237 / 310
232.幸せな時間
しおりを挟む
「順調にことは進んでいる‥と思う。
だけど‥ここまで、相手の動きが無いものかね」
ロナウが新聞を閉じテーブルに置く。
きちんと折り目正しく折られた新聞に彼の性格が出ている。
ロナウは、コツコツ型の几帳面タイプなんだ。
「大物ぶってるんじゃない? ガキが、お前らがちょっかい出したくらいじゃ俺たちは痛くもかゆくもねえ‥って感じで」
コリンが新聞をさりげなく、すっと押えて「所定の場所」に戻す。
コリンは「新聞がふわっとしているのが気に入らない」変なところだけ嫌に気になる几帳面タイプ。
天才肌で「自分の世界」をきちっと持ってるコリンには変なこだわりが割とあるけど、このメンバーはコリンのこだわりを「嫌味」って風には受け取らない。
‥だって、実害はないから。(このメンバーはそういうところがある)
「そんなことはないと思うけどな」
椅子に座ったアンバーが苦笑いして新聞を取り上げざっと目を通し、ぱさっと元の場所に置く。
これ、絶対後でザッカに怒られる奴だ。
その理由は
「読みにくい! まとめて(古紙業者に)渡すときに束ねにくい! 」
だ。
ザッカは、古紙を束ねる時にふわふわになるのが嫌いなタイプ。
ナナフルはそういうこと、(意外にも)全部ザッカに丸投げなんだ。
一見「気が利いて優しいおかあさんタイプ」に見えるナナフルなんだけど、案外家事の細かいところをしているのはザッカ。
元々貴族だからかなって「ナナフルの過去」を知った後は思ったり。
ザッカはそういうことを絶対ナナフルに言わない。
黙ってさりげなくやってる。そういうの見てるとフタバは、「ザッカさんって、ホントにナナフルさんの事愛してるんだな~」って、微笑ましい気持ちになる。ちなみにコリンはそんなこと気付かない。あんまり色々気が付く様なタイプじゃないから。「きっとコリンとシークさんが一緒に住んだら、ナナフルさんとザッカさんみたいな感じになるのかな。‥いや、きっと気付いたら家事全般シークさんがやってるんだろうな」って思ったフタバの予想は、きっと近い将来「ホント」になるんだろう。
その暮らしにアンバー様が加わっても、きっと家事全般をするのはシークさんなんだろう‥。シークさんは「大きい子供が二人で大変だよ」なんて苦笑いしながら、でも文句を言う事もなく、当たり前の様に家事をするのだろうな‥。なんか‥そういう未来しか見えない‥。
フタバは今台所で朝食の準備をしているナナフルとシークの手伝いをするために台所に向かった。
「特に魔薬の原料の供給がストップしたことは奴らに打撃を与えられてると思うぞ」
同じく椅子に座ったザッカが頷く。
机の上に置いた手で、さっきアンバーが「ふわふわにした」新聞を押して平らにしながら「アンバーはまた! 」って苦情を言うのはもはや毎朝の定番だ。
「教会関係者の魔薬被害については、多分もう大丈夫だと思いますわ。
魔術士のネットワークを使って通信できないから人づてに情報を集めるしかなくって長期戦を覚悟してましたけど、案外あっさり情報が集まったことには驚きましたわ」
皆にナナフルが淹れた紅茶を配りながらフタバが言った。
「シャルルの解呪のうわさを聞いて「実は俺の妹(弟)もおかしいんだ」って連絡をしてくる奴とかね」
お盆を受け取って配るのを手伝いながらロナウが言葉を続ける。
「そういう噂が広がるのもどうかと思うけど‥カールとシャルルも隠そうとせず、相談に乗ったりしてるみたいだね」
って頷いたコリンは、パンが焼けたのを確認して立ち上がり、台所に向かう。
「案外‥私たちと違って皆さん学生時代の友人と連絡を取り合っておられるっていうのが驚きですよね。
そうなると‥
困るのが‥コリンみたいに「誰とも親交がないタイプ」ですわよね。
誰からも「そういえば‥」って話が出てこないから‥」
苦笑いしてフタバがコリンを見る。
「うるさいよ」
コリンが配っているのは、昨日街に出たときに買って来たパンだ。
コリンとロナウで昨日も、「そういえば俺の妹も‥」って連絡してきた教会時代の同級生とその妹に会って来たんだ。
難しい仕事じゃない。シャルルの時と同様に、まずは同級生に「妹(弟)が魔薬を購入したこと」を知られない配慮をしながら「解呪」する。そして、十分に正気に戻った妹(弟)が同級生を通じてコリンたちに相談してきたら、相手の様子を見ながら差し障りのない話をし、今後一切魔薬に関わらない様に話をする。
話し合いはいつもフタバ家で行い、同級生にだって「ザッカさんたち事務所の皆」の話はしない。
そして、フタバ、ロナウ、コリンが見て、「信頼できる」と判断した同級生には「これは「魔薬」で、これの販売には協会が絡んでいる。協会は危険だ」ってことを伝えている。
何人かの「正義感が強く」「実力もある」同級生はコリンたちの話を理解し、更に「有事には協力してほしい‥」との要請に快く応じた。
‥と、表向きは言っているけどそのうち何割かはコリンかフタバ目当てだ。因みにこの辺りの情報は、「人物の見極めは肝心だよねぇ。三人の勘だけじゃ流石にね」ってアンバーが「こっそり」情報収集(尾行と鑑定)をした結果分かった。それをアンバーから聞いたコリンは「え~」って露骨に嫌な顔をしたが、フタバはアンバーにコッソリ「コリン目当ての人は教えてください」「勿論コリンには話さないでください」って言った。勿論コリンに気付かれないために‥だ。
コリンの為なら何でもやるっていう信者を作り出す計画をコリンに知られるわけにはいきませんからね‥!
