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討伐の旅 ある肉屋の話。
朝早くに侯爵様の使用人がやって来て、店にある肉を沢山持って来てくれと言って行った。
そこで聞いた、侯爵様の帰領の話。
侯爵様だけじゃない、奥様もお嬢様も皆行ってしまう。
使用人も半分以上がついて行ってしまう。
最近では、何もかもが高くなってきている。
おかげで誰も彼も、安い肉ばかり買ってちょっとでも高いと見向きもしない。
そんな中でも、侯爵様だけは高い肉でも買ってくれて何とか商売が成り立っている。
もう何日も家族で、どこかの領主様の所に身を寄せるか?と話し合ってきた。
うちは侯爵様に取り引きして貰って、まだ良い方だ………知り合いの肉屋は平民相手だったばかりに先週店を畳んだ。
買値はそこそこするのに、売値を高く出来ない肉を扱うのは自分の首を絞めるようなもんだ。
肉の買値も少しずつ高くなってきている………
俺は荷馬車を走らせる、店に戻っておっかあと息子達に言わなきゃならん。
「あんた!お帰り!どうしたんだい?そんな、息せき切って。」
「あぁ、おっかあ!侯爵様が昼過ぎには帰領するってんだ!」
店の前に荷馬車を付けて、長年連れ添った女房に叫ぶ。
「なんだって!!侯爵様が行っちまったら、店はたちいかなくなっちまうよ!どうすんだよぉ!!」
おっかあの叫びは当然だ。
おっかあの叫びを聞いて両隣の店主も飛び出して来た。
「侯爵様の領地に行こう。」
「え?」
俺の言葉にポカンとする女房の顔は、ずうっと昔に一緒になろうって言った時と同じだった。
「侯爵様に付いて行くなら、倉庫の中も全部ありったけ買い取って下さるそうだ。それだけじゃない、隊列に入れて下さる。俺達だけなら、大変な旅も侯爵様の兵士達が一緒だ。どうせ店を畳むなら今畳んじまって、侯爵様に付いて行こう!荷物を纏めてくれるか?俺は肉をありったけ侯爵様の所に持って行く。」
俺は真面目におっかあに話した。
「分かったよ、じゃあ早く荷物を纏めないとね!息子達は倉庫にいるよ。積み込みが終わったら荷物を纏めて貰わないとね!後、うちで食べる分の肉は持って行かないでおくれよ!」
そう言うと、さっさと店に入って行った。
店の二階が住まいなんでな、荷物を纏めに行ったんだろう。
「おい!侯爵様に付いて行くのか?」
「あぁ。」
「うちの野菜は買ってくれねぇかな?うちも商売上がったりで畳む準備してたんだよ。」
右隣の八百屋がマズい事になってきているのは気がついていた。
「荷馬車に詰めるだけ詰めて、持って行けよ。付いて行くなら、その時に誰かに言えば大丈夫だろう。早くしろよ。」
「助かるよ!」
そう言うと店に戻って行った。
やつの女房も出て来て、やつと喋るとペコリと頭を下げて大急ぎで店の奥に消えた。
「おっ……おい、あんただけじゃないあいつまで行っちまったら寂しくなるじゃないか!俺んちは金物屋なんだぞ!鍋ばっかり売れねぇんだぞ!」
「ん?おめぇんとこは、デカイ鍋ばっかりだろ?侯爵様のトコに来ていた金物屋はおめぇんとこより小さい鍋ばっかりで、なんか話し込んでたぞ。デカイのは無いのか?ってな。だから、鍋ばっかり持って行けよ!な!ありったけ持ってけ!」
「本当か?よし、俺んちも付いて行くぜ!」
そう言って店に飛び込み、わぁわぁ叫んだかと思ったらやつの女房がカッ飛んで来て……
「ありがとよ!恩にきるよ!!侯爵様のとこに行っても仲良くしとくれよ!」
「おう!さ、早く支度しないとな!」
「また、後でよろしく!」
そう、叫んで店にカッ飛んで行った。
俺は店にある高い肉の殆どを荷馬車に積んだ……と言っても荷台はガラ空き。
店の裏手にある倉庫に荷馬車を付け、息子達に声をかける。
