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ついに、この日がやってまいりました。
アステリア王国の歴史に深く、そして「物理的に」刻まれるであろう、私とシオン殿下の成婚式当日ですわ!
鏡の前に立つ私は、最高級のシルクを贅沢に使った純白のウェディングドレスに身を包んでおります。
しかし、これはただのドレスではありませんの。
私が三日三晩、寝る間も惜しんで(掃除はしましたが)改良を重ねた「タクティカル・ブライダル・ギア」ですわ!
「おーっほっほっほ! 見てくださいまし、この機能美! 一見すると重厚なロングスカートですが、隠しファスナー一本で膝丈に早変わり。さらに裏地には吸水性抜群のマイクロファイバーを使用し、歩くだけでバージンロードの最終仕上げができる優れものですのよ!」
「お、お嬢様……いえ、王太子妃殿下。……今日という日くらい、その『掃除用具としての性能』を自慢するのをやめていただけませんか? せっかくの絶世の美貌が台無しでございますわ」
着付けを手伝ってくれている侍女長様が、遠い目をして溜息をつきました。
あら、失礼ね。私は美しさと実用性を高次元で融合させた、次世代の王妃を目指しているのですわよ?
準備が整い、私はシオン殿下の待つ大聖堂へと向かいました。
扉が開いた瞬間、パイプオルガンの荘厳な音色と共に、参列した数千人の貴族たちの視線が私に集まりました。
「……綺麗だ、リオナ。今日の君は、まるで光そのもののようだね」
祭壇の前で待っていたシオン殿下が、心底見惚れたような表情で私を迎え入れてくれました。
殿下、貴方も今日は一段と輝いていらっしゃいますわ。……あ、左肩に一ミリほどの糸屑が乗っていますわね。後で音速で除去して差し上げますわ。
私たちは手を取り合い、厳かな空気の中で神官様の前へと進みました。
神官様が聖典を開き、古式ゆかしい誓いの言葉を述べ始めます。
「……シオン・アステリア。汝は、この女性を妻とし、健やかなるときも、病めるときも……」
式は滞りなく進むはずでした。
そう、私が「それ」を見つけるまでは。
神官様の後ろ。
祭壇の奥に鎮座する、王国守護聖徒の巨大な石像。
その聖徒が掲げている「聖なる杖」の先端に……あろうことか、一ヶ月以上は放置されているであろう「巨大な蜘蛛の巣」が張っていたのです!
(な……なんですの、あの忌まわしき白い網は……!)
私の脳内で、警報が鳴り響きました。
聖なる誓いの場に、あのような不浄な埃の塊が存在することなど、私のプライドが……いえ、私の「掃除魂」が断固として許可いたしませんわ!
(神官様! 誓いの言葉なんて言っている場合ではありませんわよ! あんなものが視界に入っていては、神様だって呆れて天国へ帰ってしまわれますわ!)
「……リオナ・エヴァンス。汝は、この男性を夫とし……」
「……少々お待ちくださいませ!」
私が右手を高く掲げると、大聖堂内は水を打ったような静寂に包まれました。
シオン殿下が「あ、やっぱり……」という顔で私を見ています。
「リオナ? 誓いの言葉の最中だよ?」
「殿下、あそこをご覧ください! あの大聖堂の守護聖徒様が、蜘蛛の巣という名の『不潔な首飾り』を贈られていらっしゃいますわ! あんな状態では、私たちの愛の誓いも曇ってしまいます!」
「……ああ、確かに高い場所にあるね。後で業者を……」
「後では遅すぎますわ! 今、この瞬間に浄化しなくてはなりません! ……皆様、ご注目くださいまし! これがアステリア新王妃の、初仕事ですわよ!」
私はドレスの隠しファスナーをシュバッと引き下げました。
重厚なスカートがハラリと落ち、下から現れたのは、真っ白なレースで装飾された「動きやすさ重視」のスラックス姿。
参列者から「おおお……!」という、驚愕とも感嘆ともつかない声が上がりました。
「シオン殿下! 私をあそこまで飛ばしてくださいまし! 二人での初共同作業……それはケーキカットではなく、『高所清掃』ですわ!」
「……はは、分かったよ。君の頼みなら、空だって飛んでみせよう」
シオン殿下は笑いながら私の腰を抱き上げ、驚異的な身体能力で祭壇の台座を駆け上がりました。
そして、殿下が私を力強く上方へ放り投げた瞬間、私はブーケの中に仕込んでおいた「伸縮自在の特製はたき」を展開いたしました!
