天才小児外科医から溺愛されちゃいました

鳴宮鶉子

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20代後半の時に採取していた凍結したランクのいい卵子と精子を涼真先生は顕微受精させた3AAのハイグレードな胚盤胞だから染色体異常は起きないと思われた。

20代後半でも僅かだけど疾患遺伝子は引き継がれる。

たまたま涼真先生と綾音先生が21トリソミーになる同じ疾患遺伝子を持っていて、そのせいで発現してしまったのだろうと久保教授が言っていたらしい。

同じ劣勢遺伝子を持ってなければ染色体異常は起きない。
染色体異常があると胚盤胞のグレードが下がるが、グレードが悪いから染色体異常があるとはいえないらしい。

胚盤胞のグレードが良くても染色体異常は出て、でも疾患遺伝子はあまり受け継がれていないから重度の先天性疾患が起きないらしい。

血縁がない場合は相手が同じ疾患遺伝子を持っている確率は極めて低く、発現は稀。

腹違いの兄妹は各々父の疾患遺伝子を1/2の確率で受け継いでいて、2人が同じ疾患遺伝子を持っている確率は1/4。

異母兄妹だと同じ疾患遺伝子を1/4の確率で持っていて、発現率は1/4*1/4=1/16とかなり高くでる。

疾患遺伝子が全て受け継がれるわけではないから、同じ疾患遺伝子が卵子と精子に受け継がれさえしなければ、健康な子供が産まれる。

昔、久保教授の不妊治療の考え方に批判的だった。
だけど、私が知識不足だったからで、言動は変人だけど生殖医療専門医として優秀な人だと気づいた。

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