事情を話すと大急ぎで倉庫の中の肉を全部キレイに荷台に積み込み、上の息子は店と倉庫を手放す手続きに行くと言って飛び出し下の息子は荷物を纏めに行くと店に飛び込んで行った。
俺はもう一度侯爵様のトコに肉を持って行った。
大喜びで全ての肉を買ってくれた。
びっくりするほど重い革袋を手渡された。
侯爵様達は昼食を取ってから、出立する。
同道する兵士達や寄子貴族の皆様方は王都から隣国へとのびる大街道の出入り口・大門の前にある大広場で待ち合わせているから、昼頃には来ておくと良い。
そう、執事さんに教えて貰った。
いつの間にか、荷台いっぱいの肉はきれいさっぱり無くなっていた。
さすが侯爵様のトコの使用人は違うな。
おっと……
「お嬢様も道中よろしくお願いします。」
びっくりするほどキレイなお嬢様だが、男みたいな恰好をしてフラフラしていた。
「一緒にシュバルツバルト領に、行って下さるんですってね。我が領に人が増えるのは、とても嬉しい事です。困った事があったら、何なりと仰ってね。」
声も優しげで、うっとりしちまったよ……
ありがたい言葉も頂き、俺は馬があんまり疲れねぇように店に帰った。
昼前には俺んとこと、両隣は荷馬車に家族全員と荷物を積んで大広場に行った。
沢山の兵士と馬達、豪華な馬車に大小様々な荷馬車。
傍に居た兵士が笑顔で近づいて来た。
「あんた達はどこに行くんだい?」
「侯爵様が……シュバルツバルトの侯爵様が隊列に加えてくれるって聞いて……」
ついつい声が小さくなっちまう。
「おぉーい!こっちの荷馬車もだ!魔物除けはしちゃあいない!そっちで付けてくれ!さぁさぁ、あっちだ。ここはしんがりなんだ、危ないからな。」
兵士が指差す方向には、出入りしていた商人の荷馬車と見たことない荷馬車がわんさかいた。
ゆっくり荷馬車を移動させると、次々と馬や荷台に何かの道具を付けていた。
「こいつは魔物除けだ、あると無いとじゃ大違いだ。出発したら隊列から外れるなよ。なぁに、こんだけ大所帯だ。馬に負担が掛かるような速度にはならんよ。安心してついてきな。」
兵士達が道具を付けてくれる間に、説明を受けた。
おっかないと思っていた兵士達が、皆笑顔でホッとした。
「優しそうな人達で良かったね。」
「あぁ。」
「おっと!腹が減ってるなら、今のうちにそこらの屋台でなんか貰っとけよ!代金は気にするな!後からうちの大将が払いに行くからな!ただし、ワインだけは自前の革袋を持って貰っとけ!」
そう、大声で言うとガハハと笑って次の荷馬車へと移動していった。
上の息子が空の革袋を持ってワインを貰ってくると走り出し。
下の息子が屋台で串焼きとか貰ってくると走り出した。
大人しく待ってれば、上の息子はパンパンに膨らんだ革袋を。
下の息子は串焼きにパンにと両手いっぱいに貰って帰ってきた。
俺達は荷馬車で腹いっぱいになった。
これからきっと、旅の間はまっとうな食事はできないだろう。
息子達も、そう思ったのかもう一度行って来ると言って飛び出した。
また沢山のワインと食べ物を持って荷台に乗り込むと、食べ物を鍋の中に突っ込んだ。
しょうがない子だよ……と笑うおっかあと俺。
そして遠目からでも分かる、一際豪華で立派な大きい馬車を筆頭に次々と豪華な馬車がゆっくりとやって来た。
ずっと住んでいた王都を振り返る。
悪い事なんか数える程だった……でも、このまま王都に住んでいたら…………
そう思ったら、諦めるしかなかった。
俺はおっかあと息子達と、ずっと笑っていたいんだ。
ゆっくりゆっくり動き出す兵士達……
少しずつ少しずつ、大門から出て行く…………
俺は手綱を握り……ゆっくりと動き出した前の荷馬車に付いて行く。
大門をくぐる時、涙がこぼれた。
おっかあと息子達も泣いていた。
