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終わりの足音
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鎌倉の冷え切った空気を、さゆは肺の底まで吸い込んだ。自分が生まれたのはこんな凍えるように寒く、深い雪の日だったと、もう何十年も前に母がふと言ったのを、さゆは思い出した。
今日はさゆの誕生日だ。なんとか二人とも休みにして、鶴岡八幡宮までお参りに来た。平日だけれど拝殿は混んでいて、タキと手を繋いで列に並ぶ。
「ふふふふ」
カップルが沢山いる場所に、昔は気後れしていたのを思い出す。そんな自分が、タキとこうして出歩いているなんてもう、嘘みたいだ。
「寒くない?平気?さゆ」
「うん、大丈夫」
病院通いも続いていて、男性が多くいる場所は未だにうっすら気持ち悪くなるけれど、落ち着いてゆっくり行動すれば、もう、発作のような症状までにはならなくなっている。さゆは良く晴れた空を見上げた。
「タキと一緒にゆっくり待つ時間があって、幸せ」
タキは小さく頷くと、握る手の力を少し、強くした。
お参りを済ませて鎌倉国宝館への小道を歩いていると、タキがふと尋ねた。
「さゆは、何をお願いしたの?」
遠くで子供達のはしゃぐ声が聞こえる。葉のない木々の、微かな梢。さゆは微笑んでいる。
「みんなの無病息災と、あと大きな絵を描きたいなって」
「大きな絵?」
「今までで一番大きな絵を描きたいの。私の全てが詰まっているような」
タキはふと、押入れの奥に閉まってある、百億の鴉の絵を思い出す。
「・・・いいね。また新しい、さゆの絵が見たいな」
いつか、彼女の創作がまた、自由に出来る世界が戻れば良い。
「タキは何をお願いしたの?」
「俺も健康と家内安全だね」
ずっと、このままの日々が続けばいいと思う。
けれどタキはふと、いつか今の自分達を「人生で一番幸せなひととき」として思い出すだろうという予感に苛まれた。そして、それはいつなのかという恐怖も。
その未来は、決して遠くない様な、そんな気がしてならなかった。
かぼちゃスープの夕食を済ませ、タキが片付けをしてくれる間、さゆはルークのブラッシングに勤しむ。底冷えする寒さだ。ルークは途中からうとうとし始める。
ルークは健康だけれどこの頃、眠る時間が増えたなと思う。
「ずっと元気でねえ、ルーク」
丸まって眠り始めたルークを、さゆは優しく撫でた。この世界一可愛い猫が、いつか自分達の下を旅立つなんて考えられない。テレビでは、恋愛ドラマが佳境を迎えている。階段を駆け上るヒロイン。相手役の男性俳優と、美しい夜景をバックにキスを交わす。
「この俳優さん、この頃良く見るよね」
「うん」
タキがスッとさゆの隣に腰掛ける。ボディソープの香りがした。
「俺たちもキスする?」
「うん」
タキがさゆをそっと抱き寄せる。ルークを抱っこしたまま、何度かキスをした。
「今日、良い?」
耳元でタキが囁く。さゆは頷いた。ルークをゆっくり寝床に下ろす。タキは一度さゆを抱き締めた後、手を引いて二人でタキの部屋へ向かった。
「いやあ、幸せだな」
明かりを消した後、タキはそう呟きながら、さゆの服を脱がしてゆく。さゆは、タキに身体を預けながら、タキに抱かれるのは何度目かなと思い返した。あれから何度かセックスを試みているけれど、やはり痛くて完全には挿入出来ていない。
(でも、段々平気になってるんだよね)
「ふふふ、可愛いなあ。ちょっと寒いね」
さゆをベッドにそっと倒し、全身にキスをしながらタキが囁く。挿入は痛いけれど、その前戯の身体が浮くような気持ちよさとかタキの幸せそうな様子が、さゆは好きで、タキの誘いを断る事は無かった。
