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目を凝らすが暗いうえ土埃がひどく、よく見えない。ただ、その中でも何かがぶつかったらしい山の中腹は激しくえぐれ、その中心は何かが赤く燃えているのが見て取れた。
考えが目の前の状況に追いついていかない。ただ、この状況は危険だ。二人は、空中に舞い上がった岩が次々と落ちては砕け散る音を聞きながら、どこから襲ってくるともわからない敵に備えた。
「ねえ。怪我をしてるの?」
いきなり背後からかけられた声に背筋が凍った。とっさに振り返って剣を構えると、ついさっきまで誰もいなかった場所に一人の女が立っていた。
黒いマントにフードを深くかぶっているため、その顔ははっきり見えないが、月明かりにその白い肌とわずかに微笑む口元が見て取れる。
他のパーティーの冒険者だろうか? いや、そんなわけはない。この森に入ったパーティーにこんな女はいなかった。
「怪我をしているんでしょ? ちょっと、見せてみなさいよ」
何のためらいもなく女は近寄ってくる。この状況にふさわしくない、あまりの自然さに疑問が次々に湧いてくる。
「お前は誰だ。どこから来た?」
「ドラゴンは?」
剣を正面に構えたままヨルンヘルドが問いかけると、女の口元が不満げなものに変わった。
「ねえ。まずお礼を言うべきじゃないかしら?」
「お礼?」
「そう。私がドラゴンを追っ払ったんだし」
「えっ、じゃあ、さっきのあれはお前がやったのか?」
「ええ、そうよ。だって邪魔だったから」
女の物言いは驚くほど軽やかだった。まるで道端の石ころを蹴り飛ばしたかのような口調で、ドラゴンを追い払ったと言う。
「お前は一体……」
「あー、ごめんね。説明はあとで。今は時間がないのよ」
「ほら、怪我の様子を見せなさいよ」
その物言いはかなり強引だったが、嫌味は感じさせない。信じられないが、この女の様子からドラゴンの脅威はとりあえず去ったらしい。それに、この女から敵意は感じられない。ヨルンヘルドは黙って剣を下げた。
女は飛び跳ねるような軽い足取りで岩場を歩き、ヨルンヘルドの正面に立つと、顔を下から覗き込んだ。
「ふふーん」
ヨルンヘルドの顔をしばらく見つめた女は、さらに顔を近づけてきた。フードの下から覗くその瞳は、闇夜でさえ輝くのではないかと思えるほど綺麗で、気を許せば吸い込まれてしまうのではないかと思えた。
ヨルンヘルドは急にドキッとした。息がかかるほどの距離に女の顔があることに急に気づいたのだ。思わず顔が紅潮するのを覚えたヨルンヘルドは、黙って横を向いた。
冒険者としての毎日に明け暮れ、まだ妻を娶っていないヨルンヘルドにとって、こんなに女に近づくことはめったにない。どう対処していいのかさえわからない。
そんなヨルンヘルドの様子を、すでに剣を収めたクロストロフは見ていた。その口元は笑っているが、目はまだ笑っていない。経験の足りない若者に代わり、この女に警戒の目を向けているのだ。
女は右手をヨルンヘルドの胸に静かに伸ばし、プレートを摘んだ。
「きれいで強いプレートね。このプレートのたくさんの傷があなたの勇気を物語っているわ。きっとあなたは勇者になるのね」
そう言い、女はプレートから手を離すと、小さな声で何かを呟いた。徐々に女の手がヨルンヘルドの胸の前で淡く輝き出す。
その光はまるで暖炉のように暖かく、疲れ切った体を内部から癒してくれているようだった。自然に目が閉じ、その光に身を任せる。その暖かさが身体に沿って動くたびに、体中の力が蘇ってくるのがわかる。
さっきまで感じていた右脇腹の痛みももう感じない。ずっとこのままでいたいと思える安らぎと安心感がそこにあった。
やがて静かに目を開いたヨルンヘルドは、もう一度問いかけた。
「ところで、お前は誰なんだ?」
「どうしてこんなところにいる?」
ヨルンヘルドの問いかけに、女の口元は少し困ったような形に歪んだ。
「私は、そう……サミア。ちょっと家出をしている途中かな」
サミアと名乗った女は、ゆっくりと手を動かしながら答える。