前も後ろも、すすり泣く声が聞こえた。
皆……離れたくて離れるんじゃない…………
振り返れば王都を護る高い石壁が見えた。
そこで聞いた、侯爵様の帰領の話。
侯爵様だけじゃない、奥様もお嬢様も皆行ってしまう。
使用人も半分以上がついて行ってしまう。
最近では、何もかもが高くなってきている。
おかげで誰も彼も、安い肉ばかり買ってちょっとでも高いと見向きもしない。
そんな中でも、侯爵様だけは高い肉でも買ってくれて何とか商売が成り立っている。
もう何日も家族で、どこかの領主様の所に身を寄せるか?と話し合ってきた。
うちは侯爵様に取り引きして貰って、まだ良い方だ………知り合いの肉屋は平民相手だったばかりに先週店を畳んだ。
買値はそこそこするのに、売値を高く出来ない肉を扱うのは自分の首を絞めるようなもんだ。
肉の買値も少しずつ高くなってきている………
俺は荷馬車を走らせる、店に戻っておっかあと息子達に言わなきゃならん。
「あんた!お帰り!どうしたんだい?そんな、息せき切って。」
「あぁ、おっかあ!侯爵様が昼過ぎには帰領するってんだ!」
店の前に荷馬車を付けて、長年連れ添った女房に叫ぶ。
「なんだって!!侯爵様が行っちまったら、店はたちいかなくなっちまうよ!どうすんだよぉ!!」
おっかあの叫びは当然だ。
おっかあの叫びを聞いて両隣の店主も飛び出して来た。
「侯爵様の領地に行こう。」
「え?」
俺の言葉にポカンとする女房の顔は、ずうっと昔に一緒になろうって言った時と同じだった。
「侯爵様に付いて行くなら、倉庫の中も全部ありったけ買い取って下さるそうだ。それだけじゃない、隊列に入れて下さる。俺達だけなら、大変な旅も侯爵様の兵士達が一緒だ。どうせ店を畳むなら今畳んじまって、侯爵様に付いて行こう!荷物を纏めてくれるか?俺は肉をありったけ侯爵様の所に持って行く。」
俺は真面目におっかあに話した。
「分かったよ、じゃあ早く荷物を纏めないとね!息子達は倉庫にいるよ。積み込みが終わったら荷物を纏めて貰わないとね!後、うちで食べる分の肉は持って行かないでおくれよ!」
そう言うと、さっさと店に入って行った。
店の二階が住まいなんでな、荷物を纏めに行ったんだろう。
「おい!侯爵様に付いて行くのか?」
「あぁ。」
「うちの野菜は買ってくれねぇかな?うちも商売上がったりで畳む準備してたんだよ。」
右隣の八百屋がマズい事になってきているのは気がついていた。
「荷馬車に詰めるだけ詰めて、持って行けよ。付いて行くなら、その時に誰かに言えば大丈夫だろう。早くしろよ。」
「助かるよ!」
そう言うと店に戻って行った。
やつの女房も出て来て、やつと喋るとペコリと頭を下げて大急ぎで店の奥に消えた。
「おっ……おい、あんただけじゃないあいつまで行っちまったら寂しくなるじゃないか!俺んちは金物屋なんだぞ!鍋ばっかり売れねぇんだぞ!」
「ん?おめぇんとこは、デカイ鍋ばっかりだろ?侯爵様のトコに来ていた金物屋はおめぇんとこより小さい鍋ばっかりで、なんか話し込んでたぞ。デカイのは無いのか?ってな。だから、鍋ばっかり持って行けよ!な!ありったけ持ってけ!」
「本当か?よし、俺んちも付いて行くぜ!」
そう言って店に飛び込み、わぁわぁ叫んだかと思ったらやつの女房がカッ飛んで来て……
「ありがとよ!恩にきるよ!!侯爵様のとこに行っても仲良くしとくれよ!」
「おう!さ、早く支度しないとな!」
「また、後でよろしく!」
そう、叫んで店にカッ飛んで行った。
俺は店にある高い肉の殆どを荷馬車に積んだ……と言っても荷台はガラ空き。
店の裏手にある倉庫に荷馬車を付け、息子達に声をかける。
