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第八章
57.
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違うじゃん。そうじゃないじゃん。そこはずっと胸の奥底に隠していた汚い感情をぶつけるとこじゃん。なんであんたはそうなんだよ。あたしはそんな言葉が聞きたいんじゃなくて、もっと複雑な、だめだとわかっていても止められない感情みたいなものをさ。
「……期待通りの答えじゃなかったみたい」
「だ、だって。わ、わかった。彼氏と今度会うから浮かれてるんだ! だからマウントとって、あたしのことを馬鹿にして!」
なんとか言いなさいよ。黙ってんじゃないわよ。そうやって勝ち誇った顔であたしのことをみないでよ。
「こ、心の中では馬鹿にしてるんでしょう? あたしがお兄ちゃんに大事にされてない方の妹だって! お兄ちゃんに色目使う女がいるって知った途端、家にまで転がりこんでくるストーカー気質の妹だって!」
あたしの声だけが浴室中に反響する。それが余計にむかついた。子供の言うことだからと黙って聞いてあげてる大人な私って素敵とでも思ってんの?
気持ち悪い。
「お、お兄ちゃんから離れてよ! あたしのお兄ちゃんを返して!」
「……返すよ、いらないよ」
「やっぱり!」
「そう言えば満足する?」
「!」
「違うよね。そうじゃないよね。きっと私がなにを言ってもだめなんだよね。否定をすれば違うだろ、肯定をすればやっぱりね。愛莉ちゃんにとっては私の答えなんてどっちでもいいんだよね。ただたんに自分の敵を攻撃したいだけ。相手が傷ついてくれれば他はどうだっていい。だってそうすればきもちが満たされるんだもん。そうやって愛莉ちゃんはいつも自分を守ってるの。そうしないと自分が傷ついちゃうから」
「ち、が」
「違う? 本当に? 図星でしょう」
「違う!」
「図星だよ。だから困ってる。会ったばかりの女に心の内を見透かされて驚きを隠せないんだ。でもね、私、実は相手の心が読めるの。だからどんなに隠してても無駄なんだ、ごめんね」
は?
相手の心が読める?
は?
そんなわけねぇだろ阿呆かよ。
「……あ、嘘だと思ってる」
「う、嘘……だよね?」
「うん、嘘」
「な、なんで嘘」
「ふふっ。ごめんね。困ってる愛莉ちゃんが可愛くてつい」
意味がわからない。なんでこのタイミングでしょうもない嘘なんか吐いたわけ?
困ってるあたしが可愛くてって、変態かよ。
「ね、さっきのは嘘だけど、私は愛莉ちゃんとも仲良くなりたいと思ってるよ。本当だよ」
ああもう、本当に調子が狂う。一緒にお風呂なんて入るんじゃなかったな。
なんて思っていたはずなのに、どうしてあたしは藍子さんと同じ布団で寝ることになってんだ。
「あ、あのう」
「うん?」
「同じ布団で寝るのはちょっと」
「ごめんね、お客様用のお布団はひとつしかないの。どうしても嫌ならお兄さんが使ってるお布団を引っ張ってくるけど」
お兄ちゃんが使ってる布団なんて、そっちがいいに決まってる。
「い、いいですそこまでしなくても」
だけどあたしはよくても、それだとお兄ちゃんは床で寝ることになっちゃうもんね。それは流石に可哀想だよ。
あたしは仕方なく布団に身を埋めた。
すると躊躇することなく藍子さんが身を埋めてくる。初対面でこの距離感はやばくないか?
誰にでもこうなのだろうか。それともあたしがお兄ちゃんの妹だから?
シャンプーのいい匂いがする。あたしが男だったらドキドキするだろうな。
ドキドキしてなにも喋れないでいると、隣から小さな寝息が聞こえてきた。
もう寝たの?
早くない?
変に緊張してるのはあたしだけ?