シュバッ! という鮮やかな音と共に、巨大な蜘蛛の巣が一瞬で回収されます。
さらに私は、空中を舞いながらドレスの裏地で石像の顔面を一拭きし、完璧な着地を決めました。
「おーっほっほっほ! ミッション完了ですわ! さあ神官様、続きをどうぞ! これで神様もスッキリした気分で私たちを祝福してくださいますわよ!」
静まり返っていた会場に、一瞬の間を置いて、嵐のような拍手が沸き起こりました。
「最高だ!」「これぞアステリアの王妃だ!」「お掃除万歳!」
故国から参列していたヴィンス王子は、口をあんぐりと開けて固まっており、ミリア様は「……私も、あんな風に高く飛べたら人生変わったかしら」と、変な方向に感銘を受けておりました。
神官様は震える手で聖典を持ち直し、深いため息をついた後に微笑みました。
「……ええ、確かに、聖徒様も心なしか晴れやかなお顔をされておりますな。……では、改めて。汝ら、ここに夫婦となることを誓いますか?」
「「誓いますわ!(誓うよ)」」
私たちは、世界で一番「清潔になった」祭壇の前で、固い口づけを交わしました。
かつての婚約破棄から、侍女への転身。
そして今、私は自らの手で「埃一つない未来」を掴み取ったのです。
「シオン殿下……。私、世界一幸せですわ」
「私もだよ、リオナ。……でも、披露宴のケーキを磨くのだけはやめてくれよ?」
「あら、検討させていただきますわ。おーっほっほっほ!」
空飛ぶ悪役令嬢による、史上空前のウェディング。
アステリアの街中に鳴り響く鐘の音は、新しい時代の幕開けを告げているようでした。
アステリア王国の歴史に深く、そして「物理的に」刻まれるであろう、私とシオン殿下の成婚式当日ですわ!
鏡の前に立つ私は、最高級のシルクを贅沢に使った純白のウェディングドレスに身を包んでおります。
しかし、これはただのドレスではありませんの。
私が三日三晩、寝る間も惜しんで(掃除はしましたが)改良を重ねた「タクティカル・ブライダル・ギア」ですわ!
「おーっほっほっほ! 見てくださいまし、この機能美! 一見すると重厚なロングスカートですが、隠しファスナー一本で膝丈に早変わり。さらに裏地には吸水性抜群のマイクロファイバーを使用し、歩くだけでバージンロードの最終仕上げができる優れものですのよ!」
「お、お嬢様……いえ、王太子妃殿下。……今日という日くらい、その『掃除用具としての性能』を自慢するのをやめていただけませんか? せっかくの絶世の美貌が台無しでございますわ」
着付けを手伝ってくれている侍女長様が、遠い目をして溜息をつきました。
あら、失礼ね。私は美しさと実用性を高次元で融合させた、次世代の王妃を目指しているのですわよ?
準備が整い、私はシオン殿下の待つ大聖堂へと向かいました。
扉が開いた瞬間、パイプオルガンの荘厳な音色と共に、参列した数千人の貴族たちの視線が私に集まりました。
「……綺麗だ、リオナ。今日の君は、まるで光そのもののようだね」
祭壇の前で待っていたシオン殿下が、心底見惚れたような表情で私を迎え入れてくれました。
殿下、貴方も今日は一段と輝いていらっしゃいますわ。……あ、左肩に一ミリほどの糸屑が乗っていますわね。後で音速で除去して差し上げますわ。
私たちは手を取り合い、厳かな空気の中で神官様の前へと進みました。
神官様が聖典を開き、古式ゆかしい誓いの言葉を述べ始めます。
「……シオン・アステリア。汝は、この女性を妻とし、健やかなるときも、病めるときも……」
式は滞りなく進むはずでした。
そう、私が「それ」を見つけるまでは。
神官様の後ろ。
祭壇の奥に鎮座する、王国守護聖徒の巨大な石像。
その聖徒が掲げている「聖なる杖」の先端に……あろうことか、一ヶ月以上は放置されているであろう「巨大な蜘蛛の巣」が張っていたのです!