「・・・・あっ・・・・あ・・・・」
恥ずかしさは未だにあるけれど、もう以前の様な緊張感は無く、すぐに身体が燃える様に熱くなってゆく。
「いいね、良く濡れてる」
「あ・・・うんっ・・タキ・・・」
背中に、胸に、腿にタキの唇の柔らかい感触と息遣いをかんじる。自然に足が開いてゆく。タキはさゆの様子を見ながら、指を挿入して、ゆっくり膣を広げる。
「指、もう、痛くないよね?」
「・・・うん・・・」
気持ちよくは無いけれど、痛くもない。
「ゆっくり挿れるね」
さゆが頷くと、タキはゴムを付けてグッと差し込んで来た。
「・・・・う・・・・ん・・・」
「痛い?大分スムーズだよ」
「だいじょぶ・・・ん・・・・」
最初とはもう、明らかに違うなと思う。タキを受け入れるのに慣れて来た自分をさゆは感じる。
「もう半分。痛かったら言って」
「うん・・・あ・・・あ・・・」
膣の中で、段々タキの感触が大きくなって来るのを感じる。今までにない圧迫感。
「あ・・・あ・・・いっ・・・」
「痛い?もう、一番奥近いよ」
タキは一度止まって、荒い息を吐き出しながらさゆのクリストスや太腿を撫でる。奥がまだ無理に広げている感じがして痛い。でも。
「・・そんな・・痛くない・・・来て・・・」
タキはたっぷりさゆとキスをして、改めて手を繋いだ。そのまま腰を進める。
「あ・・あっ・・いっ・・・た・・・」
「さゆ、愛してるよ」
さゆは空いた手で、シーツに爪を立てる。少し腰が浮いた。その手を取って、両手とも繋ぎながら、タキは遂に、さゆを貫いた。
「・・・・んっ!」
さゆは膣の膜がバチンと破けたような、グッという衝撃を感じた。
「入ったよ。平気?」
「うん・・・」
(ああ・・・やっと私達・・・結ばれたんだな・・・・)
やっぱりまだ痛いし、もの凄い感触だけれど、さゆは感動して涙が出て来た。
(やっと・・・やっと私達・・・・)
「しばらくこのままでいよう」
タキは繋がったまま、さゆの髪を撫でて深いキスをする。
「タキ、嬉しい」
「俺も」
タキはさゆの首や胸にキスを落とし、さゆは喘ぎ声が止まらなくなる。しばらくの後、
「タキ、あんま痛くなくなって来たかも」
「ほんと?じゃあ少し動いていい?」
「え?」
どう言う事だろうと思っていたら、タキが腰を動かして自身を抜き差しし始めたので、さゆはびっくりした。
「わわわ」
「痛い?」
「ううん」
凄い感触だけれど、微かに痛い位だ。
「ゆっくり、奥まで挿れないようにするね」
「・・うん・・・」
さゆはもう、驚いてなすがままだ。タキはさゆの身体を気遣って腰をゆっくり動かしてくれるのは分かっているけれど、かんじた事のない感触を膣で味わっていた。タキに合わせて微かに身体も動く。さゆは眼を閉じた。タキの息遣いと感触と、二人が繰り返し一つになる音だけの世界で、身体ごとタキに愛されているのをしばらく感じた。
「さゆ・・・・んっ・・・」
タキの息遣いが段々早くなり、やがて大きく息をついてさゆから自身を引き抜く。
二人で並んで毛布にくるまった。
「つらくなかった、さゆ?」
「ううん、でも、びっくりした。こんな事するんだね」
ひとつになったら終わりだと思っていた。
「挿入とかピストンはさ、最初は女性はあんま気持ちよくならなかったりするけど・・・ゆっくり身体を慣らしていこう。慣れると中の方が気持ちよかったりするから」
さゆは頷いた。タキなら自分に、無理なことはしないと信じられた。
ふと、自分達はいつまでこんな風に抱き合えるんだろうと思った。年齢もあるし、きっと運命もある。
