バーで男漁りしてたチャラビッチ受けが真面目系年下美形大学生をお持ち帰りしたらデカちんぽでガツガツハメられてしまう話

シメノ

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繁華街から少し外れたところにある古びた雑居ビル。通い慣れたそこに辿り着いた律希りつきは、地下へと続く階段を降りていく。
さあて、今日はいい奴いるかな……とうきうきしながら、重たい扉を開けて薄暗い店内を覗く。

どこかインモラルな雰囲気漂うこの店は、所謂ゲイバーだった。
広めの店内にちょこちょこいる男たちは半分くらいは顔見知りだったが、ぽつぽつと新規っぽい客もいる。
律希はここで一夜限りの相手を探すことにハマっていた。
とはいえお互い気が合えばそれ以上の関係になることもあったりするが、色んな相手と自由に遊びたい律希はあまりそれを望んではいなかった。
愛だの恋だのめんどくさい。気持ちよければそれでいい。
律希は今日も疼く身体を持て余しながら、好みの男を物色する。
すると律希の視線が、カウンターの端っこに座っている男に縫いとめられた。
比較的派手な男が多いこの場では珍しく、ジャケットと細身のパンツを身につけた黒髪の真面目そうな男だった。
後ろ姿でもそこそこイケてそうなのがわかり、興味を惹かれた律希はその男の元へと向かった。

「こんばんは。隣いいですか?」
「……っ!」

律希がにこやかに話しかけると、俯き気味だった男はビクッとして顔を律希へと向けた。
見上げられた律希は、そのとびっきり端正な顔立ちにドキッとしつつ、心の中で盛大にガッツポーズする。
切れ長の目が印象的な涼し気なこのイケメンは、今まで会ってきたどの男よりもレベルが高く好みドンピシャだった。
律希はテンションが爆上がりし、なにがなんでも絶対持ち帰ってやると意気込んだ。

「あ、はい、どうぞ……」
「ありがとう。見ない顔だけどここは初めて?」

律希は隣の席に腰掛け、男が飲んでいるものと同じカクテルをマスターに注文する。
ドギマギした様子の男は、律希の問いかけにおずおずと頷いた。

「はは、めちゃくちゃ緊張したでしょ?でも勇気を振り絞って来てくれてありがとね。お兄さんと出会えてすごく嬉しい」
「……っ、いや、そんな……」
「ねえ、名前はなんていうの?俺は律希。よろしくね」
「っ、雄大ゆうだいです。こちらこそ、よろしくお願いします」

雄大が律儀にぺこりと頭を下げる。
律希は受け取ったグラスに口付けながら、初々しくて可愛いなあとにんまりする。

「雄大若いよね?いくつ?」
「21歳です」
「ええ、思った以上に若い!てことは大学生とか?」
「はい、大学3年です」
「マジか、俺より5つも下じゃん……大学生羨ましい」

ぐびっとカクテルを呷る律希へと、雄大はこっそり視線を向ける。
すると次の瞬間、目と目がバッチリ合ってしまい、雄大は照れた様子で慌てて逸らした。

「なあ、雄大めっちゃモテるっしょ。大学でも女子がわんさか寄ってくるんじゃねえの?」
「いや、全然そんなことないですよ……」
「嘘つけ。まあでもここに来るってことは、女子にモテてもしょうがないんだろ?なあ?」
「……っ、はい……」

雄大が重々しい表情で俯き、耳にかけた黒髪がさらりと頬に落ちる。
その横顔は絵になるくらい美しく、女子ならころっと恋に落ちること間違いなしだった。なんだったらノンケですらドキドキしてしまうんじゃないかという程で、早くも律希は心を奪われてしまっていた。

「……なあ雄大、ここに来てから何人に声かけられた?」
「っ、えっと……確か3人、ですかね……」
「やっぱモテモテじゃん。でも抜け出したりしなかったんだ?」
「はい……その、申し訳ないんですが、話してると、なんか違うなって……」

雄大は言葉を濁すが、有り体に言えば好みではなかったのだろう。初心者だし流されやすそうに見えるが、きちんとお断りするところに律希は好感を抱いた。

「はは、そっかあ。なあ、雄大のタイプってどんななの?」
「……っ、タ、タイプ、ですか……」

揃って注文したカクテルのおかわりが届き、律希はそのグラスの縁をなぞりながら雄大に尋ねる。
雄大は落ち着きなく視線を泳がせながら、おずおずと口を開いた。

「……年上の人が、好きですね……優しく色々と教えてくれて、リードしてくれる人がいいです」
「なるほど。雄大奥手っぽそうだもんな」
「……っ」

図星を突かれ、雄大は顔を赤くする。
こんなにイケメンなのに全く驕ることなく、それどころかその事に気づいてないとばかりに低姿勢なのが、これまた好印象だった。
経験豊富な律希だが、まだ出会って数分なのに、こんなにも相手の虜になったのは初めてだった。
絶対に誰にも取られたくなくて、律希は早々に獲物を捕らえにかかる。

「なあ……それなら、俺はどう?」
「っ、え……?」
「雄大のタイプに、俺は当てはまってない?」

酒が回った律希はほんのり頬を染め、こてんと首を傾げて雄大を見つめる。
雄大に負けず劣らず顔が良い律希のこの仕草で、これまで落ちない男はいなかった。雄大も例に違わず、暗がりでもよく分かるほど顔を真っ赤に染め上げた。

「……っ、正直、律希さんめちゃくちゃタイプで……密かにひと目見た時からずっと、ドキドキしてました」
「え、マジで!?超嬉しい!俺も、雄大のことすっげえいいなと思ってたから……」
「っ、ほんとですか……?」
「うん。俺結構ここ来てるけど、こんなに好みの相手に出会ったの初めて」

律希が少し照れくさそうに目を細めてそう告げると、雄大は惚けながらひゅっと息を飲んだ。
あからさまに見蕩れているのが分かり、律希は落ちたな……と確信して笑みを更に深める。
そして硬直する雄大に身を寄せ、トドメとばかりに耳元でひっそりと囁いた。

「俺バリネコなんだけどさ……雄大、俺の事抱ける?」
「……っ、え……っ!?」
「俺とセックス、したくない?」

律希は上目遣いで誘うように雄大を見つめる。
真っ赤になってたじろぐ雄大の喉仏が、大きくごくりと上下する。
そんなしばし逡巡する雄大だったが、真っ直ぐ律希を見つめ返して素直に欲望を口にした。

「……っ、したい、です……律希さん、抱かせてください」

その雄大の顔は緊張と照れが混ざりながらも、ドキッとするほど男らしかった。
この表情で抱かれたら……なんて想像してしまい、律希は下腹をきゅぅん♡と疼かせる。
早くもめろついてしまった律希は、雄大の手に指を絡めて甘く囁いた。

「ホテル、行こっか♡」

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