でも、いまならお兄ちゃんに近づける。
あたしは藍子さんを起こさないようにそっと布団から抜けだすと、お兄ちゃんがいるであろう部屋へと足を伸ばした。
ドアを開けると布団の中にお兄ちゃんがいて、こちらに背中を向けて横になっている。
「おにい、ちゃん」
囁くような声でお兄ちゃんに近づくと、お兄ちゃんがこちらに身体を傾けた。
「ん、藍子……さん?」
寝ぼけてて可愛いな。あたしのこと、藍子さんだと思ったみたい。
違うよと言おうとした瞬間、お兄ちゃんの手がそっとあたしを抱き寄せた。
「……へ」
唇が触れた。お兄ちゃんの唇だ。
嬉しいよりも先に疑問だった。
だってお兄ちゃん、あたしのこと藍子さんと間違えてたじゃん。それってつまり、藍子さんだと思ってキスしたってことじゃん。
やっぱり二人はそういう関係なんだ。藍子さんはお兄ちゃんが寝ている間に近づいて夜這いしてくるような女なんだ。だからお兄ちゃんもすんなりと受け入れてるんだ。
でも、どうしよう。このまま藍子さんのふりをしていれば、お兄ちゃんと触れ合えるかも。このまま藍子さんのふりをしていれば、キス以上のことだってしてくれるかも。
不信感よりも欲が勝ってしまう。だってあたしはお兄ちゃんが好きで、お兄ちゃんとそういうことができるならなんだってしたいと思ってる。
あのお兄ちゃんは偽物だったから、今度こそ本物のお兄ちゃんとしたい。藍子さんの家で、あたしを藍子さんだと勘違いしてるお兄ちゃんがあたしを犯すんだ。それはもう最高で、想像しただけで全身がゾクゾクするくらいの悦だった。
触れては離れる唇を追いかけながら、あたしは藍子さんのふりをした。
「は、しもと……くん……」
(背後注意)
お兄ちゃんの上唇を軽く舐めると、お兄ちゃんの口が開いた。開いた口の中にあたしの舌を捩じ込んで、お兄ちゃんの舌と逢瀬する。
ぐちゅり、くちゅり。
音が卑猥であたしの耳が壊れそう。
お兄ちゃん、だめだよお兄ちゃん。そんなふうに舌を絡ませたら、あたしがきもちよくなっちゃうでしょ。
「あ、はあ」
やばい。キスだけでもう、頭がおかしくなりそうだ。
お兄ちゃんはあたしの声を聞いて興奮したのか、あたしを布団の中へと引っ張ってお兄ちゃんの腕の中に閉じ込めた。
お兄ちゃんがあたしの上に乗ってる。いいなぁ藍子さん。お兄ちゃんと毎晩、こんなふうにシテるんだ。
お兄ちゃんはあたしの顎に手を添えると、開口を促し舌を貪った。なんだか御奉仕されてるみたい。ぢゅるぢゅる、音がして恥ずかしい。
感じすぎてわけがわからなくなってきた。多分、下半身を擦りつけていたんだと思う。お兄ちゃんに一秒でも早く触ってほしくて堪らなかったから。
腰を浮かせてお強請りして、そしたらお兄ちゃんがあたしの太股を掴んで、下着をずり下ろしたの。
膝下までずり降ろされた下着はそのままで、下着とあたしの足の間にお兄ちゃんが入ってきた。そのままお兄ちゃんの顔が沈んでいって、あたしの敏感なところに触れていく。
さっきまであたしの舌を貪っていたお兄ちゃんの舌が、今度はあたしの敏感なところを刺激している。
何度も何度も、刺激される度にあたしはじんわりと蜜を垂らして悦んで、あたしはすぐにだめになっちゃった。
あたしがだめになったのを確認すると、お兄ちゃんはあたしの頭をぽんぽんと撫でて、優しく抱き締めてくれた。
お兄ちゃんとキスをした。
お兄ちゃんに愛撫された。
嬉しいけど、もうおわり?
最後までしなくていいの?
藍子さんと間違えてあたしとしたからって、あたしは密告たりしないよ。一生黙っててあげる。だからしたっていいんだよ?
