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新天地を! 85
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心行くまで炭酸風呂に浸かり、汗をカキカキした後お風呂から上がって石のベンチで一休みです。
ヒンヤリした石のベンチ、ちょっと気持ち良い……とか思いながらグラスを出して炭酸水を半分程入れて、オレンジの果汁をジャバジャバ入れて指先に魔力を流して中身をかき混ぜる。勿論片方の手に冷却魔法使って冷やしてます。
「お母様、オレンジの炭酸水ですわ。火照った体にはきっとよろしいですわよ」
お母様は差し出したグラスをすぐに手に取りコクコクと飲んでいく。
次々とオレンジ炭酸水を作り上げ侍女トリオもアニスも手に取る。
自分のグラスを手に取り、コッコッと飲んでいく……シュワシュワする感覚とオレンジの爽やかな甘酸っぱさ!あ~美味しい~!
「美味しかったわぁ……」
お母様の笑顔がいつもより優しいです。
「この喉に刺さるような刺激は癖になるわね……スッキリとするわねぇ……でも、きっと珍しい物が好きな貴族とかは喜ぶでしょうね」
お母様……それは新しい商売をせよ!という事ですか?そんなに仕事したら私、表に行けなくなってしまいます……だからトールお兄様辺りにふって下さい(笑)
「まぁ、ホホホ……お母様ったら。我が家の事業になさるのならトールお兄様にお願い致しませんと、ここ開拓地の管理責任はトールお兄様なんですよね?」
ぶん投げますわよ♡
「まぁ!ホホホ……エリーゼったら、そうでしたわね。管理責任はトールでしたわね、では後ほどトールに話しを持って行きましょうか」
ホホホ……とお母様と私は笑い合いました。お母様の笑顔が黒いような気がしたけど、そんなの気にしたらダメです。
「あー……気持ち良い……」
「そうね……温泉郷とは違うけど、とても気持ち良いわねぇ……」
私とお母様がしみじみと呟く……アニスがソッとグラスを回収したので、サッと受け取りクリーンの魔法でキレイにして無限収納にしまう。
「エリーゼは何でも出来てしまうわね」
「はっ?」
お母様の言葉に思わずお母様を凝視してしまう。何を言ってるのかしら?
「私が出来る事は限られてるわ。エリーゼの様にこんな大規模な物は造り出せないし、大型に立ち向かう力も無いわ」
お母様らしくない気弱な言葉に驚く。
「エリーゼの様に色んな魔法が使えたらって……不思議そうね、お母様だって思う事はありますのよ」
「そう……なのですか?」
お母様がちょっと眉根を寄せて困ったように笑う。
何で……どうして?
ヒンヤリした石のベンチ、ちょっと気持ち良い……とか思いながらグラスを出して炭酸水を半分程入れて、オレンジの果汁をジャバジャバ入れて指先に魔力を流して中身をかき混ぜる。勿論片方の手に冷却魔法使って冷やしてます。
「お母様、オレンジの炭酸水ですわ。火照った体にはきっとよろしいですわよ」
お母様は差し出したグラスをすぐに手に取りコクコクと飲んでいく。
次々とオレンジ炭酸水を作り上げ侍女トリオもアニスも手に取る。
自分のグラスを手に取り、コッコッと飲んでいく……シュワシュワする感覚とオレンジの爽やかな甘酸っぱさ!あ~美味しい~!
「美味しかったわぁ……」
お母様の笑顔がいつもより優しいです。
「この喉に刺さるような刺激は癖になるわね……スッキリとするわねぇ……でも、きっと珍しい物が好きな貴族とかは喜ぶでしょうね」
お母様……それは新しい商売をせよ!という事ですか?そんなに仕事したら私、表に行けなくなってしまいます……だからトールお兄様辺りにふって下さい(笑)
「まぁ、ホホホ……お母様ったら。我が家の事業になさるのならトールお兄様にお願い致しませんと、ここ開拓地の管理責任はトールお兄様なんですよね?」
ぶん投げますわよ♡
「まぁ!ホホホ……エリーゼったら、そうでしたわね。管理責任はトールでしたわね、では後ほどトールに話しを持って行きましょうか」
ホホホ……とお母様と私は笑い合いました。お母様の笑顔が黒いような気がしたけど、そんなの気にしたらダメです。
「あー……気持ち良い……」
「そうね……温泉郷とは違うけど、とても気持ち良いわねぇ……」
私とお母様がしみじみと呟く……アニスがソッとグラスを回収したので、サッと受け取りクリーンの魔法でキレイにして無限収納にしまう。
「エリーゼは何でも出来てしまうわね」
「はっ?」
お母様の言葉に思わずお母様を凝視してしまう。何を言ってるのかしら?
「私が出来る事は限られてるわ。エリーゼの様にこんな大規模な物は造り出せないし、大型に立ち向かう力も無いわ」
お母様らしくない気弱な言葉に驚く。
「エリーゼの様に色んな魔法が使えたらって……不思議そうね、お母様だって思う事はありますのよ」
「そう……なのですか?」
お母様がちょっと眉根を寄せて困ったように笑う。
何で……どうして?
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