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結衣の父親、太田義昭は大阪にある本社のビルに足を踏み入れた。
エレベーターを降りると、見慣れた自分の部署のフロアが広がっている。デスクが整然と並び、社員たちが忙しそうに電話をしたり、パソコンに向かったりしている。
「太田さん、お疲れ様です」
同僚が声をかけてきた。
「中東での取引、うまくいったそうですね」
「ああ、なんとかね」
義昭が謙遜しながら答えた。
部長室に呼ばれ、中東での取引の詳細な報告を行う。契約の内容、現地での交渉の経緯、今後の展開の可能性。義昭は手際よく説明していった。
「素晴らしい成果だ、太田君」
上司が満足そうに頷いた。
「さすがだな。この調子で、次の案件も頼むよ」
「ありがとうございます」
義昭が頭を下げた。
部署に戻ると、他の社員たちも尊敬の眼差しで義昭を見ていた。
「さすが太田さんですね」
「あの難しい交渉をまとめるなんて」
周囲の声に、義昭は少し照れくさそうに笑った。
その後、報告書の整理など通常の業務をこなしていると、内線電話が鳴った。
「太田さん、専務がお呼びです」
受話器を置いた義昭を見て、後輩が冗談めかして言った。
「昇進ですかね」
「そんなわけないだろ」
義昭が苦笑いしながら立ち上がった。
エレベーターでビルの上層階へと向かう。扉が開くと、そこは別世界だった。
義昭たちのフロアとは違って、高級な絨毯が敷かれている。壁には絵画が飾られ、照明も落ち着いた雰囲気を醸し出している。
「まるで別の会社のようだ」
義昭が小声で呟いた。
秘書に声をかけると、すぐに専務室に通された。
「太田君、よく来てくれた」
専務が立ち上がって握手を求めてきた。
「今回の中東での仕事、本当に素晴らしかった。会社としても大いに評価している」
「ありがとうございます」
義昭が深々と頭を下げた。
しばらく業務の話をした後、専務が話題を変えた。
「ところで、話は変わるが」
専務が真剣な表情になった。
「商談とは別の方の話を、直接話を聞きたがっている人たちがいる」
「別の方、ですか?」
「ああ。それでだ、外部の会計事務所だが、ここにも顔を出しておいてくれないか」
専務が一枚の名刺を取り出し、義昭に渡した。
名刺には、大阪市北区の会計事務所の住所と電話番号だけが書かれていた。
「安心したまえ。こちらの方々は、信頼できる人たちだ。君の協力が必要なんだそうだ」
専務の言葉に、義昭は何か含みがあることを察した。
午後、義昭は名刺を頼りに、大阪市北区にある会計事務所を訪れた。
ビルの五階にあるその事務所は、外見は普通の会計事務所と変わらない。
受付で名前を告げると、すぐに案内の女性が現れた。
「太田様ですね。こちらへどうぞ」
女性に導かれて、フロアを進む。いくつかの相談ブースが並んでいる。税務相談や経営相談をしているらしき声が、ブースから漏れ聞こえてくる。
一番奥の扉の前で、女性が立ち止まった。
「こちらにお入りください」
義昭が扉を開けて中に入ると、そこには五十代くらいの男性が一人座っていた。
男性が立ち上がり、笑顔で近づいてきた。
「お呼び立てして申し訳ありません。お初にお目にかかります。吉澤と申します」
男性が名刺を差し出した。
義昭がその名刺を受け取って驚いた。真っ白の用紙に、会社名も役職名もなく、ただ「吉澤」とだけ書かれていた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
義昭が戸惑いながら答えた。
吉澤が相談ブースの扉を閉め、鍵をかけた。
「ここではなんですから」
吉澤が壁にかけられた額に手をやった。
すると、音もなく奥の壁がスライドし、モニターが並ぶ部屋が現れた。
「どうぞ、こちらへ」
吉澤に促され、義昭が奥の部屋に入ると、そこにはもう一人、恰幅の良い男性が立っていた。
「安藤さんでしたね」
義昭が言った。
「ええ。今回はお世話になりました」
安藤が頷いた。
「太田さんの持ってきてくれた映像が、大いに役立ちましたよ」
「あの映像が?」
「はい」
吉澤が説明した。
「C国との会談で使用させていただきました。あれがなければ、交渉はもっと困難だったでしょう」
