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篠宮小夜の受難(三十六)
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「やっ、あ、あ、っん」
「やだ、は駄目だよ、小夜」
「言っ、て、ない!」
「あぁ、イキたいの? しょうがないなぁ」
違う! 違う! そうじゃなくて!
話の通じない恋人の声を背後で聞きながら、漏れ出る嬌声を枕に押しつける。
肉棒が引き抜かれる感覚に、っひ、と喉が鳴る。あぁ、やだやだ、抜かないで。
「こうするとイキやすいでしょ」
「っあああ!」
私の「ポイント」は比較的膣口に近いところにあって、それは、後背位で腰を上げた状態で浅めに注挿されると、非常によく、当たる。
浅く、素早い律動は、宗介には負担にはならないらしく、何度も何度も何度も穿たれる。
感じる場所を執拗に抉られて、甘い声と言葉でどろどろにとろかされて、犯される。
気持ち良くないわけがない。
「ああっ、そーすけ、いく、イッちゃう」
「欲しいっておねだりしてごらん?」
わざと律動を緩められ、ポイントからズレた場所を擦られ、もどかしくて四つん這いになったまま腰が揺れる。息も絶え絶えなのに、甘やかな快楽を与えて欲しくてたまらない。
「欲しいって、言ってごらん?」
欲しい。
あぁ、私の何もかもが破壊される。
年齢差だとか、立場だとか、価値観だとか、経験だとか……すべて壊されて、宗介の好きなように再度組み合わされているような錯覚にさえ陥る。
宗介は、私をどうしたいの。
「小夜。俺を求めて」
熱く甘い低音に、私の体がびくりと反応する。その声、好き。
「お願い、小夜。俺を」
枕にしがみついていた腕を、腰に向かわせる。私の腰をつかんでいる宗介の手に、私の指を絡ませる。
私の行動に驚いたのか、一瞬手が震え、そのあとすぐに宗介はしっかりと繋いでくれる。
首を曲げて、髪の毛の間から宗介を見つめて。苦しそうな恋人の表情に、私自身が煽られる。
「……俺を、欲しがって」
そうだよね、求められたいよね。「言われたい」から、「言ってくれる」んだよね。小夜が欲しい、って。
彼だって、宗介が欲しい、って、言われたいに決まっている。
「そーすけぇっ」
「うん?」
私ね、宗介のこと、嫌いじゃない。キスするのも、触られるのも、セックスするのも、嫌いじゃない。嫌いじゃないよ。
「……欲しい」
わかる?
さっきのおねだりと違うよ。わかる?
イキたくて、楽になりたくて発した「欲しい」とは、全然違うよ。わかる?
荒い息を吐き出して、短く浅い呼吸をして。本当は、貫きたくて穿ちたくて精を吐き出したくて――私の心を手に入れたくて仕方がない恋人を、肩越しに見る。
「宗介」
手を、離さないで。しっかり、繋げていて。
ぎゅっと、握りしめる。
「宗介が、欲しい」
「っあ、小夜!」
ぶるぶるっと宗介の体が震えた。同時に、中のものが一層硬度を増す。
……一気に来ちゃったんだね。
恍惚に満ちた目に、一層色気を漂わせて、宗介は深いため息を吐き出す。
それでも、宗介は律儀に浅い注挿を繰り返す。本当は奥へ穿ちたいだろうに。
「はっ、あっ、ああーっ、いくっ」
「来て、小夜。俺もすぐ」
「そーすけっ、あ、イッ――ううぅッ!」