「家出?」
「はい、おしまい」
サミアはぽんと手を叩き、問い返そうとするヨルンヘルドの言葉を遮った。
「あなた、脇腹を骨折しているわ。簡易的に治したけど、ちゃんとくっ付いてはいないから無茶はできないわよ。本当だったら、何かで胸部を固定したいんだけど……今は無理ね。あと、これは痛みを緩和して腫れを抑えてくれるから、自分で塗ってよね」
そう告げるとサミアは、紙で包まれた練薬をヨルンヘルドの手に握らせ、クロストロフの方を向いた。
「次は、あなたよ」
見た目はヨルンヘルド以上に傷ついていたクロストロフであったが、サミアの治療によって徐々に傷が癒されていくのがわかる。こんな高度な治癒魔法は初めてみる。
「どう? まだ痛むところはある?」
「いや、大丈夫だ」
サミアの手から輝きが消えていく。
「まだ、動いちゃだめよ」
そう言うとサミアは鞄から布を取り出し、その表面に何かの薬を塗ると、クロストロフの傷口にそれを押し当て軽く縛った。
「止血はできていると思うけど、痛みを和らげてるだけで傷口はまだ完全にはふさがっていないの。あなたも、無茶をしてはだめ。いい?」
「すまん。助かった」
クロストロフの言葉に、立ち上がりながらサミアが応える。
「いいのよ。どうせ旅の仲間なんだし。怪我人と一緒の旅なんて私も困るから」
「旅の仲間?」
突然の言葉に驚き問いかける二人に、サミアはさも当然といった顔で応える。
「そうよ。だって、こんなになった山をあなたたち降りられないでしょ。それに、今日ここで出会ったのはきっと運命なのよ」
「あのなあ、山をこんなにしたのはお前なんだろ」
「えっ、じゃあドラゴンに食べられた方が良かったの?」
「いや、そりゃそうなんだが……」
「で、何か麓まで降りられる方法があるのか?」
「そんなのないわよ」
「じゃあ、どうするんだよ」
「ちょっと待っててね。確かこの辺りだから……」
サミアは二人の問いには答えず、背後の崖に近づいて行き、何かを探し始める。
何を探しているのかはわからないが、先ほどの衝撃で岩が落ちているため、なかなか見つからないようだ。崖に触ったり岩の隙間を覗いたりしながら、熱心に探し物をする後ろ姿は、さっきまでの少し横柄な様子とは違って可愛らしくさえ思えてくる、とヨルンヘルドは思った。
サミアはよほど一生懸命探しているのか、風にフードがずれたことにも気づかないようだ。銀色の髪が風に揺れている。そして、やや尖り気味の耳も……。
とっさに剣の柄に手をやり構える。
「おい、こいつは……」
クロストロフも気づいたようで一瞬剣に手をかけたが、すぐに思いとどまったようにその手をおろした。
「まあ、落ち着け。確かにありゃあ魔族種だろう。それも長命種、だが問題ない」
落ち着いた口調でつぶやき、ヨルンヘルドを振り返る。
「ここはナリアが近い。あの国はグレスが建国した国だ。俺の故郷もナリア皇国の端にあるが、そこにもグレスも多く住んでいる。彼女はグレス、つまり人族風に言うとエルフだ。安心しろ。それに……敵意があるなら初めから助けたりはしないさ」
魔族種の中には人種と敵対している種族があると聞いている。昔から何度も争いが起きて、大きな犠牲を払ってきたらしい。しかし、ヨルンヘルドが物心ついてからは、争いの話を聞いたことはない。
もう、魔族と人族は敵対していないのかもしれない。だいいち、ヨルンヘルドはこれまでも何度か魔族を見たことがあるが、聞かされてきたような恐ろしい姿をした魔族には会ったことがない。特に、目の前の女の姿はあまりに違いすぎる。
そう考えていると、突然クロストロフのたくましい手が肩をがしっと掴んだ。とたんに体中の力が抜ける。
「そうだよなあ……」
懸命に何かを探すサミアの後ろ姿を見つめながら、ヨルンヘルドは思わず声を漏らした。
「あったわよー。こっちに来てー」
しばらくそんなことを考えながらサミアの後ろ姿を見ていると、突然大声で呼ばれた。ついさっきまで二人が身を隠していた岩陰のすぐ近くで、サミアがこちらを向いて手を思いっきり振っている。
