6 / 60
第1章
殺奪の恐ろしさ
しおりを挟む村の大広場に向かうと酷い血痕と掘り出された穴蔵の土が散乱していた。
「もしかして……もうユナちゃんたちは……?」
恐る恐る穴蔵の中に顔を覗かせる。
中にはユナや子供たちの死体は無く、穴蔵の外側に靴の足跡とオークの足跡が大きな模様を作り出していた。
それにしてもやけに静かすぎる。
足跡を追うと村の柵が無惨にも破壊されていた。
迷いの森とは逆方向の森に足跡が続いており、途中途中木が真っ二つにおられていた。
悠真はそのまま森の中へ走っていく。
迷いの森とは違い地面が凸凹で走りづらかったのだが追いつかなければユナや子供たちが殺され、無惨にも捕食されてしまう。
「ど、どこだ……!? どこにいるんだ!?」
耳を澄ますが聞こえるのは木の葉が揺れる音と自分の走音だけだ。
足跡を追うと途中で途切れてしまった。
周囲に手がかりが無いかと探してみるが全くと言っていいほど手がかりがない。
「くそっ」と毒を吐きながら森の中を走り回る。
その刹那後方で「お父さん!」とで叫ぶ声が聞こえる。
「今の声は……ユナちゃん!?」
声の聞こえた方角へ全速力で走っていく。
途中転びそうになったり木で腕が擦れて怪我をしてしまうがそんなのも気にせずにただただ走る。
近づけば近づく度にユナを慕っていた子供たちの泣き叫ぶ声も聞こえ始める。
早く、早く助けなきゃ……!
自分には何も出来ない、死ぬかもしれない。
だがせめて助けてくれたユナのために死ねるのなら本望でもある。
死への恐怖が無い訳ではない。
自分の死がユナや子供たちを逃がす時間稼ぎになるとも思わない。
それでも自分にはやるべきことがある。
小さな恩を大きな恩で返してやることだ。
走ってる途中で森が開け、3mほどの段差の下に小さな広場のような場所に右腕の無い男が立っていた。
ユナの父親だ。
父親はユナと子供たちを庇うようにオークの前に立ちはだかっていた。
そしてユナの母親の姿は無かった。
その後ろにはユナと村の子供たちが怯えた様子で泣き叫んでいた。
それよりも驚愕的なのはオークの大きさだ。
予想より遥か大きな図体。
身長は3mを軽く超えており、横幅は相撲の横綱よりも太い。
そしてでっぷりと出た腹とは裏腹に腕や足腰には筋肉が付いており、木なのか岩なのか、将又動物の骨なのか分からない巨大な棍棒が握られていた。
「……っ!? くっ……動けよ……動けよ!」
そんなオークを見て足腰が震えてしまい上手く立てなくなってしまった。
身体中がガタガタと震え、包丁の持つ手が震えてカチャカチャと鳴っている。
ユナの父親は左腕で大きなクワを握り、オークに構える。
そのままオークに接近して殴りかかる。
棍棒の持つ手にクワがくい込み血が軽く噴き出るがオークはニカニカと笑い棍棒を振り上げる。
長い腕で振り上げたことにより棍棒は勢いを増し父親の頭を捉える。
しかし父親はスルリと躱して再びオークの体にクワを叩きつける。
一見優勢に見えるのだがオークの傷は浅く、全くダメージを与えられてる気がしない。
振り下ろした棍棒を横に薙ぎ払い腸を抉りだそうとする。
その攻撃を父親が躱したのだが──
──しかしその攻撃はブラフだった。
逃げた先にオークの左腕が待ち構えており、父親の左腕が握られ持ち上げられる。
手足をジタバタするがオークは気にもしないのかそんな無様な姿にニヤニヤと笑っていた。
その次の瞬間──
肉の裂ける音が聞こえる。
オークが頭と体を別の手で握り、そのまま強引に引き裂いたのだ。
それによりユナの父親は即死、そしてその死体をオークは美味しそうにバリバリ、ぐちゃぐちゃと音を立てながら咀嚼を始める。
その時には既に悠真は走り出し、高い段差を飛び降り、オークに向かって行った。
「うわぁぁぁ!!」
包丁を逆手に持ち振り下ろすようにオークの背中を切り裂くように攻撃する。
『グゥゥ!?』
3cmほどの切り傷が出来る。
オークは突然の不意打ちに驚いたのか変な声を上げて両手から肉塊を落とす。
その肉塊はユナの父親だ。
既にぐちゃぐちゃに潰れており少し前まで生き物だったとは思えない惨状だ。
「ハ、ハルマお兄ちゃん!? どうしてここにいるのよっ!」
泣きじゃくりながらユナは来てしまった悠真を怒鳴る。
その表情は怒っていて泣いていて、それでいて絶望を醸し出していた。
確かに約束を破ってしまったのは非常に申し訳ない。
だが見殺しにするなんてもっと御免だ。
「僕はユナちゃんに恩を返しに来たんだ!」
何度も何度も無我夢中でオークの背中を切りまくる。
オークは小さな呻き声をあげる。
だがそれだけだ。
「っ!」
オークが体を捻る遠心力を使い悠真を肉塊にするために棍棒を薙ぎ払ってくる。
それを視認しては躱せない。
だが転移してくるあいつに比べたら不意打ちにしては弱すぎる。
素早くしゃがみこんで躱す。
軽く髪の毛が宙に舞うがそのまま足元に潜り込んでアキレス腱を狙う。
「これで歩けなくなる!」
悠真の頭の中ではアキレス腱を切り、みんなで逃げるという作戦を思い浮かべていた。
だがそんな幻想は一瞬で打ち砕かれる。
「なっ!?」
足首の裏を捉えた包丁はアキレス腱を切ることなく、甲高い音を上げて綺麗に折れてしまう。
そんな出来事に戸惑って動きを止めてしまう。
オークはそんな悠真の横腹を左腕で殴り吹き飛ばす。
「ガハッ!?」
受け身すら取ること出来ずに後方へ4mほど吹き飛ばされる。
そのままの勢いでゴロゴロと転がっていきユナの悲痛な叫び声が聞こえる。
目立った外傷は無いが口の中がほんのりと血の味になる。
奇跡的に骨は折れてない、だがヒビは入ってるような気がする。
立ち上がり今すぐにもオークに立ち向かいたいのだが横腹に激痛が走り、立つとそのまま膝から崩れ落ちる。
そんな悠真を嘲笑うように見るオークはそのまま追撃はせず、ゆっくりと振り返りユナたちを再び目で捕捉する。
ユナは子供たちを守ろうと前に立つが子供たちは恐慌状態に陥り座ったまま立てず、中には失禁や嘔吐する子供もいた。
「に……逃げろぉっ……!」
腹を押さえて発しられた声はとても小さい。
だがそんな悠真の声を聞き取ったユナが立てない子供の腕を掴んで逃げようとする。
わざわざ森の中へ逃げたということは近くに別の村があるかモンスターが近づけない穴場でもあるのだろうか?
いや、おそらくそんな物はない。
だがそう思わないと頭が狂ってしまいそうになる。
しかし、そんなユナの英断を嘲笑うかのようにオークは遅れをとった子供を片手で軽々と持ち上げる。
「あぁっ! ダメっ!」
必死にオークの腕にしがみつき捕まえられた子供を助けようとするが軽くあしらわれて終わる。
そのままオークは豪快にも子供を頭から噛み砕いていく。
一瞬だけ子供の断末魔が聞こえ、すぐに手足が動かなくなる。
それでもまだ食い足りないのかユナを含めた残り4人の子供たちをオークは舌を舐めずり回して追いかける。
やはり子供の足の速さなんてたかが知れている。
森の中へ逃げる前にオークに回り込まれ、すぐに一方的な虐殺が始まる。
目の前で子供たちの四肢が飛び、木が赤く染まり肉やら内蔵やらが飛び出る。
号泣しながらユナと小学生位の男の子がこちらへ走ってくるがオークが棍棒を放り投げ、男の子がミンチになり後方へ吹き飛んでいく。
悠真の足元に男の子の頭が転がっていき目がグパッと開く。
吐きそうになるが今は我慢だ。
今自分の背中には涙を流し続けるユナがいるんだから。
ユナの父親は死んだ、おそらく母親もダメだろう。
そして村のみんなも死んで友達も死んでしまった。
そんなユナが頼れるのは悠真……自分しかいない。
オークは棍棒を取りに行きべっとりと不着した血肉をキャンディーをしゃぶるように舐めまくる。
こんなオークに勝てるわけがない。
大したスキルも持ってない自分にはユナを背負って全力で逃げるしかない。
「ユナちゃんには悪いけどユナちゃんのお父さんたちの仇を取ることが出来ない……!」
未だに泣きじゃくるユナを背に乗るように急かす。
背中を向け、少し困惑した様子だったがオークが近づいてきたのを確認して再び急かすとユナは急いで悠真の背中に乗った。
そのまま村とは別方向、何があるか分からないがひたすらオークから逃げることにした。
「ハルマお兄ちゃん……私……私……」
「何も言わないで。ここでユナちゃんは死んじゃダメなんだ! 身を呈して守ってくれたお父さんが報われないでしょ!」
将来ユナはこれ以上の絶望を味わうことなんてないだろう。
夜な夜な親や友達のことを思い出して枕を濡らし、死んでしまいたいと思ってしまうだろう。
でもそんなことになってはいけない。
どんなに辛くてもどんなに悲しくても乗り越えらなければいけないのだ。
これがいくら神が決めた運命でも、それに抗えなくても、人はそんな神の試練に耐えなくてはいけない。
問題なのはそんな非情で残酷な物語を若いうちに経験してしまったことになる。
この出来事を忘れることは出来ない。
いや、忘れてはいけないのだ。
将来ユナは自立して強くなり、幸せな家庭を持ち暮らすことがゴールでありスタートなのだ。
「ハルマお兄ちゃん……何処に向かってるの?」
そんなの自分には分からない。
ただ我武者羅にオークから逃げてるだけなのだから。
『グオォォォォ!!』
後ろから木々をなぎ倒して追ってくる足音が聞こえる。
「う、嘘だろ!? あんなに図体が大きいのに……!」
大きさが大きさなだけ圧迫感が異常だ。
棍棒で木を殴り倒したりへし折ったりする姿はまさに悪魔と言うべきか。
頼む、夢であってくれ。
頼む頼む頼む頼む頼む!!
いくら目をつぶったり頭を振るが現実は変わらない。
そして逃げ回って着いたのは崖。
下を覗くと広大な森が広がっており、草のクッションが出来ている。
1人なら飛べたかもしれないが、背にはユナがいる。
もし飛び込んで自分だけが助かってユナが死んでしまったら目も当てられない。
追い込んだのを理解しているのかオークは不敵な笑みをあげる。
そのまま棍棒を振り回しながら近づいてくる。
横を見るがどこまでも崖になっており逃げ場はない。
どうやら此処で決着を付けなければいけないらしい。
「ユナちゃん、あのオークを崖から落とすよ。振り落とされないように背中にしっかりとしがみついててね」
「う、うん」
ギュッとユナは悠真の肩を掴む。
少し握りすぎで痛いのだがそれでいい、ここまで掴んでいれば振り落とされることはないだろう。
オークは脳筋らしくそのまま悠真たちを崖の下に落とそうとチャージのポーズをとる。
ギリギリまで引き付けてぶつかる瞬間横に飛んで背中を押せば勝機はある!
