クラスメイトだが接点のない陽キャと陰キャがオナニーしないと出られない部屋に閉じ込められる話

シメノ

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「僕のことは、気にしないで……と言っても、無理かもしれないけど……」
「っ、御影……」
「ちゃんと出られるように、僕も……頑張る、ね」

御影がもじもじしながら、背後をそっと振り返った。眉を下げた真っ赤なその顔はどこか悩まし気で、空野の心臓が盛大に跳ね上がる。
今までなんとも思っていなかったクラスメイトから不覚にも色気を感じ取ってしまい、空野は惚けた顔で鼓動を高鳴らせ続ける。

「……っ、ああ、お互い、頑張ろうな……」

絞り出したその声は変に上擦っていて、空野は思っている以上に動揺している自分に困惑する。
こんなんじゃ、どうしたって御影を意識してしまうじゃないか……と思いつつ、無になろうと必死に己を戒める。
空野は深呼吸して気持ちを鎮めると、御影に背を向けてそっとベッドの下に降りた。壁とベッドの隙間にしゃがみこみ、どうにか自分の世界に入ろうと集中する。

(そう、ここは自分の部屋だ……誰もいない、自分だけの空間……)

空野は目を閉じてそう自己暗示しながら、ベルトに手をかけ前を寛げる。当然なんの反応も示していないちんぽを取り出し、普段するようにくにくに弄る。

「…………」

被さっている包皮をゆっくり上下させ、時折皮の上から亀頭を捏ねる。頭の中でお気に入りのエロ動画を再生させ、なんとか気分をあげようとするも、なかなか乗りきれなかった。

(た、勃て……!勃つんだ、俺のちんこ……!)

いつもなら余裕で勃っている頃だというのに、空野のちんぽはうんともすんとも言わない。
昨日抜いておらず溜まっているので、コンディションはバッチリのはずだ。
なのに大好きな亀頭を集中的に擦ってタマも転がしてみるも、イマイチ気持ちよくなれなかった。

「……っ!く……っ!」

焦燥感が大きくなっていき、そうなると余計に勃ちが悪くなるという悪循環に陥る。
いざというときに勃起できないだなんて、情けない。
萎びたちんぽを弄りながら、空野はだんだん泣きたくなってくる。

(……落ち着け、俺、余計なことは考えるな。リラックスして、ひたすらエロいことだけを考えろ)

空野は深呼吸しつつ、必死に煩悩にまみれようとする。手に収まりきれないほどのたゆんたゆんのおっぱいに、むちむちぷりんぷりんのおしり。そして、濡れ濡れとろとろの……

「っ、ん♡んん……っ♡」

ふいに聞こえてきた甘ったるい声に、鮮明に描けつつあった空野の脳内エロイメージが弾け飛ぶ。
なんだ、今の声……?と困惑するも、この部屋にいるのは自分とあともうひとりだけだ。

「ふっ、んん♡……っ♡」

背後が気になりすぎて、やたら空野の聴覚が過敏になる。
聞こえてくるのは、必死に押さえ込もうとする鼻にかかった声と、忙しない衣擦れの音。
そして、何かを掻き回しているような、濡れた粘着音。

「くぅ、んん♡ふ、ぅ……♡」

(っ、ど、どうしよう。見るのはご法度だというのに、後ろが気になってしょうがない……っ!)