‥知られたら絶対コリンは激怒するだろうからね。
フタバ「コリンをダシに裏切らない信者(無償の労働力)を作ろう」計画はまだ生きていた‥!
敵が大きいから、味方は多い方が心強い。
だけど、味方にする人物の見極めが最も大切だし、大変。
(コリン信者として)キチンと躾けないといけなかったりもするし(← フタバ曰く)。
だから、この頃は三人とアンバーは色々出かけたりして大変なんだ。
「名簿作りと、情報収集(普通の意味での)は私とザッカに任せてくださいね」
ナナフルが微笑んで、お皿を配る。
「ソーセージ!! 」
皆大好きなナナフルのソーセージだ。焼き加減がいいのか油加減がいいのか‥そこら辺はよくわからないけど、皆ナナフルの焼くソーセージが大好きなんだ。
皆の顔が、一瞬にしてパッと明るくなり、それを見たナナフルも微笑む。
皆同じ数だ。今日は目玉焼きもついてる。
「体力つけなきゃね」
ってナナフルの笑顔に涙が出そう。
皆同じ数のソーセージ。
コリンの「ソーセージ減らす刑」は終わったらしい。
「スープも飲んで」
って‥いい匂いがするスープをシークが運んできて朝食の準備は完了だ。
お茶当番や食事当番‥別に役割分担があるわけでは無い。
ただ、「気が利く奴が(損を? )する」システムなんだ。
因みに、食事はナナフルとシークが担当している。
フタバとコリンは主にお運び担当で、食後のコーヒーはザッカの担当だ。
食事中に飲むお茶はナナフルが淹れる。
お茶はデイリー使いの紅茶だったり、ハーブティーだったりする。
フタバのとこで出されるような「お高い」「いい香りのする」紅茶ではないが、フタバもロナウ(貴族組)もコリン(フタバの家の紅茶にすっかり慣れた)も別に不満はない。
この味が「庶民の朝食」に合っているからだ。
それに、ナナフルの紅茶の淹れ方も上手だしね。
アンバーとシークが淹れたら(じっくり抽出させすぎて)渋くなり、(せっかちな)コリンが淹れたら薄くって、ロナウが淹れたら「なんか違う」んだ。
なんか違うって一番「なんともしようがない」って感じするよね‥。
食べてるときは仕事の話はしない。これは鉄則。
「ご飯がマズくなる(ザッカ談)」
からだ。
新聞も食事中は禁止。
よそ事を考えるて、上の空‥も禁止。(これはよくコリンが怒られている)
シークみたいに「何もしゃべらない」ってのも良くないんだけど、こればっかりは仕方が無いって皆納得してる。
「どんな時でも、日常生活は大切にしないといけない」
ザッカが言った。
「食事の時にまで仕事を持ち込んでたら休まらないし、けじめがつかない」
とも。
「心を落ち着けて、気持ちをリセットする。
それが大事だ。
そうすることによって、結果的に仕事の効率も上がる。
それに‥
一緒に食事が出来て幸せって人の為だったら‥なんでも出来るって思わないか?
