婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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側近選び 20 (ルーク) BL注意!

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丁寧だがツボを押さえた奉仕に息が詰まりそうになる。
このままイカされるとか冗談じゃない。

「もう良い、上に上がれ。裸でだ」

久しぶりに支配者としての振る舞いをする。
皇宮じゃあ当たり前だった、王国に来て楽にしてたせいかぎこちないか?

「はい」

バサリバサリと服を脱ぐ音が聞こえる。
俺も覚悟を決めると服を脱ぎ捨てた。
暗い中、白い体が浮き出るようだった。
なるべく俺にペニ〇が見えないように縮こまっている。
これだけ暗いのに、同じ男ならソコに何があるのか分かってしまう。
おずおずと俺の隣に来てうつ伏せる。

「後ろからなら目立ちません、どうか……」

目立ちません……か。

「いきなり挿れろってか……」

俺の呟きが聞こえたのか足を広げ尻たぶを掴み広げる。

「解してあります、どうか……」

溜息を一つ吐いて静かに移動する。
確かに暗い室内でうつ伏せなら目立たない。
だが目立たないのはアナ〇もだ。
仕方ない……手を伸ばし触って確認するしかない。

「ンアッ……」

ヌルリと滑った場所は尻の真ん中辺りだ。だが一・二度上下させれば何処にアナ〇があるか分かる。
掠める度に声をあげ、尻をピクリと跳ね上げる。

「この程度で感じるのか?」

率直な疑問だ。

「はい……お許し下さい……わ……たしは男を知ってます。だから……」

私の所で変な詰まり方したな。無理してるのか?

「無理に私……等とは言わなくて良い」

指先に当たるアナ〇へ中指を少し潜り込ませる。

「あっ!……はっ……はいっ……」

クイクイと動かし、グルリと回す。
確かに解れてるしこのまま挿れても良いだろう。
だが、俺は自分勝手に気持ち良くなるのが好きって訳じゃない。

「キース、欲しいなら欲しいと言え。俺は前の主と同じ人種じゃない」

人差し指も潜り込ませ弄り回す。
大した事はしてないつもりなのに僅かに見える顔は赤く染まり、息も絶え絶えと言わんばかりになり冷たいと評された顔は眉根が寄せられ色気が漏れている。
その表情がチラリと脳裏を掠めた。
いつだったか……エリーゼもこんね風だった……
眉根を寄せ苦しそうなのに瞳が潤んで甘えた声で俺を呼んだ……

「欲しい……ルーク様の剣が欲しい……お願いします、俺の尻穴にルーク様の剣を刺して下さい……」

頭の中が一瞬焼けた気がした。
暗い部屋の中、キースの紺色の瞳がエリーゼの瞳と重なった。
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