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第七章
47.
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【愛莉side】
加賀さんの家をでたあたしは、いつの間にか知らない公園にきていた。知らない公園といっても、加賀さんの家から徒歩五分くらいのところにある公園なんだけど。
あたしはそこで誰もいないのをいいことに、一人ブランコに揺られている。
「はぁ」
あの家にいると薬が飲めない。監視カメラがついてるわけでもあるまいし、飲もうと思えばいつだって飲めるのにそれができない。加賀さんは勘がいいからあたしが薬を飲めば、すぐに気づくだろう。
それを否定されたわけでもないのにあたしはそれが息苦しくて、どうしてなにも言ってくれないんだろうって、一人で勝手にもやもやしてる。
保護者の代わりになるのなら、悪いことは悪いと叱ってくれたっていいのに。優しいようで冷たいんだ、加賀さん。きっとあたしがこのまま帰らなくたって、加賀さんはあたしを探しにこない。それが堪らなく淋しいんだ。
いままでお兄ちゃんに依存してた分、加賀さんにどっぷりと依存してる。あんな……たった一言で……。
『なら、僕が愛莉さんを救わないと』
思いだしてまた胸がドキドキする。
あたしだって救ってほしい。だからずっと待ってたのに。
もしかしてこれも計算なの?
あたしの目の前に餌を垂らして様子をみているの?
もうこんなに頭の中が加賀さんのことでいっぱいなの。あたしがあたしじゃないみたい。
「加賀さん……」
加賀さんはあたしの味方だよね?
急にいなくなったりしないよね?
小長井さんも高松も流も柚留ちゃんもお兄ちゃんも、あたしの傍からいなくなっちゃった。
加賀さんはいなくなったりしないよね?
信じてもいいんだよね?
ブランコに揺られているのが飽きたあたしは、ベンチに座って暇を潰す。制服でいたら変なおじさんにナンパされてたんだろうな。
時間が経つにつれ人が次々と増えてくる。あたしはそれをぼうっと観察してるだけ。
小学生くらいの子供達。ベビーカーで赤ちゃんを連れてママ友とお喋りをするお母さん。ラジオ体操をするおじさんとおばさん。高校生カップル。仕事の合間に食事を済ませるサラリーマン。鳩に餌をあげる子供。ホームレス。子猫。
皆、楽しそうでキラキラしてる。
あたしの人生だってキラキラしてたはずなのに、記憶がなくなってから変わっちゃった。
ううん、最初からキラキラなんてしてなかったのかもしれないね。だって愛莉は鹿児島さんを虐めていたんだから。
そういえば、鹿児島さんは元気かな。いつから学校にくるんだろう。いまのあたしをみたらきっと、鹿児島さんも幻滅するよね。
嫌われたくないと思うのに、薬を手放すことができる気がしない。あたしにはこれが必要で、ないと息ができないから。
いつの間にか辺りは暗くなっていた。あんなに騒がしかった公園もしんと静まり返っている。
そろそろ加賀さんの家に戻ろうかな。
ベンチから立ち上がろうとすると、目眩がした。
そうか、お昼を食べてないからだ。水分だって摂ってない。朝からずっとベンチに座っていたのに急に動いたから、身体がびっくりしてるんだ。
意識しだすと途端に喉が渇いてきた。早く加賀さんの家に行かないと。帰ってなにか口にしなきゃ。
「おかえりなさい」
加賀さんだ。加賀さんがいる。
加賀さんの声を聞いて、あたしはとても安堵した。
あたしの帰る場所は此処にある。それだけで涙が溢れそうになってしまう。
「……ただいま……」
嘘。あたしの視界はとっくに歪んでいた。
加賀さんはそんなあたしをみるなり、温かいホットココアを渡してくれた。どんな薄っぺらい言葉よりもそれが一番嬉しくてまた泣いた。
「愛莉さん、お腹は空いていますか?」
「ぐすっ……空いてまふ……」
「シチューは食べられますか?」
「……食べれましゅ……ひっく……」
ねぇ加賀さん、どうしてシチューを作ったの?
