428 / 1,267
連載
元日! 43
しおりを挟む
ふむ……こう、考えると結構やる事あるわね。
でも暇よりかは良いわ。
「エリーゼ様、お待たせ致しました」
ザラッと出された大小様々な魔石。
チマチマ色んな物を作ってる為、結構沢山あるのだ!
確か結構広かった筈……ゴロッと転がってる魔石の中でも比較的大きめ……と言っても赤ちゃんの拳位なのだけど、手に取って魔石に魔方陣を刻む。
大した労力も無く作り上げる。エアコン的な物になれば良いのだ。
夏は涼しく、冬は温かい。
あえて言うなら夏は二十四度(湿度は少な目!)冬は二十八度(湿度は少しあった方が良い!)が暮らしやすいかな?
後は着るもので調節!
一番居るであろう居間が一番大きいヤツで、後は三つ位ちょっと小さいのを作っておこう。
「コレ……どうなさるんですか?」
「ん?んー……第三王子の正妃様にあげようと思って」
魔石弄りながらペロッと答えてから失言したかな?と思った。
「え……あの男爵令嬢にですか?態々エリーゼ様がそんな事する……「言いたい事は分かるわ、でもあの子に付いてる人達に罪は無いのよ」……そう……ですね」
ションボリするアニス。
「仕えてる人達にとっては辛い職場ですよね……本当だったら一緒に働く筈だったんですよね……」
「ええ。私を支える大事な侍女達になったでしょうね」
今となっては思いやるにも限界があるのだけど。
「アニス、分かるようにしておいて頂戴。これに手紙を添えてアンネローゼに送れば良くしてくれると思うわ」
「畏まりました」
「済んだ事に囚われない!もう少ししたら夜会が始まるんでしょう?」
ちょっと落ち込んだままのアニスはアニスらしくない。
気を取り直したのかバッと上を向いてから一つ大きく息を吐く。
「そうですね!手紙は今書かれますか?」
「いえ、手紙は明日にするわ。インクで汚れたら困るもの」
切り替えの早さは大事だわ。
コンコンコン
「お迎えでしょうか?」
足早にアニスが出迎えに行く。
マップに表示されてるのはルークの名前。
無言で座ったまま見つめる。
シルバーグレーに銀糸の刺繍が施された服に青紫色の宝石のブローチにタイピン。
細々とした装飾品は青か青紫色の色合いの宝石で纏められてる。
しまった……緑も入れれば良かった……
「エリーゼ様、緑色の宝石の付いたピンを持って来ます!」
アニスは大急ぎで走って行ったかと思ったら、もの凄い勢いでピンケースを抱えて戻って来た。
「こちらのピンを髪に挿していきますね!大丈夫です!任せて下さい!」
ルークの前でされるがままです。
でも暇よりかは良いわ。
「エリーゼ様、お待たせ致しました」
ザラッと出された大小様々な魔石。
チマチマ色んな物を作ってる為、結構沢山あるのだ!
確か結構広かった筈……ゴロッと転がってる魔石の中でも比較的大きめ……と言っても赤ちゃんの拳位なのだけど、手に取って魔石に魔方陣を刻む。
大した労力も無く作り上げる。エアコン的な物になれば良いのだ。
夏は涼しく、冬は温かい。
あえて言うなら夏は二十四度(湿度は少な目!)冬は二十八度(湿度は少しあった方が良い!)が暮らしやすいかな?
後は着るもので調節!
一番居るであろう居間が一番大きいヤツで、後は三つ位ちょっと小さいのを作っておこう。
「コレ……どうなさるんですか?」
「ん?んー……第三王子の正妃様にあげようと思って」
魔石弄りながらペロッと答えてから失言したかな?と思った。
「え……あの男爵令嬢にですか?態々エリーゼ様がそんな事する……「言いたい事は分かるわ、でもあの子に付いてる人達に罪は無いのよ」……そう……ですね」
ションボリするアニス。
「仕えてる人達にとっては辛い職場ですよね……本当だったら一緒に働く筈だったんですよね……」
「ええ。私を支える大事な侍女達になったでしょうね」
今となっては思いやるにも限界があるのだけど。
「アニス、分かるようにしておいて頂戴。これに手紙を添えてアンネローゼに送れば良くしてくれると思うわ」
「畏まりました」
「済んだ事に囚われない!もう少ししたら夜会が始まるんでしょう?」
ちょっと落ち込んだままのアニスはアニスらしくない。
気を取り直したのかバッと上を向いてから一つ大きく息を吐く。
「そうですね!手紙は今書かれますか?」
「いえ、手紙は明日にするわ。インクで汚れたら困るもの」
切り替えの早さは大事だわ。
コンコンコン
「お迎えでしょうか?」
足早にアニスが出迎えに行く。
マップに表示されてるのはルークの名前。
無言で座ったまま見つめる。
シルバーグレーに銀糸の刺繍が施された服に青紫色の宝石のブローチにタイピン。
細々とした装飾品は青か青紫色の色合いの宝石で纏められてる。
しまった……緑も入れれば良かった……
「エリーゼ様、緑色の宝石の付いたピンを持って来ます!」
アニスは大急ぎで走って行ったかと思ったら、もの凄い勢いでピンケースを抱えて戻って来た。
「こちらのピンを髪に挿していきますね!大丈夫です!任せて下さい!」
ルークの前でされるがままです。
応援ありがとうございます!
20
お気に入りに追加
16,903
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。