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獣人国での冬
198:おしごと開始
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「では、早速仕事をしていただきます」
「え? な、なによっ。仕事ってなにするのよ。どうせ掃除とか料理とかそんなのでしょ? まだ貴方達ここに住んでないんだから、やることなんてないでしょ?」
ケイノアの言う通り、俺たちはまだこの家でまともに生活したことはない。ほとんど入ったこともないのだから、掃除するような場所なんてないだろう。
「いいえ。貴女には──」
「やっぱり奉仕しろっていうの!?」
イリンが何かを言おうとしたところでケイノアが遮った。
こいつはまたその話を持ち出すのか……。こいつの中の人間像はどうなってるんだ?
……よくよく考えてみれば、人間──主に王国の奴らだが──は亜人種に対して結構酷い扱いしてたな。ケイノアの言葉も分からなくもないかな。最初にイリンの里に行った時も似たようなこと言われたし。
「違います。なにをバカな事を言っているのですか。そんな事をさせるぐらいなら私が──いえ、そうではなく、貴女には掃除をして頂きます」
「掃除? 全然汚れてないじゃない」
確かに俺から見てもそう汚れているようには見えない。
というかイリンさん? 貴女今なに言いかけてたんですかねぇ。
「外の貴女が落ちた場所もそうですが、貴女が入っていた部屋を清めるのを手伝って頂きます」
なるほど。確かにそれならやる事もあるのかもな。掃除が必要なほど汚れているとは思わないけど。
「ああそれと、貴女には手伝って頂きますが、あの部屋に入ることは認めません」
「あの部屋?」
「貴女が入っていた部屋です。あの部屋はご主人様のお部屋ですので貴女が入ることは認められません」
「え? 流石にもうなにもしないわよ?」
「認めません」
「そう? なら私はそれでもいいけど、入った方が効率が──」
「ダメです。ご主人様に貴女の匂いが移ったらどうするのですか」
ああ。まあそういう事もあるかもしれないな。俺は特に気にしないけど……まあ好きにやらせておこう。
「まあいいわ。入るなって言うんだったら仕方がないわよね。入れない分私の仕事は減るでしょうし、かまわないわ」
「何を言っているのです? その分は別に仕事をしてもらいますよ」
「ええ~。なんでよ~。働きたくない~」
だが、先ほど働く事を了承したにも関わらず、そんな事を言っていまだに動こうとしないケイノア。
そんなケイノアを無視してイリンは綺麗に一礼した。
「ではご主人様私たちは少しの間掃除をいたしますので、ご不便をおかけしますがしばらくお待ちください」
「ああ、わかった」
以前収納で椅子の形に切り取った岩を、取り出して座る。
イリンは動きたがらないケイノアを引き摺って連れて行こうとしてる。でもそのまま引き摺ると、階段で腰とか足を打ちまくると思うんだけどいいのか?
「ねぇ~、本当にやるの~? 私まだご飯も食べてないのよ~?」
ああ、そういえばこいつの馬鹿な行動で忘れてたけど、昼飯の差し入れに来たんだった。
俺は収納から途中の屋台で買った昼食を収納から取り出して掲げる。
「ケイノア。お前に昼飯買ってきたんだけど……」
「ほんと!? わあああ! ありがとう!」
「買ってきたんだけど、食べるのは掃除が終わってからな」
「そんな! 私昨日から何も食べてないのよ!? そんな状態で働けって言うの!?」
「お前が変なことをしなければもう食べてられたはずだ。自業自得と思って諦めろ」
「ほら、行きますよ」
「ああ~……」
動こうとしないどころか、俺の持つ昼食目掛けて進もうとするケイノアは、イリンに担がれて二階に上がっていった。
「さて……」
収納からイリンのために新しく作っている収納具の設計図を取り出し、研究を始める。
「でもこれ以上どうしたものかな……」
今度渡そうと思っているのは鞄ではなく装飾品型のものだ。
前回イリンに渡したものは、一般に出回っているような鞄型のものだった。だが、それは確かに収納と同じように物をしまうことはできるが、収納の魔術がかかっているわけではない。
正確に言うのなら、全く収納の魔術が使われていないのではなく、収納の魔術の一部が鞄に付与されているといったものだ。
その一部とは、空間に干渉して歪めるというもの。わかりやすくいうのであれば『空間拡張』といったところか。
だが、拡張である以上は限界があるし、鞄から取り出さないといけないという制限がある。
普通ならそれでもかまわないのだろうが、どうせ渡すのならもっと良いものを渡したい。俺の趣味というか、暇つぶしも兼ねているが。
まあそんなわけで『拡張』ではなく『収納』の魔術を込められた魔術具を作ることができれば、今までの鞄型よりも使いやすいはずだ。
本来の収納魔術の使い手よりは劣るかもしれないけど、それでも便利にはなるだろう。
だが、ここで問題がある。
『拡張』ではなく『収納』を込めようとすると、魔術を込めること自体はできるのだが、その魔術具を使うときに使用者の魔力をかなり消費するのだ。だからこそ、みんな便利なはずの装飾品型の収納具は作らないし、広まらない。
一部の王族とかは緊急時用に薬とか入っているものを持っているらしいが、基本的には使わないらしいと、召喚時に与えられた脳内辞典に記されていた。
それはともかく、だからこそその魔力の消費の件をどうにかしたくてケイノアをここに泊める事にしたんだが……
「あいつ、ほんとに役に立つんだろうか?」
そうであって欲しくないと思いながら、俺は新たな収納具の設計を見直していった。
「え? な、なによっ。仕事ってなにするのよ。どうせ掃除とか料理とかそんなのでしょ? まだ貴方達ここに住んでないんだから、やることなんてないでしょ?」
ケイノアの言う通り、俺たちはまだこの家でまともに生活したことはない。ほとんど入ったこともないのだから、掃除するような場所なんてないだろう。
「いいえ。貴女には──」
「やっぱり奉仕しろっていうの!?」
イリンが何かを言おうとしたところでケイノアが遮った。
こいつはまたその話を持ち出すのか……。こいつの中の人間像はどうなってるんだ?