(な……なんですの、あの忌まわしき白い網は……!)
私の脳内で、警報が鳴り響きました。
聖なる誓いの場に、あのような不浄な埃の塊が存在することなど、私のプライドが……いえ、私の「掃除魂」が断固として許可いたしませんわ!
(神官様! 誓いの言葉なんて言っている場合ではありませんわよ! あんなものが視界に入っていては、神様だって呆れて天国へ帰ってしまわれますわ!)
「……リオナ・エヴァンス。汝は、この男性を夫とし……」
「……少々お待ちくださいませ!」
私が右手を高く掲げると、大聖堂内は水を打ったような静寂に包まれました。
シオン殿下が「あ、やっぱり……」という顔で私を見ています。
「リオナ? 誓いの言葉の最中だよ?」
「殿下、あそこをご覧ください! あの大聖堂の守護聖徒様が、蜘蛛の巣という名の『不潔な首飾り』を贈られていらっしゃいますわ! あんな状態では、私たちの愛の誓いも曇ってしまいます!」
「……ああ、確かに高い場所にあるね。後で業者を……」
「後では遅すぎますわ! 今、この瞬間に浄化しなくてはなりません! ……皆様、ご注目くださいまし! これがアステリア新王妃の、初仕事ですわよ!」
私はドレスの隠しファスナーをシュバッと引き下げました。
重厚なスカートがハラリと落ち、下から現れたのは、真っ白なレースで装飾された「動きやすさ重視」のスラックス姿。
参列者から「おおお……!」という、驚愕とも感嘆ともつかない声が上がりました。
「シオン殿下! 私をあそこまで飛ばしてくださいまし! 二人での初共同作業……それはケーキカットではなく、『高所清掃』ですわ!」
「……はは、分かったよ。君の頼みなら、空だって飛んでみせよう」
シオン殿下は笑いながら私の腰を抱き上げ、驚異的な身体能力で祭壇の台座を駆け上がりました。
そして、殿下が私を力強く上方へ放り投げた瞬間、私はブーケの中に仕込んでおいた「伸縮自在の特製はたき」を展開いたしました!
シュバッ! という鮮やかな音と共に、巨大な蜘蛛の巣が一瞬で回収されます。
さらに私は、空中を舞いながらドレスの裏地で石像の顔面を一拭きし、完璧な着地を決めました。
「おーっほっほっほ! ミッション完了ですわ! さあ神官様、続きをどうぞ! これで神様もスッキリした気分で私たちを祝福してくださいますわよ!」
静まり返っていた会場に、一瞬の間を置いて、嵐のような拍手が沸き起こりました。
「最高だ!」「これぞアステリアの王妃だ!」「お掃除万歳!」
故国から参列していたヴィンス王子は、口をあんぐりと開けて固まっており、ミリア様は「……私も、あんな風に高く飛べたら人生変わったかしら」と、変な方向に感銘を受けておりました。
神官様は震える手で聖典を持ち直し、深いため息をついた後に微笑みました。
「……ええ、確かに、聖徒様も心なしか晴れやかなお顔をされておりますな。……では、改めて。汝ら、ここに夫婦となることを誓いますか?」
「「誓いますわ!(誓うよ)」」
私たちは、世界で一番「清潔になった」祭壇の前で、固い口づけを交わしました。
かつての婚約破棄から、侍女への転身。
そして今、私は自らの手で「埃一つない未来」を掴み取ったのです。
「シオン殿下……。私、世界一幸せですわ」
「私もだよ、リオナ。……でも、披露宴のケーキを磨くのだけはやめてくれよ?」
「あら、検討させていただきますわ。おーっほっほっほ!」
空飛ぶ悪役令嬢による、史上空前のウェディング。
アステリアの街中に鳴り響く鐘の音は、新しい時代の幕開けを告げているようでした。
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表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
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