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第一章 穴
穴⑧ 刺激的な日々①
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クマさんと特殊性癖マッチングアプリ『癖』で初回マッチングしてから、早1ヶ月。
週末の夜はクマさんと、1軒呑んでくだらない世間話をしてから、ホテル街に向かうのが私達のいつものコースになっていた。
そして今日も……。
クマさんに鼻の穴を弄られ満たされる。
あぁ……今日も凄く、良い!!!
とっても、奥まで深く突っ込まれてる!!
クマさんの太くて固い指が、
私の鼻の中で掻き乱し、暴れている。
右左上下、クマさんの太い指が、私の鼻毛と鼻水にたくさん絡み付く。
痛い、呼吸が出来ない。
でも今日はいつものように鼻だけでなく、
クマさんに首も締められている。
それも斜め下の角度から。そう、私は今ふわふわベッドの上で、膝立ち状態。体制もキツイ。
傍から見たら、熊みたいなデカイ大男が女の鼻の穴を指で突っ込み、もう一個の腕でしっかり女の首を絞めている状態。
ギャグのような、でも息苦しいほど鼻の呼吸を塞ぎ、首を絞めているので殺人未遂のような状況。
斜め下のクマさんと目が合う。
いつも細くて目が開いているのかも分からない糸目が、かっと開き、苦しむ私をじっと睨んでいる。
「苦しいか?」
デカイ熊がこちらを睨みながら、じっと問いかける。興奮していのかわからない、冷静な声で問いかける。
苦しいに決まってる。さっきから息が出来ず、
口の端からは涎が垂れ続けている。
「ぐ……くぁしいで……す!!!」
声にもならない声を出す。
まるで小さな虫が殺される死の直前に、
命乞いをするかのような。
「そうか、苦しいか。でも、もう少しの我慢だな」
熊は相変わらず目をかっと開いて、
でも声の口調は淡々と残酷なことを言った。
落ち着いた低い声のクマさん。
まるで死刑執行人のような。
今日はどうして急に首を絞めてきたんだろう。
あれ?クマさんって女の人が自分の指で気持ちよくなってく姿や、快感に溺れる姿が好きなんじゃなかったの??だから、私達それでピッタリ……マッチング……して、ァ。
私は完全に落ちた。
電池の切れたリモコンのようにプツッと。
「キョウコさん……!!!キョウコさん!!」
目が覚めると目の前にクマさんがいた。
地味だけど優しそうないつものクマさんだ。
どうやら私はクマさんの首絞めで、
完全に失神してしまってたらしい。
人生で初めての経験だ。落ちる瞬間は一瞬だった。
「キョウコさんごめんなさい、気が付いて良かった。調子に乗りました、本当にごめんなさい。大丈夫でしたか?」
クマさんが頭を下げて謝る。とにかく必死に。
完全に締め上げようというより、つい力が入ってしまったようだ。なら事故のようなものだ。
「大丈夫ですよ。意識もちゃんとあります。
でも少し、ビックリしました。クマさんって、指で喜ばすのがお好きなんじゃ?」
「本当にごめんなさい。締め上げるつもりはなかったんです。ただ、鼻の穴を指で塞がれ、首を締め上げられてるキョウコさんが何だか、愛しくて。だけど、加減を知らなかった。危ない。もう二度としません」
クマさんが両手をベッドに着いて謝る。
クマさん……。びっくりした。
いつもは優しい表情で、私の鼻の穴を責めてる姿も見守っているような感じなのに、今日はしっかり自分の中に恐怖を感じた。
一瞬、殺されるって思った。
「大丈夫ですよ、クマさん。でも今日はちょっと過激でびっくりしちゃった。クマさんって、そういう趣味なの?」
「まさか……!!!!僕は女性を指で喜ばすのだけが好きなんです。だけど、今日はなぜか、キョウコさんの弱々しい可愛いお顔を見たら……勝手に左腕が締めなきゃって反応して」
なんじゃそりゃ。私そんなにMな表情をしていたのだろうか。
「えー、クマさんってば怖い!優しくして」
私はクマさんに抱き着く。
クマさんも私をぎゅっと抱きしめる。
はぁ、やっぱりクマさんの体は大きなぬいぐるみのようで抱き心地が良くて落ち着く。
だけどその時ふと、クマさんの股間が盛り上がっていたのを私は見逃さなかった。
週末の夜はクマさんと、1軒呑んでくだらない世間話をしてから、ホテル街に向かうのが私達のいつものコースになっていた。
そして今日も……。
クマさんに鼻の穴を弄られ満たされる。
あぁ……今日も凄く、良い!!!