眼前で白い光が弾ける。嬌声は枕に押し込んだまま、ぎゅっと目をつぶる。
ぐじゅぐじゅに掻き回された膣内は、甘美な痺れと宗介の硬さを享受し、痙攣を繰り返す。
「はっ、は、あ、あぁ、あああ!」
イッたばかりの膣内の襞が擦られて、悲鳴が出る。我慢に我慢を重ねた宗介の肉棒が、奥へ奥へと進む。
根元まで熱を埋め込まれると、本当に苦しい。苦しいけど気持ち良くて、どうにかなってしまいそうだ。
「そ、すけ……あぁぁ!」
ぎゅうと手を引っ張られて枕から引きはがされると、宗介の先端がさらに私の奥へ追いやられる。体が、中が、震える。
イッたばかりなのに――波が、引かない。引いてくれるどころか、まだ、来る。
「あ、小夜っ、好きっ」
「そー……あっ、ん!」
手を引っ張られて、強く腰を打ちつけられて、奥を抉られて、どこにも逃せられない官能の波が押し寄せてくる。波の行き着く先は、一つだけ。
「宗介、お願いっ」
肩越しに宗介の顔を見つめて、私の目に涙が滲んでいることに気づく。ぼやけて見えないのはイヤ。ぐいと涙を拭って、宗介の気持ち良さそうな顔を目に焼きつけて。
「奥に、っちょうだい!」
「っ!!」
宗介が息を飲んだ。
一瞬の間のあと、指でなく手首をつかんで、強く、強く、奥まで、楔を打ち込んで――。
「小夜、奥にイクよっ」
「あっあああ!」
びくん、と大きく体が跳ねた。ぎゅうっと膣内が収縮する。宗介の肉棒が硬くなったのは、わかった。
「んんんっ、ん……」
収縮の波は、穏やかに引いていく。宗介の硬さも、次第に収まっていく。
宗介と私は、たぶん、同時に達して、果てた。けれど、お互い、はぁはぁと荒い息しかできず、少しも動けない。
なに、これ。気持ち、良すぎ。
「っあ」
宗介が手首を離してくれて、ようやく時間が動き始める。
私は枕に突っ伏して、息を吐き出す。まだガクガクしている膝に、笑うしかない。そんなに、激しかった?
「抜くよ」
あぁ、抜かないで。まだ余韻を楽しんでいたい……。
けれど、宗介は手早く萎え始めた肉茎を取り除いてしまう。そして、白濁液が溜まった避妊具をティッシュの中に閉じ込めてしまう。
ぼうっとした頭でその一連の動作を見ながら、「慣れているなぁ」なんて思う。宗介のセックスの手際は、いいと思う。きっと、大学生になってから、彼女がいた時期があったのだろう。
そういえば、彼がフリーなのか聞くのを忘れていた。彼女がいるなら、関係は続けられない。まぁ、宗介がそんな不誠実な人だとは思えないけれど。
「小夜、ごめん」
「えぇ?」
だるい。もうこのまま眠ってしまいたい。足、動かないし。
とりあえず、四つん這いは恥ずかしいので、ゴロリと横になる。
「俺、一瞬」
ティッシュを私に渡してくれながら、宗介はしょんぼりとうなだれている。陰部に溢れる愛液を拭い取りながら、宗介の言葉を待つ。
「――ゴムを取り外して、中に出したいと思ってしまった」
……え、あ、そんなこと?
そんなこと、男なら誰だって考えるものじゃないの?
なのに、宗介は、すごく罪悪を感じてしまったらしい。本当にしょんぼりしている。
「小夜のことは大事にするって決めたのに、小夜が心を許してくれた途端にこの体たらく……俺、ほんと情けない」
「いいよ、考えるくらいなら」
「……否定しないんだ?」
え? あぁ、「小夜が心を許してくれた」のこと?