そんなところに何もあるわけない。さっきまで自分たちがそこにいたんだ……それにしても、まるで少女だな。これが魔族なのだろうか。村の子どもが手を振っている姿と少しも変わらない。
思わず苦笑したヨルンヘルドがクロストロフを見ると、彼も肩をすぼめてみせた。
考えが目の前の状況に追いついていかない。ただ、この状況は危険だ。二人は、空中に舞い上がった岩が次々と落ちては砕け散る音を聞きながら、どこから襲ってくるともわからない敵に備えた。
「ねえ。怪我をしてるの?」
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黒いマントにフードを深くかぶっているため、その顔ははっきり見えないが、月明かりにその白い肌とわずかに微笑む口元が見て取れる。
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「ドラゴンは?」
剣を正面に構えたままヨルンヘルドが問いかけると、女の口元が不満げなものに変わった。
「ねえ。まずお礼を言うべきじゃないかしら?」
「お礼?」
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「えっ、じゃあ、さっきのあれはお前がやったのか?」
「ええ、そうよ。だって邪魔だったから」
女の物言いは驚くほど軽やかだった。まるで道端の石ころを蹴り飛ばしたかのような口調で、ドラゴンを追い払ったと言う。
「お前は一体……」
「あー、ごめんね。説明はあとで。今は時間がないのよ」
「ほら、怪我の様子を見せなさいよ」
その物言いはかなり強引だったが、嫌味は感じさせない。信じられないが、この女の様子からドラゴンの脅威はとりあえず去ったらしい。それに、この女から敵意は感じられない。ヨルンヘルドは黙って剣を下げた。
女は飛び跳ねるような軽い足取りで岩場を歩き、ヨルンヘルドの正面に立つと、顔を下から覗き込んだ。
「ふふーん」
ヨルンヘルドの顔をしばらく見つめた女は、さらに顔を近づけてきた。フードの下から覗くその瞳は、闇夜でさえ輝くのではないかと思えるほど綺麗で、気を許せば吸い込まれてしまうのではないかと思えた。
ヨルンヘルドは急にドキッとした。息がかかるほどの距離に女の顔があることに急に気づいたのだ。思わず顔が紅潮するのを覚えたヨルンヘルドは、黙って横を向いた。
冒険者としての毎日に明け暮れ、まだ妻を娶っていないヨルンヘルドにとって、こんなに女に近づくことはめったにない。どう対処していいのかさえわからない。
そんなヨルンヘルドの様子を、すでに剣を収めたクロストロフは見ていた。その口元は笑っているが、目はまだ笑っていない。経験の足りない若者に代わり、この女に警戒の目を向けているのだ。
女は右手をヨルンヘルドの胸に静かに伸ばし、プレートを摘んだ。
「きれいで強いプレートね。このプレートのたくさんの傷があなたの勇気を物語っているわ。きっとあなたは勇者になるのね」
そう言い、女はプレートから手を離すと、小さな声で何かを呟いた。徐々に女の手がヨルンヘルドの胸の前で淡く輝き出す。
その光はまるで暖炉のように暖かく、疲れ切った体を内部から癒してくれているようだった。自然に目が閉じ、その光に身を任せる。その暖かさが身体に沿って動くたびに、体中の力が蘇ってくるのがわかる。
さっきまで感じていた右脇腹の痛みももう感じない。ずっとこのままでいたいと思える安らぎと安心感がそこにあった。
やがて静かに目を開いたヨルンヘルドは、もう一度問いかけた。
「ところで、お前は誰なんだ?」
「どうしてこんなところにいる?」
ヨルンヘルドの問いかけに、女の口元は少し困ったような形に歪んだ。
「私は、そう……サミア。ちょっと家出をしている途中かな」
サミアと名乗った女は、ゆっくりと手を動かしながら答える。
「家出?」
「はい、おしまい」
サミアはぽんと手を叩き、問い返そうとするヨルンヘルドの言葉を遮った。