C国との会談で使った映像は、義昭が中東での取引の際に、偶然手に入れたことになっているものだったのだ。
「お役に立てて何よりです」
義昭が答えた。
「実は、私は数ヶ月前にこの部署に配属されましたばかりでして、ですから、太田さん方、そちらの方にお会いするのは初めてなんです」
吉澤が自己紹介を続けた。
「まあ、今は、門に関わる全ての情報に関われる立場にあります。「門」は当然ご存知でしょう。太田さんには、今後もご協力いただくことがあるかもしれません」
「そういうことですか。では、承知しました」
安藤がテーブルの上に写真を広げた。
「太田さんが同時に手に入れてくださった、石材を運ぶトラックの一団の写真です」
写真には、大量のトラックが砂漠の道を走っている様子が写っていた。
「また、過激派組織が外国から大量の建材を買っているという情報も得ていただきました」
吉澤が続けた。
「これらについて、私どもも気になりましたので、A国にも当たってみましたが、なかなか情報を出したがりませんでした」
「しかし、こちらの情報との交換条件で、ようやくいくつかの情報を手に入れることができました」
安藤が別の写真をテーブルに置いた。
「これは、偵察衛星から撮られた写真です」
写真には、広野のような丘の上に、円形の建造物が建設されている様子が写っていた。かなりの数のトラックや重機が動員されているようだ。
「円形の建物は、外から渦を巻くように中心部に向かって高くなるように設計されています」
吉澤が説明した。
「そして、その完成予想図がこちらです」
安藤がタブレットを操作すると、画面に画像が表示された。
義昭は息を呑んだ。
そこには、バベルの塔が描かれていたのだ。
「バベルの塔……」
義昭が呟いた。
「A国も、このような塔を何のために建設しているのかは、まだ掴めていないようです」
吉澤が険しい表情で言った。
「しかし、門と関係があることは間違いありません」
「太田さん」
安藤が真剣な表情で義昭を見た。
「場合によっては、また現地に行っていただかないといけないかもしれません」
義昭が頷いた。
「わかりました。ただ、うちの上ともちゃんと話を通してくださいよ」
「必要であれば、いつでも」
エレベーターを降りると、見慣れた自分の部署のフロアが広がっている。デスクが整然と並び、社員たちが忙しそうに電話をしたり、パソコンに向かったりしている。
「太田さん、お疲れ様です」
同僚が声をかけてきた。
「中東での取引、うまくいったそうですね」
「ああ、なんとかね」
義昭が謙遜しながら答えた。
部長室に呼ばれ、中東での取引の詳細な報告を行う。契約の内容、現地での交渉の経緯、今後の展開の可能性。義昭は手際よく説明していった。
「素晴らしい成果だ、太田君」
上司が満足そうに頷いた。
「さすがだな。この調子で、次の案件も頼むよ」
「ありがとうございます」
義昭が頭を下げた。
部署に戻ると、他の社員たちも尊敬の眼差しで義昭を見ていた。
「さすが太田さんですね」
「あの難しい交渉をまとめるなんて」
周囲の声に、義昭は少し照れくさそうに笑った。
その後、報告書の整理など通常の業務をこなしていると、内線電話が鳴った。
「太田さん、専務がお呼びです」
受話器を置いた義昭を見て、後輩が冗談めかして言った。
「昇進ですかね」
「そんなわけないだろ」
義昭が苦笑いしながら立ち上がった。
エレベーターでビルの上層階へと向かう。扉が開くと、そこは別世界だった。
義昭たちのフロアとは違って、高級な絨毯が敷かれている。壁には絵画が飾られ、照明も落ち着いた雰囲気を醸し出している。
「まるで別の会社のようだ」
義昭が小声で呟いた。
秘書に声をかけると、すぐに専務室に通された。
「太田君、よく来てくれた」
専務が立ち上がって握手を求めてきた。
「今回の中東での仕事、本当に素晴らしかった。会社としても大いに評価している」
「ありがとうございます」
義昭が深々と頭を下げた。
しばらく業務の話をした後、専務が話題を変えた。
「ところで、話は変わるが」
専務が真剣な表情になった。
「商談とは別の方の話を、直接話を聞きたがっている人たちがいる」