だって、事実だもの。否定する理由がない。
落ちていたショーツを拾って、よいしょと穿く。Tシャツを上から着る。そして、ごろんと横になる。
「気づいた?」
「宗介欲しい、奥にちょうだい、だなんて……俺、嬉しすぎる」
ボクサーパンツを穿いてTシャツを着た宗介が隣に寝転ぶ。ちなみに、彼に貸したTシャツは、昔買ったバンドTシャツだ。私には大きくて、部屋着になる運命だったTシャツ。恋人の寝間着になるなら本望だろう。
「駄目だった?」
「駄目じゃない。もっと言って欲しい」
宗介は優しく額にキスをして、腕枕をしてくれる。痛くならないように頭の位置を調節して、じぃっと宗介を見つめる。
「小夜、好き」
「それも言わせたい?」
「当たり前じゃん。言わせたい。言って欲しい。俺のことを少しでも、ほんの少しでも、好きなら」
ほんの少しでも、と宗介は強調する。そんなふうに言われなくても、十分、私は宗介のことが。
「宗介」
「はい」
「妄想するのはいいけど、実践するのは駄目。私は妊娠したくないから、避妊に失敗したら、アフターピルを処方してもらうよ」
うんうん、と宗介は頷く。
こつんと額を当てて、唇にそっとキスをする。
「宗介、私」
「うん」
「宗介とするセックスは気持ちいいと思う」
「俺も、気持ちいい」
ぎゅうと抱き寄せられるとその体温が気持ちいい。よく眠れそうだ。
避妊具は使い切っていないと思うけど、さすがにしんどい。限界だ。睡魔が襲ってくる。
「小夜、寝る前に、お願い」
「んー、うん」
耳元で「小夜」と名前を呼ばれて、閉じかけた目を開ける。宗介の切なそうな顔がうっすらと見える。
「そーすけ」
「うん、言って」
言わないと寝かせない、という気迫が伝わってくる。そうだね、聞きたいよね。六年、待ったんだもんね。
「そーすけ、好き」
強めのハグと、顔に落ちてくるキスを受け止めながら、私は少し安堵していた。
あぁ、これで、眠れる……。
「おやすみ、そーすけ」
「駄目、眠らないで。勃っちゃった」
「むり」
「小夜、起きて。寝ちゃ駄目。中に出すよ」
「だめ」
「小夜、俺、我慢できないよ」
「……」
「もう、小夜!」
ごめんねぇと思いながらも、あたたかい腕枕の中で、ようやく長い長い一日を終えることができて、私はホッとしたのだった。
だから、お願い。ゆっくり、眠らせて。
「やだ、は駄目だよ、小夜」
「言っ、て、ない!」
「あぁ、イキたいの? しょうがないなぁ」
違う! 違う! そうじゃなくて!
話の通じない恋人の声を背後で聞きながら、漏れ出る嬌声を枕に押しつける。
肉棒が引き抜かれる感覚に、っひ、と喉が鳴る。あぁ、やだやだ、抜かないで。
「こうするとイキやすいでしょ」
「っあああ!」
私の「ポイント」は比較的膣口に近いところにあって、それは、後背位で腰を上げた状態で浅めに注挿されると、非常によく、当たる。
浅く、素早い律動は、宗介には負担にはならないらしく、何度も何度も何度も穿たれる。
感じる場所を執拗に抉られて、甘い声と言葉でどろどろにとろかされて、犯される。
気持ち良くないわけがない。
「ああっ、そーすけ、いく、イッちゃう」
「欲しいっておねだりしてごらん?」
わざと律動を緩められ、ポイントからズレた場所を擦られ、もどかしくて四つん這いになったまま腰が揺れる。息も絶え絶えなのに、甘やかな快楽を与えて欲しくてたまらない。
「欲しいって、言ってごらん?」
欲しい。
あぁ、私の何もかもが破壊される。
年齢差だとか、立場だとか、価値観だとか、経験だとか……すべて壊されて、宗介の好きなように再度組み合わされているような錯覚にさえ陥る。
宗介は、私をどうしたいの。
「小夜。俺を求めて」
熱く甘い低音に、私の体がびくりと反応する。その声、好き。
「お願い、小夜。俺を」
枕にしがみついていた腕を、腰に向かわせる。私の腰をつかんでいる宗介の手に、私の指を絡ませる。
私の行動に驚いたのか、一瞬手が震え、そのあとすぐに宗介はしっかりと繋いでくれる。
首を曲げて、髪の毛の間から宗介を見つめて。苦しそうな恋人の表情に、私自身が煽られる。
「……俺を、欲しがって」
そうだよね、求められたいよね。「言われたい」から、「言ってくれる」んだよね。小夜が欲しい、って。
彼だって、宗介が欲しい、って、言われたいに決まっている。
「そーすけぇっ」
「うん?」
私ね、宗介のこと、嫌いじゃない。キスするのも、触られるのも、セックスするのも、嫌いじゃない。嫌いじゃないよ。
「……欲しい」
わかる?