「あなた、脇腹を骨折しているわ。簡易的に治したけど、ちゃんとくっ付いてはいないから無茶はできないわよ。本当だったら、何かで胸部を固定したいんだけど……今は無理ね。あと、これは痛みを緩和して腫れを抑えてくれるから、自分で塗ってよね」
そう告げるとサミアは、紙で包まれた練薬をヨルンヘルドの手に握らせ、クロストロフの方を向いた。
「次は、あなたよ」
見た目はヨルンヘルド以上に傷ついていたクロストロフであったが、サミアの治療によって徐々に傷が癒されていくのがわかる。こんな高度な治癒魔法は初めてみる。
「どう? まだ痛むところはある?」
「いや、大丈夫だ」
サミアの手から輝きが消えていく。
「まだ、動いちゃだめよ」
そう言うとサミアは鞄から布を取り出し、その表面に何かの薬を塗ると、クロストロフの傷口にそれを押し当て軽く縛った。
「止血はできていると思うけど、痛みを和らげてるだけで傷口はまだ完全にはふさがっていないの。あなたも、無茶をしてはだめ。いい?」
「すまん。助かった」
クロストロフの言葉に、立ち上がりながらサミアが応える。
「いいのよ。どうせ旅の仲間なんだし。怪我人と一緒の旅なんて私も困るから」
「旅の仲間?」
突然の言葉に驚き問いかける二人に、サミアはさも当然といった顔で応える。
「そうよ。だって、こんなになった山をあなたたち降りられないでしょ。それに、今日ここで出会ったのはきっと運命なのよ」
「あのなあ、山をこんなにしたのはお前なんだろ」
「えっ、じゃあドラゴンに食べられた方が良かったの?」
「いや、そりゃそうなんだが……」
「で、何か麓まで降りられる方法があるのか?」
「そんなのないわよ」
「じゃあ、どうするんだよ」
「ちょっと待っててね。確かこの辺りだから……」
サミアは二人の問いには答えず、背後の崖に近づいて行き、何かを探し始める。
何を探しているのかはわからないが、先ほどの衝撃で岩が落ちているため、なかなか見つからないようだ。崖に触ったり岩の隙間を覗いたりしながら、熱心に探し物をする後ろ姿は、さっきまでの少し横柄な様子とは違って可愛らしくさえ思えてくる、とヨルンヘルドは思った。
サミアはよほど一生懸命探しているのか、風にフードがずれたことにも気づかないようだ。銀色の髪が風に揺れている。そして、やや尖り気味の耳も……。
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「まあ、落ち着け。確かにありゃあ魔族種だろう。それも長命種、だが問題ない」
落ち着いた口調でつぶやき、ヨルンヘルドを振り返る。
「ここはナリアが近い。あの国はグレスが建国した国だ。俺の故郷もナリア皇国の端にあるが、そこにもグレスも多く住んでいる。彼女はグレス、つまり人族風に言うとエルフだ。安心しろ。それに……敵意があるなら初めから助けたりはしないさ」
魔族種の中には人種と敵対している種族があると聞いている。昔から何度も争いが起きて、大きな犠牲を払ってきたらしい。しかし、ヨルンヘルドが物心ついてからは、争いの話を聞いたことはない。
もう、魔族と人族は敵対していないのかもしれない。だいいち、ヨルンヘルドはこれまでも何度か魔族を見たことがあるが、聞かされてきたような恐ろしい姿をした魔族には会ったことがない。特に、目の前の女の姿はあまりに違いすぎる。
そう考えていると、突然クロストロフのたくましい手が肩をがしっと掴んだ。とたんに体中の力が抜ける。
「そうだよなあ……」
懸命に何かを探すサミアの後ろ姿を見つめながら、ヨルンヘルドは思わず声を漏らした。
「あったわよー。こっちに来てー」
しばらくそんなことを考えながらサミアの後ろ姿を見ていると、突然大声で呼ばれた。ついさっきまで二人が身を隠していた岩陰のすぐ近くで、サミアがこちらを向いて手を思いっきり振っている。
そんなところに何もあるわけない。さっきまで自分たちがそこにいたんだ……それにしても、まるで少女だな。これが魔族なのだろうか。村の子どもが手を振っている姿と少しも変わらない。
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