とっても、奥まで深く突っ込まれてる!!
クマさんの太くて固い指が、
私の鼻の中で掻き乱し、暴れている。
右左上下、クマさんの太い指が、私の鼻毛と鼻水にたくさん絡み付く。
痛い、呼吸が出来ない。
でも今日はいつものように鼻だけでなく、
クマさんに首も締められている。
それも斜め下の角度から。そう、私は今ふわふわベッドの上で、膝立ち状態。体制もキツイ。
傍から見たら、熊みたいなデカイ大男が女の鼻の穴を指で突っ込み、もう一個の腕でしっかり女の首を絞めている状態。
ギャグのような、でも息苦しいほど鼻の呼吸を塞ぎ、首を絞めているので殺人未遂のような状況。
斜め下のクマさんと目が合う。
いつも細くて目が開いているのかも分からない糸目が、かっと開き、苦しむ私をじっと睨んでいる。
「苦しいか?」
デカイ熊がこちらを睨みながら、じっと問いかける。興奮していのかわからない、冷静な声で問いかける。
苦しいに決まってる。さっきから息が出来ず、
口の端からは涎が垂れ続けている。
「ぐ……くぁしいで……す!!!」
声にもならない声を出す。
まるで小さな虫が殺される死の直前に、
命乞いをするかのような。
「そうか、苦しいか。でも、もう少しの我慢だな」
熊は相変わらず目をかっと開いて、
でも声の口調は淡々と残酷なことを言った。
落ち着いた低い声のクマさん。
まるで死刑執行人のような。
今日はどうして急に首を絞めてきたんだろう。
あれ?クマさんって女の人が自分の指で気持ちよくなってく姿や、快感に溺れる姿が好きなんじゃなかったの??だから、私達それでピッタリ……マッチング……して、ァ。
私は完全に落ちた。
電池の切れたリモコンのようにプツッと。
「キョウコさん……!!!キョウコさん!!」
目が覚めると目の前にクマさんがいた。
地味だけど優しそうないつものクマさんだ。
どうやら私はクマさんの首絞めで、
完全に失神してしまってたらしい。
人生で初めての経験だ。落ちる瞬間は一瞬だった。
「キョウコさんごめんなさい、気が付いて良かった。調子に乗りました、本当にごめんなさい。大丈夫でしたか?」
クマさんが頭を下げて謝る。とにかく必死に。
完全に締め上げようというより、つい力が入ってしまったようだ。なら事故のようなものだ。
「大丈夫ですよ。意識もちゃんとあります。
でも少し、ビックリしました。クマさんって、指で喜ばすのがお好きなんじゃ?」
「本当にごめんなさい。締め上げるつもりはなかったんです。ただ、鼻の穴を指で塞がれ、首を締め上げられてるキョウコさんが何だか、愛しくて。だけど、加減を知らなかった。危ない。もう二度としません」
クマさんが両手をベッドに着いて謝る。
クマさん……。びっくりした。
いつもは優しい表情で、私の鼻の穴を責めてる姿も見守っているような感じなのに、今日はしっかり自分の中に恐怖を感じた。
一瞬、殺されるって思った。
「大丈夫ですよ、クマさん。でも今日はちょっと過激でびっくりしちゃった。クマさんって、そういう趣味なの?」
「まさか……!!!!僕は女性を指で喜ばすのだけが好きなんです。だけど、今日はなぜか、キョウコさんの弱々しい可愛いお顔を見たら……勝手に左腕が締めなきゃって反応して」
なんじゃそりゃ。私そんなにMな表情をしていたのだろうか。
「えー、クマさんってば怖い!優しくして」
私はクマさんに抱き着く。
クマさんも私をぎゅっと抱きしめる。
はぁ、やっぱりクマさんの体は大きなぬいぐるみのようで抱き心地が良くて落ち着く。
だけどその時ふと、クマさんの股間が盛り上がっていたのを私は見逃さなかった。
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