生殺与奪のキルクレヴォ

石八

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第1章

戦いの末の収穫

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 あれから約5分弱。
 悠真とドロックモンキーの攻防は続き、お互いに微かながらも身体に傷を付けていた。


「ん……ん……ぷはぁ……」

 隙を見つけて距離を取り、回復薬をグイッと飲み干す。

 どうやら回復薬を飲むと傷だけでなく疲労感も取れるらしく、体に出来た傷や疲れが軽く引いていく。

 残りの回復薬は上位互換回復薬を含めて4つのみ。
 慎重な行動が優先されるのだが相手も相手で動きが変わってきている。

 フェイントをしたり敢えて奇抜な行動をとったりなど、悠真を惑わしながら攻撃を仕掛けてくるようになった。

 先程呆気ないモンスターだと決めつけたが前言撤回だ。

 ドロックモンキーは他のモンスターよりも知能が高いのか戦闘の中で成長し、より効率の良い動きを率先して行っている。

 つまり長期戦になればなるほど悠真が不利になるという事だ。


『グギャァァ!』

 足をバネのように曲げ、強靭な足で蹴りあげてくる。
 あまりにも速い攻撃なため避けきることができない。

 悠真はその足に向かって横から抉るように切る。


「ぐっ……!」

 衝突する短剣と足。
 その衝撃が短剣を伝い悠真の腕全体に響いていく。

 短剣から手を離してしまいそうになるほどの衝撃が悠真を襲うがなんとか持ちこたえ、そのまま足を切り裂いていく。


『グギィ!?』

 ドロックモンキーの足にある4本の指のうち1本が悠真の手によって切り落とされる。

 激痛に歯を食いしばるドロックモンキー。
 だがやられまいと立直し、悠真目掛けて右ストレートを放つ。

 『判断力はんだんりょく』が最大限に発揮されるが避けきれず、悠真は最善の手として短剣で守りを固め攻撃を受ける。

 だが悠真の持つ『判断力はんだんりょく』には欠点があった。

 それは直線的な攻撃に弱いということである。


 真上や真下、そして横から繰り出される攻撃比較的遅く、体を逸らすことで避けきることができる。

 だが直線的な攻撃は派生も早く鋭い。
 そこで判断力が発動しても悠真の体が追いつかないのだ。

 なので結果的に避けるという選択よりも攻撃を受けるという選択肢になるのだ。


「く……そぉ……!」

 右ストレートを受けきり、少し脱力すると今度は蹴りが飛んでくる。

 再び短剣で受けきろうとするがパンチと違って何倍も重い攻撃なため、悠真はそのまま突き飛ばされる。


 背をついて倒れ込む悠真をドロックモンキーは高く跳躍し、踏み潰す勢いで降下する。


「か、『火球』……!」

 吸収はされるもののダメージが無いわけではない。
 顔に直撃したドロックモンキーは空中で体勢を変え、背から倒れ込む。

 首跳ね起きで起き上がるドロックモンキーは火を大口で飲み込むように吸収する。

 腹部にあるドロックストーンが鮮やかな赤に染まり、再びあの技を繰り出した。



『グギャァアァァアアァア!!』

 燃え盛る火炎の熱線が悠真の真横を通り過ぎる。
 地面や着弾した壁は真っ黒に焼け焦げ、部屋中が焦げの臭いで包まれる。


「あ、危ねぇ……」

 あまりの熱に命中していないはずのガントレットの表面が軽く溶け、歪な形に変化してしまった。

 ガントレットの中がまるで蒸し風呂のような温度になり、悠真の全身から汗が流れ出る。

 その汗は熱線だけでなく、恐怖心や緊張感などで出た汗がほとんどだ。


「どうすればこいつを倒せる……?」

 近接戦では圧倒的不利。
 かといって魔法も使えなければ弓のよう遠距離武器もない。

 使える魔法も火属性魔法のみで吸収されてしまう。
 今の戦いで水属性魔法を覚える見込みもない……それに通用するかすらも分からない。


 どうする……? 考えろ……考えればなにか道が切り開かれるはずだ。

 あいつの弱点は吸収するときに無防備になるということだ。

 なら敢えて火球を撃ち、その隙に致命的なダメージを与える?


 いや、それはあまりにも危険が伴う賭けだ。
 だがあの吸収する行動を利用すれば勝機はあるはず。

 火を口で飲み込むように吸収する。
 つまり火を1回体内に取り込むということ。


 火を……体内に取り込む……?