……よくよく考えてみれば、人間──主に王国の奴らだが──は亜人種に対して結構酷い扱いしてたな。ケイノアの言葉も分からなくもないかな。最初にイリンの里に行った時も似たようなこと言われたし。
「違います。なにをバカな事を言っているのですか。そんな事をさせるぐらいなら私が──いえ、そうではなく、貴女には掃除をして頂きます」
「掃除? 全然汚れてないじゃない」
確かに俺から見てもそう汚れているようには見えない。
というかイリンさん? 貴女今なに言いかけてたんですかねぇ。
「外の貴女が落ちた場所もそうですが、貴女が入っていた部屋を清めるのを手伝って頂きます」
なるほど。確かにそれならやる事もあるのかもな。掃除が必要なほど汚れているとは思わないけど。
「ああそれと、貴女には手伝って頂きますが、あの部屋に入ることは認めません」
「あの部屋?」
「貴女が入っていた部屋です。あの部屋はご主人様のお部屋ですので貴女が入ることは認められません」
「え? 流石にもうなにもしないわよ?」
「認めません」
「そう? なら私はそれでもいいけど、入った方が効率が──」
「ダメです。ご主人様に貴女の匂いが移ったらどうするのですか」
ああ。まあそういう事もあるかもしれないな。俺は特に気にしないけど……まあ好きにやらせておこう。
「まあいいわ。入るなって言うんだったら仕方がないわよね。入れない分私の仕事は減るでしょうし、かまわないわ」
「何を言っているのです? その分は別に仕事をしてもらいますよ」
「ええ~。なんでよ~。働きたくない~」
だが、先ほど働く事を了承したにも関わらず、そんな事を言っていまだに動こうとしないケイノア。
そんなケイノアを無視してイリンは綺麗に一礼した。
「ではご主人様私たちは少しの間掃除をいたしますので、ご不便をおかけしますがしばらくお待ちください」
「ああ、わかった」
以前収納で椅子の形に切り取った岩を、取り出して座る。
イリンは動きたがらないケイノアを引き摺って連れて行こうとしてる。でもそのまま引き摺ると、階段で腰とか足を打ちまくると思うんだけどいいのか?
「ねぇ~、本当にやるの~? 私まだご飯も食べてないのよ~?」
ああ、そういえばこいつの馬鹿な行動で忘れてたけど、昼飯の差し入れに来たんだった。
俺は収納から途中の屋台で買った昼食を収納から取り出して掲げる。
「ケイノア。お前に昼飯買ってきたんだけど……」
「ほんと!? わあああ! ありがとう!」
「買ってきたんだけど、食べるのは掃除が終わってからな」
「そんな! 私昨日から何も食べてないのよ!? そんな状態で働けって言うの!?」
「お前が変なことをしなければもう食べてられたはずだ。自業自得と思って諦めろ」
「ほら、行きますよ」
「ああ~……」
動こうとしないどころか、俺の持つ昼食目掛けて進もうとするケイノアは、イリンに担がれて二階に上がっていった。
「さて……」
収納からイリンのために新しく作っている収納具の設計図を取り出し、研究を始める。
「でもこれ以上どうしたものかな……」
今度渡そうと思っているのは鞄ではなく装飾品型のものだ。
前回イリンに渡したものは、一般に出回っているような鞄型のものだった。だが、それは確かに収納と同じように物をしまうことはできるが、収納の魔術がかかっているわけではない。
正確に言うのなら、全く収納の魔術が使われていないのではなく、収納の魔術の一部が鞄に付与されているといったものだ。
その一部とは、空間に干渉して歪めるというもの。わかりやすくいうのであれば『空間拡張』といったところか。
だが、拡張である以上は限界があるし、鞄から取り出さないといけないという制限がある。
普通ならそれでもかまわないのだろうが、どうせ渡すのならもっと良いものを渡したい。俺の趣味というか、暇つぶしも兼ねているが。
まあそんなわけで『拡張』ではなく『収納』の魔術を込められた魔術具を作ることができれば、今までの鞄型よりも使いやすいはずだ。
本来の収納魔術の使い手よりは劣るかもしれないけど、それでも便利にはなるだろう。
だが、ここで問題がある。
『拡張』ではなく『収納』を込めようとすると、魔術を込めること自体はできるのだが、その魔術具を使うときに使用者の魔力をかなり消費するのだ。だからこそ、みんな便利なはずの装飾品型の収納具は作らないし、広まらない。
一部の王族とかは緊急時用に薬とか入っているものを持っているらしいが、基本的には使わないらしいと、召喚時に与えられた脳内辞典に記されていた。
それはともかく、だからこそその魔力の消費の件をどうにかしたくてケイノアをここに泊める事にしたんだが……
「あいつ、ほんとに役に立つんだろうか?」
そうであって欲しくないと思いながら、俺は新たな収納具の設計を見直していった。
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