さっきのおねだりと違うよ。わかる?
イキたくて、楽になりたくて発した「欲しい」とは、全然違うよ。わかる?
荒い息を吐き出して、短く浅い呼吸をして。本当は、貫きたくて穿ちたくて精を吐き出したくて――私の心を手に入れたくて仕方がない恋人を、肩越しに見る。
「宗介」
手を、離さないで。しっかり、繋げていて。
ぎゅっと、握りしめる。
「宗介が、欲しい」
「っあ、小夜!」
ぶるぶるっと宗介の体が震えた。同時に、中のものが一層硬度を増す。
……一気に来ちゃったんだね。
恍惚に満ちた目に、一層色気を漂わせて、宗介は深いため息を吐き出す。
それでも、宗介は律儀に浅い注挿を繰り返す。本当は奥へ穿ちたいだろうに。
「はっ、あっ、ああーっ、いくっ」
「来て、小夜。俺もすぐ」
「そーすけっ、あ、イッ――ううぅッ!」
眼前で白い光が弾ける。嬌声は枕に押し込んだまま、ぎゅっと目をつぶる。
ぐじゅぐじゅに掻き回された膣内は、甘美な痺れと宗介の硬さを享受し、痙攣を繰り返す。
「はっ、は、あ、あぁ、あああ!」
イッたばかりの膣内の襞が擦られて、悲鳴が出る。我慢に我慢を重ねた宗介の肉棒が、奥へ奥へと進む。
根元まで熱を埋め込まれると、本当に苦しい。苦しいけど気持ち良くて、どうにかなってしまいそうだ。
「そ、すけ……あぁぁ!」
ぎゅうと手を引っ張られて枕から引きはがされると、宗介の先端がさらに私の奥へ追いやられる。体が、中が、震える。
イッたばかりなのに――波が、引かない。引いてくれるどころか、まだ、来る。
「あ、小夜っ、好きっ」
「そー……あっ、ん!」
手を引っ張られて、強く腰を打ちつけられて、奥を抉られて、どこにも逃せられない官能の波が押し寄せてくる。波の行き着く先は、一つだけ。
「宗介、お願いっ」
肩越しに宗介の顔を見つめて、私の目に涙が滲んでいることに気づく。ぼやけて見えないのはイヤ。ぐいと涙を拭って、宗介の気持ち良さそうな顔を目に焼きつけて。
「奥に、っちょうだい!」
「っ!!」
宗介が息を飲んだ。
一瞬の間のあと、指でなく手首をつかんで、強く、強く、奥まで、楔を打ち込んで――。
「小夜、奥にイクよっ」
「あっあああ!」
びくん、と大きく体が跳ねた。ぎゅうっと膣内が収縮する。宗介の肉棒が硬くなったのは、わかった。
「んんんっ、ん……」
収縮の波は、穏やかに引いていく。宗介の硬さも、次第に収まっていく。
宗介と私は、たぶん、同時に達して、果てた。けれど、お互い、はぁはぁと荒い息しかできず、少しも動けない。
なに、これ。気持ち、良すぎ。
「っあ」
宗介が手首を離してくれて、ようやく時間が動き始める。
私は枕に突っ伏して、息を吐き出す。まだガクガクしている膝に、笑うしかない。そんなに、激しかった?
