婚約破棄されまして(笑)

竹本 芳生

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連載

春が来た! 104

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イチゴパフェを完食し、紅茶で冷えたお腹を温め一息つく。
あー……美味しかった……。
もう、お腹パンパンです。さて……と、今から自室に戻ってルークと小一時間程お話しタイムです。

「ルーク、私そろそろ部屋に戻りますけどちゃんと来て下さいませね(ニッコリ)」

「分かった」

どこかぎこちない笑顔ですけど、ちゃんと意思疎通出来てる様です。
ラーラルーナ様は今はイチゴを摘まんでご機嫌です。こっちの世界の普通の食事量は、前世の現代日本なら大食いレベルなのよね……目の前の帝国令嬢の筈のラーラルーナ様もしっかりモリモリ食べてましたし、まだ食べる様です。
カワイコちゃん達もお腹いっぱいなのか、ポッコリお腹を撫で回して幸せそうです。
ゆっくりと優雅になるように立ち上がる。

「お部屋に帰るわよ」

「わかったにゃ!ごちそうさまにゃ!」

タマが代表して私に返事をすると、カワイコちゃん達は小さなイスから降りて立ち上がる。
ヒナとリコとユキはイスは使わないので、そのまま立ち上がるだけですけどね。
慌てて食堂から出るとアニスが間に合わなくて大慌てするので、のんびり家族に挨拶をしていく。

「ラーラルーナ様、本日はお休みなさいませ。明日は朝から一緒で、楽しみですわ」

笑顔で挨拶をすれば、ニコニコしながら「はい。私も楽しみですわ。明日はよろしくお願いしますわ」と何とも可愛らしい!
そうよ!可愛らしいお姉様とか最高じゃない?テンション上がるわぁ!
こうしてカワイコちゃん達を連れて食堂を出ようとしたら、ルークも挨拶をして私のとなり来た。
勿論、肩にノエルが乗っかってルークの頭にくっついている。
最早、見慣れたポジションで風景だけど……「さと……ピ……」って小さな呟きがラーラルーナ様から漏れたのをしっかりはっきり聞きました。
分かります。けど、その言葉でラーラルーナ様はとんでもない爆弾を投下した事となりました。
所謂、転生令嬢です。
ぶっちゃけ三人目です。
この乙女ゲーム……もうダメダメです。ゲーム世界と言うより、ゲーム世界によく似た世界だけどね(笑)って感じになっちゃってます。
隣のルークはどこか諦めた様な呆れた様な悲しい様な複雑な目でラーラルーナ様を見ていましたが、一つ勢息を吐くと「行こう……」と私に声をかけて来ました。
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