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第七章
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喫茶店フルール。此処はお兄ちゃんが働いていたところ。そして、加賀さんが働いているところ。
あたしは真っ赤なキャリーケースを引き摺りながら、再び加賀さんの待つ喫茶店へとやってきた。
「こ、こんばんはぁ」
とっくに閉店しているはずの店内は明るく、中にまだ誰かいるのだと、ほんの少しだけ安心する。返事がないので慎重に奥へと進んでいくと、突然スタッフルームのドアが開いた。
「わっ」
「あ、愛莉さん。すいません、驚かせてしまいましたね」
「い、いえ」
加賀さんだ。
あたしはキュッと下唇を噛み締めた。
「あ、あの、荷物をまとめてきました。多分忘れ物はないと思います」
「そうですか。では行きましょうか」
キャリーケースを引き摺りながらお店をでると加賀さんが、「ちょっと待っててください」と言って暗闇の中に消えていく。
いったいどうしたのかとその場に立ち尽くしていると、しばらくして一台の黒い車があたしの目の前に止まった。
「お待たせしました。乗ってください」
「えっ」
加賀さん車持ってたんだ。
ていうか乗るって何処に?
こういう時は、助手席に乗るべきなのか、後ろの席に乗るべきなのかわからずに立ち止まっていると、「荷物が邪魔ですよね」と、加賀さんが車を降りる。
あたしはそんなつもりじゃなかったのに、なんだか気を使わせてしまったような気がして勝手に申し訳ないきもちになった。
「隣どうぞ」
「あ、は、はい……お邪魔します」
今度こそ車内に乗り込むと、あたしはシートベルトをきちんと閉めた。緊張しすぎて前しかみれない。いや、前を向くのが正解だけど。
だってまさか車で迎えにきてくれるなんて思いもしなかったんだもん。あたし、変な匂いとかしないよね。緊張で脇汗とか掻きたくないし。ああもう、こんなことなら飴とかガムとかフリスクとか持ってくればよかった。
「眠くなったら寝ててもいいですよ」
「え? ぁ、はい!」
どうしよう。加賀さんの声が隣から聞こえてくる。
そんなの隣にいるんだから当たり前なはずなのに、すっかり落ち着きをなくしたあたしはそんなのですら過剰に反応してしまう。
それに眠くなるわけがないよ。いまだってこんなにドキドキしてるのに。
加賀さんの車が、あたしを知らない場所へと連れていく。もう何度曲がったかわからない。どのくらい時間が経ったのかでさえも、あたしにはちっとも入ってこなかった。
頭の中が真っ白なんだ。加賀さんの日常が、あたしの中に入り込んでくるなんて夢みたい。加賀さんの暮らしている家。加賀さんのみている風景。加賀さんの触れた物。加賀さんの、加賀さんの。あああ。
「愛莉さん」
「は、はい!」
「着きましたけど、降りないんですか?」
「え?」
いつの間にか車は止まっていて、いつまでも降りようとしないあたしを加賀さんが心配そうな表情でみつめていた。色々と妄想してましたなんて、言えるわけがなかった。
「あ、お、降ります!」
着いた先にあるのは薄い緑色のマンションだった。しかも一階にオートロックがついている。一階、二階、三階、四階、五階、六階、七階、八階まであるのかな?
エレベーターに乗ると、加賀さんが八のボタンを押す。
「此処が僕の部屋です」
「あ、わぁ……お、お邪魔します」
中に入った瞬間、なんだかとてもいい匂いがした。
これが加賀さんの匂い……じゃなかった。
あたしはいったい、さっきからなにを考えているんだろう。これじゃまるで変態だ。
リビングと思われる部屋はとても広く、テレビもあたしの家のより一回りも大きかった。
「自分の家みたいに寛いでくださいね」
「え、ぁ」
それは到底むりな話しだった。人生で一度だって男の人の家に行ったことないのに。あ、愛莉はあるかもしれないけど。
「どうぞこちらに座ってください。テレビはみますか?」
「あ、み、みます」
テレビがつくと、ほんの少しだけほっとした。こんなに静かな場所で二人きりなんて、あたしの心臓がもたないと思うから。
「喉は渇いていますか? お腹が空いたら冷蔵庫に色々とありますので、好きなものを選んでください」
「は、はい」
あたしは借りてきた猫のように静かだった。
テーブルにはこたつ布団がかかっていて、聞けば年中かけたままらしい。仕舞うのが面倒というよりは、これがないと落ち着かないようだ。
それからしばらくの間、無言が続いた。正確には、時計の針の音とテレビの音だけが部屋中に響き渡っていた。なにを話せばいいのかもわからないし、なにをしたらいいのかもわからない。
番組がひとつおわると、加賀さんがすっと立ち上がった。トイレかなと思っていると加賀さんがこちらに戻ってきて、「愛莉さん、お先にお風呂へどうぞ」と言われてはっとする。
「あ、あたしは家で入ってきたんで大丈夫です! 加賀さんが入ってきてください!」
「……そうですか。では、いってきます」
いまの間はなんだろう。もしかして、こいつなんでわざわざ自分ちで風呂に入ってきたんだ? とか思ってたりして。
い、いやいや!