大切な人の為に働いてるって思えたら‥幸せじゃないか? 」
ひまわりみたいに強い明るい笑顔に皆も頷いた。
この時間は、今日これから‥そして、明日への「エネルギー源」だ。
この時間があるから、これからも頑張って行けるっていう、エネルギー源。
大好きな人たちと食卓を囲み、
笑ったり話したり‥
当たり前に「いってきます」「おかえりなさい」
そういう‥ありきたりで、でも何よりも幸せな日々。
そんなささやかな幸せが‥涙が出るほど愛おしい。
そう思えるから‥。
だけど‥ここまで、相手の動きが無いものかね」
ロナウが新聞を閉じテーブルに置く。
きちんと折り目正しく折られた新聞に彼の性格が出ている。
ロナウは、コツコツ型の几帳面タイプなんだ。
「大物ぶってるんじゃない? ガキが、お前らがちょっかい出したくらいじゃ俺たちは痛くもかゆくもねえ‥って感じで」
コリンが新聞をさりげなく、すっと押えて「所定の場所」に戻す。
コリンは「新聞がふわっとしているのが気に入らない」変なところだけ嫌に気になる几帳面タイプ。
天才肌で「自分の世界」をきちっと持ってるコリンには変なこだわりが割とあるけど、このメンバーはコリンのこだわりを「嫌味」って風には受け取らない。
‥だって、実害はないから。(このメンバーはそういうところがある)
「そんなことはないと思うけどな」
椅子に座ったアンバーが苦笑いして新聞を取り上げざっと目を通し、ぱさっと元の場所に置く。
これ、絶対後でザッカに怒られる奴だ。
その理由は
「読みにくい! まとめて(古紙業者に)渡すときに束ねにくい! 」
だ。
ザッカは、古紙を束ねる時にふわふわになるのが嫌いなタイプ。
ナナフルはそういうこと、(意外にも)全部ザッカに丸投げなんだ。
一見「気が利いて優しいおかあさんタイプ」に見えるナナフルなんだけど、案外家事の細かいところをしているのはザッカ。
元々貴族だからかなって「ナナフルの過去」を知った後は思ったり。
ザッカはそういうことを絶対ナナフルに言わない。
黙ってさりげなくやってる。そういうの見てるとフタバは、「ザッカさんって、ホントにナナフルさんの事愛してるんだな~」って、微笑ましい気持ちになる。ちなみにコリンはそんなこと気付かない。あんまり色々気が付く様なタイプじゃないから。「きっとコリンとシークさんが一緒に住んだら、ナナフルさんとザッカさんみたいな感じになるのかな。‥いや、きっと気付いたら家事全般シークさんがやってるんだろうな」って思ったフタバの予想は、きっと近い将来「ホント」になるんだろう。
その暮らしにアンバー様が加わっても、きっと家事全般をするのはシークさんなんだろう‥。シークさんは「大きい子供が二人で大変だよ」なんて苦笑いしながら、でも文句を言う事もなく、当たり前の様に家事をするのだろうな‥。なんか‥そういう未来しか見えない‥。
フタバは今台所で朝食の準備をしているナナフルとシークの手伝いをするために台所に向かった。
「特に魔薬の原料の供給がストップしたことは奴らに打撃を与えられてると思うぞ」
同じく椅子に座ったザッカが頷く。
机の上に置いた手で、さっきアンバーが「ふわふわにした」新聞を押して平らにしながら「アンバーはまた! 」って苦情を言うのはもはや毎朝の定番だ。
「教会関係者の魔薬被害については、多分もう大丈夫だと思いますわ。
魔術士のネットワークを使って通信できないから人づてに情報を集めるしかなくって長期戦を覚悟してましたけど、案外あっさり情報が集まったことには驚きましたわ」
皆にナナフルが淹れた紅茶を配りながらフタバが言った。
「シャルルの解呪のうわさを聞いて「実は俺の妹(弟)もおかしいんだ」って連絡をしてくる奴とかね」
お盆を受け取って配るのを手伝いながらロナウが言葉を続ける。
「そういう噂が広がるのもどうかと思うけど‥カールとシャルルも隠そうとせず、相談に乗ったりしてるみたいだね」
って頷いたコリンは、パンが焼けたのを確認して立ち上がり、台所に向かう。
「案外‥私たちと違って皆さん学生時代の友人と連絡を取り合っておられるっていうのが驚きですよね。
そうなると‥
困るのが‥コリンみたいに「誰とも親交がないタイプ」ですわよね。
誰からも「そういえば‥」って話が出てこないから‥」
苦笑いしてフタバがコリンを見る。
「うるさいよ」
コリンが配っているのは、昨日街に出たときに買って来たパンだ。
コリンとロナウで昨日も、「そういえば俺の妹も‥」って連絡してきた教会時代の同級生とその妹に会って来たんだ。
難しい仕事じゃない。シャルルの時と同様に、まずは同級生に「妹(弟)が魔薬を購入したこと」を知られない配慮をしながら「解呪」する。そして、十分に正気に戻った妹(弟)が同級生を通じてコリンたちに相談してきたら、相手の様子を見ながら差し障りのない話をし、今後一切魔薬に関わらない様に話をする。
話し合いはいつもフタバ家で行い、同級生にだって「ザッカさんたち事務所の皆」の話はしない。
そして、フタバ、ロナウ、コリンが見て、「信頼できる」と判断した同級生には「これは「魔薬」で、これの販売には協会が絡んでいる。協会は危険だ」ってことを伝えている。
何人かの「正義感が強く」「実力もある」同級生はコリンたちの話を理解し、更に「有事には協力してほしい‥」との要請に快く応じた。
‥と、表向きは言っているけどそのうち何割かはコリンかフタバ目当てだ。因みにこの辺りの情報は、「人物の見極めは肝心だよねぇ。三人の勘だけじゃ流石にね」ってアンバーが「こっそり」情報収集(尾行と鑑定)をした結果分かった。それをアンバーから聞いたコリンは「え~」って露骨に嫌な顔をしたが、フタバはアンバーにコッソリ「コリン目当ての人は教えてください」「勿論コリンには話さないでください」って言った。勿論コリンに気付かれないために‥だ。
コリンの為なら何でもやるっていう信者を作り出す計画をコリンに知られるわけにはいきませんからね‥!
