婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

年越し準備! 30

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「私にも頂けて?量は少なめでお願いね。」

「畏まりました。」

執事はさっさか消えました。お祖父さま?お祖父さまは無言で食べ進めてますよ。お顔は渋くなってますけど。

「マクスウェル様、おいしいですか?是非ともお味をお聞きしたいのですけど。」

ウヘァ……お祖母さま、容赦なーい。お父様とキャスバルお兄様も無言ですよ。
やだわぁ……お通夜みたいよ、堂々とし辛いわよねぇ。

「う……うむ、そうだな……何と言うか、食べやすい味だな。食べてみないと分からないと言うか……クセになる味だとは思うぞ。」

ああ……うん、そうですよね。クセにはなりますよね。
やっぱり食べたくなるラーメンなのよね、私やルークからすれば。
確かに表現し辛い味だもの、難しいかも。

ちょっとだけ溶けたアイスクリームをぜんざいと混ぜ混ぜして食べる。クリーミー♡なんでこんなに美味しいのかしら。口の中が甘ったるくなったので、スープを一匙掬って飲む。
うん、良い塩梅♪フフッ甘いしょっぱいはついついやっちゃうわよね~。

「お待たせ致しました。」

お祖母さまの前にお子様サイズのラーメンが来ました。

「あら、美味しそうね。」

「お祖母さま、温かいうちに食べて下さい。麺が伸びてしまうと味が落ちてしまいますわ。」

……トールお兄様のはまだ来ないのか。ボウルだからね、大盛りだし仕方ないか。
今はお祖母さまを見守っておこう。
それにしてもさすがお祖母さまは生粋のご令嬢だっただけあって優雅だなー……お母様も優雅だけど、お祖母さまは何か違うんだよね。
こう……深窓のご令嬢って雰囲気なのが。
スープから行くのか……お口に合うかな?私が作った訳じゃないけど、ドキドキするわぁ……

「まぁ……」

一口(といっても量は少ない)含み、ホゥ……と息を吐き出したお祖母さまのお顔は少し興奮したみたいに上気して何だか可愛らしくなってる。

「良いお味ね。麺と言うのを頂くわね。」

フォークで数本掬い、丁寧に口に運ぶ。
その仕草は外国人が初めてラーメンを食べる姿そのままだ。でもとても美しい動作で上品に見える。
お祖父さまの事はまぁ、置いておく。

「お待たせ致しやしたぁ!」

うん。またジムです。大きなボウルがドンッとトールお兄様の前に置かれました。
勿論トールお兄様は箸です。
猛烈な勢いで麺を啜ってます。バキュームですかね?私のお兄様は(笑)
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