907 / 1,516
連載
嫁入り支度 76
しおりを挟む
お母様は大層気に入ったらしく、おかわりしてました。私?私はこの一皿で十分です。
はぁー……コーヒーが飲みたいものです、いえ、今はまだ時期尚早だと思ってますよ。本当です。
何とか紅茶を口の中をサッパリさせます。……お抹茶でも良いのかも知れませんね。
「ンフ♡美味しいわ。ね、エリーゼ。このクリームとスポンジケーキだけで味わったらどんな感じかしら?」
「……スポンジケーキではなく、薄く焼いた物に挟んで貰ったらどうでしょう?」
言わばどら焼きですよ。前世でお使い物として頂いたどら焼きに似せたんですから、どら焼きとしてなら食べやすいでしょうしね。
「まあ!素敵ね!早速、厨房に伝えて頂戴」
間髪入れずにお母様オーダーしました。素早いですね!そんなに気に入ったのですか……
私、見てるだけで胸焼けしそうです……
とにかく紅茶でも飲んで、落ち着こう……
「お待たせ致しました!」
メイドが勢い良く持って来ました。厨房内もお母様のオーダーとあって優先的に作ったのかしら……
お母様の前のお皿は既に空でサッ!と入れ換えられました。
ケーキ二皿の次にどら焼き……あれ?待てよ……どら焼き、焼き立てなら熱くて生クリーム溶けちゃうんじゃないの?
ドキドキしてお母様を見守る。
優雅にフォークを使って、どら焼きを一口大にして口に運ぶ。
「あら?どら焼きを冷ましたのね、ちっとも熱くないわ。それにしてもクリームだけでもとても美味しいわ……時々このどら焼きを頼もうかしら?」
そんなにぃ!頼むって、仕事中の一息とかのお茶請けですよね!あれ?最近、お母様にお茶請け頼まれて無い……って事は厨房に直で頼んでるのかしら?松露とか最近作ってないもの。あれはジムも作れるし……覚えてしまえば日持ちもするものね……
「ねぇ、エリーゼ。このクリームは素晴らしいわね!このどら焼きって日持ちするのかしら?」
「え?……いえ、日持ちはしないでしょうけど……どうかなさいましたか?」
「そう……残念ね」
本当に残念そうな顔をしました。えー……どうしたのかしら?気になるぅ!
「お母様?」
「いえ、あちこちに贈りたいと思ったのよ」
送る?……そういや、そろそろ王都に送っても良い頃合い!よし!今度は魔改造した箱を作ってどら焼き入れてみようかな!
一回こっちで試作品作ってから、消費期限決めて……うん、物は試しよ!
はぁー……コーヒーが飲みたいものです、いえ、今はまだ時期尚早だと思ってますよ。本当です。
何とか紅茶を口の中をサッパリさせます。……お抹茶でも良いのかも知れませんね。
「ンフ♡美味しいわ。ね、エリーゼ。このクリームとスポンジケーキだけで味わったらどんな感じかしら?」
「……スポンジケーキではなく、薄く焼いた物に挟んで貰ったらどうでしょう?」
言わばどら焼きですよ。前世でお使い物として頂いたどら焼きに似せたんですから、どら焼きとしてなら食べやすいでしょうしね。
「まあ!素敵ね!早速、厨房に伝えて頂戴」
間髪入れずにお母様オーダーしました。素早いですね!そんなに気に入ったのですか……
私、見てるだけで胸焼けしそうです……
とにかく紅茶でも飲んで、落ち着こう……
「お待たせ致しました!」
メイドが勢い良く持って来ました。厨房内もお母様のオーダーとあって優先的に作ったのかしら……
お母様の前のお皿は既に空でサッ!と入れ換えられました。
ケーキ二皿の次にどら焼き……あれ?待てよ……どら焼き、焼き立てなら熱くて生クリーム溶けちゃうんじゃないの?
ドキドキしてお母様を見守る。
優雅にフォークを使って、どら焼きを一口大にして口に運ぶ。
「あら?どら焼きを冷ましたのね、ちっとも熱くないわ。それにしてもクリームだけでもとても美味しいわ……時々このどら焼きを頼もうかしら?」
そんなにぃ!頼むって、仕事中の一息とかのお茶請けですよね!あれ?最近、お母様にお茶請け頼まれて無い……って事は厨房に直で頼んでるのかしら?松露とか最近作ってないもの。あれはジムも作れるし……覚えてしまえば日持ちもするものね……
「ねぇ、エリーゼ。このクリームは素晴らしいわね!このどら焼きって日持ちするのかしら?」
「え?……いえ、日持ちはしないでしょうけど……どうかなさいましたか?」
「そう……残念ね」
本当に残念そうな顔をしました。えー……どうしたのかしら?気になるぅ!
「お母様?」
「いえ、あちこちに贈りたいと思ったのよ」
送る?……そういや、そろそろ王都に送っても良い頃合い!よし!今度は魔改造した箱を作ってどら焼き入れてみようかな!
一回こっちで試作品作ってから、消費期限決めて……うん、物は試しよ!
232
あなたにおすすめの小説
【完】貴方達が出ていかないと言うのなら、私が出て行きます!その後の事は知りませんからね
さこの
恋愛
私には婚約者がいる。
婚約者は伯爵家の次男、ジェラール様。
私の家は侯爵家で男児がいないから家を継ぐのは私です。お婿さんに来てもらい、侯爵家を未来へ繋いでいく、そう思っていました。
全17話です。
執筆済みなので完結保証( ̇ᵕ ̇ )
ホットランキングに入りました。ありがとうございますペコリ(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*
2021/10/04
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
〈完結〉八年間、音沙汰のなかった貴方はどちら様ですか?
詩海猫(8/29書籍発売)
恋愛
私の家は子爵家だった。
高位貴族ではなかったけれど、ちゃんと裕福な貴族としての暮らしは約束されていた。
泣き虫だった私に「リーアを守りたいんだ」と婚約してくれた侯爵家の彼は、私に黙って戦争に言ってしまい、いなくなった。
私も泣き虫の子爵令嬢をやめた。
八年後帰国した彼は、もういない私を探してるらしい。
*文字数的に「短編か?」という量になりましたが10万文字以下なので短編です。この後各自のアフターストーリーとか書けたら書きます。そしたら10万文字超えちゃうかもしれないけど短編です。こんなにかかると思わず、「転生王子〜」が大幅に滞ってしまいましたが、次はあちらに集中予定(あくまで予定)です、あちらもよろしくお願いします*
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。