ちんぽを握ったまま固まる空野の鼓動が、どんどん早くなっていく。男のオナニーとは思えないほど、エロスの匂いがしてやまないのだ。

「っっ♡はあっ、ぁ♡~~~~~~~~っっ♡♡」

シーツを蹴飛ばしたような、一際大きな衣擦れの音がして空野の肩が跳ねる。
一体、どんなドエロいオナニーをしてどれだけ感じているというのか。
先程見た御影の色っぽい表情がフラッシュバックし、空野はいても立っても居られなくなる。

(ちょっとだけ……ちょっとだけ、なら……)

誘惑に負け、空野はごくりと生唾を飲み込み、恐る恐る背後を振り返った。
そして、瞠目する。

「んくっ♡んんぅ♡んん……っ♡♡」

ベッドに横たわった御影は、枕に顔を埋めて尻穴に指を突っ込んでいた。
ちょうど空野の位置から、指をぐっぽり咥えこんだそこが丸見えである。
御影はしなやかな長い脚を擦り合わせながら、尻穴に指をぢゅぽぢゅぽ出し入れさせている。

(は……?え……!?オ、オナニーって、ちんこを擦ることじゃないのか……!?)

予想だにしなかった光景に、空野は口をあんぐり開けながらも釘付けになる。
御影はちんぽには全く触れずに、ひたすらアナルを掻き回している。
それなのに、その身体は至極気持ちよさそうにビクビク跳ねている。見ていて思わず興奮してしまうほどに、感じまくっていた。

「……ぅ♡ん、んぅ……っ♡」
「……っ!」

御影の激しい指の動きに合わせて蠢くアナルは、縁がふっくら盛り上がって赤く熟れていた。感じっぷりといい、そこはとても尻穴とは思えない。
まるでまんこのようだと、空野は惚ける頭で思った。

「っ、はぁ、……っ」

ちょっとだけだと思ったのに、気付けば空野は前のめりになって御影のオナニーに見入っていた。
そして、あれだけ無反応だったちんぽが、むくむくと頭を擡げてくる。
全身を巡る血が熱くなり、呼吸が乱れ、何も考えられなくなる。

「んんっ♡んぐ……っ♡っ、う゛ぅ♡♡」
「っ、はっ、はぁ……っ」

まさか空野に見られているとは思わずに、御影はアナニーに没頭し続ける。
指を根元まで突っ込んでは捻り、激しく出し入れさせる。時折我慢できずに悦いところを擦ると、すぐにイってしまいそうになる。
今回に限っては早くイった方がいいのだが、日頃のオナニーで焦らすのが癖になってしまっていた。

「ぁ゛、っ♡ふぅぅ゛♡ぅ゛~~~~~~~♡♡」

見せつけるように突き出されたアナルが、しきりにきゅんきゅんと収縮を繰り返す。尻の中にもGスポットのような性感帯があるのだろうということが伺えて、空野はちんぽを擦りながら静かに興奮する。
願わくば、顔が見たいな、なんて思ってしまう。

「んぐ……っ♡ぅ゛♡ふぅっ、んうぅ゛♡♡」
「ふっ、はぁっ♡はぁ……っ♡」

限界が近いのか、御影の身体が忙しなくくねり始める。粘着音が激しく響き、空野も昂らされて痛いほどにちんぽが怒張する。イくな、まだ見ていたいと思うのに、御影の指は止まることはなかった。

「っっ♡♡んんん゛♡♡んぐっっ♡♡~~~~~~~~~~っっ♡♡」

くの字に曲がった御影の身体が、ビクンッ♡ビクンッ♡と何度も大きく跳ねあがる。
す、すごい……まさか、尻だけでイくとは……と、空野は未知との遭遇に感嘆しつつ、ちんぽを無我夢中で擦り続ける。

「はぁっ、はぁぁ……っ♡♡っ、はぁ、んん……♡♡」

御影は指を緩くぬこぬこさせながら、深くて甘い絶頂の余韻に浸る。
抑えなければと思うのに、気持ちよすぎるあまり乱れてしまった。

(こんなオナニー、空野くんに見られたらドン引きされるだろうに……)

快感の波が引き始めたところで、御影はアナルから指を引き抜いた。
そして枕から顔を離し、仰向けになろうとしたところで硬直する。

「……っ!?え…………?」

まさかの状況に、御影の思考が止まる。
獣のように目をギラつかせて息を荒らげた空野が、こちらを見ながら至近距離でちんぽを擦っていた。
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