「抜くよ」
あぁ、抜かないで。まだ余韻を楽しんでいたい……。
けれど、宗介は手早く萎え始めた肉茎を取り除いてしまう。そして、白濁液が溜まった避妊具をティッシュの中に閉じ込めてしまう。
ぼうっとした頭でその一連の動作を見ながら、「慣れているなぁ」なんて思う。宗介のセックスの手際は、いいと思う。きっと、大学生になってから、彼女がいた時期があったのだろう。
そういえば、彼がフリーなのか聞くのを忘れていた。彼女がいるなら、関係は続けられない。まぁ、宗介がそんな不誠実な人だとは思えないけれど。
「小夜、ごめん」
「えぇ?」
だるい。もうこのまま眠ってしまいたい。足、動かないし。
とりあえず、四つん這いは恥ずかしいので、ゴロリと横になる。
「俺、一瞬」
ティッシュを私に渡してくれながら、宗介はしょんぼりとうなだれている。陰部に溢れる愛液を拭い取りながら、宗介の言葉を待つ。
「――ゴムを取り外して、中に出したいと思ってしまった」
……え、あ、そんなこと?
そんなこと、男なら誰だって考えるものじゃないの?
なのに、宗介は、すごく罪悪を感じてしまったらしい。本当にしょんぼりしている。
「小夜のことは大事にするって決めたのに、小夜が心を許してくれた途端にこの体たらく……俺、ほんと情けない」
「いいよ、考えるくらいなら」
「……否定しないんだ?」
え? あぁ、「小夜が心を許してくれた」のこと?
だって、事実だもの。否定する理由がない。
落ちていたショーツを拾って、よいしょと穿く。Tシャツを上から着る。そして、ごろんと横になる。
「気づいた?」
「宗介欲しい、奥にちょうだい、だなんて……俺、嬉しすぎる」
ボクサーパンツを穿いてTシャツを着た宗介が隣に寝転ぶ。ちなみに、彼に貸したTシャツは、昔買ったバンドTシャツだ。私には大きくて、部屋着になる運命だったTシャツ。恋人の寝間着になるなら本望だろう。
「駄目だった?」
「駄目じゃない。もっと言って欲しい」
宗介は優しく額にキスをして、腕枕をしてくれる。痛くならないように頭の位置を調節して、じぃっと宗介を見つめる。
「小夜、好き」
「それも言わせたい?」
「当たり前じゃん。言わせたい。言って欲しい。俺のことを少しでも、ほんの少しでも、好きなら」
ほんの少しでも、と宗介は強調する。そんなふうに言われなくても、十分、私は宗介のことが。
「宗介」
「はい」
「妄想するのはいいけど、実践するのは駄目。私は妊娠したくないから、避妊に失敗したら、アフターピルを処方してもらうよ」
うんうん、と宗介は頷く。
こつんと額を当てて、唇にそっとキスをする。
「宗介、私」
「うん」
「宗介とするセックスは気持ちいいと思う」
「俺も、気持ちいい」
ぎゅうと抱き寄せられるとその体温が気持ちいい。よく眠れそうだ。
避妊具は使い切っていないと思うけど、さすがにしんどい。限界だ。睡魔が襲ってくる。
「小夜、寝る前に、お願い」
「んー、うん」
耳元で「小夜」と名前を呼ばれて、閉じかけた目を開ける。宗介の切なそうな顔がうっすらと見える。
「そーすけ」
「うん、言って」
言わないと寝かせない、という気迫が伝わってくる。そうだね、聞きたいよね。六年、待ったんだもんね。
「そーすけ、好き」
強めのハグと、顔に落ちてくるキスを受け止めながら、私は少し安堵していた。
あぁ、これで、眠れる……。
「おやすみ、そーすけ」
「駄目、眠らないで。勃っちゃった」
「むり」
「小夜、起きて。寝ちゃ駄目。中に出すよ」
「だめ」
「小夜、俺、我慢できないよ」
「……」
「もう、小夜!」
ごめんねぇと思いながらも、あたたかい腕枕の中で、ようやく長い長い一日を終えることができて、私はホッとしたのだった。
だから、お願い。ゆっくり、眠らせて。
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