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初陣 31 (ルーク)
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「ご主人、さすがにゃ!」
「かっこいいピカ!」
全く拍手が聞こえない拍手をしてるノエルとルチルがトテトテと近付いて来る。
「スゴイにゃ!おっきいにゃ!」
……足元から赤竜の血がジワジワと滲んで来る。
「とにかく赤竜はしまう」
そう言って赤竜を無限収納にしまう。解体機能はついてないので、領主館に戻ってから解体して貰う。手順としては簡単だ、エリーゼに一回預けるだけだ。
エリーゼは驚くかな?ぺっ〇とレウ〇の同時討伐だったって聞いたら。
でも驚くよりも褒めて欲しい。あの白い腕で頭を抱えて撫でて貰いたい。
甘い女性独特の香りと柔らかい体を思う様味わいたい……だが、もしここにいたら理性を保っていられる自信が無い。
「俟ってる奴らの所に戻るぞ!今日は無礼講だ!飲んで食うぞ!」
バートンの大声に皆大喜びだ。俺も喜んでキースの肩を叩く。
「腹一杯食って飲むぞ!討伐成功のお祝いだ!」
「はい!」
俺もキースも満身創痍って訳じゃないが、やっぱりどこか興奮してるのが分かる。
「ぅおーい!残った尾と片脚持ってくぞー!今日のご馳走だ!」
チラッと見た赤竜の尾は長くて太くてデカイ。片脚だってかなりの物でいつだかの牙猪一頭と張る程の大きさだ。十数人掛かりで運ばれる尾と片脚は十分俺達の腹を満たしてくれるだろう……
「行くぞ」
「おわったにゃ!きょうはごちそうにゃ!ボクもてつだってご主人においしいのをたべてもらうにゃ!」
片手でノエルをサッと抱き上げ、ルチルに片手を伸ばして登らせる。
いつもの様に歩く。違うのは隣にキースがいる事か……
ベースキャンプに戻ると多くの隊員達が動きまくっている。
今日のお祝いの準備の為にワイン樽を転がしてたり、コンロに料理担当の隊員達が大騒ぎしながら赤竜の肉を切っていた。
近くで尾と脚の解体がされていた。
「尾から魔石が出たぞー!」
「ついてるな!二個持ちだったか!」
二個持ち?どういう事だ?と聞く前にバートンがやって来た。
「ルーク隊長はついてる。普通は心臓にあるものなのに、アイツは尾にも持ってた。ほら、見て下さいよまん丸に輝く赤い魔石を」
「ああ……美しいな」
紅玉だ……そうか、リアル紅玉は真っ赤なピジョン・ブラッドの真円なのか。
隊員の元に歩いて行ったバートンが紅玉を持って行やって来る。
「どうぞ。これはルーク隊長が持つべき物ですよ」
「ありがとう」
魔石を受け取り見つめれば紅玉の中に紅い炎が揺らめいてるかの様だった。
一撫でして軽く口づけし、無限収納へとしまった。
「かっこいいピカ!」
全く拍手が聞こえない拍手をしてるノエルとルチルがトテトテと近付いて来る。
「スゴイにゃ!おっきいにゃ!」
……足元から赤竜の血がジワジワと滲んで来る。
「とにかく赤竜はしまう」
そう言って赤竜を無限収納にしまう。解体機能はついてないので、領主館に戻ってから解体して貰う。手順としては簡単だ、エリーゼに一回預けるだけだ。
エリーゼは驚くかな?ぺっ〇とレウ〇の同時討伐だったって聞いたら。
でも驚くよりも褒めて欲しい。あの白い腕で頭を抱えて撫でて貰いたい。
甘い女性独特の香りと柔らかい体を思う様味わいたい……だが、もしここにいたら理性を保っていられる自信が無い。
「俟ってる奴らの所に戻るぞ!今日は無礼講だ!飲んで食うぞ!」
バートンの大声に皆大喜びだ。俺も喜んでキースの肩を叩く。
「腹一杯食って飲むぞ!討伐成功のお祝いだ!」
「はい!」
俺もキースも満身創痍って訳じゃないが、やっぱりどこか興奮してるのが分かる。
「ぅおーい!残った尾と片脚持ってくぞー!今日のご馳走だ!」
チラッと見た赤竜の尾は長くて太くてデカイ。片脚だってかなりの物でいつだかの牙猪一頭と張る程の大きさだ。十数人掛かりで運ばれる尾と片脚は十分俺達の腹を満たしてくれるだろう……
「行くぞ」
「おわったにゃ!きょうはごちそうにゃ!ボクもてつだってご主人においしいのをたべてもらうにゃ!」
片手でノエルをサッと抱き上げ、ルチルに片手を伸ばして登らせる。
いつもの様に歩く。違うのは隣にキースがいる事か……
ベースキャンプに戻ると多くの隊員達が動きまくっている。
今日のお祝いの準備の為にワイン樽を転がしてたり、コンロに料理担当の隊員達が大騒ぎしながら赤竜の肉を切っていた。
近くで尾と脚の解体がされていた。
「尾から魔石が出たぞー!」
「ついてるな!二個持ちだったか!」
二個持ち?どういう事だ?と聞く前にバートンがやって来た。
「ルーク隊長はついてる。普通は心臓にあるものなのに、アイツは尾にも持ってた。ほら、見て下さいよまん丸に輝く赤い魔石を」
「ああ……美しいな」
紅玉だ……そうか、リアル紅玉は真っ赤なピジョン・ブラッドの真円なのか。
隊員の元に歩いて行ったバートンが紅玉を持って行やって来る。
「どうぞ。これはルーク隊長が持つべき物ですよ」
「ありがとう」
魔石を受け取り見つめれば紅玉の中に紅い炎が揺らめいてるかの様だった。
一撫でして軽く口づけし、無限収納へとしまった。
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