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「再来者? データとの照合は?」
「はい、やったんですが……」
そう言うと森川は、画面上に二枚の写真を映し出した。
「右が昨日撮った写真で、左がヒットした二十六年前の写真です」
そこには、髪型や服装こそ違え、全くの同一人物の写真が映し出されていた。そう、二十六年の年月を全く感じさせない少女の姿が。
「花巻美佐江……日本名を持っているのか。当時は高校に通っていて、それに……おいおい、花巻吾郎の妹ってことは、あの先生の妹かあ。なるほど、長命種ねえ……」
「ええ、間違いありませんね。やっぱり花巻先生も魔族かエルフですかねえ。妹さんが宮島門から来たってことですから、魔族領が近いですしね」
そう答える森川の顔は嬉しそうだった。研究者としての好奇心が刺激されているのだろう。
「森川。前にも言ったが、魔族っていうのは差別用語だ。本人の前では絶対に使うなよ」
その後、詳しく話を聞くと、今回の来訪者は傭兵っぽい男が二人と、長寿族と思われる花巻美佐江の三人ということだった。今は郊外の施設で、保護という名の取り調べを受けているが、傭兵っぽい男たちは、きっと初めて来たであろうこちらの世界にずいぶん戸惑っているらしい。
一方、美佐江の方は日本語も英語も話せる上、こちらの世界の知識もあるようで、落ち着いて取り調べにも応じているらしいが、肝心なことは何も話さないので、相手をしている藤宮も困っているとのことだった。
「それと、男の方はなかなか検査させてくれないみたいです。まあ、いきなりだからわからないでもないんですが、ただ、二人とも随分力が強いみたいで、藤宮のやつ、弱ってました」
「そうか……それも仕方ないかもしれんな。言葉の堪能な者を派遣してもらうように手配をしておいたから、すぐに誰かよこすと思うが……」
安藤は椅子に座りながら続けた。
「しかし、妹さんかあ。こりゃあ、花巻先生にもご足労願わないといけないだろうなあ。でも、俺は苦手なんだよなあ、あの先生」
ため息交じりに話す安藤に、森川も「僕は噂でしか知りませんが、わかる気がします」と同意する。
花巻吾郎という男は確かに優秀だが、どこか掴みどころがなく、付き合いにくいところがある。美貌と知性を兼ね備えているが故に、周囲の人間が萎縮してしまうのかもしれない。
「そういえば、森川、お前さんも話せるんじゃないのか?」
「いやあ、レフュラン語を少しだけですよ。なにせ、ネイティブに一度も会ったことがないんですから」
「そうか。森川は来訪者にまだ一度も会ったことはないんだったな」
「ええ、この仕事についてもう二年以上過ぎてるのに、まだ一度も……」
安藤は防衛省から持ち帰った紙袋を覗きながら、しばらく思案していたが、何やら思いついたように頷いた後で言った。
「そうか。じゃあ明日、少し様子を見に行ってみよう。時間が取れるか?」
「もちろんです。毎日地下ばかりじゃ気が滅入りますから、大歓迎です」
森川はミルクが渦を巻きながら溶けていくコーヒーから顔を上げ、笑顔で応えた。確かに、この地下施設での勤務は閉塞感があるだろう。たまには外の空気を吸わせてやりたいと安藤は思う。
「じゃあ、明日は本庁に出勤だ」
「えーっ、公用車ですか? 俺、所長の自慢の車がいいんですが」
「ばか言え。仕事なんだから公用車に決まってるだろ。朝一で手続きをしといてくれ」
「ですよねー。しょうがないかー」
そう言うと森川は一口啜ったコーヒーを傍に置くと、またモニターに向かい言葉を続けた。
「ついでに今から申請書を送っておきますんで、所長は直接駐車場でもいいですよ」
「そうか。すまんな」
安藤は自分の声が少し弱くなったことに気づき、微かに奥歯を噛んだ。
安藤は森川のことを有能だと思っている。それだけに、キャリアを捨てて自分のところに来てくれたことを申し訳ないと思うことがある。そんな思いがつい言葉になってしまうことがある。
大手広告会社での将来性のある仕事を捨てて、この秘密めいた組織に来てくれた森川に対して、もっと良い環境を提供してやりたいと思うのだが、予算や人員の制約もあり、なかなか思うようにはいかない。
「大丈夫ですよ。俺、根っからのファンタジーファンなんで」
安藤の思いを知ってか知らずか、モニターを見たまま応える森川に、安藤の顔がわずかに綻んだ。
確かに森川は、この仕事に就く前から異世界や魔法といったファンタジー要素に強い関心を持っていた。それが彼をこの世界に導いたとも言えるが、現実はゲームや小説とは大きく違う。政治的な駆け引きや、時には危険な状況もある。
