婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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今日は宴だ。酒が出るぞい!

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カンカンと鋼が打たれる音と竃の熱気が室内に篭もってる。

「ぅおーい!聞いたか!」

「ナンじゃあ!」

「今日、当代の領主一家が帰って来るぞい!」

「もう、帰って来とるぞい!ガァッハッハッハッ!」

「何じゃとぉ!早く言わんか!」

「姫様も帰って来たのか?」

「おぅ!あの雪狼に乗っとるのを見たぞい!」

「そうか!良かったなぁ!」

「それよりも今日は宴じゃ!ワインをたらふく飲めるぞい!」

「そいつぁ良い!」

「全くだ!ガァッハッハッハッ!」

ドワーフ達は大声で話してました。彼等が大好きな仕事場(鍛冶場)で。



「おい!何じゃこのシュワシュワしとるのは!」

「ビール言うらしい!姫様が作った酒だと!」

「何じゃと!これは姫様から教えて貰わねば!それにしても、このフライドポテトとか言うやつとエラく合うな!」

「全くだぁ!ワインもたらふく飲めるし、ビールって新しい酒に出合えるし!」

「何と言っても姫様が帰って来た!」

「「「「「「おうっ!」」」」」」

彼等はワインもビールも好き放題に飲んでます。片手にフライドポテトを鷲掴みに、片手に大きなカップに好きな酒を入れて。


「む?……どこからか嗅いだコトの無い匂いかするぞい……」

「おぅ……気が付いたか。これははじめて嗅ぐが、酒だ。」

「どこかに違う酒があるぞい……」


ドワーフ達の目がギラギラしてきました。
エリーゼ、逃げてぇ!←サクシャの叫び。
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