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兄の婚姻式 3
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そんな事を考えながら待ってたら可愛くして貰ったアニスがやって来ました!
「アニス!待ってたわ、とっても可愛くなってるわ!」
アニスはニコニコしながら歩いて来る。
「エリーゼ様もとってもお綺麗になって……素敵です」
近くまで来たので立ち上がろうとしたらサッ!と侍女が両脇に来て私の両手を掴みました。
これはあれですね、支えるから立てって事ですね。……体幹良いので自力で立ち上がれるんですけど、お手本にもなるのでそのまま掴んで立ち上がります。
ヨイショ!心のなかでかけ声をかける。さすがにお腹が重いので重心が……ふぅ……レベルカンストでも大変なら、普通の妊婦さん達はもっと大変。
これは何かしらのサービスとか福祉とか考えないと国内出産数が上がらないか……生まれてからも手がかかるし、何かしらやりたい。
今までも他領と比べて、かなり良かったんだけど、それでもまだまだ手が足りないと感じる。
私兵達の奥さんは定期的にワンオペみたいになるし、いくら人生の先輩が助けてくれるといっても組織だってる訳じゃないから手が届いてない家もあると思う。
この辺はお母様と侍女トリオ、それにアニスと相談してみよう。
「さて、控えの間に行きましょうか」
「「「「「はい!」」」」」
両脇は固められたままです。そして両手も握られてます。
アニスも同じ様に両脇固められ両手を握られてます。これはアレですね、絶対離さないマン的なヤツですね。
「「「行ってらっしゃいませ!」」」
新人ちゃん達が声を揃えて頭を下げて送り出してくれました。
そして両脇を固められたまま本館大広間手前の控えの間(という名の客室)へと向かう。
たどり着いてソファへと連れて行かれて座らされる。
ちょっと歩きたいかな?とか思ったけど、ここは座るの一択です。無用な心配はかけたくないので。
対面にアニスが座ったところで侍女達がササッと動く。
目の前に白湯とお茶請けよろしく松露(抹茶アンとアンコの二粒)が置かれました。
今度もゆっくり呑みます。体を冷やさない為に白湯が出されたんですね、松露は……松露は何でしょう?疲労対策でしょうか?
確かに待ってるだけでも疲れるは疲れるのだけど……
「こちらは奥様からでございます」
「そう。お母様からなのね」
お母様……いったい何のアピールですか……アンコ食べたいアピールですか?もう……
「アニス!待ってたわ、とっても可愛くなってるわ!」
アニスはニコニコしながら歩いて来る。
「エリーゼ様もとってもお綺麗になって……素敵です」
近くまで来たので立ち上がろうとしたらサッ!と侍女が両脇に来て私の両手を掴みました。
これはあれですね、支えるから立てって事ですね。……体幹良いので自力で立ち上がれるんですけど、お手本にもなるのでそのまま掴んで立ち上がります。
ヨイショ!心のなかでかけ声をかける。さすがにお腹が重いので重心が……ふぅ……レベルカンストでも大変なら、普通の妊婦さん達はもっと大変。
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今までも他領と比べて、かなり良かったんだけど、それでもまだまだ手が足りないと感じる。
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この辺はお母様と侍女トリオ、それにアニスと相談してみよう。
「さて、控えの間に行きましょうか」
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両脇は固められたままです。そして両手も握られてます。
アニスも同じ様に両脇固められ両手を握られてます。これはアレですね、絶対離さないマン的なヤツですね。
「「「行ってらっしゃいませ!」」」
新人ちゃん達が声を揃えて頭を下げて送り出してくれました。
そして両脇を固められたまま本館大広間手前の控えの間(という名の客室)へと向かう。
たどり着いてソファへと連れて行かれて座らされる。
ちょっと歩きたいかな?とか思ったけど、ここは座るの一択です。無用な心配はかけたくないので。
対面にアニスが座ったところで侍女達がササッと動く。
目の前に白湯とお茶請けよろしく松露(抹茶アンとアンコの二粒)が置かれました。
今度もゆっくり呑みます。体を冷やさない為に白湯が出されたんですね、松露は……松露は何でしょう?疲労対策でしょうか?
確かに待ってるだけでも疲れるは疲れるのだけど……
「こちらは奥様からでございます」
「そう。お母様からなのね」
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