『お兄ちゃん、今日のご飯、なに?』
『今日はシチューだよ』
『やったぁ』
お兄ちゃん……お兄ちゃん……会いたいよ……。
シチューは綺麗に完食した。加賀さんは今日もなにもしてこなかった。
「はぁ」
もう二日も経つのになにもしてこないなんて……あたしに魅力がないのかな。加賀さんはもっと大人っぽい女性が好きだったりして。
夜、寝る前になるとベットの中で悶々と考えてしまう。こんな生活があと一週間、一ヶ月も続いたらどうしよう。あたし、餌の前で待てしてる犬みたい。
今日は薬を飲まなかった。こんな日は久しぶりだった。
だからだろうか、身体がそわそわして落ち着かない。とくに下の方が。
あたしは足と足の間に手を挟むと、手のひらでゆっくりと落ち着かない部分を撫でてみた。
(背後注意)
「ん」
あたしは加賀さんの家でなにをやっているんだろう。こんなこと、普段しないのに。
壁が薄かったらどうするの。声を聞かれてたりしたらどうするの。
あたしはうつ伏せになると、枕に顔を埋めながらシーツに何度も擦りつけた。
やばいこれ……変なきもちになる。いま、加賀さんが部屋に入ってきたらどう誤魔化せばいいんだろう。
繰り返せば繰り返すほど息が弾んでいく。加賀さん、こんなあたしをみて欲情しないかな。
加賀さんになら襲われたっていいのに。
そんなふうに考えてしまうあたしはおかしいのかな。
このまましてたら濡れてきちゃって、うっかり声がでちゃうかも。
加賀さん、あたしの背中に乗って。それだけであたし、全身が痺れてだめになる。
これがもしお兄ちゃんだったら。お兄ちゃん……だったら……。
「は、ぁ」
声を抑えなきゃいけないのに、お兄ちゃんのことを想うと我慢できなくなる。
あたし、いつからこんな子になったの?
ゆっくりと身体を動かしている所為でもどかしい。
だけどこれ以上激しさが増せば、ベットの軋む音で加賀さんにばれてしまうだろう。
加賀さんをお兄ちゃんの代わりに。
あたしが願えばきっと、加賀さんは叶えてくれる。加賀さんはいえすマンだから。
あたしはギュッと目を瞑ると、もどかしいきもちを誤魔化すように自分の人差し指を強く噛んだ。
だけど一種の興奮状態にあるあたしには、この痛みですら快感に変わっていく。
息はさっきよりも弾んでいた。もしかしたら声だってでていたのかもしれない。それすらもわからなくなるほどに、あたしは強く感じていた。
だから気づかなかったのだ。ドアが開いていることに。加賀さんがそこにいることに。
「え、ぁ、加賀、さん?」
「ごめんなさい。声が聞こえたから泣いているのかと思って」
人様の家のベットでいったいあたしはなにをしているんだろう。
「あ……ご、ごめんなさい……」
「いや、僕の方こそごめんなさい」
加賀さんがきてくれてよかった。だって、加賀さんがいなかったら最後までシテたかもしれないし……最後、まで。
「じゃあ、おやすみなさい」
「え?」
加賀さんが行ってしまう。そう思ったらいてもたってもいられなくなってしまった。
「ま、待って!」
「愛莉さん?」
あたしは加賀さんを呼び止めてどうするつもりなんだろう。この先の言葉がでてこない。加賀さんは、ドアの前でじっとあたしが話すのを待っている。早くなにか話さないと。
「あ、あの、ご、ごめんなさい。加賀さんの家で、こんなこと」
「いえ、そんな。そういう欲求があるのは女性も男性も変わらないので仕方がないですよ」
女性も男性も、ということは、加賀さんにもそういう欲求があるということなのだろうか。その欲求をあたしにぶつけるという選択肢は。或いは、隠れてあたしでシテいるという秘密は。
「……加賀さんにも、あるんですか?」
「え?」
「そういう、欲求が」
途中で止めたからか、下の方がむずむずする。
あたしはベットの上でぺたんと女の子座りをしたまま、加賀さんの言葉を待っていた。
「……まぁ、僕も一応、男ですからね」
ああ、加賀さんに触れてもらいたい。その細くて長い指であたしの内側を掻き乱して、その厭らしい声であたしの耳元で、「きもちい?」って囁くの。
想像した瞬間、身体が震えた。あたしいま、濡れてる。
「加賀、さん……」
あたしの身体は熱を求めていた。あの日からずっと。
本当はお兄ちゃんに触れてほしかった。あれは間違いだったみたいな顔しないでほしかった。あたしを避けないでほしかった。
「……触って」
後悔するかもしれない。お兄ちゃん以外の人としなければ、あたしの身体は一生お兄ちゃんだけのものになる。だけどお兄ちゃん以外の人としなければ、あたしの身体が渇いていく。
あたしが女である以上、もう他の誰にも触れられないなんて、そんなの淋しすぎるから。
ベットが緩く軋む。加賀さんとの距離が近くなる。
「本当にいいんですか?」
こんな時ですら優しく声をかけてくれる加賀さんを好きになりたい。
だけどいまはまだ、お兄ちゃんのことが忘れられないから。
いまだけは許してほしい。あたしが貴方にお兄ちゃんを重ねることを。
「……いいよ、お兄ちゃん……」
加賀さんの家をでたあたしは、いつの間にか知らない公園にきていた。知らない公園といっても、加賀さんの家から徒歩五分くらいのところにある公園なんだけど。
あたしはそこで誰もいないのをいいことに、一人ブランコに揺られている。
「はぁ」
あの家にいると薬が飲めない。監視カメラがついてるわけでもあるまいし、飲もうと思えばいつだって飲めるのにそれができない。加賀さんは勘がいいからあたしが薬を飲めば、すぐに気づくだろう。
それを否定されたわけでもないのにあたしはそれが息苦しくて、どうしてなにも言ってくれないんだろうって、一人で勝手にもやもやしてる。
保護者の代わりになるのなら、悪いことは悪いと叱ってくれたっていいのに。優しいようで冷たいんだ、加賀さん。きっとあたしがこのまま帰らなくたって、加賀さんはあたしを探しにこない。それが堪らなく淋しいんだ。
いままでお兄ちゃんに依存してた分、加賀さんにどっぷりと依存してる。あんな……たった一言で……。
『なら、僕が愛莉さんを救わないと』
思いだしてまた胸がドキドキする。
あたしだって救ってほしい。だからずっと待ってたのに。
もしかしてこれも計算なの?