暗闇の中、タキに髪を撫でられながら眼を閉じる。
なんの根拠も無いけれど、遠くに、薄ぼんやりと、終わりの足音が近づいているような予感が、していた。
今日はさゆの誕生日だ。なんとか二人とも休みにして、鶴岡八幡宮までお参りに来た。平日だけれど拝殿は混んでいて、タキと手を繋いで列に並ぶ。
「ふふふふ」
カップルが沢山いる場所に、昔は気後れしていたのを思い出す。そんな自分が、タキとこうして出歩いているなんてもう、嘘みたいだ。
「寒くない?平気?さゆ」
「うん、大丈夫」
病院通いも続いていて、男性が多くいる場所は未だにうっすら気持ち悪くなるけれど、落ち着いてゆっくり行動すれば、もう、発作のような症状までにはならなくなっている。さゆは良く晴れた空を見上げた。
「タキと一緒にゆっくり待つ時間があって、幸せ」
タキは小さく頷くと、握る手の力を少し、強くした。
お参りを済ませて鎌倉国宝館への小道を歩いていると、タキがふと尋ねた。
「さゆは、何をお願いしたの?」
遠くで子供達のはしゃぐ声が聞こえる。葉のない木々の、微かな梢。さゆは微笑んでいる。
「みんなの無病息災と、あと大きな絵を描きたいなって」
「大きな絵?」
「今までで一番大きな絵を描きたいの。私の全てが詰まっているような」
タキはふと、押入れの奥に閉まってある、百億の鴉の絵を思い出す。
「・・・いいね。また新しい、さゆの絵が見たいな」
いつか、彼女の創作がまた、自由に出来る世界が戻れば良い。
「タキは何をお願いしたの?」
「俺も健康と家内安全だね」
ずっと、このままの日々が続けばいいと思う。
けれどタキはふと、いつか今の自分達を「人生で一番幸せなひととき」として思い出すだろうという予感に苛まれた。そして、それはいつなのかという恐怖も。
その未来は、決して遠くない様な、そんな気がしてならなかった。
かぼちゃスープの夕食を済ませ、タキが片付けをしてくれる間、さゆはルークのブラッシングに勤しむ。底冷えする寒さだ。ルークは途中からうとうとし始める。
ルークは健康だけれどこの頃、眠る時間が増えたなと思う。
「ずっと元気でねえ、ルーク」
丸まって眠り始めたルークを、さゆは優しく撫でた。この世界一可愛い猫が、いつか自分達の下を旅立つなんて考えられない。テレビでは、恋愛ドラマが佳境を迎えている。階段を駆け上るヒロイン。相手役の男性俳優と、美しい夜景をバックにキスを交わす。
「この俳優さん、この頃良く見るよね」
「うん」
タキがスッとさゆの隣に腰掛ける。ボディソープの香りがした。
「俺たちもキスする?」
「うん」
タキがさゆをそっと抱き寄せる。ルークを抱っこしたまま、何度かキスをした。
「今日、良い?」
耳元でタキが囁く。さゆは頷いた。ルークをゆっくり寝床に下ろす。タキは一度さゆを抱き締めた後、手を引いて二人でタキの部屋へ向かった。
「いやあ、幸せだな」
明かりを消した後、タキはそう呟きながら、さゆの服を脱がしてゆく。さゆは、タキに身体を預けながら、タキに抱かれるのは何度目かなと思い返した。あれから何度かセックスを試みているけれど、やはり痛くて完全には挿入出来ていない。
(でも、段々平気になってるんだよね)
「ふふふ、可愛いなあ。ちょっと寒いね」
さゆをベッドにそっと倒し、全身にキスをしながらタキが囁く。挿入は痛いけれど、その前戯の身体が浮くような気持ちよさとかタキの幸せそうな様子が、さゆは好きで、タキの誘いを断る事は無かった。
「・・・・あっ・・・・あ・・・・」
恥ずかしさは未だにあるけれど、もう以前の様な緊張感は無く、すぐに身体が燃える様に熱くなってゆく。
「いいね、良く濡れてる」
