橋本愛莉というおんな

まなづるるい

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第七章

48.

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(背後注意)

 加賀さんが触れたところが熱くなる。いきなり下着の上から触れられて、「湿ってる」なんて言うからまた濡れた。指の腹で往復されて、あたしはそれだけで変なきもちになる。
 加賀さんに抱きついて、甘い声で悦を伝えた。まだ直に触れていないのにあたしはもうだめになりそうで、下着の上から指で内側に押された時は、それだけで軽くだめになった。

「お、おにいちゃっ、ぁ 」
「……腰、浮かせて」

 加賀さんに抱きついたまま腰を浮かせると、簡単に下着が脱げてしまう。割れ目を下からじっくりなぞられて、あたしがどんなに濡れているか加賀さんにばれてしまった。

「凄いね」
「あっ、ぁ」

 やだ、いきなりタメ口で喋んないで。
 そう言いたかったはずなのに、あたしの声は上擦ってしまう。割れ目ばかり往復されて、どんどんぬるぬるしていくの。

「指、入れたらやばい?」
「や、やばい」
「そっか」
「ひぅ」

 そっかってなに。じゃあ入れちゃおうかなってこと?
 おっきい声、でちゃった。もっとシテほしい。そしたらすぐに。

「(自主規制)」

 あたしは必死で首を横に振った。
 まだだから、早くシテほしい。薬なんかよりもずっときもちいいことしてぇ?

「なんで? やばいって言ったじゃん。嘘?」

 やばい、加賀さん、なんでそんなに意地悪なの?
 いつも敬語のくせに、こういう時だけタメ口なの、頭がおかしくなりそう……。

「う、嘘じゃな、ぃ」
「指じゃ足りない?」
「あ」
「こうやって動かしてほしいの?」
「あぁ、あ」

 指、が、激しい……もうぬるぬる、音、やばい。

「こっちもシテあげようか」
「えっ、ぁ、だめ」

 あ、これやばい。だって加賀さんがあんなこと言った。加賀さんが小刻みにあたしの胸を刺激して、それでいて指がずっと動いてる。
 こんなのむり。きもちいい。もう、だ、めぇ。

「ひぁ」

 胸を刺激されてすぐにだめになるなんて、胸が弱いんだと思われちゃうじゃん。
 加賀さんは自分だって苦しいだろうに、あたしが落ち着くまでなにもせずに傍で見守ると、「おやすみ」と言って部屋からでていってしまった。
 加賀さん、これから自分でするのかな。みてみたいけど、そしたらまたしたくなっちゃいそうだからやめておこう。
 それになんだかすっきりしちゃった。たまにはこういうのも発散していかないとだめなのかな。こんなことを続けてたら、いつか加賀さんと最後までする日がくるのかな。それでもし妊娠したら、加賀さんはあたしと結婚してくれるのかな。
 なんてね。
 加賀さんをお兄ちゃんの代わりにしたくせに、加賀さんと結婚する未来を想像するなんて性格が悪すぎる。
 ねぇ、愛莉はいまどう思ってるの?
 簡単に壁を崩したあたしを笑ってる?
 それとも自分がしたかった?
 あれ以来ちっともでてこないから、むしろなんであの時はでてきたのか謎で、どうすればでてくるんだろうとすら思ってしまう。
 次、また愛莉がでてきたらどうなるのかわからないのにね。




【加賀side】

『加賀さぁん……こないだしたばっかのネイル、剥げちゃったぁ』
「柚留はネイルが剥げてても綺麗だよ」
『嘘ばっかりぃ』
「綺麗って言われて嬉しいくせに」
『あんばかぁん』

 柚留は僕の家の中にいる。普段は鍵のかかった部屋にいて、部屋からでなくても生活できるように、トイレもお風呂も個室に設置した。
 柚留は僕のペットだ。愛莉さんよりもずっと前に出会っている。
 この家は僕の仮の住まいだ。いままでも沢山の女を口説いては此処に連れてきている。柚留は僕のそういった浮気心をわかった上で此処にいる、とても利口なペットだ。
 他に女がいることは柚留しか知らない。柚留は物分かりがいいから教えたけど、他の女はそうもいかない。女の影がちらついただけで、簡単に浮気だと怒鳴り散らすだろう。それはとても面倒だ。だから言わない。柚留にしか言わない。
 それにしても面白いことになった。まさか柚留と愛莉さんがいま、同じ屋根の下で暮らしているなんて。愛莉さんが知れば、どんな顔をするだろう。わざと部屋の前に鍵を落としておこうか。それとも柚留としてる最中にわざとドアを開けて、愛莉さんに聞かせてみようか。
 僕と柚留が繋がっているところをみた愛莉はどうする?
 怒る?
 逃げる?
 なにも言えなくなる?
 もう少し泳がそうと思ったけどもういいや。
 僕はベットから降りるとドアを開けた。

『加賀さん?』
「柚留、しようか」
『え? い、いいけどドアは?』
「今日は開けたまましよう」
『え、でも』
「わからないのか柚留。聞かせてやるんだよ、柚留の声を」

 ほらな。そうやってすぐに頬を赤らめる。柚留も僕と同じでそういうプレイが好きなんだよ。
 僕は柚留の太股に触れると、柚留の上に跨った。
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