あたしの目の前に餌を垂らして様子をみているの?
もうこんなに頭の中が加賀さんのことでいっぱいなの。あたしがあたしじゃないみたい。
「加賀さん……」
加賀さんはあたしの味方だよね?
急にいなくなったりしないよね?
小長井さんも高松も流も柚留ちゃんもお兄ちゃんも、あたしの傍からいなくなっちゃった。
加賀さんはいなくなったりしないよね?
信じてもいいんだよね?
ブランコに揺られているのが飽きたあたしは、ベンチに座って暇を潰す。制服でいたら変なおじさんにナンパされてたんだろうな。
時間が経つにつれ人が次々と増えてくる。あたしはそれをぼうっと観察してるだけ。
小学生くらいの子供達。ベビーカーで赤ちゃんを連れてママ友とお喋りをするお母さん。ラジオ体操をするおじさんとおばさん。高校生カップル。仕事の合間に食事を済ませるサラリーマン。鳩に餌をあげる子供。ホームレス。子猫。
皆、楽しそうでキラキラしてる。
あたしの人生だってキラキラしてたはずなのに、記憶がなくなってから変わっちゃった。
ううん、最初からキラキラなんてしてなかったのかもしれないね。だって愛莉は鹿児島さんを虐めていたんだから。
そういえば、鹿児島さんは元気かな。いつから学校にくるんだろう。いまのあたしをみたらきっと、鹿児島さんも幻滅するよね。
嫌われたくないと思うのに、薬を手放すことができる気がしない。あたしにはこれが必要で、ないと息ができないから。
いつの間にか辺りは暗くなっていた。あんなに騒がしかった公園もしんと静まり返っている。
そろそろ加賀さんの家に戻ろうかな。
ベンチから立ち上がろうとすると、目眩がした。
そうか、お昼を食べてないからだ。水分だって摂ってない。朝からずっとベンチに座っていたのに急に動いたから、身体がびっくりしてるんだ。
意識しだすと途端に喉が渇いてきた。早く加賀さんの家に行かないと。帰ってなにか口にしなきゃ。
「おかえりなさい」
加賀さんだ。加賀さんがいる。
加賀さんの声を聞いて、あたしはとても安堵した。
あたしの帰る場所は此処にある。それだけで涙が溢れそうになってしまう。
「……ただいま……」
嘘。あたしの視界はとっくに歪んでいた。
加賀さんはそんなあたしをみるなり、温かいホットココアを渡してくれた。どんな薄っぺらい言葉よりもそれが一番嬉しくてまた泣いた。
「愛莉さん、お腹は空いていますか?」
「ぐすっ……空いてまふ……」
「シチューは食べられますか?」
「……食べれましゅ……ひっく……」
ねぇ加賀さん、どうしてシチューを作ったの?