「あ・・・うんっ・・タキ・・・」
背中に、胸に、腿にタキの唇の柔らかい感触と息遣いをかんじる。自然に足が開いてゆく。タキはさゆの様子を見ながら、指を挿入して、ゆっくり膣を広げる。
「指、もう、痛くないよね?」
「・・・うん・・・」
気持ちよくは無いけれど、痛くもない。
「ゆっくり挿れるね」
さゆが頷くと、タキはゴムを付けてグッと差し込んで来た。
「・・・・う・・・・ん・・・」
「痛い?大分スムーズだよ」
「だいじょぶ・・・ん・・・・」
最初とはもう、明らかに違うなと思う。タキを受け入れるのに慣れて来た自分をさゆは感じる。
「もう半分。痛かったら言って」
「うん・・・あ・・・あ・・・」
膣の中で、段々タキの感触が大きくなって来るのを感じる。今までにない圧迫感。
「あ・・・あ・・・いっ・・・」
「痛い?もう、一番奥近いよ」
タキは一度止まって、荒い息を吐き出しながらさゆのクリストスや太腿を撫でる。奥がまだ無理に広げている感じがして痛い。でも。
「・・そんな・・痛くない・・・来て・・・」
タキはたっぷりさゆとキスをして、改めて手を繋いだ。そのまま腰を進める。
「あ・・あっ・・いっ・・・た・・・」
「さゆ、愛してるよ」
さゆは空いた手で、シーツに爪を立てる。少し腰が浮いた。その手を取って、両手とも繋ぎながら、タキは遂に、さゆを貫いた。
「・・・・んっ!」
さゆは膣の膜がバチンと破けたような、グッという衝撃を感じた。
「入ったよ。平気?」
「うん・・・」
(ああ・・・やっと私達・・・結ばれたんだな・・・・)
やっぱりまだ痛いし、もの凄い感触だけれど、さゆは感動して涙が出て来た。
(やっと・・・やっと私達・・・・)
「しばらくこのままでいよう」
タキは繋がったまま、さゆの髪を撫でて深いキスをする。
「タキ、嬉しい」
「俺も」
タキはさゆの首や胸にキスを落とし、さゆは喘ぎ声が止まらなくなる。しばらくの後、
「タキ、あんま痛くなくなって来たかも」
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「え?」
どう言う事だろうと思っていたら、タキが腰を動かして自身を抜き差しし始めたので、さゆはびっくりした。
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「ううん」
凄い感触だけれど、微かに痛い位だ。
「ゆっくり、奥まで挿れないようにするね」
「・・うん・・・」
さゆはもう、驚いてなすがままだ。タキはさゆの身体を気遣って腰をゆっくり動かしてくれるのは分かっているけれど、かんじた事のない感触を膣で味わっていた。タキに合わせて微かに身体も動く。さゆは眼を閉じた。タキの息遣いと感触と、二人が繰り返し一つになる音だけの世界で、身体ごとタキに愛されているのをしばらく感じた。
「さゆ・・・・んっ・・・」
タキの息遣いが段々早くなり、やがて大きく息をついてさゆから自身を引き抜く。
二人で並んで毛布にくるまった。
「つらくなかった、さゆ?」
「ううん、でも、びっくりした。こんな事するんだね」
ひとつになったら終わりだと思っていた。
「挿入とかピストンはさ、最初は女性はあんま気持ちよくならなかったりするけど・・・ゆっくり身体を慣らしていこう。慣れると中の方が気持ちよかったりするから」
さゆは頷いた。タキなら自分に、無理なことはしないと信じられた。
ふと、自分達はいつまでこんな風に抱き合えるんだろうと思った。年齢もあるし、きっと運命もある。
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