加賀さんはそんなこと思ったりしないはず!
た……多分。
加賀さんがいなくなって、ようやく肩の力が抜けていく。加賀さんの好意に甘えておいてなんだけど、加賀さんがいると落ち着かないので本当は一人の方が気が楽だったりして。
なんて、本人の前では絶対に言えないんだけど。
加賀さんを待っている間もやることがないので、ひたすらテレビ画面に目を向けた。するとみたことのないドラマが始まり、あたしは何度も欠伸をした。
漫画とか持ってくればよかったかな。まぁいいや、スマホでもみれるし。
あたしがスマホで漫画を読んでいると、加賀さんがお風呂から戻ってきた。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま」
あ、なんだかいまのやりとり、新婚さんみたい。
お風呂上がりの加賀さんは、いつにも増して色気があって、シャンプーのいい匂いがした。
そういえば、あたしは今日此処に泊まるんだろうか。加賀さんからなにも聞いていないことに気づいたあたしは、加賀さんに聞いてみた。
「あ、あの」
「はい」
「今日って、加賀さんの家に泊まるんでしょうか?」
「まぁ、時間も遅いし、愛莉さんが嫌じゃなければ」
「は、はぁ……あの、加賀さんはどうしてあたしを家に招待してくれたんですか?」
「僕が愛莉さんを救いたいと思ったから」
「えと、救いたいって、心の支えになるって、具体的にはどうやってなるんでしょうか」
「僕が愛莉さんの衣食住を提供します」
「え?」
「なので愛莉さんは僕を保護者の代わりだと思ってくれていいですよ」
「保護者の代わり?」
「お兄さんの代わりです」
加賀さんがお兄ちゃんの代わり?
「……加賀さんが、あたしのお兄ちゃん?」
我ながら阿呆なことを口にしたと思った瞬間、加賀さんはこちらをみてにこりと微笑んだ。
「愛莉さんが望むのであれば、僕はなんにでもなりますよ」
どうして?
なんにでもなんて嘘。そんな言い方されたら誰だって期待する。
加賀さんと、友達よりもずっと先。家族だったらできない関係に、なんてそんなこと、絶対にむりでしょう?
「……でも、あたしは……お兄ちゃんが好きで……」
「橋本をいまでも好きですか?」
「お兄ちゃんと……一線を越えちゃったみたいで……」
「僕とも越えたいと思いますか?」
え、いま、なんて言ったの?
あたしの聞き間違えかもしれないと思い、加賀さんの顔をみる。加賀さんは、まるで恋人に向けるかのような優しい瞳であたしをじっとみつめていた。
「……越えたいって言ったら……どうなるんですか?」
それは、兄と妹としてなのか。それとも恋人としてなのか。あたしの心臓は期待と緊張で強く高鳴っていた。
「愛莉さんが望むなら」
どうして加賀さんはあたしの望みを叶えてくれようとするんだろう。それがあたしを救うことに繋がるとでも思っているのかな。
あたしはお兄ちゃんだからシタいと思ったし、いくら加賀さんがお兄ちゃんの代わりになると言っても、そこまで代わりになってほしいわけじゃない。
だってむりでしょう。お兄ちゃんがどんなふうにあたしに触れるかとか、加賀さんにはわからないじゃん。お兄ちゃんの代わりになんてなれないよ。
「冗談ですよ。そんなことをすれば僕が橋本に怒られちゃいますからね」
もうお兄ちゃんはいないのに?