『お兄ちゃん、今日のご飯、なに?』
『今日はシチューだよ』
『やったぁ』
お兄ちゃん……お兄ちゃん……会いたいよ……。
シチューは綺麗に完食した。加賀さんは今日もなにもしてこなかった。
「はぁ」
もう二日も経つのになにもしてこないなんて……あたしに魅力がないのかな。加賀さんはもっと大人っぽい女性が好きだったりして。
夜、寝る前になるとベットの中で悶々と考えてしまう。こんな生活があと一週間、一ヶ月も続いたらどうしよう。あたし、餌の前で待てしてる犬みたい。
今日は薬を飲まなかった。こんな日は久しぶりだった。
だからだろうか、身体がそわそわして落ち着かない。とくに下の方が。
あたしは足と足の間に手を挟むと、手のひらでゆっくりと落ち着かない部分を撫でてみた。
(背後注意)
「ん」
あたしは加賀さんの家でなにをやっているんだろう。こんなこと、普段しないのに。
壁が薄かったらどうするの。声を聞かれてたりしたらどうするの。
あたしはうつ伏せになると、枕に顔を埋めながらシーツに何度も擦りつけた。
やばいこれ……変なきもちになる。いま、加賀さんが部屋に入ってきたらどう誤魔化せばいいんだろう。
繰り返せば繰り返すほど息が弾んでいく。加賀さん、こんなあたしをみて欲情しないかな。
加賀さんになら襲われたっていいのに。
そんなふうに考えてしまうあたしはおかしいのかな。
このまましてたら濡れてきちゃって、うっかり声がでちゃうかも。
加賀さん、あたしの背中に乗って。それだけであたし、全身が痺れてだめになる。
これがもしお兄ちゃんだったら。お兄ちゃん……だったら……。
「は、ぁ」
声を抑えなきゃいけないのに、お兄ちゃんのことを想うと我慢できなくなる。
あたし、いつからこんな子になったの?
ゆっくりと身体を動かしている所為でもどかしい。
だけどこれ以上激しさが増せば、ベットの軋む音で加賀さんにばれてしまうだろう。
加賀さんをお兄ちゃんの代わりに。
あたしが願えばきっと、加賀さんは叶えてくれる。加賀さんはいえすマンだから。
あたしはギュッと目を瞑ると、もどかしいきもちを誤魔化すように自分の人差し指を強く噛んだ。
だけど一種の興奮状態にあるあたしには、この痛みですら快感に変わっていく。
息はさっきよりも弾んでいた。もしかしたら声だってでていたのかもしれない。それすらもわからなくなるほどに、あたしは強く感じていた。
だから気づかなかったのだ。ドアが開いていることに。加賀さんがそこにいることに。
「え、ぁ、加賀、さん?」
「ごめんなさい。声が聞こえたから泣いているのかと思って」
人様の家のベットでいったいあたしはなにをしているんだろう。
「あ……ご、ごめんなさい……」
「いや、僕の方こそごめんなさい」
加賀さんがきてくれてよかった。だって、加賀さんがいなかったら最後までシテたかもしれないし……最後、まで。
「じゃあ、おやすみなさい」
「え?」
加賀さんが行ってしまう。そう思ったらいてもたってもいられなくなってしまった。
「ま、待って!」
「愛莉さん?」
あたしは加賀さんを呼び止めてどうするつもりなんだろう。この先の言葉がでてこない。加賀さんは、ドアの前でじっとあたしが話すのを待っている。早くなにか話さないと。
「あ、あの、ご、ごめんなさい。加賀さんの家で、こんなこと」
「いえ、そんな。そういう欲求があるのは女性も男性も変わらないので仕方がないですよ」
女性も男性も、ということは、加賀さんにもそういう欲求があるということなのだろうか。その欲求をあたしにぶつけるという選択肢は。或いは、隠れてあたしでシテいるという秘密は。
「……加賀さんにも、あるんですか?」
「え?」
「そういう、欲求が」
途中で止めたからか、下の方がむずむずする。
あたしはベットの上でぺたんと女の子座りをしたまま、加賀さんの言葉を待っていた。
「……まぁ、僕も一応、男ですからね」
ああ、加賀さんに触れてもらいたい。その細くて長い指であたしの内側を掻き乱して、その厭らしい声であたしの耳元で、「きもちい?」って囁くの。
想像した瞬間、身体が震えた。あたしいま、濡れてる。
「加賀、さん……」
あたしの身体は熱を求めていた。あの日からずっと。
本当はお兄ちゃんに触れてほしかった。あれは間違いだったみたいな顔しないでほしかった。あたしを避けないでほしかった。
「……触って」
後悔するかもしれない。お兄ちゃん以外の人としなければ、あたしの身体は一生お兄ちゃんだけのものになる。だけどお兄ちゃん以外の人としなければ、あたしの身体が渇いていく。
あたしが女である以上、もう他の誰にも触れられないなんて、そんなの淋しすぎるから。
ベットが緩く軋む。加賀さんとの距離が近くなる。
「本当にいいんですか?」
こんな時ですら優しく声をかけてくれる加賀さんを好きになりたい。
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