だけどお兄ちゃんはそのまま寝ちゃったみたい。あたしもお兄ちゃんの腕の中で眠りたかったけど、藍子さんが起きる前に藍子さんのところに戻らなきゃ。
明日になったら藍子さんにマウントとってやろう。「やっぱりお前らヤッてんじゃん、この嘘吐き」って言ってやろう。
あたしはお兄ちゃんのほっぺにキスをしてから、藍子さんの部屋に戻った。
「……期待通りの答えじゃなかったみたい」
「だ、だって。わ、わかった。彼氏と今度会うから浮かれてるんだ! だからマウントとって、あたしのことを馬鹿にして!」
なんとか言いなさいよ。黙ってんじゃないわよ。そうやって勝ち誇った顔であたしのことをみないでよ。
「こ、心の中では馬鹿にしてるんでしょう? あたしがお兄ちゃんに大事にされてない方の妹だって! お兄ちゃんに色目使う女がいるって知った途端、家にまで転がりこんでくるストーカー気質の妹だって!」
あたしの声だけが浴室中に反響する。それが余計にむかついた。子供の言うことだからと黙って聞いてあげてる大人な私って素敵とでも思ってんの?
気持ち悪い。
「お、お兄ちゃんから離れてよ! あたしのお兄ちゃんを返して!」
「……返すよ、いらないよ」
「やっぱり!」
「そう言えば満足する?」
「!」
「違うよね。そうじゃないよね。きっと私がなにを言ってもだめなんだよね。否定をすれば違うだろ、肯定をすればやっぱりね。愛莉ちゃんにとっては私の答えなんてどっちでもいいんだよね。ただたんに自分の敵を攻撃したいだけ。相手が傷ついてくれれば他はどうだっていい。だってそうすればきもちが満たされるんだもん。そうやって愛莉ちゃんはいつも自分を守ってるの。そうしないと自分が傷ついちゃうから」
「ち、が」
「違う? 本当に? 図星でしょう」
「違う!」
「図星だよ。だから困ってる。会ったばかりの女に心の内を見透かされて驚きを隠せないんだ。でもね、私、実は相手の心が読めるの。だからどんなに隠してても無駄なんだ、ごめんね」
は?
相手の心が読める?
は?
そんなわけねぇだろ阿呆かよ。
「……あ、嘘だと思ってる」
「う、嘘……だよね?」
「うん、嘘」
「な、なんで嘘」
「ふふっ。ごめんね。困ってる愛莉ちゃんが可愛くてつい」
意味がわからない。なんでこのタイミングでしょうもない嘘なんか吐いたわけ?
困ってるあたしが可愛くてって、変態かよ。
「ね、さっきのは嘘だけど、私は愛莉ちゃんとも仲良くなりたいと思ってるよ。本当だよ」
ああもう、本当に調子が狂う。一緒にお風呂なんて入るんじゃなかったな。
なんて思っていたはずなのに、どうしてあたしは藍子さんと同じ布団で寝ることになってんだ。
「あ、あのう」
「うん?」
「同じ布団で寝るのはちょっと」
「ごめんね、お客様用のお布団はひとつしかないの。どうしても嫌ならお兄さんが使ってるお布団を引っ張ってくるけど」
お兄ちゃんが使ってる布団なんて、そっちがいいに決まってる。
「い、いいですそこまでしなくても」
だけどあたしはよくても、それだとお兄ちゃんは床で寝ることになっちゃうもんね。それは流石に可哀想だよ。
あたしは仕方なく布団に身を埋めた。
すると躊躇することなく藍子さんが身を埋めてくる。初対面でこの距離感はやばくないか?
誰にでもこうなのだろうか。それともあたしがお兄ちゃんの妹だから?
シャンプーのいい匂いがする。あたしが男だったらドキドキするだろうな。
ドキドキしてなにも喋れないでいると、隣から小さな寝息が聞こえてきた。
もう寝たの?
早くない?
変に緊張してるのはあたしだけ?