‥知られたら絶対コリンは激怒するだろうからね。
フタバ「コリンをダシに裏切らない信者(無償の労働力)を作ろう」計画はまだ生きていた‥!
敵が大きいから、味方は多い方が心強い。
だけど、味方にする人物の見極めが最も大切だし、大変。
(コリン信者として)キチンと躾けないといけなかったりもするし(← フタバ曰く)。
だから、この頃は三人とアンバーは色々出かけたりして大変なんだ。
「名簿作りと、情報収集(普通の意味での)は私とザッカに任せてくださいね」
ナナフルが微笑んで、お皿を配る。
「ソーセージ!! 」
皆大好きなナナフルのソーセージだ。焼き加減がいいのか油加減がいいのか‥そこら辺はよくわからないけど、皆ナナフルの焼くソーセージが大好きなんだ。
皆の顔が、一瞬にしてパッと明るくなり、それを見たナナフルも微笑む。
皆同じ数だ。今日は目玉焼きもついてる。
「体力つけなきゃね」
ってナナフルの笑顔に涙が出そう。
皆同じ数のソーセージ。
コリンの「ソーセージ減らす刑」は終わったらしい。
「スープも飲んで」
って‥いい匂いがするスープをシークが運んできて朝食の準備は完了だ。
お茶当番や食事当番‥別に役割分担があるわけでは無い。
ただ、「気が利く奴が(損を? )する」システムなんだ。
因みに、食事はナナフルとシークが担当している。
フタバとコリンは主にお運び担当で、食後のコーヒーはザッカの担当だ。
食事中に飲むお茶はナナフルが淹れる。
お茶はデイリー使いの紅茶だったり、ハーブティーだったりする。
フタバのとこで出されるような「お高い」「いい香りのする」紅茶ではないが、フタバもロナウ(貴族組)もコリン(フタバの家の紅茶にすっかり慣れた)も別に不満はない。
この味が「庶民の朝食」に合っているからだ。
それに、ナナフルの紅茶の淹れ方も上手だしね。
アンバーとシークが淹れたら(じっくり抽出させすぎて)渋くなり、(せっかちな)コリンが淹れたら薄くって、ロナウが淹れたら「なんか違う」んだ。
なんか違うって一番「なんともしようがない」って感じするよね‥。
食べてるときは仕事の話はしない。これは鉄則。
「ご飯がマズくなる(ザッカ談)」
からだ。
新聞も食事中は禁止。
よそ事を考えるて、上の空‥も禁止。(これはよくコリンが怒られている)
シークみたいに「何もしゃべらない」ってのも良くないんだけど、こればっかりは仕方が無いって皆納得してる。
「どんな時でも、日常生活は大切にしないといけない」
ザッカが言った。
「食事の時にまで仕事を持ち込んでたら休まらないし、けじめがつかない」
とも。
「心を落ち着けて、気持ちをリセットする。
それが大事だ。
そうすることによって、結果的に仕事の効率も上がる。
それに‥
一緒に食事が出来て幸せって人の為だったら‥なんでも出来るって思わないか?
大切な人の為に働いてるって思えたら‥幸せじゃないか? 」
ひまわりみたいに強い明るい笑顔に皆も頷いた。
この時間は、今日これから‥そして、明日への「エネルギー源」だ。
この時間があるから、これからも頑張って行けるっていう、エネルギー源。
大好きな人たちと食卓を囲み、
笑ったり話したり‥
当たり前に「いってきます」「おかえりなさい」
そういう‥ありきたりで、でも何よりも幸せな日々。
そんなささやかな幸せが‥涙が出るほど愛おしい。
そう思えるから‥。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
111
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる