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翌日、一行はついに瘴気の森に到達した。森の入り口近くでさえ、薄い霧のようなものが立ち込めているのが見える。
「うわあ、本当に瘴気が……」
若い兵士が不安そうにつぶやいた。
「なんだか息苦しい感じがします」
別の兵士も心配そうだ。
瘴気の届かない森の手前でテントを張り、野営の準備をした。若い兵士たちの表情には明らかに恐怖が浮かんでいる。
「少し様子を見てきます」
ユリナスが立ち上がった。
「危険では?」
ガルヴィン大尉が心配した。
「大丈夫です。手前だけですからすぐに戻ります」
ユリナスは一人で森へ入っていった。
森の中は確かに異様だった。奥へ行くほど霞がかかったようになってくる。そして、だんだんと小さな獣の姿が見られなくなる。鳥の鳴き声も聞こえない。まるで生命が存在しない世界のようだった。
しばらく進んだところで、ユリナスは目を閉じ、ぶつぶつと何かを唱え始めた。
最初は変化がなかったが、やがてゆっくりと瘴気が薄まり、ユリウスの周りに陽光が差し込み始めた。
「ああ、なるほど、こうすればいいのか……大丈夫そうですね」
ユリナスは満足そうにつぶやくと、野営地に戻った。
翌朝、一行は十六人の兵士と共に森に入った。残りの三十二人は野営地を守っている。
「本当に入るのですか?」
兵士の一人が不安そうに聞いた。
「大丈夫ですよ」
ユリナスが励ました。
「私がついています」
少し進んだところで、ユリナスが詠唱を始めた。すると、霧が晴れるように瘴気が薄まっていく。
「すごい……」
兵士たちが感嘆の声を上げた。
「さすが天才と謳われた魔法使い様だ」
「これなら安心して進めますね」
森の奥へ進むにつれて、周囲の植物も異様な様相を呈していた。普通なら人の背丈ほどの木が、倍以上の高さまで成長している。葉も通常より大きく、中には淡く光を帯びているものもあった。
突然、前方の茂みがガサガサと音を立てた。
「何かいます!」
先頭を行く兵士が剣を構えた。
茂みから現れたのは、巨大な鹿のような魔物だった。普通の鹿の三倍はある巨体で、筋肉質な四肢は太い樹幹のように逞しい。最も異様なのは、その角だった。枝分かれした角の先端が青白い光を帯び、まるで稲妻のように小さな電光が走っている。
「大きい……」
兵士の一人が息を呑んだ。
魔物は一行を見つめると、威嚇するように首を振った。その瞬間、角から青い電撃が迸り、近くの木を焦がした。
「危険です! 下がってください!」
ガルヴィン大尉が叫んだ。兵士たちは慌てて隊列を整えようとしたが、魔物の動きは想像以上に俊敏だった。
巨体に似合わぬ素早さで跳躍し、一行に向かって突進してくる。地面を蹄で蹴るたびに、ドンドンという重い音が響いた。
「散開!」
大尉の命令で兵士たちは左右に分かれたが、魔物は角を低く構えて突進を続けた。その角の先端から、より強い電撃が放出される。
バチバチと音を立てながら放たれた電撃が、一人の兵士の盾に直撃した。金属製の盾が一瞬で真っ赤に熱せられ、兵士は慌てて盾を投げ捨てた。
「うわあ! 熱い!」
魔物は再び角を振り上げ、今度はより大きな電撃を放とうとした。その時だった。
「大丈夫だ。任せてください」
クロストロフが一歩前に出た。
彼の動きは落ち着いていて、長年の戦闘経験に裏打ちされた余裕があった。剣を抜くと、その刀身がかすかに光を帯びているのが見えた。
魔物が電撃を放つ瞬間、クロストロフは大きく左に踏み込んだ。電撃は彼がいた場所を通り過ぎ、後方の木を直撃する。
一瞬の隙を見逃さず、クロストロフは跳躍した。魔物の側面に回り込みながら、剣を大きく振りかぶる。
その剣には、確かに淡い光が宿っていた。無意識のうちにマナが込められ、刃の切れ味を向上させている。
クロストロフの剣が魔物の首筋を捉えた瞬間、まばゆい光が閃いた。魔物の巨体がぐらりと傾き、そのまま地面に崩れ落ちた。
「信じられない……」
兵士たちが驚愕した。
「あの巨体を一撃で」
「電撃魔法を使う魔物を、剣だけで……」
しかし、安堵する間もなく、別の方向から新たな脅威が現れた。今度は巨大な猪のような魔物で、背中に鋭い棘が生えている。口からは炎のような赤い光が漏れていた。
「今度は炎を吐く魔物です!」
兵士が警告した。
猪型の魔物は地面を前脚で叩きながら威嚇し、口から小さな火球を吐き出した。火球は近くの草を燃やし、小さな火災を起こした。
「これも厄介そうですね」
ヨルンヘルドが剣を抜きながらつぶやいた。
魔物は突進の構えを取った。その巨体が動き出すと、地面が振動するほどの迫力があった。突進しながら口から連続して火球を吐き出し、一行を攻撃してくる。
兵士たちは必死に避けようとしたが、火球の数が多く、一人が軽い火傷を負った。
「くそっ、このままでは……」
ガルヴィン大尉が歯噛みした。
その時、ヨルンヘルドが動いた。彼は魔物の突進を正面から迎え撃つ構えを取った。
「危険です! 正面から受けては!」
大尉が叫んだが、ヨルンヘルドは微動だにしなかった。
魔物が最後の火球を吐きながら突進してくる。ヨルンヘルドは剣を上段に構え、全身に力を込めた。この時、彼の剣もクロストロフと同様に光を帯びていた。
激突の瞬間、ヨルンヘルドは大きく横に身を捻った。魔物の突進をかわしながら、剣を真っ直ぐに突き出す。
剣先が魔物の側面を捉えると、光の筋が走った。巨大な猪型魔物の身体に深々と刃が突き刺さり、魔物は勢いを失って地面を滑った。
そして、そのまま動かなくなった。
「すごい……」
兵士たちの声は、もはや驚嘆を通り越して畏敬の念を込めていた。
「すごい剣士たちだ」
「まるで騎士物語の英雄のようです」
二体の魔物を倒した後、一行の周囲には静寂が戻った。瘴気は相変わらず薄く漂っているが、魔物の脅威は去った。
クロストロフとヨルンヘルドは、まるで軽い運動でもしたかのように息も乱れていない。長年の鍛錬と、無意識に使った魔力の効果だろう。
その様子を見て、サミアがくすくすと笑った。
「やっぱり、剣にも魔力が乗ってるわ。魔法使えてるじゃない」
「本当ですか?」
クロストロフが驚いた。
「でも、使い方が下手ね」
サミアが続けた。
「今度教えてあげるわ」
「ありがたいです」
ヨルンヘルドが嬉しそうに答えた。
森を進んでいくうちに、突然ユリナスが立ち止まった。
「少し気になるものがあります」
ユリナスが真剣な表情で言った。
「クロストロフさんたちと見てきたいのですが」
「魔法による瘴気の除去がなくなると……」
田中が不安そうに言った。
「大丈夫です」
サミアが前に出た。
「待っている間は私が瘴気を払います」
サミアが一度胸の前で交差させた両手を広げると、薄青色に光るドームのような膜がサミアを中心に広がり始め、やがて一向全体を包み込んだ。
「おお……」
兵士たちが驚きの声を上げた。
「美しい魔法だ」
「こんなものを見るのは初めてです」
サミアはユリナスにこっそりと耳打ちした。
「日本で見たアニメを真似てみたのよ」
「アニメを?」
ユリナスが苦笑いした。
「日本でアニメを見て、アニメの魔法がすっごくかっこよかったのよ。今まで自分が使ってきた魔法が地味だなと思ったので、日本にいる時からずっと考えていたのよね」
サミアは少し照れながら説明した。
「うわあ、本当に瘴気が……」
若い兵士が不安そうにつぶやいた。
「なんだか息苦しい感じがします」
別の兵士も心配そうだ。
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「少し様子を見てきます」
ユリナスが立ち上がった。
「危険では?」
ガルヴィン大尉が心配した。
「大丈夫です。手前だけですからすぐに戻ります」
ユリナスは一人で森へ入っていった。
森の中は確かに異様だった。奥へ行くほど霞がかかったようになってくる。そして、だんだんと小さな獣の姿が見られなくなる。鳥の鳴き声も聞こえない。まるで生命が存在しない世界のようだった。
しばらく進んだところで、ユリナスは目を閉じ、ぶつぶつと何かを唱え始めた。
最初は変化がなかったが、やがてゆっくりと瘴気が薄まり、ユリウスの周りに陽光が差し込み始めた。
「ああ、なるほど、こうすればいいのか……大丈夫そうですね」
ユリナスは満足そうにつぶやくと、野営地に戻った。
翌朝、一行は十六人の兵士と共に森に入った。残りの三十二人は野営地を守っている。
「本当に入るのですか?」
兵士の一人が不安そうに聞いた。
「大丈夫ですよ」
ユリナスが励ました。
「私がついています」
少し進んだところで、ユリナスが詠唱を始めた。すると、霧が晴れるように瘴気が薄まっていく。
「すごい……」
兵士たちが感嘆の声を上げた。
「さすが天才と謳われた魔法使い様だ」
「これなら安心して進めますね」
森の奥へ進むにつれて、周囲の植物も異様な様相を呈していた。普通なら人の背丈ほどの木が、倍以上の高さまで成長している。葉も通常より大きく、中には淡く光を帯びているものもあった。
突然、前方の茂みがガサガサと音を立てた。
「何かいます!」
先頭を行く兵士が剣を構えた。
茂みから現れたのは、巨大な鹿のような魔物だった。普通の鹿の三倍はある巨体で、筋肉質な四肢は太い樹幹のように逞しい。最も異様なのは、その角だった。枝分かれした角の先端が青白い光を帯び、まるで稲妻のように小さな電光が走っている。
「大きい……」
兵士の一人が息を呑んだ。
魔物は一行を見つめると、威嚇するように首を振った。その瞬間、角から青い電撃が迸り、近くの木を焦がした。
「危険です! 下がってください!」
ガルヴィン大尉が叫んだ。兵士たちは慌てて隊列を整えようとしたが、魔物の動きは想像以上に俊敏だった。
巨体に似合わぬ素早さで跳躍し、一行に向かって突進してくる。地面を蹄で蹴るたびに、ドンドンという重い音が響いた。
「散開!」
大尉の命令で兵士たちは左右に分かれたが、魔物は角を低く構えて突進を続けた。その角の先端から、より強い電撃が放出される。
バチバチと音を立てながら放たれた電撃が、一人の兵士の盾に直撃した。金属製の盾が一瞬で真っ赤に熱せられ、兵士は慌てて盾を投げ捨てた。
「うわあ! 熱い!」
魔物は再び角を振り上げ、今度はより大きな電撃を放とうとした。その時だった。
「大丈夫だ。任せてください」
クロストロフが一歩前に出た。
彼の動きは落ち着いていて、長年の戦闘経験に裏打ちされた余裕があった。剣を抜くと、その刀身がかすかに光を帯びているのが見えた。
魔物が電撃を放つ瞬間、クロストロフは大きく左に踏み込んだ。電撃は彼がいた場所を通り過ぎ、後方の木を直撃する。
一瞬の隙を見逃さず、クロストロフは跳躍した。魔物の側面に回り込みながら、剣を大きく振りかぶる。
その剣には、確かに淡い光が宿っていた。無意識のうちにマナが込められ、刃の切れ味を向上させている。
クロストロフの剣が魔物の首筋を捉えた瞬間、まばゆい光が閃いた。魔物の巨体がぐらりと傾き、そのまま地面に崩れ落ちた。
「信じられない……」
兵士たちが驚愕した。
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「これも厄介そうですね」
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魔物は突進の構えを取った。その巨体が動き出すと、地面が振動するほどの迫力があった。突進しながら口から連続して火球を吐き出し、一行を攻撃してくる。
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「すごい……」
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クロストロフとヨルンヘルドは、まるで軽い運動でもしたかのように息も乱れていない。長年の鍛錬と、無意識に使った魔力の効果だろう。
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サミアが続けた。
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ヨルンヘルドが嬉しそうに答えた。
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「少し気になるものがあります」
ユリナスが真剣な表情で言った。
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田中が不安そうに言った。
「大丈夫です」
サミアが前に出た。
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サミアが一度胸の前で交差させた両手を広げると、薄青色に光るドームのような膜がサミアを中心に広がり始め、やがて一向全体を包み込んだ。
「おお……」
兵士たちが驚きの声を上げた。
「美しい魔法だ」
「こんなものを見るのは初めてです」
サミアはユリナスにこっそりと耳打ちした。
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そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
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