事情を話すと大急ぎで倉庫の中の肉を全部キレイに荷台に積み込み、上の息子は店と倉庫を手放す手続きに行くと言って飛び出し下の息子は荷物を纏めに行くと店に飛び込んで行った。
俺はもう一度侯爵様のトコに肉を持って行った。
大喜びで全ての肉を買ってくれた。
びっくりするほど重い革袋を手渡された。
侯爵様達は昼食を取ってから、出立する。
同道する兵士達や寄子貴族の皆様方は王都から隣国へとのびる大街道の出入り口・大門の前にある大広場で待ち合わせているから、昼頃には来ておくと良い。
そう、執事さんに教えて貰った。
いつの間にか、荷台いっぱいの肉はきれいさっぱり無くなっていた。
さすが侯爵様のトコの使用人は違うな。
おっと……
「お嬢様も道中よろしくお願いします。」
びっくりするほどキレイなお嬢様だが、男みたいな恰好をしてフラフラしていた。
「一緒にシュバルツバルト領に、行って下さるんですってね。我が領に人が増えるのは、とても嬉しい事です。困った事があったら、何なりと仰ってね。」
声も優しげで、うっとりしちまったよ……
ありがたい言葉も頂き、俺は馬があんまり疲れねぇように店に帰った。
昼前には俺んとこと、両隣は荷馬車に家族全員と荷物を積んで大広場に行った。
沢山の兵士と馬達、豪華な馬車に大小様々な荷馬車。
傍に居た兵士が笑顔で近づいて来た。
「あんた達はどこに行くんだい?」
「侯爵様が……シュバルツバルトの侯爵様が隊列に加えてくれるって聞いて……」
ついつい声が小さくなっちまう。
「おぉーい!こっちの荷馬車もだ!魔物除けはしちゃあいない!そっちで付けてくれ!さぁさぁ、あっちだ。ここはしんがりなんだ、危ないからな。」
兵士が指差す方向には、出入りしていた商人の荷馬車と見たことない荷馬車がわんさかいた。
ゆっくり荷馬車を移動させると、次々と馬や荷台に何かの道具を付けていた。
「こいつは魔物除けだ、あると無いとじゃ大違いだ。出発したら隊列から外れるなよ。なぁに、こんだけ大所帯だ。馬に負担が掛かるような速度にはならんよ。安心してついてきな。」
兵士達が道具を付けてくれる間に、説明を受けた。
おっかないと思っていた兵士達が、皆笑顔でホッとした。
「優しそうな人達で良かったね。」
「あぁ。」
「おっと!腹が減ってるなら、今のうちにそこらの屋台でなんか貰っとけよ!代金は気にするな!後からうちの大将が払いに行くからな!ただし、ワインだけは自前の革袋を持って貰っとけ!」
そう、大声で言うとガハハと笑って次の荷馬車へと移動していった。
上の息子が空の革袋を持ってワインを貰ってくると走り出し。
下の息子が屋台で串焼きとか貰ってくると走り出した。
大人しく待ってれば、上の息子はパンパンに膨らんだ革袋を。
下の息子は串焼きにパンにと両手いっぱいに貰って帰ってきた。
俺達は荷馬車で腹いっぱいになった。
これからきっと、旅の間はまっとうな食事はできないだろう。
息子達も、そう思ったのかもう一度行って来ると言って飛び出した。
また沢山のワインと食べ物を持って荷台に乗り込むと、食べ物を鍋の中に突っ込んだ。
しょうがない子だよ……と笑うおっかあと俺。
そして遠目からでも分かる、一際豪華で立派な大きい馬車を筆頭に次々と豪華な馬車がゆっくりとやって来た。
ずっと住んでいた王都を振り返る。
悪い事なんか数える程だった……でも、このまま王都に住んでいたら…………
そう思ったら、諦めるしかなかった。
俺はおっかあと息子達と、ずっと笑っていたいんだ。
ゆっくりゆっくり動き出す兵士達……
少しずつ少しずつ、大門から出て行く…………
俺は手綱を握り……ゆっくりと動き出した前の荷馬車に付いて行く。
大門をくぐる時、涙がこぼれた。
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