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「アディ! アディー!」
廊下で控えていたディーノは、ちょうど飲食物の確認をしていたために、アディが部屋から脱走したことに気づいていなかった。リーナとルーチェは特別席に戻るが、そこにも金色の猫はいない。
「どこに行ったのかしら?」
「特別席から降りた、ってことはないよね?」
「まさか。そんな、ねぇ?」
特別席は一階席に張り出す形で作られているため、猫が階下に降りても不思議ではない。しかし、アディは普通の猫ではない。中身は人間だ。
一階の長椅子席にはもう客がほとんどいないため、リーナが「どうしましょう」と慌てている。階下へ降りるには時間がかかりすぎる。
「ねーえ、そこにいる可愛らしいお嬢さんたち! そちらに金色の猫が降りていかなかったかな? 私の飼い猫なんだ。誰も引っかかれていないといいのだけれど」
ルーチェがにこやかな笑みを浮かべて、階下で舞台の感想を言い合っているらしい娘たちに話しかける。「可愛らしい」と言われ、娘たちは顔を真っ赤にしながら人差し指を出入り口のほうに向ける。
「猫ちゃんなら向こうに!」
「そう、ターッと走っていきました!」
「ありがとう。恩に着るよ」
バチンと片目を閉じて町娘たちに合図を送ると、きゃあきゃあと黄色い声が響く。リーナが顔をしかめているのを見て、ルーチェは苦笑する。
「ルッカは控えてって言ったのに」
「ごめん、ごめん。でも、あれはリーナの真似なんだけれど」
「わたくし以外に色目を使うのはやめていただきたいわ」
ぷぅと膨れ面をするリーナの髪の束に口づけをして、「次からリーナだけにするよ」とルーチェは微笑む。もちろん、リーナは真っ赤になる。
「とにかく、外ね。外に出なければ」
「アディはどこに向かったんだろう? アディの気を引くようなものなんてなかったと思うけれど」
「妹の考えることなんて、わたくしにはわからないわ」
リーナはずんずんと廊下を歩く。コルヴォとオルテンシアも探してくれていたが、見つかっていない。リーナは三人に礼を言って、金色の猫が戻ってきたら保護をするようにと伝える。
そうして、裏口に停めてある馬車に乗り込む。
「貴族街に戻るには関所を通らなければならないでしょう? 猫は通してくれるのかしら?」
「わからない。病気を持ち込むからと言って、平民区に戻されるかもしれない」
「あぁ、こんなことなら鎖でもつけておけばよかったわ」
正面出入口で馬車を停め、窓から金色の猫を探す。終演直後ということで馬車の往来が激しく、なかなか目的の毛玉が見当たらない。既にどこかの貴族の夫人や令嬢に抱かれて馬車に乗っているのだとしたら、もう見つけられない。
「あ、あれ!」
リーナが指差す先に、金色の塊が見えた――が、それは夫人が持つ鞄だ。「紛らわしい」と言いながら、キョロキョロとあたりを見回す。
「リーナ、あれは?」
遠すぎて顔までは判別できないが、藍色のドレスを着た夫人の手に、金色の猫が抱かれている。人混みで揉まれたのか、少しぐったりしているように見える。リーナは慌ててディーノにアディの居場所を伝えている。
「……待って。え?」
藍色のドレスを着た夫人が、アディを菫色のドレスを着た令嬢に渡している。アディは微動だにしない。令嬢は慌てた様子で馬車に乗り込んだ。
「あの馬車! あの馬車を追って!」
「ディーノ、紋章は? そこから見える?」
早くアディを保護しなければ、いずれ人間に変わってしまう。焦りながらも、アディが無事であるようにと二人は願う。
「殿下、あれはミレフォリア公爵家の馬車です」
「バルトロの?」
「はい。アディを抱いていたのは、ヴィオラ様のようです」
リーナの再従妹、そしてルーチェの姉の義妹だ。ミレフォリア公爵家の馬車を追いかけながら、ルーチェは気づく。最初にアディを抱いていた藍色のドレスを着た女性――ラルゴーゾラ侯爵夫人が心配そうに公爵家の馬車を見送っていたことに。
――アディはヴァレリオのところに行きたかったのかもしれない。
何となく、ルーチェはそう思う。確証はないため口にはしない。
