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討伐の旅 7 そして兵士達は
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「なぁ、あの第三王子が一緒って本当か?」
俺達は兵舎の中の食堂で、朝メシを食いながら話し出す。
「本当だってよ。それだけじゃねえ、王子様の取り巻きの子爵様の息子と男爵様の息子も一緒だってよ。」
ついてない。
碌々、魔物と対峙したことの無い若造……しかも貴族のお坊っちゃんが一緒とか面倒この上ない。
「面倒くせー!お坊っちゃんの面倒とか、誰が見るんだよ。物見遊山じゃねぇんだぞ。」
そうだ!そうだ!と聞いていた仲間は賛同する。
「あー、それなら大丈夫じゃねぇかな?なんか、見たことない騎士だか兵士だかが旗立てて屯ってたからな。息子の為に護衛を付けてくれたみたいだぞ。」
「そりゃあ良い!腹立つ事この上ないけど、面倒見てくれる連中を連れてるんならちっとは気が楽だぜ。」
ドッと笑う。
だが、笑っていられるのも今のうちだけだと皆知っている。
笑わなければ、やってられない。
組まされれば、良い様に扱き使われる。
大して魔物と闘えれる訳でも無いのに、立場だけは高いから偉ぶってアレコレ言う。
今回からシュバルツバルトの領兵が抜けた。
彼等は領地隊で大して魔物討伐は出来ない、等と言っていたが俺達の誰よりも手早く確実に魔物を屠っていく手練揃いだった。
教えを請えば、どんな些細な事も嫌な顔せずに丁寧に教えてくれた。
中には貴族の子弟が混じっていたが、自分達は未熟だからと笑っていた。
本当の手練は領主隊だ、とも言っていた。
領主隊は大型と呼ばれる、身の丈の倍以上の討伐に向かうと言ってた………俺達の殆どは王家直轄地や近くの小領地の討伐に向かうだけだが、領兵の推薦で選ばれた者はシュバルツバルトの領主隊に特別参加出来る。
今度の隊長も特別参加した人だ。
俺達は牙猪やゴブリン、スライムとかありふれた魔物の討伐が精々だ。
それでも、普通の人間に取っちゃ魔物は恐ろしい生き物だ。
スライムだって、運が悪けりゃ死ぬもんな。
「シュバルツバルトの領兵……居ないってのはキツイな………」
誰かの呟きが漏れ、俺達は皆ため息を漏らした。
それもこれも第三王子が勝手に、ご令嬢を婚約破棄したからだ。
「あいつのせいで………」
「ただでさえ、死ぬ奴が出るのに………」
「…………あいつが代わりにやられりゃ良いのに………」
不敬極まりない呟きがそこかしこから聞こえる。
正直、俺も同じ気持ちだ。
あいつが婚約破棄なんぞしなかったら、いつもみたいに少ない死人とけが人で帰ってこれるのに!
俺は苛立つ気持ちを抑え、朝メシを搔っ込むと立ち上がり兵舎の食堂を飛び出た。
武器や防具の点検を再度して、隊列の集合場所に行くために。
俺は絶対に生きて帰る!
あのくそったれな王子のせいで死ぬとか!ごめんだ!
俺達は兵舎の中の食堂で、朝メシを食いながら話し出す。
「本当だってよ。それだけじゃねえ、王子様の取り巻きの子爵様の息子と男爵様の息子も一緒だってよ。」
ついてない。
碌々、魔物と対峙したことの無い若造……しかも貴族のお坊っちゃんが一緒とか面倒この上ない。
「面倒くせー!お坊っちゃんの面倒とか、誰が見るんだよ。物見遊山じゃねぇんだぞ。」
そうだ!そうだ!と聞いていた仲間は賛同する。
「あー、それなら大丈夫じゃねぇかな?なんか、見たことない騎士だか兵士だかが旗立てて屯ってたからな。息子の為に護衛を付けてくれたみたいだぞ。」
「そりゃあ良い!腹立つ事この上ないけど、面倒見てくれる連中を連れてるんならちっとは気が楽だぜ。」
ドッと笑う。
だが、笑っていられるのも今のうちだけだと皆知っている。
笑わなければ、やってられない。
組まされれば、良い様に扱き使われる。
大して魔物と闘えれる訳でも無いのに、立場だけは高いから偉ぶってアレコレ言う。
今回からシュバルツバルトの領兵が抜けた。
彼等は領地隊で大して魔物討伐は出来ない、等と言っていたが俺達の誰よりも手早く確実に魔物を屠っていく手練揃いだった。
教えを請えば、どんな些細な事も嫌な顔せずに丁寧に教えてくれた。
中には貴族の子弟が混じっていたが、自分達は未熟だからと笑っていた。
本当の手練は領主隊だ、とも言っていた。
領主隊は大型と呼ばれる、身の丈の倍以上の討伐に向かうと言ってた………俺達の殆どは王家直轄地や近くの小領地の討伐に向かうだけだが、領兵の推薦で選ばれた者はシュバルツバルトの領主隊に特別参加出来る。
今度の隊長も特別参加した人だ。
俺達は牙猪やゴブリン、スライムとかありふれた魔物の討伐が精々だ。
それでも、普通の人間に取っちゃ魔物は恐ろしい生き物だ。
スライムだって、運が悪けりゃ死ぬもんな。
「シュバルツバルトの領兵……居ないってのはキツイな………」
誰かの呟きが漏れ、俺達は皆ため息を漏らした。
それもこれも第三王子が勝手に、ご令嬢を婚約破棄したからだ。
「あいつのせいで………」
「ただでさえ、死ぬ奴が出るのに………」
「…………あいつが代わりにやられりゃ良いのに………」
不敬極まりない呟きがそこかしこから聞こえる。
正直、俺も同じ気持ちだ。
あいつが婚約破棄なんぞしなかったら、いつもみたいに少ない死人とけが人で帰ってこれるのに!
俺は苛立つ気持ちを抑え、朝メシを搔っ込むと立ち上がり兵舎の食堂を飛び出た。
武器や防具の点検を再度して、隊列の集合場所に行くために。
俺は絶対に生きて帰る!
あのくそったれな王子のせいで死ぬとか!ごめんだ!
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