ああ、あたしって卑屈だな。こんな自分、嫌いになりそう。
「……もう寝ます」
「では、寝室までご案内しますよ。ついてきてください」
あたしはなにを浮かれていたんだろう。普段は着ないような女の子らしいパジャマも、セクスィーな下着も、全部意味がなくなっちゃった。
普通に考えればわかることなのに。あたしはお兄ちゃんじゃなきゃだめなのに。
ひんやりとしたベットの中に入ると、あたしはドアに背を向けて目を瞑った。もしかしたらそのうち加賀さんがくるかもしれない。そんなあたしの邪な思いは、朝の光と同時に粉々に潰されてしまった。
あたしは真っ赤なキャリーケースを引き摺りながら、再び加賀さんの待つ喫茶店へとやってきた。
「こ、こんばんはぁ」
とっくに閉店しているはずの店内は明るく、中にまだ誰かいるのだと、ほんの少しだけ安心する。返事がないので慎重に奥へと進んでいくと、突然スタッフルームのドアが開いた。
「わっ」
「あ、愛莉さん。すいません、驚かせてしまいましたね」
「い、いえ」
加賀さんだ。
あたしはキュッと下唇を噛み締めた。
「あ、あの、荷物をまとめてきました。多分忘れ物はないと思います」
「そうですか。では行きましょうか」
キャリーケースを引き摺りながらお店をでると加賀さんが、「ちょっと待っててください」と言って暗闇の中に消えていく。
いったいどうしたのかとその場に立ち尽くしていると、しばらくして一台の黒い車があたしの目の前に止まった。
「お待たせしました。乗ってください」
「えっ」
加賀さん車持ってたんだ。
ていうか乗るって何処に?
こういう時は、助手席に乗るべきなのか、後ろの席に乗るべきなのかわからずに立ち止まっていると、「荷物が邪魔ですよね」と、加賀さんが車を降りる。
あたしはそんなつもりじゃなかったのに、なんだか気を使わせてしまったような気がして勝手に申し訳ないきもちになった。
「隣どうぞ」
「あ、は、はい……お邪魔します」
今度こそ車内に乗り込むと、あたしはシートベルトをきちんと閉めた。緊張しすぎて前しかみれない。いや、前を向くのが正解だけど。
だってまさか車で迎えにきてくれるなんて思いもしなかったんだもん。あたし、変な匂いとかしないよね。緊張で脇汗とか掻きたくないし。ああもう、こんなことなら飴とかガムとかフリスクとか持ってくればよかった。
「眠くなったら寝ててもいいですよ」
「え? ぁ、はい!」
どうしよう。加賀さんの声が隣から聞こえてくる。
そんなの隣にいるんだから当たり前なはずなのに、すっかり落ち着きをなくしたあたしはそんなのですら過剰に反応してしまう。
それに眠くなるわけがないよ。いまだってこんなにドキドキしてるのに。
加賀さんの車が、あたしを知らない場所へと連れていく。もう何度曲がったかわからない。どのくらい時間が経ったのかでさえも、あたしにはちっとも入ってこなかった。
頭の中が真っ白なんだ。加賀さんの日常が、あたしの中に入り込んでくるなんて夢みたい。加賀さんの暮らしている家。加賀さんのみている風景。加賀さんの触れた物。加賀さんの、加賀さんの。あああ。
「愛莉さん」
「は、はい!」
「着きましたけど、降りないんですか?」
「え?」
いつの間にか車は止まっていて、いつまでも降りようとしないあたしを加賀さんが心配そうな表情でみつめていた。色々と妄想してましたなんて、言えるわけがなかった。
「あ、お、降ります!」
着いた先にあるのは薄い緑色のマンションだった。しかも一階にオートロックがついている。一階、二階、三階、四階、五階、六階、七階、八階まであるのかな?
エレベーターに乗ると、加賀さんが八のボタンを押す。
「此処が僕の部屋です」
「あ、わぁ……お、お邪魔します」
中に入った瞬間、なんだかとてもいい匂いがした。
これが加賀さんの匂い……じゃなかった。
あたしはいったい、さっきからなにを考えているんだろう。これじゃまるで変態だ。
リビングと思われる部屋はとても広く、テレビもあたしの家のより一回りも大きかった。
「自分の家みたいに寛いでくださいね」
「え、ぁ」
それは到底むりな話しだった。人生で一度だって男の人の家に行ったことないのに。あ、愛莉はあるかもしれないけど。
「どうぞこちらに座ってください。テレビはみますか?」
「あ、み、みます」
テレビがつくと、ほんの少しだけほっとした。こんなに静かな場所で二人きりなんて、あたしの心臓がもたないと思うから。
「喉は渇いていますか? お腹が空いたら冷蔵庫に色々とありますので、好きなものを選んでください」
「は、はい」
あたしは借りてきた猫のように静かだった。
テーブルにはこたつ布団がかかっていて、聞けば年中かけたままらしい。仕舞うのが面倒というよりは、これがないと落ち着かないようだ。
それからしばらくの間、無言が続いた。正確には、時計の針の音とテレビの音だけが部屋中に響き渡っていた。なにを話せばいいのかもわからないし、なにをしたらいいのかもわからない。
番組がひとつおわると、加賀さんがすっと立ち上がった。トイレかなと思っていると加賀さんがこちらに戻ってきて、「愛莉さん、お先にお風呂へどうぞ」と言われてはっとする。
「あ、あたしは家で入ってきたんで大丈夫です! 加賀さんが入ってきてください!」
「……そうですか。では、いってきます」
いまの間はなんだろう。もしかして、こいつなんでわざわざ自分ちで風呂に入ってきたんだ? とか思ってたりして。
い、いやいや!