「それにしても、花巻美佐江か……二十六年ぶりに戻ってきたということは、向こうで何かあったのかもしれないな」
「そうですね。それに、傭兵らしい男性二人を連れているということは、何らかの護衛が必要な状況だったのかもしれません」
森川の指摘はもっともだった。平和な目的での移動なら、護衛など必要ないはずだ。
「明日、直接話を聞いてみよう。それで、何かわかるかもしれない」
安藤は立ち上がると、コーヒーを一口飲んだ。
「森川、今夜はもう上がれ。明日は早いからな」
「はい。でも、もう少しだけデータの整理をしてから帰ります」
「そうか。無理するなよ」
安藤は部屋を出ようとして、ふと振り返った。
「そういえば、東シナ海の件は何か動きがあったか?」
「特に変わりはありませんが、C国の調査船の活動はまだ続いています。鮎川さんからの報告では、機材がさらに増強されているようです」
「そうか……こちらの件とも関連があるかもしれんな。明日、それも含めて検討しよう」
安藤はそう言い残すと、部屋を出た。
地上に戻ると、広島の夜はまだ静かに続いていた。安藤は自分の車に向かいながら、今日一日の出来事を整理していた。
東京での緊急会議、防衛省での情報交換、そして今夜の森川からの報告。すべてが一つの大きな流れの中にあることは間違いない。
花巻吾郎の妹が二十六年ぶりに日本に戻ってきた。しかも護衛を連れて。一方で、東シナ海ではC国が門の探索を続けている。大分では古代の遺物が発見され、そして盗まれている。
「全部繋がってるんだろうな……」
安藤は車のエンジンをかけながらつぶやいた。
明日は久しぶりに現場に出る。森川にとっては初めての来訪者との接触になるだろう。そこで何がわかるか、まだ予想はつかないが、少なくとも新しい情報は得られるはずだ。
車を発進させながら、安藤は時計を見た。もう午前一時を過ぎている。家に帰って少し休んで、また明日から忙しい日が始まる。
でも、それが自分の仕事だった。表には出ない、しかし国家の安全に関わる重要な任務。疲れることもあるが、やりがいを感じることも確かだった。
広島の夜の街を抜けて、安藤は自宅へと車を走らせた。
「はい、やったんですが……」
そう言うと森川は、画面上に二枚の写真を映し出した。
「右が昨日撮った写真で、左がヒットした二十六年前の写真です」
そこには、髪型や服装こそ違え、全くの同一人物の写真が映し出されていた。そう、二十六年の年月を全く感じさせない少女の姿が。
「花巻美佐江……日本名を持っているのか。当時は高校に通っていて、それに……おいおい、花巻吾郎の妹ってことは、あの先生の妹かあ。なるほど、長命種ねえ……」
「ええ、間違いありませんね。やっぱり花巻先生も魔族かエルフですかねえ。妹さんが宮島門から来たってことですから、魔族領が近いですしね」
そう答える森川の顔は嬉しそうだった。研究者としての好奇心が刺激されているのだろう。
「森川。前にも言ったが、魔族っていうのは差別用語だ。本人の前では絶対に使うなよ」
その後、詳しく話を聞くと、今回の来訪者は傭兵っぽい男が二人と、長寿族と思われる花巻美佐江の三人ということだった。今は郊外の施設で、保護という名の取り調べを受けているが、傭兵っぽい男たちは、きっと初めて来たであろうこちらの世界にずいぶん戸惑っているらしい。
一方、美佐江の方は日本語も英語も話せる上、こちらの世界の知識もあるようで、落ち着いて取り調べにも応じているらしいが、肝心なことは何も話さないので、相手をしている藤宮も困っているとのことだった。
「それと、男の方はなかなか検査させてくれないみたいです。まあ、いきなりだからわからないでもないんですが、ただ、二人とも随分力が強いみたいで、藤宮のやつ、弱ってました」
「そうか……それも仕方ないかもしれんな。言葉の堪能な者を派遣してもらうように手配をしておいたから、すぐに誰かよこすと思うが……」
安藤は椅子に座りながら続けた。
「しかし、妹さんかあ。こりゃあ、花巻先生にもご足労願わないといけないだろうなあ。でも、俺は苦手なんだよなあ、あの先生」
ため息交じりに話す安藤に、森川も「僕は噂でしか知りませんが、わかる気がします」と同意する。
花巻吾郎という男は確かに優秀だが、どこか掴みどころがなく、付き合いにくいところがある。美貌と知性を兼ね備えているが故に、周囲の人間が萎縮してしまうのかもしれない。
「そういえば、森川、お前さんも話せるんじゃないのか?」
「いやあ、レフュラン語を少しだけですよ。なにせ、ネイティブに一度も会ったことがないんですから」
「そうか。森川は来訪者にまだ一度も会ったことはないんだったな」
「ええ、この仕事についてもう二年以上過ぎてるのに、まだ一度も……」
安藤は防衛省から持ち帰った紙袋を覗きながら、しばらく思案していたが、何やら思いついたように頷いた後で言った。
「そうか。じゃあ明日、少し様子を見に行ってみよう。時間が取れるか?」
「もちろんです。毎日地下ばかりじゃ気が滅入りますから、大歓迎です」
森川はミルクが渦を巻きながら溶けていくコーヒーから顔を上げ、笑顔で応えた。確かに、この地下施設での勤務は閉塞感があるだろう。たまには外の空気を吸わせてやりたいと安藤は思う。
「じゃあ、明日は本庁に出勤だ」
「えーっ、公用車ですか? 俺、所長の自慢の車がいいんですが」
「ばか言え。仕事なんだから公用車に決まってるだろ。朝一で手続きをしといてくれ」
「ですよねー。しょうがないかー」
そう言うと森川は一口啜ったコーヒーを傍に置くと、またモニターに向かい言葉を続けた。
「ついでに今から申請書を送っておきますんで、所長は直接駐車場でもいいですよ」
「そうか。すまんな」
安藤は自分の声が少し弱くなったことに気づき、微かに奥歯を噛んだ。
安藤は森川のことを有能だと思っている。それだけに、キャリアを捨てて自分のところに来てくれたことを申し訳ないと思うことがある。そんな思いがつい言葉になってしまうことがある。
大手広告会社での将来性のある仕事を捨てて、この秘密めいた組織に来てくれた森川に対して、もっと良い環境を提供してやりたいと思うのだが、予算や人員の制約もあり、なかなか思うようにはいかない。
「大丈夫ですよ。俺、根っからのファンタジーファンなんで」
安藤の思いを知ってか知らずか、モニターを見たまま応える森川に、安藤の顔がわずかに綻んだ。
確かに森川は、この仕事に就く前から異世界や魔法といったファンタジー要素に強い関心を持っていた。それが彼をこの世界に導いたとも言えるが、現実はゲームや小説とは大きく違う。政治的な駆け引きや、時には危険な状況もある。
「それにしても、花巻美佐江か……二十六年ぶりに戻ってきたということは、向こうで何かあったのかもしれないな」
「そうですね。それに、傭兵らしい男性二人を連れているということは、何らかの護衛が必要な状況だったのかもしれません」
森川の指摘はもっともだった。平和な目的での移動なら、護衛など必要ないはずだ。
「明日、直接話を聞いてみよう。それで、何かわかるかもしれない」
安藤は立ち上がると、コーヒーを一口飲んだ。
「森川、今夜はもう上がれ。明日は早いからな」
「はい。でも、もう少しだけデータの整理をしてから帰ります」
「そうか。無理するなよ」
安藤は部屋を出ようとして、ふと振り返った。
「そういえば、東シナ海の件は何か動きがあったか?」
「特に変わりはありませんが、C国の調査船の活動はまだ続いています。鮎川さんからの報告では、機材がさらに増強されているようです」
「そうか……こちらの件とも関連があるかもしれんな。明日、それも含めて検討しよう」
安藤はそう言い残すと、部屋を出た。
地上に戻ると、広島の夜はまだ静かに続いていた。安藤は自分の車に向かいながら、今日一日の出来事を整理していた。
東京での緊急会議、防衛省での情報交換、そして今夜の森川からの報告。すべてが一つの大きな流れの中にあることは間違いない。
花巻吾郎の妹が二十六年ぶりに日本に戻ってきた。しかも護衛を連れて。一方で、東シナ海ではC国が門の探索を続けている。大分では古代の遺物が発見され、そして盗まれている。
「全部繋がってるんだろうな……」
安藤は車のエンジンをかけながらつぶやいた。
明日は久しぶりに現場に出る。森川にとっては初めての来訪者との接触になるだろう。そこで何がわかるか、まだ予想はつかないが、少なくとも新しい情報は得られるはずだ。
車を発進させながら、安藤は時計を見た。もう午前一時を過ぎている。家に帰って少し休んで、また明日から忙しい日が始まる。
でも、それが自分の仕事だった。表には出ない、しかし国家の安全に関わる重要な任務。疲れることもあるが、やりがいを感じることも確かだった。
広島の夜の街を抜けて、安藤は自宅へと車を走らせた。
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