 そこで悠真の中で一つの案が思い浮かぶ。
 だがそれを行うには一つの実験と前準備が必要だった。


「『火球』! ミニ」

 ハンドボールサイズの火球を生成し、わざとゆっくり飛ばす。

 するとドロックモンキーはそれが大好物かと言わんばかり飛びつき、パクッと口の中に頬張り吸収する。

 ドロックストーンが若干赤くなったのを判断し、悠真は思い浮かんだ案が有効的であると判断した。


「次は準備が必要だな……」

 その準備にはとても時間がかかる。
 それにチャンスは1回なため、慎重に行わなければならないのだ。

 なのでまずはドロックモンキーの気を逸らすことが最優先だ。


 悠真はアイテム袋からソードゴブリンの剣を取り出し部屋の隅に放り投げる。

 そこ目掛けて赤い石を投げ込むと綺麗に砕け、火が剣を包んでいく。


『グギャ!』

 悠真そっちのけで燃え盛る火元に走り吸収するドロックモンキー。

 その隙に悠真はとあるアイテムを取り出して床に並べた。


 そのアイテムはタオルケットと空き瓶、そしてイエローホーネットの毒針と火打ち石だ。

 タオルケットを敷きその上に蓋を開けた空き瓶を置く。
 そのなかに未だ毒が滴り落ちる毒針を入れてしっかりと蓋を閉めた。

 その毒針入り瓶をタオルケットで包み、火打ち石で火を付ける。

 タオルケットに火がつくか心配だったが、以前11階層でキラービーと戦闘した時にすぐ着火したので心配の必要はなかった。

 悠真の右手にはまるで火球のようなものがぶら下がっている。

 手へのダメージはガントレットが防いでくれているがいつまで持つか分からないため、早いうちにことを済ませたかった。


『グギギ……グギャ!』

 火を吸収し、ドロックストーンが朱色になっているドロックモンキーは悠真が持っている物を見て目で追っていた。

 右に揺らすと顔を右に揺らし、左に揺らすと顔を左に揺らす。
効果覿面、興味はあるようだ。


 火が消えないようにゆっくりと振り回し狙いを定める。

 頭の上でクルクルと回り、ドロックモンキーが足を動かした瞬間、悠真は思いっきりドロックモンキー目掛けて投げ込んだ。


『グギャァァ!』

 喜びながらそれを丸呑みするドロックモンキー。

 きっと頭の中では『ウキャキャ、まだ俺様の力に気づいていないのか』と悠真を嘲笑っているに違いない。

 だが逆に悠真はニヤリと笑い、ドロックモンキーを見続けていた。



『グギャァアァァアアァア!!』

 そして3度目の熱線を放出する準備に移行するドロックモンキー。

 それに対し悠真は仁王立ちして避ける意思を見せない。

 そう、いつもこの攻撃の前に発動する『危険察知きけんさっち』が今回は全く発動しなかったからである。


 ゴォォオォォオオォォォオ! と轟音を響かせながら放出される熱線。

 ドロックモンキーの頭の中では目の前の敵を燃やし尽くすというビジョンが見えていたはずだ。 


 ──だが結果は違う。


『グギャ……?』

 おかしい。と頭を傾けるドロックモンキー。

 正面に放出したはずの熱線は何故か斜め上に飛んでいたからだ。


『グ……ギギ……?』

 自分の腕を見ると疲れていないのに何故か手が震えていた。

 そして気持ち悪くなり口から何かを戻した。


 そこには溶けかけてはいるが謎の針が3本転がり、口の中で硬い何かが挟まっていた。

 指でほじくりそれを見ると、形は歪だが透明ななにかではあった。


『グギ……ギギ……ギャ?』

 ついには足の力が抜けて膝から倒れ込んでしまう。
 自分になにが起きてしまったのか分からない。

 だが、目の前にいるが起こしたものに違いないとそのを強く睨みつける。


 その──悠真はそんなドロックモンキーを見て邪気のこもった目で剣を振り回していた。


「意外と即効性があるんだな」

 たった4本の毒針でここまで弱ってしまう毒だ。

 そんな毒針を受けて自分があのときなんの異常が無かったのは今になっても疑問に残るのだが、今は目の前の敵を倒すことが最優先だ。


 悠真の作戦とは、体内に毒を取り込ませて自滅させることだった。

 先程ドロックモンキーにハンドボールサイズの火球を飛ばす作戦は、相手が火属性魔法をどう吸収するかを再確認したかったからだ。

 今まで2回ほど火球をぶつけてきたが、その全てがまとわりついた火を吸い込むという吸収方法なためまだ思い浮かんだ作戦は実行できずにいた。

 そのため、吸収しても熱線が放出できないくらいの弱い火球で試したのだ。


 結果は予想通り、まるで火を好むように飛びつき丸呑みした。

 このことから、火を吸って吸収するのとも出来るし、直接取り込んで吸収することも出来ると確定づけたのだ。

 そして気を逸らすときにソードゴブリンの剣を燃やした時も、悠真を無視してその場へ跳び、吸収した。

 その2つが判断材料になり、悠真は今回の実験を実行したのだ。

 ガラス瓶に毒針を入れたのは火で毒針が燃えないため。

 そして振り回したのは遠心力を利用して飛ばすという目的ではなく、毒針内にある毒を瓶の中に貯めるためだった。

 あとは体内に入れるだけ。
 瓶の蓋はコルクのような乾燥した木で出来た物のため、タオルケットとともに燃えるというわけだ。


「お前は強かったよ……本当に……」

 最後まで油断はしない。
 悠真は部屋の隅にある焦げたソードゴブリンの剣を引っ張り、力を込めて振り上げる。 

 そして頭目掛けて振り下ろし、ドロックモンキーは動かなくなった。


「終わった……!」

 腰を下ろして深くため息をつく。
 だが達成感はとても凄かった、こんな強敵をこの手で倒すことが出来たからだ。

 そしてスキル殺奪の合図が頭の中に鳴り響く。


[NS→[ 腕力わんりょく]スキルレベルが ⅠからⅡに上昇]


[PS→[ 火属性耐性ひぞくせいたいせい](火や火属性魔法に対してのダメージが1割カットされる。)(スキルレベルが上昇すると1割ずつカットダメージが増えていく)ドロックモンキーからの殺奪]


[US→[ 半魔眼はんまがん](右目に宿るスキル)(物の名前や詳細、そして魔力のこもっている物が分かる)ドロックモンキーからの殺奪]


 さすがボスモンスターと言うべきか、貰えるスキルがとても素晴らしいものだった。

 スキルレベルが上昇したことに対してまず驚いたが、それよりも手に入ったUSユニークスキルで特に度肝を抜かれた。

 試しに悠真はアイテム袋にある赤い石を半魔眼で調べてみた。


[『赤華石せっかせき』火の魔力がこもった石。衝撃を与える、魔力を流すことにより発火する。他の属性石よりも比較的温度が高い]


「こんかに詳しいことまで分かるのか……めちゃくちゃ便利なスキルを取得したんだな」

 だがドロックモンキーが『半魔眼はんまがん』を使用した形跡はなかった。

 使ってないのか、それとも常時使っていたのかは不明だが、せっかく勝利したので難しいことは考えないようにしよう。


 悠真はドロックモンキーの死体を裏返してドロックストーンを抉りとる。

 今になって思うのだが、もし頭の中に魔石があった場合また挑戦する羽目になったのか。


 先程まで赤く染まっていたドロックストーンは綺麗な青紫色の石に変化していた。

 『半魔眼はんまがん』で確認すると、ちゃんと『ドロックストーン』と表記されていたので、血を拭き取りアイテム袋に入れた。



「えぇ……」

 未だに伸びているルーフとタナに近寄ると、2人とも鼻息を立てて呑気に居眠りしていた。

 悠真はドロックモンキーの尻尾を切って縄代わりにし、ルーフとタナを縛り付けて帰還用転移型魔法陣に乗せる。

 10秒待つと2人とも転移されたので、その後に続くように悠真も魔法陣の上に乗る。


「ってうわ。汚くなっちゃったな……」

 悠真の服にはドロックモンキーの黒い毛がビッシリと付着していた。

 その毛をある程度落としたのだが、『もしかしたらなにかに使えるかも』という貧乏人の考えに至り、悠真は数本アイテム袋に詰め込んでリーデダンジョンを後にするのであった。






















如月 悠真

NS→暗視眼 腕力Ⅱ 家事Ⅰ 加速Ⅰ 判断力Ⅰ 火属性魔法Ⅰ 広角視覚Ⅰ

PS→危険察知Ⅰ 火属性耐性Ⅰ

US→逆上Ⅰ 半魔眼

SS→殺奪
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