加賀さんはそんなこと思ったりしないはず!
た……多分。
加賀さんがいなくなって、ようやく肩の力が抜けていく。加賀さんの好意に甘えておいてなんだけど、加賀さんがいると落ち着かないので本当は一人の方が気が楽だったりして。
なんて、本人の前では絶対に言えないんだけど。
加賀さんを待っている間もやることがないので、ひたすらテレビ画面に目を向けた。するとみたことのないドラマが始まり、あたしは何度も欠伸をした。
漫画とか持ってくればよかったかな。まぁいいや、スマホでもみれるし。
あたしがスマホで漫画を読んでいると、加賀さんがお風呂から戻ってきた。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま」
あ、なんだかいまのやりとり、新婚さんみたい。
お風呂上がりの加賀さんは、いつにも増して色気があって、シャンプーのいい匂いがした。
そういえば、あたしは今日此処に泊まるんだろうか。加賀さんからなにも聞いていないことに気づいたあたしは、加賀さんに聞いてみた。
「あ、あの」
「はい」
「今日って、加賀さんの家に泊まるんでしょうか?」
「まぁ、時間も遅いし、愛莉さんが嫌じゃなければ」
「は、はぁ……あの、加賀さんはどうしてあたしを家に招待してくれたんですか?」
「僕が愛莉さんを救いたいと思ったから」
「えと、救いたいって、心の支えになるって、具体的にはどうやってなるんでしょうか」
「僕が愛莉さんの衣食住を提供します」
「え?」
「なので愛莉さんは僕を保護者の代わりだと思ってくれていいですよ」
「保護者の代わり?」
「お兄さんの代わりです」
加賀さんがお兄ちゃんの代わり?
「……加賀さんが、あたしのお兄ちゃん?」
我ながら阿呆なことを口にしたと思った瞬間、加賀さんはこちらをみてにこりと微笑んだ。
「愛莉さんが望むのであれば、僕はなんにでもなりますよ」
どうして?
なんにでもなんて嘘。そんな言い方されたら誰だって期待する。
加賀さんと、友達よりもずっと先。家族だったらできない関係に、なんてそんなこと、絶対にむりでしょう?
「……でも、あたしは……お兄ちゃんが好きで……」
「橋本をいまでも好きですか?」
「お兄ちゃんと……一線を越えちゃったみたいで……」
「僕とも越えたいと思いますか?」
え、いま、なんて言ったの?
あたしの聞き間違えかもしれないと思い、加賀さんの顔をみる。加賀さんは、まるで恋人に向けるかのような優しい瞳であたしをじっとみつめていた。
「……越えたいって言ったら……どうなるんですか?」
それは、兄と妹としてなのか。それとも恋人としてなのか。あたしの心臓は期待と緊張で強く高鳴っていた。
「愛莉さんが望むなら」
どうして加賀さんはあたしの望みを叶えてくれようとするんだろう。それがあたしを救うことに繋がるとでも思っているのかな。
あたしはお兄ちゃんだからシタいと思ったし、いくら加賀さんがお兄ちゃんの代わりになると言っても、そこまで代わりになってほしいわけじゃない。
だってむりでしょう。お兄ちゃんがどんなふうにあたしに触れるかとか、加賀さんにはわからないじゃん。お兄ちゃんの代わりになんてなれないよ。
「冗談ですよ。そんなことをすれば僕が橋本に怒られちゃいますからね」
もうお兄ちゃんはいないのに?
ああ、あたしって卑屈だな。こんな自分、嫌いになりそう。
「……もう寝ます」
「では、寝室までご案内しますよ。ついてきてください」
あたしはなにを浮かれていたんだろう。普段は着ないような女の子らしいパジャマも、セクスィーな下着も、全部意味がなくなっちゃった。
普通に考えればわかることなのに。あたしはお兄ちゃんじゃなきゃだめなのに。
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