でも、いまならお兄ちゃんに近づける。
あたしは藍子さんを起こさないようにそっと布団から抜けだすと、お兄ちゃんがいるであろう部屋へと足を伸ばした。
ドアを開けると布団の中にお兄ちゃんがいて、こちらに背中を向けて横になっている。
「おにい、ちゃん」
囁くような声でお兄ちゃんに近づくと、お兄ちゃんがこちらに身体を傾けた。
「ん、藍子……さん?」
寝ぼけてて可愛いな。あたしのこと、藍子さんだと思ったみたい。
違うよと言おうとした瞬間、お兄ちゃんの手がそっとあたしを抱き寄せた。
「……へ」
唇が触れた。お兄ちゃんの唇だ。
嬉しいよりも先に疑問だった。
だってお兄ちゃん、あたしのこと藍子さんと間違えてたじゃん。それってつまり、藍子さんだと思ってキスしたってことじゃん。
やっぱり二人はそういう関係なんだ。藍子さんはお兄ちゃんが寝ている間に近づいて夜這いしてくるような女なんだ。だからお兄ちゃんもすんなりと受け入れてるんだ。
でも、どうしよう。このまま藍子さんのふりをしていれば、お兄ちゃんと触れ合えるかも。このまま藍子さんのふりをしていれば、キス以上のことだってしてくれるかも。
不信感よりも欲が勝ってしまう。だってあたしはお兄ちゃんが好きで、お兄ちゃんとそういうことができるならなんだってしたいと思ってる。
あのお兄ちゃんは偽物だったから、今度こそ本物のお兄ちゃんとしたい。藍子さんの家で、あたしを藍子さんだと勘違いしてるお兄ちゃんがあたしを犯すんだ。それはもう最高で、想像しただけで全身がゾクゾクするくらいの悦だった。
触れては離れる唇を追いかけながら、あたしは藍子さんのふりをした。
「は、しもと……くん……」
(背後注意)
お兄ちゃんの上唇を軽く舐めると、お兄ちゃんの口が開いた。開いた口の中にあたしの舌を捩じ込んで、お兄ちゃんの舌と逢瀬する。
ぐちゅり、くちゅり。
音が卑猥であたしの耳が壊れそう。
お兄ちゃん、だめだよお兄ちゃん。そんなふうに舌を絡ませたら、あたしがきもちよくなっちゃうでしょ。
「あ、はあ」
やばい。キスだけでもう、頭がおかしくなりそうだ。
お兄ちゃんはあたしの声を聞いて興奮したのか、あたしを布団の中へと引っ張ってお兄ちゃんの腕の中に閉じ込めた。
お兄ちゃんがあたしの上に乗ってる。いいなぁ藍子さん。お兄ちゃんと毎晩、こんなふうにシテるんだ。
お兄ちゃんはあたしの顎に手を添えると、開口を促し舌を貪った。なんだか御奉仕されてるみたい。ぢゅるぢゅる、音がして恥ずかしい。
感じすぎてわけがわからなくなってきた。多分、下半身を擦りつけていたんだと思う。お兄ちゃんに一秒でも早く触ってほしくて堪らなかったから。
腰を浮かせてお強請りして、そしたらお兄ちゃんがあたしの太股を掴んで、下着をずり下ろしたの。
膝下までずり降ろされた下着はそのままで、下着とあたしの足の間にお兄ちゃんが入ってきた。そのままお兄ちゃんの顔が沈んでいって、あたしの敏感なところに触れていく。
さっきまであたしの舌を貪っていたお兄ちゃんの舌が、今度はあたしの敏感なところを刺激している。
何度も何度も、刺激される度にあたしはじんわりと蜜を垂らして悦んで、あたしはすぐにだめになっちゃった。
あたしがだめになったのを確認すると、お兄ちゃんはあたしの頭をぽんぽんと撫でて、優しく抱き締めてくれた。
お兄ちゃんとキスをした。
お兄ちゃんに愛撫された。
嬉しいけど、もうおわり?
最後までしなくていいの?
藍子さんと間違えてあたしとしたからって、あたしは密告たりしないよ。一生黙っててあげる。だからしたっていいんだよ?
だけどお兄ちゃんはそのまま寝ちゃったみたい。あたしもお兄ちゃんの腕の中で眠りたかったけど、藍子さんが起きる前に藍子さんのところに戻らなきゃ。
明日になったら藍子さんにマウントとってやろう。「やっぱりお前らヤッてんじゃん、この嘘吐き」って言ってやろう。
あたしはお兄ちゃんのほっぺにキスをしてから、藍子さんの部屋に戻った。
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