「もう、こんな事件を起こして! 帰ったらうんときつく叱っておかなくちゃ!」
リーナはアディの気持ちに気づいていないだろう。それどころか、混乱を招いたことを叱るつもりでいる様子だ。
「ずっと猫でいたい、なんて、嘘に決まっているよなぁ」
ルーチェの小さな呟きは、もちろんリーナには届くはずもなかった。
「猫ちゃんなら、トーニオがお医者様のところへ連れて行ったわ。ラルゴーゾラ侯爵夫人が気づかずに蹴ってしまって、怪我をしていたみたいだったから」
ヴィオラは心配そうな表情でそう答えた。
「アデリーナお姉様の猫ちゃんだったなんて知らなかったの。ごめんなさい」
「いいのよ、ヴィオラ。それより、トーニオはどこに?」
貴族街の北東、王宮にほど近いミレフォリア公爵家の邸に馬車を停め、リーナだけがヴィオラに会いに行った。ルーチェが一緒に行くと公爵家に余計な気を使わせてしまうと判断したためだ。王女が突然やってきたものだから、公爵家の使用人たちは大層慌てていることだろう。
「さあ、わからないわ」
「公爵家が懇意にしている医者に診せに行ったのではないの?」
「トーニオがここに来たのは少し前のことなの。だから、彼の生家が懇意にしているお医者様に連れて行ったのかもしれないわ」
彼の生家、とリーナが呟くと、ヴィオラは頷いた。
「ええ。アウトゥリア侯爵家よ。ほら、お姉様のドレスに葡萄水をかけた、無粋な」
リーナは「ああああ!」と心の中で叫んだという。バルトロとアリーチェの結婚披露宴で、ルーチェとリーナに葡萄水をかけた侯爵家の子息、それがトーニオだ。
「……よくないわね。彼はアディのことを知っているはず」
「今、トーニオの腐った性根を叩きのめしているのだけれど、一度腐ったものを元通りにするには割りかし骨が折れるものね。彼はいつも愚痴ばかり。何のためにうちで預かっていると思っているのかしら」
「つまり、性格は改善されていない、と……アディが危ないわ」
リーナは挨拶もそこそこに、慌てて公爵家を飛び出した。そして、馬車を侯爵家に向かわせる。
リーナの報告を聞いて、ルーチェも震え上がるのだった。
廊下で控えていたディーノは、ちょうど飲食物の確認をしていたために、アディが部屋から脱走したことに気づいていなかった。リーナとルーチェは特別席に戻るが、そこにも金色の猫はいない。
「どこに行ったのかしら?」
「特別席から降りた、ってことはないよね?」
「まさか。そんな、ねぇ?」
特別席は一階席に張り出す形で作られているため、猫が階下に降りても不思議ではない。しかし、アディは普通の猫ではない。中身は人間だ。
一階の長椅子席にはもう客がほとんどいないため、リーナが「どうしましょう」と慌てている。階下へ降りるには時間がかかりすぎる。
「ねーえ、そこにいる可愛らしいお嬢さんたち! そちらに金色の猫が降りていかなかったかな? 私の飼い猫なんだ。誰も引っかかれていないといいのだけれど」
ルーチェがにこやかな笑みを浮かべて、階下で舞台の感想を言い合っているらしい娘たちに話しかける。「可愛らしい」と言われ、娘たちは顔を真っ赤にしながら人差し指を出入り口のほうに向ける。
「猫ちゃんなら向こうに!」
「そう、ターッと走っていきました!」
「ありがとう。恩に着るよ」
バチンと片目を閉じて町娘たちに合図を送ると、きゃあきゃあと黄色い声が響く。リーナが顔をしかめているのを見て、ルーチェは苦笑する。
「ルッカは控えてって言ったのに」
「ごめん、ごめん。でも、あれはリーナの真似なんだけれど」
「わたくし以外に色目を使うのはやめていただきたいわ」
ぷぅと膨れ面をするリーナの髪の束に口づけをして、「次からリーナだけにするよ」とルーチェは微笑む。もちろん、リーナは真っ赤になる。
「とにかく、外ね。外に出なければ」
「アディはどこに向かったんだろう? アディの気を引くようなものなんてなかったと思うけれど」
「妹の考えることなんて、わたくしにはわからないわ」
リーナはずんずんと廊下を歩く。コルヴォとオルテンシアも探してくれていたが、見つかっていない。リーナは三人に礼を言って、金色の猫が戻ってきたら保護をするようにと伝える。