『グォォォォ!!』
全速力でタックルしてくるオーク。
後ろでユナが「ハルマお兄ちゃん!」と声をかけてくる。
どうやら接近してくるオークに避け無いのか心配らしいがここで動いてしまえば追尾してくるだろう。
オークまで3m、2m、1m…………
「ここだっ!」
接触する瞬間に横に飛び退いてタックルを躱す。
そのままオークは落ちていったかと思ったら崖の縁に咄嗟にしがみついてて巨体を揺らし、今にも登ってきそうだった。
ユナを下ろして走り寄りオークの指を蹴りまくる。
何度も何度も蹴って引き剥がし落とそうとするがオークは気にせず登ってこようとする。
「ハルマお兄ちゃん!」
何処かへ行ったユナが持ってきたのは落ちる寸前の棍棒だった。
それを受け取りオークの頭部に叩きつける。
ユナも大きな石を持って指を釘を打つように叩きつけている。
しばらくそんな攻防を続けているとユナの方の指が剥がれる。
「いいぞユナちゃん! もう少しだよ!」
「うん!」
目の前に勝機が現れ、自然と力が湧いてくる。
そして渾身の一撃を残りの指をぶつけるとオークを支える物はなく落ちそうになる。
足でなんとか落ちないようにしてるが時間の問題だろう。
「よし! これで勝った!」
ガッツポーズをとるとユナが抱きついてくる。
生きることが出来た喜びに浸っているのか笑顔になりつつも目には涙が浮かんでいた。
これで安心して帰れる。
帰る場所はないけどユナちゃんを大きな街に送ろう。
と、決意した刹那──
『グォォォォ!!』
いきなり吠えたと思ったら長い腕でユナの足首を握り引きずり込もうとする。
「ユナちゃん!」
腕を掴むがユナは「痛い! 痛いよぉ!」と悲痛の声を上げていた。
オークを見ると自分の身を犠牲にしてでも逃がした獲物を捕まえたいのか悠真の顔を見る度ニヤリと笑う。
足首を掴む腕を何度も蹴るがオークは決して力を緩めることはなく引きずり込もうとする。
「ハルマお兄ちゃん、もういいよ……」
「ユ、ユナちゃん!?」
ユナの口から出た言葉は驚愕的だった。
これ以上悠真に助けてもらうのは申し訳ない、私が落ちれば悠真がオークに追われることもなくなるといった意図が汲み取れる。
「ダメだ! ユナちゃんまで死んだら僕は……僕は!」
しかしどれだけ引っ張っても強大な力には勝てるはずもなくドンドン崖下に引きずり込まれる。
「ハルマお兄ちゃん……ありがとう。そしてごめんね」
「何を言──っ!?」
腕を掴んでる悠真の手にユナが思いっきり噛み付く。
突然のことだったので手の力を緩めてしまった。
そんな一瞬の気の緩みでユナはそのままオークに引っ張られ落ちていく。
「ユナちゃぁぁん!」
崖に身を乗り出して腕を伸ばす。
だが悠真の指とユナの指が触れるだけで終わりそのまま真下へオークと共に落下してしまった。
「う、嘘だろ……?」
そのまま崖下を見つめると鈍い落下音と破裂音が響く。
悠真は腰を下ろし少しずつ後ずさる。
しばらくすると脳内に「ポーン」と音が鳴る。
どうやらステータスが更新されたようだった。
[US→[ 逆上](敵対した者に対して攻撃力が1.1倍増加する。このスキルはレベルが上がるごとに0.1倍効果が上がる)オークからの殺奪]
[NS→[ 腕力](手や腕を使った攻撃力が1.1倍増加する。このスキルはレベルが上がるごとに0.1倍効果が上がる)オークからの殺奪]
つまりオークは死んだのか……ということはユナも……?
再び脳内で「ポーン」と音が鳴る。
取得したスキルを見て悠真を目を見開いた。
[NS→[家事](料理や洗濯、掃除や裁縫などが得意になる。レベルが上がるにつれ起用になる)ユナからの殺奪]
は? ユナからの殺奪……だと?
僕はユナちゃんを殺してない……殺したのはオークなのに?
そして悠真は殺奪のスキル項目をタップする。
[SS→[殺奪]スキルを持つ生き物を殺す、死亡させた場合相手のスキルを自分のスキルとして習得できる。(奪う条件として本人が関わることが必要)(同じスキルの場合はスキルレベル上昇の経験値としてなる)]
殺奪の発動条件は本人がスキルを持つ者に関わって殺した場合だ。
「いやだ……いやだ!」
そのスキルが現すこと、それは。
『助けることが出来たかもしれないユナを手放し落とした。よって殺した張本人はオークだがそれに関わった悠真をスキル対象としてユナの持っていた[家事]のスキルを悠真が覚える』
と、言う意味である。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
悠真は今まで出したことのない声を上げ地面を拳で殴りまくる。
助けられた命を見捨ててしまった自分の弱さを恨みながら……
如月 悠真
NS→暗視眼 腕力Ⅰ 家事Ⅰ
PS→NOSKILL
US→逆上Ⅰ
SS→殺奪
0
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる