゃんに耳打ちをした。
は?
なに?
お兄ちゃんになにを言うつもり?
害虫がお兄ちゃんの耳元で囁くな。
なにを言われたのか知らないけど、お兄ちゃんは驚いた様子であたしの方をみた。
なに?
なんなの?
あたしの方をみるってことは、間違いなくあたしの話だよね。気になる。あんたいったいお兄ちゃんになんて言ったの?
「こんばんは、愛莉ちゃん。ね、隣座ってもいいかな?」
「え? あ、はい、どうぞ」
わざとらしく隣の席に座る害虫とお兄ちゃん。この女、いったいなにを企んでいるの?
「こないだはごめんね?」
「え?」
「ほら……あたし達、色々あったでしょう?」
「あ、ああ……いえ、あたしもその、ごめんなさい」
「もう大樹から聞いてると思うけど、あたし、もうすぐ大樹と結婚するの」
「……は?」
なにを言うのかと思えば、害虫がお兄ちゃんと結婚する?
そんなの一言も聞いてないけど。
お兄ちゃんの方をちらりとみても、お兄ちゃんは視線を下に向けたままじっとしていた。
「結婚したら、あたしが大樹の家に住んでもいいけど、どうしよっかって話してて。やっぱりこういうのって愛莉ちゃんの意見も聞きたいなって思ってたから、こうして会えてラッキーだったかも」
まてまてまて。話を勝手に進めるな。害虫がうちで暮らすとかまじ勘弁なんだけど。四六時中、おまえらのいちゃいちゃを目の前でみせつけられるとか本当にむり。同じ屋根の下で害虫とお兄ちゃんがヤッてるとか本当にむり。
ああそうか、柚留もこんなきもちだったんだ。あたしがお兄ちゃんとなんて、気持ち悪くて仕方がなくて。
だから家をでたんだ。きっとそう。そんな柚留のきもちを今度はあたしが味わうの?
そんなの、あたしに耐えられるわけないじゃん。
「う、うちには柚留ちゃんもいるから……あたしだけの意見じゃ、なんとも言えないかなぁ?」
「そうだよね。やっぱ柚留ちゃんにも聞いてみないとね。そうだ、このあとおうちに行ってもいいかなぁ? 柚留ちゃんにも話を聞きたいし」
「えっ……ゆ、柚留ちゃんは、その……部屋からでてこないと思うけど」
まずい。柚留は家にいないのに、いないことがばれたらこいつはきっと、「部屋が余ってるんだからいいよね?」とか言い始めるに決まってる。それだけは避けないと。
ていうかお兄ちゃんもさっきからなんで黙ってるわけ?
もしかしてこのまま害虫の好きなようにさせるつもり?
「でも、部屋に鍵がついてるわけじゃないんでしょ? だったらあたしが部屋に入ればいいよ。そうすれば嫌でも話さなくちゃいけなくなるもんね」
いや、待って。なんだこいつ。さっきから黙って聞いてれば、常軌を逸したことばかり言ってないか?
お兄ちゃんは本当にこんな女が好きなわけ?
頭おかしいよこいつ。それに人の部屋に勝手に入るのは不法侵入でしょ。警察を呼ばないと。
そうだ、警察に捕まればいいんだ。そうすればこんな女と結婚しなくて済むんだから。
「……か、勝手に入るのはよくないですよ。ちゃんと柚留ちゃんに許可をとってからにしてください」
「うん、わかった。じゃ、それ飲んだら行こっか」
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