そうして、裏口に停めてある馬車に乗り込む。
「貴族街に戻るには関所を通らなければならないでしょう? 猫は通してくれるのかしら?」
「わからない。病気を持ち込むからと言って、平民区に戻されるかもしれない」
「あぁ、こんなことなら鎖でもつけておけばよかったわ」
正面出入口で馬車を停め、窓から金色の猫を探す。終演直後ということで馬車の往来が激しく、なかなか目的の毛玉が見当たらない。既にどこかの貴族の夫人や令嬢に抱かれて馬車に乗っているのだとしたら、もう見つけられない。
「あ、あれ!」
リーナが指差す先に、金色の塊が見えた――が、それは夫人が持つ鞄だ。「紛らわしい」と言いながら、キョロキョロとあたりを見回す。
「リーナ、あれは?」
遠すぎて顔までは判別できないが、藍色のドレスを着た夫人の手に、金色の猫が抱かれている。人混みで揉まれたのか、少しぐったりしているように見える。リーナは慌ててディーノにアディの居場所を伝えている。
「……待って。え?」
藍色のドレスを着た夫人が、アディを菫色のドレスを着た令嬢に渡している。アディは微動だにしない。令嬢は慌てた様子で馬車に乗り込んだ。
「あの馬車! あの馬車を追って!」
「ディーノ、紋章は? そこから見える?」
早くアディを保護しなければ、いずれ人間に変わってしまう。焦りながらも、アディが無事であるようにと二人は願う。
「殿下、あれはミレフォリア公爵家の馬車です」
「バルトロの?」
「はい。アディを抱いていたのは、ヴィオラ様のようです」
リーナの再従妹、そしてルーチェの姉の義妹だ。ミレフォリア公爵家の馬車を追いかけながら、ルーチェは気づく。最初にアディを抱いていた藍色のドレスを着た女性――ラルゴーゾラ侯爵夫人が心配そうに公爵家の馬車を見送っていたことに。
――アディはヴァレリオのところに行きたかったのかもしれない。
何となく、ルーチェはそう思う。確証はないため口にはしない。
「もう、こんな事件を起こして! 帰ったらうんときつく叱っておかなくちゃ!」
リーナはアディの気持ちに気づいていないだろう。それどころか、混乱を招いたことを叱るつもりでいる様子だ。
「ずっと猫でいたい、なんて、嘘に決まっているよなぁ」
ルーチェの小さな呟きは、もちろんリーナには届くはずもなかった。
「猫ちゃんなら、トーニオがお医者様のところへ連れて行ったわ。ラルゴーゾラ侯爵夫人が気づかずに蹴ってしまって、怪我をしていたみたいだったから」
ヴィオラは心配そうな表情でそう答えた。
「アデリーナお姉様の猫ちゃんだったなんて知らなかったの。ごめんなさい」
「いいのよ、ヴィオラ。それより、トーニオはどこに?」
貴族街の北東、王宮にほど近いミレフォリア公爵家の邸に馬車を停め、リーナだけがヴィオラに会いに行った。ルーチェが一緒に行くと公爵家に余計な気を使わせてしまうと判断したためだ。王女が突然やってきたものだから、公爵家の使用人たちは大層慌てていることだろう。
「さあ、わからないわ」
「公爵家が懇意にしている医者に診せに行ったのではないの?」
「トーニオがここに来たのは少し前のことなの。だから、彼の生家が懇意にしているお医者様に連れて行ったのかもしれないわ」
彼の生家、とリーナが呟くと、ヴィオラは頷いた。
「ええ。アウトゥリア侯爵家よ。ほら、お姉様のドレスに葡萄水をかけた、無粋な」
リーナは「ああああ!」と心の中で叫んだという。バルトロとアリーチェの結婚披露宴で、ルーチェとリーナに葡萄水をかけた侯爵家の子息、それがトーニオだ。
「……よくないわね。彼はアディのことを知っているはず」
「今、トーニオの腐った性根を叩きのめしているのだけれど、一度腐ったものを元通りにするには割りかし骨が折れるものね。彼はいつも愚痴ばかり。何のためにうちで預かっていると思っているのかしら」
「つまり、性格は改善されていない、と……アディが危ないわ」
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