「別の方、ですか?」
「ああ。それでだ、外部の会計事務所だが、ここにも顔を出しておいてくれないか」
専務が一枚の名刺を取り出し、義昭に渡した。
名刺には、大阪市北区の会計事務所の住所と電話番号だけが書かれていた。
「安心したまえ。こちらの方々は、信頼できる人たちだ。君の協力が必要なんだそうだ」
専務の言葉に、義昭は何か含みがあることを察した。
午後、義昭は名刺を頼りに、大阪市北区にある会計事務所を訪れた。
ビルの五階にあるその事務所は、外見は普通の会計事務所と変わらない。
受付で名前を告げると、すぐに案内の女性が現れた。
「太田様ですね。こちらへどうぞ」
女性に導かれて、フロアを進む。いくつかの相談ブースが並んでいる。税務相談や経営相談をしているらしき声が、ブースから漏れ聞こえてくる。
一番奥の扉の前で、女性が立ち止まった。
「こちらにお入りください」
義昭が扉を開けて中に入ると、そこには五十代くらいの男性が一人座っていた。
男性が立ち上がり、笑顔で近づいてきた。
「お呼び立てして申し訳ありません。お初にお目にかかります。吉澤と申します」
男性が名刺を差し出した。
義昭がその名刺を受け取って驚いた。真っ白の用紙に、会社名も役職名もなく、ただ「吉澤」とだけ書かれていた。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
義昭が戸惑いながら答えた。
吉澤が相談ブースの扉を閉め、鍵をかけた。
「ここではなんですから」
吉澤が壁にかけられた額に手をやった。
すると、音もなく奥の壁がスライドし、モニターが並ぶ部屋が現れた。
「どうぞ、こちらへ」
吉澤に促され、義昭が奥の部屋に入ると、そこにはもう一人、恰幅の良い男性が立っていた。
「安藤さんでしたね」
義昭が言った。
「ええ。今回はお世話になりました」
安藤が頷いた。
「太田さんの持ってきてくれた映像が、大いに役立ちましたよ」
「あの映像が?」
「はい」
吉澤が説明した。
「C国との会談で使用させていただきました。あれがなければ、交渉はもっと困難だったでしょう」
C国との会談で使った映像は、義昭が中東での取引の際に、偶然手に入れたことになっているものだったのだ。
「お役に立てて何よりです」
義昭が答えた。
「実は、私は数ヶ月前にこの部署に配属されましたばかりでして、ですから、太田さん方、そちらの方にお会いするのは初めてなんです」
吉澤が自己紹介を続けた。
「まあ、今は、門に関わる全ての情報に関われる立場にあります。「門」は当然ご存知でしょう。太田さんには、今後もご協力いただくことがあるかもしれません」
「そういうことですか。では、承知しました」
安藤がテーブルの上に写真を広げた。
「太田さんが同時に手に入れてくださった、石材を運ぶトラックの一団の写真です」
写真には、大量のトラックが砂漠の道を走っている様子が写っていた。
「また、過激派組織が外国から大量の建材を買っているという情報も得ていただきました」
吉澤が続けた。
「これらについて、私どもも気になりましたので、A国にも当たってみましたが、なかなか情報を出したがりませんでした」
「しかし、こちらの情報との交換条件で、ようやくいくつかの情報を手に入れることができました」
安藤が別の写真をテーブルに置いた。
「これは、偵察衛星から撮られた写真です」
写真には、広野のような丘の上に、円形の建造物が建設されている様子が写っていた。かなりの数のトラックや重機が動員されているようだ。
「円形の建物は、外から渦を巻くように中心部に向かって高くなるように設計されています」
吉澤が説明した。
「そして、その完成予想図がこちらです」
安藤がタブレットを操作すると、画面に画像が表示された。
義昭は息を呑んだ。
そこには、バベルの塔が描かれていたのだ。
「バベルの塔……」
義昭が呟いた。
「A国も、このような塔を何のために建設しているのかは、まだ掴めていないようです」
吉澤が険しい表情で言った。
「しかし、門と関係があることは間違いありません」
「太田さん」
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